【社会考】「日本の総人口」過去最大の減少だって

社会

おはようございます。昨日は、コロちゃんちに3人の方々の訪問がありました。

誰かと言うと「ケア・マネージャーと、その新任者のお二人」+「社会福祉協議会の担当者」の計3名です。

コロちゃんは、先日に「介護保険の認定」の更新申請をしましたところ、今までと同じ「要支援1」の認定通知がきましたので、それを受けて「担当者会議」を行なったのです。

「担当者会議」はコロちゃんちで行ないましたので、「コロちゃん+3人=4人」とにぎやかな集まりとなりましたね。

この「担当者会議」とは、「ケアプラン」を作成した「ケア・マネージャー」が中心となって、介護者により良いサービスを提供するための情報を共有したり、意見を交換する場です。

ですから、現在「介護保険」を利用している高齢者は、みな1度は経験していると思いますよ。

コロちゃんは、すでにこの「介護保険」を2年以上利用していますから、今回の「担当者会議」では、今まで通り行なっていくという内容で合意しましたよ。

いつもはコロちゃんとワンコしかいない家ですが、久々に3人も訪ねて来たので、ワンコが落ち着きなくウロウロ歩き回っていましたよ。

コロちゃんは、今まで通り「介護保険」を利用出来て「訪問ヘルパー・訪問リハビリ」が利用できることになったので、一安心しましたよ。

今日のブログは「日本の総人口過去最大の減少だって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「日本人が86万人減少だってと、日本の人口のピークは2009年だったよ」

☆「外国人は増えたしもう移民だねと、年少人口は1992年以来毎年減少だよ」

☆「あまりにも甘い見通しじゃないの?と、見たいと欲する現実しか見ていない」

☆「コロちゃんと見たくない現実」

1.「日本人が86万人減少だって」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると、1面に大きく「日本人86万人減」との記事が目に入りました。

内容を読んでみると、先日の7月24日に「総務省」が「人口動態調査」を発表し、今年2024年1月1日現在の「日本の人口」が1億2156万1801人で、前年から86万1237人減少したと報じられていました。

コロちゃんは、「そりゃ大変だ!」と、さっそくこの「人口動態調査」をポチポチ探してみて見ました。

この「人口動態調査」によると、昨年2023年の出生数は「72万9367人」で調査開始以来最小となり、死亡者数は「157万9727人」と過去最多となったとしています。

そうなると「72万9367人(出生数)」ー「157万9727人(死亡者)」=「マイナス85万350人」の減少となっていますね。

この数字を見ていると、「死亡者数」は「出生数」の2倍以上だということがわかります。それでは人口は減るのが当たり前ですね。

2.「日本の人口のピークは2009年だったよ」

「日本」の人口がピークを迎えたのは、2009年の1億2707万6183人です。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省統計局 住民基本台帳人口の推移(日本人住民)」より


https://www.soumu.go.jp/main_content/000959269.pdf
出典:総務省統計局 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数
(令和6年1月1日現在)(7月26日利用)

上記のグラフは「総務省統計局」が発表した昭和43年(1968年)~令和4年(2022年)の「住民基本台帳人口」の推移です。

一目見てもわかる通り、大きな山の「2009年の1億2707万人」をピークとして、それ以降は右下がりに減少しています。

すでに「日本の人口のピーク」は過ぎ去ったのです。

今後も「日本の人口」は下がり続けるでしょう。それはいくら「少子化対策」を進めようと、減少ペースを少し穏やかにすることは出来るかもしれませんが、止めることは出来ないでしょう。

コロちゃんは、今年の4月に「国立社会保障・人口問題研究所」が公表した「将来推計人口」を見てみました。

それによると、「日本の総人口」は100年後の2120年に5000万人を割り込むと試算しています。人口減少はもう確定した事実なのです。

3.「外国人は増えたしもう移民だね」

上記の「人口動態調査」に戻りますが、「外国人の数」は、過去最多の332万3374人で前年比で32万9535人増えたとしています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 在留資格別外国人労働者数の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/001195787.pdf
出典:厚生労働省 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和5年10月末時点)より(7月26日利用)

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表している2008~2023年の「在留外国人労働者数の推移」です。

グラフの一番右端が昨年2023年の「在留外国人数」で、過去最大の約205万人となっています。

上記の「総務省の人口動態調査」では、今年2024年1月1日現在の外国人数は332万人となっていますから「在留資格のある外国人」と定義が違うのかも知れませんね。

しかし、上記のグラフを見てもわかるように急角度で「外国人労働者」が増えていることは間違いがありませんね。

コロちゃんは、「日本」は既に事実上の「移民政策」をとっていると考えていますよ。

4.「年少人口は1992年以来毎年減少だよ」

「人口動態調査」では、「年少年齢(0~14歳)」「生産年齢人口(15~64歳)」「老年人口(65歳以上)」も発表しています。下に書き出しますね。

◎「年齢階級別人口」

➀「年少人口(0~14歳):11.52%」(1992年以降減少が続く)

