【社会考】「令和臨調」の財政健全化の提言を読むよ

社会

おはようございます。今朝コロちゃんが、ワンコ散歩に出ました一面の青空が広がっていました。ここ数日毎日雨が続いていましたから、久しぶりの「晴れ間」になりましたよ。

特に昨日は「1日中」雨が降り続いて、ワンコとの散歩も近くの「道路の高架下」に3回も行きましたから、今朝のワンコは嬉しそうに歩いていましたね。

平年の「梅雨明け」は、だいたい7月15~20日頃になっているそうですよ。

今年も同じだとすると・・・、あと丸々1ヵ月以上もありますね。

コロちゃんは、昨日の「1日中降り続いた雨」で、もうげんなりしましたから「もう結構です!」と言いたくなりましたよ。

そんな梅雨の長雨に「イライラコロちゃん」が、今日は「令和臨調の財政健全化の提言を読むよ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「令和臨調が提言を出したよと、ペイ・アズ・ユー・ゴー(現金払い)を導入しろって」

☆「選挙でバラマキを社説が批判しているよと、バラマキするとコロちゃん世代にはお得だよ」

☆「コロちゃんと家計破綻した元同僚」

1.「令和臨調が財政健全化の提言を出したよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「債務残高25㌽下げ提言/GDP比財政健全化へ令和臨調」という見出しが目に入りました。

この「令和臨調」とは、経済界・労働界・学識者が結集して「衰退国家日本の立て直し」を目指して発足した「民間組織」です。

メンバーには、有名企業のトップがずらりと並んでいます。共同代表は4人いらっしゃいますが、コロちゃんが知っているような有名な方は「増田寛也氏(元日本郵政社長)」だけですね。

この「令和臨調」は、今年に入ってからも「少子化問題や政治資金改正問題など」の「提言」を次々に発表していますが、今回は「財政健全化の提言」を発表していますね。

コロちゃんは、この「令和臨調の提言」はいつも興味を持って読んでいましたので、さっそく探して読んでみましたよ。

次に内容を簡単にご紹介しますね。

2.「ペイ・アズ・ユー・ゴー(現金払い)を導入しろって」

さて、素人のコロちゃんが「国の財政への提言」を簡単にご紹介するなんて無謀な取り組みなのですが、理解出来る限りのまとめを書いてみますね。

提言は「持続的な社会の発展のための財政規律」と題して、以下の3点を提起しています。

①「2026年度以降の長期の『財政健全化目標』の設定」

ここでは「基礎的財政収支(PB)の黒字化」が、何度も目標を設定したにも関わらず、達成の先送りが過去6回にわたり繰り返されたことを指摘していますね。

最後の「先送り」は今年でした。本来の「2025年度達成目標」が、「PB 黒字化目標は2025~2026 年度と幅を持たせた表現」に後ずれしましたよ。

これは、昨年2024年の「4万円定額減税(5兆円規模)」などがあったためと言われていますね。なにしろ「5兆円」もバラマキがあったのですから「PB黒字化」が吹っ飛んでしまいました。

このような「繰り返される基礎的財政収支(PB)の黒字化の先送り」をやめろというのですから、実に真っ当な主張だとコロちゃんは思いましたよ。

具体的には「現在GDPの240%の基礎的財政収支(PB)を、10年以内に25~30%引き下げること」を提言していますよ。

だけど、そのためには「バラマキを止めること」が必要ですからね。果たして、それが今の「石破総理」に出来るかどうか・・・。今後注意して見ていきましょうね。

②「中期の財政フレームワークの導入」

これは「本予算」以外に、「補正予算」を膨らませたり、「特別会計」をつくったりすることが「財政膨張の隠れ蓑」になっていると指摘しているのですよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「令和臨調 毎年度の当初予算+補正予算」より

https://www.reiwarincho.jp/news/2025/pdf/20250610_001_03.pdf
出典:令和臨調 持続的な社会の発展のための財政規律より:6月12日利用

