【社会考】地方出身の私大生の食費は「1日653円」だって?

社会

おはようございます。今朝コロちゃんがワンコと散歩に出ますと、一面の青空が広がっていました。

コロちゃんは6時過ぎに散歩に出たのですが、今朝の日の出の時間は「午前5時51分」でしたから、もう太陽はだいぶ高くなっていましたね。

そして「強い風」も吹いていましたが、太陽の日差しの方が上回っていて、コロちゃんは「北風と太陽」の話しを頭に浮かべましたよ。

この「お話し」と違いコロちゃんは「コート」を脱ぎませんでしたが、太陽がサンサンと輝く中で気分はスッキリ気持ちよく歩いてきましたよ。

今日はどうやら「1日中晴れ」の予報が出ていますから、コロちゃんは「ベッドシート・カバー」の洗濯もしとこうと思いながら、帰宅してきましたよ。

こんな「晴天の日々」ばかり続いてくれると嬉しいのですけどね。

そんな気分の良くなったコロちゃんが、今日は「地方出身の私大生の食費は1日653円だって?

」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「地方出身者の私立大学入学費用が過去最大になったよと、首都圏には私立大学の3割が集中しているよ」

☆「私大生の受験から入学までの費用が過去最高だよと、高等教育費の負担に50代の親は耐えられるのか?」

☆「教育格差を拡げない方法はあるのか?と、コロちゃんと自宅外通学者の親」

1.「地方出身者の私立大学入学費用が過去最大になったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「私大『受験→入学費』が最高/首都圏231万円、宿泊代高騰」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは、昨年もこの「東京地区私立大学教職員組合連合」の「調査結果」を読んだことあるなー、と思いながらこの記事をジックリ読んでみることにしましたよ。

記事では「2024年に首都圏の私立大学に入学し、自宅外から通う学生の受験費用や入学金、敷金・礼金といった『受験から入学までの費用』は・・・過去最高の231万4781円だった」と報じていましたよ。

これって「首都圏に住む受験生」は、これよりもはるかに安い「受験から入学までの学費」で済むわけですよね。

ということは、「地方住む受験生」と「首都圏に住む受験生」の「進学格差」になるわけですよね。

そんなことを考えながら、コロちゃんはこの「東京地区私立大学教職員組合連合」の「調査結果」を探して読んでみることにしましたよ。

なお、この「日経新聞」の「私大『受験→入学費』が最高/首都圏231万円、宿泊代高騰」の記事をお読みになってみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

私大「受験→入学費」が最高、首都圏231万円 宿泊代高騰 - 日本経済新聞
2024年4月に首都圏の私立大に入学し、自宅外から通う学生の受験費用や入学金、敷金・礼金といった「受験から入学までの費用」は、前年から1万2600円増え、過去最高の231万4781円だったことが28日までに、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。1人当たりの受験回数がやや減った一方で、交通

2.「首都圏には私立大学の3割が集中しているよ」

今日のテーマは「首都圏と地方の教育格差」です。

上記の「首都圏の私立大学の受験から入学までの費用が最大になった」とのデータを見る前に、その背景である「首都圏に大学が偏在している実態」を見ておきましょう。

現在「日本」には、全国で「796校(2024年)※」の大学があります。

(※旺文社:教育情報センターより)

そのうちの「国公立・私立大学」の数は、以下の通りです

◎「国公立・私立大学数」(小数点以下切り捨て)

①「国立大学 : 82校」(10%)
➁「公立大学 : 95校」(11%)
③「私立大学:592校」(74%)
④「合計  :769校」

https://eic.obunsha.co.jp/file/educational_info/2024/0624.pdf
(出典:旺文社教育情報センター:日本の大学より:4月30日利用)

ざっと「国公立・私大」の構成割合は、私立大学が7割以上、国立・公立大学は、それぞれ1割程度となっていますね。

そして、このうちの「首都圏※」にある「大学数」は、232校と全国の30%ほどが集まっています。都道府県別の内訳は以下の通りです。

(※首都圏:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)