➁「生産年齢人口(15~64歳):59.71%」(1992年以降毎年減少し、令和5年に初めて増加。その後令和6年に再び減少)

➂「老年人口(65歳以上):28.77%」(1992年以降毎年増加)

もうわざわざ言わずとも「➂老年人口(65歳以上)」が年々増え続けており、「➀年少人口(0~14歳)」が逆年々に減り続けていることは明らかですね。

なお、この「生産年齢人口」ですが、昨年2023年からは「+0.07㌽」でしたが、その内訳を見ると「日本人住民:-0.01㌽」で「外国人住民:+1.58㌽」でした。

だから「生産年齢人口」を、前年2023年と比べて「横ばいだと安心」するわけにはいきませんね。「生産年齢人口」は「外国人住民:+1.58㌽増」の助けを借りて、やっと横ばいとなったわけですからね。

そして、コロちゃんにはこの「生産年齢人口の推移」で、懸念していることがあります。。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「財務省 生産年齢人口(15~64歳)の割合」より

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/03.pdf
出典:財務省 財政制度審議会  我が国の財政運営の進むべき方向より(7月26日利用)

上記のグラフは「財務省」が発表している、1970~2070年の「15~64歳の生産年齢人口の推移」です。

2020年以降は「予測値」ですね。

グラフの赤ラインが「日本」なのですが、今後の「生産年齢人口(15~64歳)」の推移は現在から6年後の2030年まではほぼ横ばいで推移し、その後は一気に急減するようです。

これを見ると、あと6年間の「生産年齢人口」は横ばいで心配ないかもしれませんが、その後の急減の予測を見ると、コロちゃんは不安を持ちますね。

5.「あまりにも甘い見通しじゃないの?」

上記のように、すでに「人口減少」の局面に入っている「日本」です。そして、その減少スピードは今後も更に進むことがグラフでも見て取れます。

しかし、今年4月に策定された「内閣府」の「中⻑期の経済財政に関する試算(対象期間:2034〜2060年度)」を見ると甘々の「将来予測」となっています。

この「中長期の経済財政に関する試算」では、2020~2060年の「実質GDP成長率」を3パターン予測しています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 実質経済成長率」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0402/shiryo_05.pdf
出典:内閣府 経済財政諮問会議 中⻑期的に持続可能な経済社会の検討に向けてより(7月26日利用)

上記の表は、2020~2060年の「経済シナリオ」3パターンです。

下記に書き出しますね。

◎「2020~2060年の経済シナリオ」

➀「現状投影シナリオ」
・「実質経済成長率:0.25%」
・「出生率:1.36」
・「労働参加:2045年度まで労働参加が一定程度進展」

➁「長期安定シナリオ」
・「実質経済成長率:1.2%」
・「出生率:1.64」
・「労働参加:2045年度まで労働参加が大きく進展(5歳若返り)」

③「成長実現シナリオ」
・「実質経済成長率:1.7%」
・「出生率:1.8」
・「労働参加:2045年度まで労働参加が大きく進展(5歳若返り)」

この3パターンの経済予測のどれに、将来の日本が着地できるでしょうか?

➀「出生率1.36はムリでしょう」

コロちゃんは、一番低い「➀現状投影シナリオ」でも危ういと思っていますね。

だってそれでも「出生率1.36」ですよ。2021年の出生率は1.30で、2022年は1.26と下がっていて、昨年2023年は1.20でしたね。

それが、「③成長実現シナリオでは1.8」で、「➁長期安定シナリオでも1.64」は絶対に無理でしょう。

一番低い「出生率」の「➀現状投影シナリオが1.36」の推定数字も実現性はゼロだと思いますよ。むしろ2025年以降は、間違いなく1.20を下回るのではないかと思いますね。

➁「コロちゃんは5歳も若返りませんよ」

もう一つだけ取り上げますね。

「全人口と生産年齢人口」の減少を補うためなのでしょうけど、上記の「➁と③のシナリオ」は「労働参加:2045年度まで労働参加が大きく進展(5歳若返り)」を前提としています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 労働参加率の前提」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0402/shiryo_05.pdf
出典:内閣府 経済財政諮問会議 中⻑期的に持続可能な経済社会の検討に向けて より(7月26日利用)