上記のグラフは、「令和臨調」が発表した「当初予算(青色)と補正予算(黄色)」です。この「補正予算(黄色)」にご注目ください。

これが「バラマキの原資」となっているのですよ。

この「補正予算(黄色)」を見ると「コロナ禍」の2020年に大きく膨れ上がっています。

その後は2021~2014年まで減少してきていますが、未だに「コロナ禍(2020年)前」の水準には戻っていません。

コロちゃんだって「最初の2020年(コロナ禍)」の補正予算の膨張は「無駄遣い」だとは言いませんよ。

だけど、「コロナが5類移行」に移行した2023年以降はもう元に戻すべきでしょう。

「コロナ禍の財政支出の増加」は、欧米ではもうすっかり元に戻っていますよ。「日本」だけが、未だに膨れ上がった「補正予算の膨張」がいつまでも続けられているのですよ。

「提言」では、「3年間の中期財政フレーム」を作成しろといっていますよ。その中で「重点政策と歳出総額(当初予算・補正予算の合計)」を決めろとしていますね。

③「毎年度の予算編成時の歳出ルールの設定」

ここでは「人口減少の中、恒常化する財政拡張を国民が支え続けることはあまりに非現実的」とキッパリと断言しています。

そして「ペイ・アズ・ユー・ゴーを原則とし、新たに恒久的な支出や減税を伴う施策を導入する際には、財源を同時に決定」しろとしていますね。

この「ペイ・アズ・ユー・ゴー」とは、個人では「現金払い」とか「その都度払い」を意味しています。

ただこの場合の「国家の予算」では、「支出や減税を行う際には、同時に財源も決める」というものです。

最近では、昨年2024年に「防衛力強化のための増税のうち、所得税についての増税開始時期を2025年以降に先送り」が決まっています。

このようなことは「もう止めろ」と「提言」では言っていますね。

コロちゃんには、上記の①~③の提言はどれも真っ当な主張だと思いましたよ。

ただ、このような「バラマキが出来なくなるような提言」を、今の「政府」が受け入れるかどうかは難しいだろなともコロちゃんは思いましたよ。

なお、この「令和臨調の財政健全化の提言」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

提言「持続的な社会の発展のための財政規律」を公表|令和臨調

3.「選挙でバラマキを社説が批判しているよ」

コロちゃんが、朝新聞をバサっとめくったら、2面の「社説の冒頭」に「自公は税の増収分を選挙でバラまくな」との見出しが目に入りましたよ。

これは「日経新聞」の「社説」ですよ。なかなか大胆な主張ですよね。

この「社説の書き出し」は、「これこそ選挙目当てのバラマキではないか」から始まっています。

「自民と公明党の両幹事長が、参院選公約の物価高対策として国民に現金などを給付する方針で一致した」ことへの批判の「社説」ですね。

コロちゃんは、「経済新聞」が「社説」でここまで堂々と「政権を批判すること」にちょっと驚きましたけれど、これって多分「多くの経済人の考え」を反映しているのでしょうね。

冒頭の「令和臨調の提言」もそうですが、本来保守的で自民党支持のはずの「経済人・企業経営者」の中から、「将来の日本の財政の不安」が噴き出しているのではないでしょうか。

上記の「社説」の最後には、以下の記載がありました。

「自民党の参院選公約を巡っては、石破首相が15年後の40年に平均所得1.5倍を目指すとの方針を唐突に打ち出した。」

「2%の物価上昇を前提とすれば、毎年、名目所得2.8%増、実質所得0.8%増と言い換えられる。目標としてあまりに低く、遠い」

コロちゃんも、この「石破総理の40年に平均所得1.5倍増」をこのブログで書きましたけど、それは「石破総理は2040年まで責任が取れないでしょう」という視点でしたよ。

