おはようございます。コロちゃんのリアルタイムは今午後4時です。ついさっきワンコの散歩を歩いてきたところです。
散歩の帰りに、近隣の「100円ショップ」へ寄って「隙間テープ」を購入してきました。
コロちゃんちの居間の引き戸は、隙間がちょっとあるので毎年「隙間テープ」を張り替えているのですよ。
古い「隙間テープ」は、自然劣化でだんだんと隙間がひろがってしまっているのですよ。もう張り替えましたので、これで今年の冬も暖かくすごせるとコロちゃんは満足していますよ。
今日は、昨日の記事の続きの「来年の年金アップ額は1.9%だって➁」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「来年の年金アップ額はすべての年金生活者の関心の的だよと、マクロ経済スライドで年金減額されると、不安は高まるよね」
☆「老後不安が広く拡がった社会となったよと、コロちゃんと老後不安」
1.「来年の年金アップ額はすべての年金生活者の関心の的だよ」
来年の「年金受給額の改定」は、来年1月24日に発表される予定となっています。
年金額の改定は、「前年の物価上昇率が発表される日(1月)」に公表されることに決まっているのです。それは「年金額改定」の計算に「前年の物価上昇率」が含まれているからですね。
ですから、今回発表になったのは、来年の「年金アップ額」の予測となります。
試算額を公表したのは「ニッセイ基礎研究所の上席研究員の中嶋邦夫氏」です。
その内容は、昨日のブログ記事でご紹介しましたが、3年連続で「マクロ経済スライド」が発動されています。
来年度の「年金アップ額は1.9%」で、今年「2024年の年金改定額の2.7%」よりも、「0.8㌽低い改定額」になると予測していました。
コロちゃんは、昨日の記事だ「マクロ経済スライド」が3年連続で発動されたことによる「年金減額」を「鬼だ!」と書きました。
しかし、その後に「中嶋邦夫上席研究員」のレポートを読む中で、そうも言えないと思いましたね。
そもそも「マクロ経済スライド」の年金減額システムは、「将来の高齢者」の年金額の低下を防ぐ仕組みです。
そして、そのメリット・デメリットは下記の通りです。
◎「マクロ経済スライドの現在と将来の年金生活者のメリット・デメリット」
➀「マクロ経済スライドがない場合」
・「物価上昇率が下落、年金が下がる」
・「実質年金額額を維持」
・「現在の年金受給者にメリット」
・「将来の年金受給者にデメリット」
➁「マクロ経済スライドがある場合」
・「物価上昇率が高い、年金が上がる」
・「実質年金額が低下」
上記のように、コロちゃんたち「年金老人」の選択肢は、「年金が下がるけど実質年金額は維持」と「年金は上がるけど実質年金額は下がる」の、どっちもイヤな2択しかないのですよ。
これじゃあ、将来の高齢者のために、現在のコロちゃんたちがガマンするか、それとも「年金制度」を全面的に変えるかしかないように思いましたよ。
なお、今日の記事は昨日の「【経済考】来年の年金アップ額は1.9%増だって➀」の続きです、まだ昨日の記事をお読みになっていない方は、下記のリンクよりお読みください。
2.「マクロ経済スライドで年金減額されると、不安は高まるよね」
コロちゃんは、昨日の記事で「マクロ経済スライド」」を、「年金老人」からお金を差っ引いていく「鬼のような制度」と書きました。
しかし、上記のように「中嶋上席研究員」に「マクロ経済スライド」の詳細を教えていただくと、そうとも言えないようにも思えてきます。
だって「将来の年金生活者の年金を守る」ための制度なんですから、ある意味仕方がないですよね。
しかし、今でさえ「年金だけ」では生活が成り立たない高齢者がいるのですから、「マクロ経済スライド」で年金が減額されるという事実だけで、不安は高まるのではないでしょうか。
その「不安を感じる高齢者」に対して、「実質年金額は維持されるよ」と言っても、それは「事実」ではあっても「説得力」はないでしょう。
コロちゃんは、もっと「年金制度の制度設計」を考えていただいて、「年金で不安がない老後生活」としてもらいたいと思いますよ。
コロちゃんは、現在の「経済低迷」の理由の一つに、社会に満ちている「老後の生活不安」があると思っているのですよ。
今の高齢者は「現在の生活不安」、そして今の若者は「将来の老後不安」ですよ。
現在の「日本」において、政府が把握している「貧困世帯」とは「住民税非課税世帯」です。
「石破総理」は年内の「経済対策」として、「住民税非課税世帯」に「3万円(+子ども1人あたり2万円)」を給付すると発表しています。
今の「日本」では、「貧しい世帯」とは「住民税非課税世帯※」なのですよ。
(※推定で1381万世帯)
そして、現在の「高齢世帯」の多くが「住民税非課税世帯」となっていることは、すでに広く知られていると思われます。下記をご覧ください。
◎「世帯主の年代別:住民税非課税世帯」(少数点以下切り捨て)
➀「20代 :24%」
➁「30代 :9%」
➂「40代 :9%」
④「50代 :11%」
⑤「60代 :19%」
⑥「70代 :34%」
⑦「80歳以上:44%」(ボリュームゾーン)
(出典:厚生労働省:国民生活基礎調査:2022年より)
上記を見ても分かりますが、「住民税非課税世帯」は「高齢者世帯ほど多い」のです。
「65歳以上で74%」を占めるとされています。そのほとんどが「年金生活者」でしょう。
これらの方々は「低い年金額しかない世帯」が大半でしょう。
当人たちも不安でしょうけど、これらの高齢者の在り方を、若い方たちも目の当たりにしているのです。
その結果起きていることは、「高齢者の将来不安」だけではなく、「若い方たちの将来不安」も拡がっているのではないでしょうか。
そして、それが「消費の低迷」や「経済成長率の減速」を招いているというのが、コロちゃんの見解ですよ。
だから「老後の不安のない社会」を目指すことが、「経済の再生」にもつながると思うのですが、いかがでしょうか?
