【社会】「令和臨調」、期待してもいいのかな?

社会

おはようございます。最近はまるで5月に入ったような温かい日が続き、とても気分が良いですね。コロちゃんも、朝のワンコとの散歩が心地よいです。

コロちゃんは、最近の世の中のことで感じたことをこのブログでポチポチしていますが、「令和臨調」が、動き始めているようなので、ちょっとそれについて、今日はお話します。

1「令和臨調」って何?

「令和臨調」って、いきなり言われても、知らない方の方が多いですよね。

昨年2022年5月に、経済界・労働界・学識者が結手して「衰退日本の立て直し」を目指して発足した組織だそうです。

正式名称は「令和国民会議」(略称:令和臨調)と言います。

内容は、「統治構造」「財政・社会保障」「令和の国土構想」を提言するとなっています。

コロちゃんは、今年になってからこの「令和臨調」を知りまして、このブログで取り上げたことがあります。

そのブログをお読みになりたい方は、下記のリンクをクリックお願いします。

【社会考】「令和臨調」って何?

コロちゃんは、日本はこのままですと、衰退するばかりの、じり貧の道を進むしかないと、常々思っています。

ですから、このような影響力のある方々が、表立って出てきてくれたことに、驚きと喜びをもっています。

どこまでできるのかは、わかりませんが、ちょっと期待しているんですよね。

その「令和臨調」について、詳しく知りたい方は、以下のリンクをクリックお願いします

令和臨調|日本社会と民主主義の持続可能性に向けて
次の時代に持続可能な日本社会と民主主義を引き継ぐため、世代や立場を超えた有志による令和国民会議(令和臨調)を発足します。

では、その「令和臨調」の最近の動きを見てみましょう。

2.「臨調」が訴えているもの

今回の令和国民会議(令和臨調)は、1月30日に日銀の金融政策についての提言を発表しています。

その内容は「異次元緩和が過度な財政支出や規制改革の遅れを招いた」との指摘です。

そして「金融政策に経済の構造改革そのものを変える力があるというのは思い過ごしだった」と強調しています。

アベノミクスに対する強烈な批判ですね。

金融の長期緩和で広がったひずみとして、「生産性向上の遅れ」を強く指摘しています。

「超低金利やそれによって可能となった財政のばらまきでぬるま湯的な環境が生まれ、リスクに挑む企業が少なくなった」というのです。

そして「財政の信任も揺らぐ。日銀の国債保有率は22年に5割を突破。規律のゆるみで政府債務は国内総生産の2倍超に膨れ上がった」と手厳しい内容を突き付けているのです。

3.「令和臨調」賛同の超党派会議発足

先日4月13日に、「令和臨調」の趣旨に賛同する国会議員でつくる「日本社会と民主主義の持続可能性を考える超党派会議」が発足したと発表がありました。

参加した国会議員は、自民、立憲民主、日本維新の会、公明、国民民主5党の有志議員85人です。

自民党の小渕優子組織運動本部長らが代表世話人を務め、大島理森前衆院議長と立民の野田佳彦元首相が特別顧問だそうです。

まあ、超党派の議員団ですね。大物と言われる方もいらっしゃいます。

報道では、「最多の45人が加わった自民党で目立つのは、党内で絶滅危惧種扱いすらされがちな財政規律派の面々」とされています。

政治の世界では、野党がバラバラで頼りにならないですから、このような超党派の議員たちが出てきてくれたことを、コロちゃんは、評価しますよ。

ただ、どれだけのことができるのかを、まずは見てみないとなりませんよね。

4.えっ! こんなことあったの?

先日3月7日に「令和国民会議」との連携を進めようと、福岡市やつくば市など21の自治体首長が集まり令和臨調「市区町村長連合」(Mayors連合)が発足されたと報道があったようです。

なぜ、「あったようです」などというのは、コロちゃんは、まったく気が付かなかったのです。

マスコミの扱いが小さかったようですね。

コロちゃんは、上記の4月13日の「超党派会議」発足を読んで、ポチポチ調べていて、やっと気が付きました。

この「Mayors連合」の代表は、高島宗一郎福岡市長ですね。子育て支援や国土政策、多様性の尊重をテーマに提言をまとめる方針を明らかにしたそうです。

その方針は、「令和臨調との連携による国民運動を展開し、持続可能な社会をより良い形で次の世代に引き継いでいくことを目指します」としています。

その詳細は、以下のリンクで読むことができます。(設立趣意書、概要、参加者名簿)

お知りになりたい方は、以下のリンクをクリックして下さい。

基礎自治体の首長有志による令和臨調「市区町村長連合」が発足|令和臨調

はてさて、どのようなものでしょうか。今後この動きが拡大していくようだったら、それなりの影響力を持ってくるのでしょうけど、まだまだ分からないと、コロちゃんは思っています。

5.報道の扱いが小さくないの?

皆さんは、この上記でお知らせした「令和臨調」のことを知っていましたか?

コロちゃんは、以前ブログでお知らせしていますから(2月1日記事)、当然にして報道が行なわれれば、普通は気が付くのですが、今回は気が付きませんでした。

どうやら、目立たない報道だったようです。

この「令和臨調」は3年をワンサイクルとして活動をするということのようですが、まだ活動が見えてきていません。

今後、どのような動きをするのか、コロちゃんは、注意してみていきたいと思っています。

6.幅広い「国民会議」になれるのか?

今回21の自治体首長が結集したというのは、それなりの問題意識を持っている方が、一定数いらっしゃるということだと思います。

しかし、日本の自治体は、総数では1700ほどあると聞きますから、まだまだ広がりというのはこれからということでしょうか。

いずれにしろ、「国民会議」と名打つからには、大きく広がらなければ影響力は持てないと思います。

コロちゃんは、期待を込めて、見ていきたいと思います。

7.変わらない日本、変われない日本

ここ30年間、多くの政治家が登場しました。そのほとんどの政治家の方は「改革」を口にしています。しかし、そのすべての方は「結果」は出せていません。

下記のグラフをご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000173082_1.pdf

 出典:厚生労働省 近年の経済成長率と賃金上昇率の動向ー バブル崩壊後の直近20年間の動向を中心に ー より(4月20日利用)

上記のグラフを見ても、1990年のバブル崩壊以降の30年は1%に満たない成長しかできていないのです。

成長だけではありません。所得もそうです。下記のグラフをご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000173082_1.pdf
出典:厚生労働省 近年の経済成長率と賃金上昇率の動向ー バブル崩壊後の直近20年間の動向を中心に ー より(4月20日利用)

上記のグラフを見てもわかるように、所得もここ30年間ほとんど上がっていないのです。

「改革」と口にはしても、結果が出せないことしかできていない事実を直視しましょう。

やはり、日本は「変わらなければならない」と、コロちゃんは思っています。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Stefan SchweihoferによるPixabayからの画像
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