コロちゃんよりも「日経新聞の社説」の方が辛辣ですよ。

うーむ、コロちゃんはもっと「過激な悪口」でも書かないとダメかなー?
( ̄へ ̄|||) ウーム

だけどコロちゃんは「ヘタレ」ですからね。やっぱり「コロちゃんはバラマキはキライです」ぐらいで押さえておきますよ。

なお、この「日経新聞」の「自公は税の増収分を選挙でバラまくな」の「社説」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

[社説]自公は税の増収分を選挙でばらまくな - 日本経済新聞
これこそ選挙目当てのバラマキではないか。自民党と公明党の両幹事長が10日、参院選公約の物価高対策として国民に現金などを給付する方針で一致した。財源には「税の増収分」を充てるという。効果と必要性の両面から再考を促したい。自公は4月、4万〜5万円の現金を全国民に配る案を検討したが、バラマキ批判で取りやめた経緯がある。この規...

4.「バラマキするとコロちゃん世代にはお得だよ」

さて冒頭で「令和臨調」の「財政健全化の提言」を見てきましたが、コロちゃんのような高齢世代は「財政健全化」なんかしないで「バラマキ」を続けてくれた方がお得なのですよ。

この理由を、次に書いてみますね。

上記の「提言」の中に「基礎的財政収支(PB)の黒字化」ってのがありましたよね。

これはどういう意味かというと、下記のイラストをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「財務省 プライマリーバランスとは何か」より

https://www.mof.go.jp/zaisei/reference/reference-03.html
出典:財務省 日本の財政を考えるより:5月1日利用

上記は「財務省」が発表した「プライマリーバランスとは何か」のイラストです。下に書き出しますね。

◎「財政の現状」

➀「歳入」
・「税収+借金」

②「歳出」
・「政策的経費利払い費+借金の返済」+「PB赤字」

③「①の税収+借金」と「➁の政策的経費利払い費+借金の返済」は同じ金額になる。

④「PB(プライマリーバランス)赤字だけが年々積み上がる分」

上記の最後の「④PB赤字」は「行政サービスのため借金している部分」です。これが、今では積み重なって総額が「1300兆円※」を超えています。

(※国の借金:2024年末時点で1323兆円)

これって、「コロちゃん世代」は返済しなくてもいいのですよね。だって毎年先送りしているんですからね。

「経済学」では、「タダ飯はない(フリーランチはない)」と言われていますから、この「借金」は誰かが返済するのですけど、誰なんでしょうか?

コロちゃん世代」が、この借金の返済をしないとなると、あと残るのは「現在の現役世代と将来世代の方々」ですね。ご苦労様ですね。
( >᎑•*))ヨロシクオネガイシマス!

ですから、現在「参議院選挙」に「給付金をバラマキする」という話が出ていますが、沢山バラまいてくれれば「コロちゃん世代」は「坊主丸儲け」ですね。

これらの返済は「現役世代と将来世代」がしてくれるのですからね。

だけどコロちゃんはちょっとだけ「心が痛み」ますよ。
c(・。・)チョッチダケヨ

だって「コロちゃん世代」は、充分かどうかはともかく「それなりに安定した年金生活」が出来ている高齢者が多いのですよ。

それが、将来は「年金の所得代替え率」が低下することがわかっている現在の「若い世代」に、「借金」のツケ回しがいくのですからね。

コロちゃんとしては、申し訳ない思いで「内心は忸怩」としていますよ。
m(*T▽T*)m オ、オユルシヲ・・

5.「かつて借金は悪という時代があったよ」

コロちゃんが、「少年」から「青年」になっていった1960年代から1970年代にかけての時代には、「借金は悪いものだ」との社会通念があったように思えます。

そもそも「一般庶民」には「借金をする相手」と言ったら「質屋」ぐらいしかなかったのです。まだ「サラ金」はほとんどありません。

今から振り返ると、当時の「日本」にはまだ「十分なお金が社会に供給されるだけの生産力がなかった」のでしょう。

「生産力」が無ければ、お金を供給したら「インフレ」になってしまいますからね。

ですから、当時の「日本」では「借金」が必要となると「親族共同体」のような内々で賄っていたのですよ。

そうなると「借金は恥ずかしいもの」との社会通念が生まれてきます。何しろ「借金の相手」が、いつも顔を合わせている親族なのですからね。

そのような背景のもとに、かつては「借金は悪」との観念が広く共有されていたのですよ。

今では「金融リテラシー」という言葉で、「借金」も甘いオブラートでくるまれていますが、その「いずれ返済しなければならない」という現実は、昔と変わるものではありません。