上記のグラフは2025年と20年後の2045年の、「年代別労働参加率予測」です。これは「予測」というよりは「希望」と言っても良いかと思われます。

要するに「55~74歳の方々の労働参加率」を、「それぞれの年代で5~22㌽上げて欲しい」というのです。

この様な「労働参加率の希望」で、今後の「人口減少と生産年齢人口減少」をカバーすることが「日本の中長期の経済財政政策」に組み込まれているのです。

たとえば「コロちゃんの70~74歳」を例にとると、「2025年36%」⇒「2045年56%」に20㌽上げてくださいということになっています。

下記に、各年代でどのくらい「労働参加率」を上げて欲しいのかを、書き出してみますね。

◎「労働参加率上昇㌽:内閣府希望」

➀「55~59歳:5㌽上昇」
➁「60~64歳:8㌽上昇」
③「65~69歳:22㌽上昇」
➃「70~74歳:20㌽上昇」(コロちゃんはココです)

コロちゃん年代は、2025年(36%)よりも20㌽も多く(56%)の方に働けというのです。鬼だ、鬼だ、鬼畜ですよ!
(๑ १д१)<ヒドイ!

だけど、これにははムリがある。実現性は低いと思いませんか?

このグラフの本文には「⾼齢層の労働参加率は過去20年間で5歳分若返り。今後も20年かけて、こうした若返りが継続するケースを想定」との記載があります。

しかし、過去の高齢者の「労働参加率」が上昇した実績7から、更に同じ上昇分の「労働参加率」が今後も増えると想定するのは、明らかに無理がありますよ。

コロちゃんは、この政府の経済財政諮問会議が作成した「中⻑期の経済財政に関する試算」は、あまりにも「甘い」将来予測だと思いましたよ。

なお、この上記の3つの「経済シナリオ」の真ん中の「➁長期安定シナリオ」は、「実質経済成長率1.2%」を想定しています。

しかし、2023年度までの10年間の平均成長率は0.5%どまりで、その前の10年間も0.7%でした。

これを見て行くと、上記の➁➂の成長のシナリオは、あまりにも現実とはかけ離れていると、コロちゃんは思いましたよ。

6.「見たいと欲する現実しか見ていない」

コロちゃんは、今日の「日本の人口過去最大の減少」という報道を読んで、これを「認められない・認めたくない」方々がいらっしゃるのではないかと思いました。

「出生率」を高く想定すれば「人口減少のスピード」を低く予想できますし、今まで働いていなかった「高齢者の労働参加率」を高く想定すれば、「生産年齢人口の減少」を覆い隠せます。

しかし、そんなことをしても「百害あって一利なし」で、いずれ「化けの皮」が剥がれます。中長期的には何の意味もないどころか、多くの方々を「誤道」することにもつながりかねません。

それとも、コロちゃんにはとても信じられないのですが、「専門家」の方々が本心から上記の➀~③のシナリオが成立するとお考えなのでしょうか。

コロちゃんは「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない※」とつくづく思いましたよ。

(※ローマ帝国皇帝のユリウス・カエサルの言葉)

7.「コロちゃんと見たくない現実」

これはコロちゃんの個人的なお話しなのですが、人生で「見たくない現実」にぶつかった時には、「見ないふり」をするのではなく「前に進んで」いましたね。

そしてコロちゃんは、そのような時に「のーてんきに何とかなるさ」のような「甘い見通し」はいつも持っていなかったですよ。

そのような時には、「最悪」と「最良の到達地点」を考えていましたね。

このお話は以前にもこのブログで書いたことがあると思いますが、今日はその「最悪の着地点」だった時の話をしてみますね。

コロちゃんは、個人的な志向として「リスクを最大限」にとって、「最大の成果」を求めることが好きなのです。

極めてリスキーな生き方ですね。その分「成功の確率は低く」なりますね。

そして「最大のリスク」をとった結果、「最悪の地点」に着地した時には、コロちゃんは「ちゃぶ台をひっくり返した」のです。

そしてそれからは「ゼロからの出発」をしたのですよ。具体的には、コロちゃんが30代の時に選択した「転職」がそのいい例ですね。

ただ、コロちゃんは「現実を見る」ことについては、いつもシビアに見ていましたよ。

「最大のリスク」を負いながら「最大の成果」を求める以上、「リアルな現実」は冷静に見ておかなければ「人生の選択」はできませんからね。

コロちゃんは、いつも「見たくないリアルな現実」でも、しっかり見てきたのですよ。

今日のブログは「日本の人口過去最大の減少」の報道から、その内容を簡単にご紹介して、その影響を一番受ける「政府の経済政策」の「甘い見通し」を書いてみました。

そしてコロちゃんは、いつもそんな「甘い見通し」は持っていなかったよと書いてみましたが、ちょっとつながりが苦しかったでしょうか。

「そんな日もあるさ」と、どうか笑って読み流してくださいね。コロちゃんのキャラクターを知ってもらえれば嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

hartono subagioによるPixabayからの画像
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