◎「首都圏の大学数」

❶「東京都 :145校」
❷「神奈川県:33校」
❸「埼玉県 :27校」
➍「千葉県 :27校」
❺「合計数 :232校」

上記の様に、首都圏には全国の30%の「大学」が集中しています。

これだけの数があると、当然全国から「首都圏」を目指す高校生たちが増えるとなりますね。その結果、地方から「首都圏の大学」に進学する方が大勢出てきます。

しかし「東京圏出身者」は自宅通学できますが、「地方出身者」はアパートを借りて通学する(自宅外通学)こととなります。

そうなると「住居費」以外にも「生活費の負担」も増えてきますね。

「地方出身の受験生の親ごさん」にとって、この「進学費用」は大きな負担となっています。

上記した「首都圏に大学の3割が集中している」構造が、大学生の親の負担を大きくしているのです。その結果は、「首都圏在住者」と「地方出身者」の「進学格差」に繋がっていますね。

それでは次に、その「地方から上京した学生」の「受験から入学までの費用」を見てみましょう。

3.「私大生の受験から入学までの費用が過去最高だよ」

さて、やっと冒頭の新聞記事での「私大『受験→入学費』が最高/首都圏231万円、宿泊代高騰」の内容に入ることが出来ましたよ。

次から「東京私大協連(私立大学教職員組合連合)」の「 私立大学新入生の家計負担調査」を見てみましょう。

今回の2024年調査では。「受験から入学までの費用」が「過去最高を更新した」と指摘しています。

確かこれって、昨年も「過去最高」って言っていましたよ。だから「更新」なんですね。

①「受験から入学までの費用は231万円だよ(自宅外通学生)」

最初は「受験から入学までの費用」を見てみましょう。

「地方」からの入学者と思われる「自宅外通学」と、「東京圏」からの入学と思われる「自宅通学」の両方が調査されていますよ。下記でしたよ。

◎「受験から入学までの費用:自宅外通学」(1000円以下切り捨て)

➀「受験費用   : 27万円」
➁「家賃      :6万円」
➂「礼金・敷金  : 25万円」
④「生活用品   : 35万円」
⑤「初年度納付金:136万円」
⑥「合計    : 231万円」(過去最高)

◎「受験から入学までの費用:自宅通学」(1000円以下切り捨て)

➀「受験費用   :25万円」
➁「家賃     :  0円 」
➂「礼金・敷金  :  0円 」
④「生活用品    :  0円」
⑤「初年度納付金:136万円」
⑥「合計    :161万円」(前年微減)

http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/2024kakeihutanntyousa202504042.pdf
(出典:私大協連:私立大学新入生の家計負担調査:2024年度より:4月30日利用)

上記の「自宅外通学生」の「231万円の初期費用」は、過去最大だった昨年の「230万円」を1万円上回っています。

そして「自宅外通学と自宅通学の差」を、下に書き出しますね。

◎「受験から入学までの費用の比較」(1000円以下切り捨て)

①「自宅外通学者:231万円」(過去最高)
➁「自宅通学者 :161万円」(前年微減)
➂「その差    :70万円」

おー、やはり「東京圏住在者」と「地方住在者」の差は大きいですね。
(o゚Д゚)オー

なんと「初期費用」だけで70万円もの差がありますよ。それに気が付いたことなのですが、「自宅通学者」は「受験費用も2万円低い」のですよ。

この理由が何かは分かりませんが、ひょっとしたら「地方受験生の情報格差」によるものかもしれませんね。

②「毎月の仕送り額は8.8万円だよ(自宅外通学生)」

次にコロちゃんも注目する「仕送り額」を見てみましょう。コロちゃんは親の立場から読んでいますから、このような「毎月の出費の仕送り額」には特に注意して読みますよ。

◎「初年度の仕送り額」

①「5月の仕送り額    :10.1万円」
(前年より微増)
②「6月以降の平均仕送り額:8.8万円」
(前年より微減)
➂「家賃         :6.8万円」
(前年より微減)

http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/2024kakeihutanntyousa202504042.pdf
(出典:私大協連:私立大学新入生の家計負担調査:2024年度より:4月30日利用)