3.「老後不安が広く拡がった社会となったよ」
コロちゃんは、「貧しい高齢者」だけではなく、「裕福な高齢者」の方たちや、「若い方たち」も将来不安でお金を使わない」のではないかと考えています。
そこで、今の社会に「不安」が、どの位広がっているのかを、内閣府の「世論調査」で見てみましょう。
➀「不安を感じているが5倍だよ」
最初は「日常生活への悩みや不安」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 日常生活への悩みや不安」より
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-life/2.html#midashi14
出典:内閣府 2023年(令和5年)国民生活に関する世論調査(12月7日利用)
上記は「内閣府」が毎年行っている「世論調査」の中の「日常生活で悩みや不安を感じているのか」という質問への回答です。下に書き出しますね。
◎「日常生活の中で悩みや不安を感じていますか?」(少数点以下切り捨て)
➀「不安を感じている :75%」
➁「不安を感じていない:15%」
上記の回答を見ると、「①不安を感じている75%」が、「不安を感じていない15%」の、なんと5倍ですよ。多いですよね。
この「不安」は高齢者のみではなく、広く今の社会に拡がっていますね。
➁「不安の理由は老後の生活設計だよ」
この「不安を感じている75%」方に、さらに「どのような不安か?」を聞いた回答が以下です。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 悩みや不安の内容」より
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-life/2.html#midashi14
出典:内閣府 2023年(令和5年)国民生活に関する世論調査(12月7日利用)
上記は、一つ上で聞いた「日常生活で悩みや不安を感じている」と回答した方へ「どのような悩みや不安か?」と聞いた回答(複数回答)です。
上位3位までを、下に書き出しますね。
◎「どのような悩みや不安を感じているのか」(複数回答)
➀「老後の生活設計について :63.6%」
➁「今後の収入や資産の見通しについて:59.8%」
➂「自分の健康について :59.2%」
上記の「世論調査」の調査対象者は、「全国18歳以上の日本国籍を有する者 5000人」です。
ですから、この「世論調査」に浮かび上がっている「老後への不安」は、一部の高齢者の間だけではなく、「全国民の間で広く拡がっている」とコロちゃんは考えていますよ。
4.「コロちゃんと老後不安」
上記を読んでいくと、皆さんは「コロちゃんには『老後不安』がないのか?」って、聞きたいなりませんか?
えっ、「そんなこと聞きたくないって?」
ヾノ´゚д゚`)ナイナイ
うーん、いけず! そう言わずに聞いてくださいよ。そうしないと、この話が終わらないじゃないですか。
「しょうがないな、聞いてやるよ! おい、コロ! お前には老後不安がないのか?」by読者様
┐(´д`)┌ヤレヤレ
うん、コロちゃんは「老後の生活設計」はもうできていますし、「収入や資産の見通し」も、「収入は年金だけ」で「資産はちょこっとだけ」ですね。
これでも「不安はない」ですよ。
最後の「健康について」は、「介護保険の要支援1」となっていますが、これは「成り行き任せ」ですよ。
コロちゃんは、「不安」については「考えない」と言う技を習得しているのですよ。
誰しもが、いろいろな「不安」を抱えることはありますよね。
コロちゃんは、「考える心」が不安がある方向に進みそうなときには、意図的に「考えない」と言う技を使っているのですよ。
コロちゃんは、若い時から「集中力があった」のです。
例えば「面白い本を読む」と、深夜の2時3時まで、6~8時間も続けて読み続けたこともよくありましたよ。
今でも2~3時間は平気で本を読み続けることが出来ますし、このブログ記事も8~9時間続けて書いた日もあります。
このような「集中力がある」と言うことは、その反面「悩み」があると、いつまでも「悩み」に集中して深堀りしてしまうのですよ。
若い時のコロちゃんは、そんな時に「悩み」から頭が離れなくなり、どんどん悪い方向に進んでしまっていたのです。
そこで、若きコロちゃんは、昔ある時期に「考えない」というテクニックを習得したのです。
今のコロちゃんは、いずれ必ず訪れるだろう「身体の衰え」や「心の病(認知症など)」の到来を、「考えない」ようにしているのです。
他にも、時々は「3年前に亡くなった妻」のことを思い浮かぶことはありますよ。だけど、そこから「悲しみに浸る方向」には進まないように心がけています。
だから、コロちゃんは皆さんにお伝えしますよ。
「悩みが多い方」は、それだけ「集中力がある方」なのですよ。いやな「悩み」を集中して考えることが出来るのですからね。
だから、そんな時には「考えない」と言う「テクニック」を習得することをお勧めしますよ。そうすれば「人生」の色合いが少し明るくなることは、間違いがありませんよ。
今日の記事は、来年の「年金アップ額は1.9%増」をテーマに、「年金老人コロちゃん」の悲鳴と慟哭のような考察を書いてみました。
コロちゃんも「年金マクロ経済スライド」の深堀りした知識が得られましたから、楽しかったですよ。
今日のテーマは、「年金をもう受給している高齢者の方」も、それに、まだまだ「現役の方」も知っておいて損はない知識だと思いますよ。
コロちゃんは、これからも「知識の深堀り」をしたいと思っていますから、また読みにお立ち寄りくださいね。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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