この「金融リテラシー」という言葉は便利なもので、「借金」をするのに心理的に何の抵抗がなくなります。

ただコロちゃんは思うのですよね。この「金融リテラシ―」で借金をする方の中から、一定数は「破綻に落ちてしまう方もいる」という事をですよ。

コロちゃんは、もう「70代となったおじいちゃん」ですから、昔の「借金は悪いものだ」という観念が心のどこかに残っています。

だから、「個人の借金」でも「国の借金」でも、行き過ぎた時の「危うさ」には敏感に反応しますよ。

「行き過ぎた借金の危うさ」は、過去も現在も変わらないものとコロちゃんは考えていますよ。

コロちゃんの生涯のモットーは「清く貧しく美しく」ですよ。
(✌•◡•✌)Vブイ☆

借金が重い

6.「コロちゃんと家計破綻した元同僚」

今日は「令和臨調の財政健全化の提言を読むよ」をテーマとして、その「提言」の中身をご紹介しながら考察してみました。

コロちゃんは、市井のおじいちゃんですから「国家の財政」にタッチすることなど思いもつかないことですが、最後の「コロちゃん話」には「家計破綻した同僚」の話しを書きますね。

時代は1980年代のコロちゃんが40代のころのことでした。コロちゃんの会社の同僚で、同じ年齢で田舎も同じヤツがいたのです。

彼は、「ズーズー弁(東北地方の言葉のなまり)」が抜けないヤツで、営業ではその「ズーズー弁」を生かして「面白いヤツ」との評判を得ていたヤツだったのですよ。

ところが後で聞くと「ギャンブルが好き」なヤツだったらしいのですよね。

コロちゃんは、一切「ギャンブル」には興味がなかったですから、そちらの付き合いはなかったのです。

ある日この「同僚」は、いきなり会社を退職したのです。

その理由を周囲の同僚に聞くと、「ギャンブルの借金」が積み重なって、請求が会社の電話にまで来ていたというのですよ。

コロちゃんは、小説などで「サラ金地獄の話」は読んだことはありましたが、身近な人が「ギャンブルで家計が破綻」などに陥っているのを見たのは初めてでしたよ。

彼はその後「自宅のアパートで1人で亡くなった」と聞きましたね。まだ50前の若さでしたよ。「死因」は不明だったようでしたよ。よほど「生活が荒れていた」のでしょうね。

この「亡くなった」という情報をどこから聞いたかというと、亡くなった彼は「会社」で「野球部」に入っていたのです。

彼は「身寄りがなかった」ようで、葬儀も出来ないという事で、かつて付き合いが深かった「会社の野球部の面々」が「葬儀」を取り仕切ったと聞きましたよ。

コロちゃんは、知り合いが「ギャンブル」などのお金の問題で「生活破綻」をしたことを、この時に初めて見聞きしましたよ。

しかし、いくら「ギャンブルが好き」でも「将来破綻すること」がわかりそうなものですけど、それでも目先の楽しさに「やめらないない人」がいるのですね。

うんうん、そうですね。将来「借金」が返せないほど積み上がっても、平気で「バラまく政治家」がいるぐらいですからね。
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン

人間とは、平気で「将来の危機」に目をつぶって、現在の「享楽」を追い求めるものだと教訓にしましょうね。

えへへ、ちょうど「良い例」がありましたよ。皆さん、無理な「借金」はやめましょうね。
(´罒`)エヘヘ

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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