うーむ、「➀5月の10.1万円」は止むを得ませんが、その後の「ランニングコスト」の「毎月8.8万円仕送り」ってかなりキツイですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

それに「家賃も6.8万円」って高いですよ。

コロちゃんの現役時代の年収じゃ、これは無理だったかも・・・。
(。_。)コマッタ.ゴメンヨゥ…

現在の「地方出身の私大生の親ごさん」に、心から「お疲れ様です」と言いたいですよ。

これらの毎月出ていく出費(仕送り額)は、「首都圏に実家のある新入生」は大幅に安く済みます。

その「学生の生活費負担」は、「首都圏」と「地方」の「進学格差」として表面化していくと思われますよ

➂「1日の生活費は653円だよ(自宅外通学生)」

次に「自宅外通学者」の、「仕送り額・家賃・1日当たりの生活費」の平均を見てみましょう。これは皆さんも思わず涙がこぼれる結果となっていますよ。

◎「1日当たりの生活費:653円」(過去3番目に低い)

http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/2024kakeihutanntyousa202504042.pdf
(出典:私大協連:私立大学新入生の家計負担調査:2024年度より:4月30日利用)

コロちゃんは、これを読んでうなりましたね。
(´ヘ`;)ウーム…

これで「1日3食」食べられるのかな?
(´Д`)ハァ…

これでは、おちおち「牛丼:吉野家並盛:税込498円)」も食べられませんよ。

そして、この「自宅外通学生(地方出身者)」の親ごさんは、上記を見ても「毎月8.8万円の仕送り」をしているんですよ。

それだけの苦労をして仕送りをしても、なおかつ学生本人の「1日当たりの生活費:653円」ですよ。親は泣きますよ。
(。>ㅅ<。)ゴメンヨゥ…

この「1日当たりの生活費」の過去の最高値は、「1990年度の2460円」だったそうですよ。現在の653円の3.7倍ですね。

あの頃(1990年代)は「大学=レジャーランド」と揶揄されていましたけれど、現在から見ると「良い時代」でしたよ。30年以上たった現在とはエライ違いでしたよ。

④「初年度にかかる費用の自宅通学者と自宅外通学者を比較する」

上記で、「受験から入学までにかかる費用」として下記の内容を記載しました。

◎「受験から入学までの費用」(1000円以下切り捨て)

①「自宅外通学者:231万円」(過去最高)
➁「自宅通学者 :161万円」(前年微減)
➂「その差    :70万円」

http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/2024kakeihutanntyousa202504042.pdf
(出典:私大協連:私立大学新入生の家計負担調査:2024年度より:4月30日利用)

しかし、「自宅外通学者(地方出身者)」の場合には、「初年度にかかる費用」はこれだけでは終わりません。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「東京私大協連 入学の年にかかる費用」より

http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/2024kakeihutanntyousa202504042.pdf
出典:東京私大協連:私立大学新入生の家計負担調査:2024年度版:4月30日利用

上記の表は、「東京私大協連」が発表している「自宅外通学者」の「入学の年にかかる費用」です。下に書き出しますね。

◎「自宅外通学者の入学の年にかかる費用」(1000円以下切り捨て)

➀「受験から私立大学入学までの費用」
・「231万円」+
②「仕送り額(4月~12月)」
・「82万円」=
➂「入学の年にかかる費用」
・「313万円」

http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/2024kakeihutanntyousa202504042.pdf
(出典:私大協連:私立大学新入生の家計負担調査:2024年度より:4月30日利用)

上記のように「初年度」には「住居費」や「私大初年度納付金」が加わりますから、「自宅外通学者の初年度にかかる費用」は313万円ほどになります。

これが「首都圏に自宅」があり、「自宅」から通える「私大生」でしたら、まったく話が変わり、「➀受験から私立大学入学までの費用」が低く抑えられます(※)。

(※家賃・敷金・礼金・生活用品代がゼロ)

それに「➁仕送り額」はいらなくなりますね。せいぜい「お小遣い程度」ですむでしょう。以下で比較をしてみましょう。

◎「自宅外通学者と首都圏に自宅がある通学者の初年度費用」

➀「自宅外通学者:313万円」
②「自宅通学者 :161万円」
➂「その差   :152万円」

ざっと、上記のように「自宅が首都圏にある通学生」は、「住居費68万円」と「仕送り額82万円」が無くなりますから、152万円ほど安く済みます。

「翌年度」からの3年間も入れると、その差は更に大きく拡がりますね。

これを見ると「地方出身者」の負担増のハンデがハッキリ目に見えますね。

なお、この「私立大学教職員組合連合(東京私大教連)」の「私立大学新入生の家計負担調査」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。24ページありますよ。

http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/2024kakeihutanntyousa202504042.pdf

4.「高等教育費の負担に、50代の親は耐えられるのか?」

上記で「地方出身者」の「高等教育の負担」が、「首都圏出身者」の負担よりも年々拡大している様子を見てきました。

それでは、その「膨れ上がる教育費負担」に、「私立大学学部生の親ごさんの負担」が耐えられるのでしょうか?

現在30歳前後で結婚なさって子どもを授かると、ご両親はその時点で30~35歳ぐらいでしょう。

そのお子さんが18歳を迎える頃には、親ごさんは「50代前後の世代」の方が多いと思われます。

ところが「日本の企業社会」では、その「50代の賃金カーブがフラット化(削減)」され続けているのですよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「労働政策研究・研修機構 1976年・1995年・2023年賃金カーブ」より

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0405.html
出典:労働政策研究・研修機構 早わかり グラフでみる長期労働統計 賃金カーブより:4月30日利用

上記のグラフは、「労働政策研究・研修機構」が発表した「1976年・1995年・2023年の性別、年齢階級別の賃金カーブ」です。

まず「赤い線グラフが1995年の男性の賃金カーブ」です。そして「紺色の線グラフが2023年の男性の賃金カーブ」です。

「紺色の線グラフ(2023年)」が、「赤色の線グラフ(1995年)」より大分フラット化していることが分かります。

「日本の企業」は、この1995~2023年の29年間に「50代の雇用者の賃金」を下げてきていたのですよ。

上記グラフの「バックデータ」から、下に書き出しますね。

◎「1995年男性と2023年の男性の賃金比較」(1000円以下切り捨て)

➀「1995年」
・「20~24歳:19万円(100とする)
・「50~54歳:42万円(212)

➁「2023年」
・「20~24歳:22万円(100とする)
・「50~54歳:41万円(180)

上記を見ると、「1995年」では、50代(50~54歳)の男性は、20代(20~24歳)の2.1倍の「賃金」でした。

それが「2023年」には、50代(50~54歳)の男性は、20代(20~24歳)の1.8倍の「賃金」でしかありません。1995年比で12%の低下ですね。

上記のように、「50代(50~54歳)の男性の賃金カーブ」が、2023年では1995年に比べて大きく低下(12%減)しているのです。

もう一つ「厚生労働省」の「毎月勤労統計」の数字をご紹介しますね。これは「日経新聞の記事」で紹介されていました。

「毎月勤労統計」によると、「管理職の賃金増加率」は、2024年は部長級5.2%、課長級4.3%増と、「管理職の賃金」の伸びが高まっています。

しかし、「管理職の中のスタッフ職(指揮命令系統に属さない職)」の「賃金増加率」は、2024年に勤続20~24年は3.2%。25~29年は3.5%、30年以上は2.5%と低いのですよ。

下記に書き出して比較しますね。

◎「管理職の賃金増加率(2024年)」

➀「部長級:5.2%増」
➁「課長級:4.3%増」

➂「指揮命令系統に属さない職」
・「勤続20~24年:3.2%増」
・「勤続25~29年:3.5%増」
・「勤続30年以上 :2.5%増」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD145RT0U5A310C2000000/
(出典:日経新聞:3月25日記事:実態映さぬ賃上げ集計より:4月30日利用)

上記を見ると、日本企業は「年功賃金」で一番高い賃金を受け取っている「50代の賃上げ率」を、「スタッフ職(指揮命令系統に属さない職)」において低く抑えているのですよ。

そのカット分は「新入社員の初任給の増額の原資」になっているとコロちゃんは考えましたよ。

上記のように「50代の方の賃金カーブの低下」は、絶賛進行中なのですよ。コロちゃんは「ここで打ち止め」ではなく、今後も更に進行し続けると考えていますよ。

この「50代」というのは、「子どもの教育費」と「ご本人の老後の準備」を進める年代になります。

いつまで「地方在住者」の受験生の親ごさんは、お子さんの「首都圏の私立大学進学の費用負担」に耐えられるでしょうか?

コロちゃんは、今後「首都圏在住者」と「地方在住者」の「教育格差の拡大」が進行するのではないかと考えていますよ。

5.「教育格差を拡げない方法は?」

さて、上記で「地方出身者の私立大学入学費用が過去最大になった」ことを見てきました。

その結果「地方」から進学する「自宅外通学者」と、「首都圏」から進学する「自宅通学者」の「教育費負担」の差が大きく拡がって来た様子も見てきました。

このままでは、確実に「地方」から進学する「自宅外通学者」が費用負担に耐えられずに減少することが考えられますね。

その結果生じることは「進学格差」でしょう。それでは、その「進学格差」はどうすれば防げるのでしょうか。

コロちゃんは、以下の3つを考えましたよ。

◎「進学格差を防ぐ道」

➀「受験から私立大学入学までの費用・授業料を下げる」

②「家賃・生活費を下げる(物価を下げる)」

➂「受験生の親の所得を上げる」

うーむ、どれも難しいというか、出来っこないジャン!
(っ`Д´)っダメジャン

このように考えると、この問題の根底には「物価の上昇」があるのですよね。

「家賃・生活費が上がる」や「大学の受験から入学までの費用が上がる」のも「物価上昇」に対応したものです。

そのように考えていくと、「物価の上昇」が進む限り、この「地方」から進学する「自宅外通学者の親ごさん」の苦難は続くとなると思われますよ。

だからコロちゃんの結論は、もう「物価上昇」を止める政策に転換していただきたいと思っていますよ。

6.「コロちゃんと自宅外通学者の親」

さて最後の「コロちゃん話」ですよ。コロちゃんは「長男」が受験生となった時に、「自宅から通える学校」を探してリストアップしたことがありました。

パソコンにエクセルで一覧表を作成して、自宅から2時間以内で通学できる学校を、難易度順に記載していったのです。

コロちゃんの所得では、とても「アパートを借りた自宅外通学者の費用負担」には耐えれらないと考えたのですよ。

そのような準備の後に、いくつかの学校を選択し相談して「受験」してもらったのですが、最終的に入学した学校は、自宅からちょうど「片道2時間」かかる距離でした。

「長男」は「1年生の時」は、この「片道2時間の長距離通学」をしていたのですが、その後「2年・3年はアパート住まいをしたい」と申し出たのですよ。

そこでコロちゃんは、「妻」と相談して「アパート代の月5万円だけは出せるけどそれ以上は無理」と言ったのです。

「長男」は、「それでいいよ」と返事してくれましたよ。そして「アルバイト」で「生活費」を稼いで学校を卒業してくれましたね。もちろん「奨学金」も借りていましたよ。

この「アパート代月5万円」は、全て「妻がパート収入」をあてていましたよ。この時の2年間は、コロちゃん夫婦は「自宅外通学者の親」だったのですよ。

だから、今のコロちゃんは今日のテーマの「地方から進学する自宅外通学者の親の負担が最大になったこと」を、到底他人ごととは思えませんでしたよ。

当時のコロちゃんは、「アパート代月5万円」にヒーコラ言っていましたが、上記で読んだ昨年の「家賃の平均は6.8万円」でした。

コロちゃんは、「現在だったら無理だったな」と思いながら感慨深く読みましたよ。

そして、せめて「教育」ぐらい誰でもが受けられる「格差の無い社会」にしていただきたいと心から思いましたよ。

そうでないと「貧乏人の親」は救われませんよ。コロちゃんはそんな社会が実現することを望んでいますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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