【経済考】「日本の企業」だったら、国内に投資しようよ!

経済

おはようございます。今朝のコロちゃんは、もうすっかり先日からの「体調不良」からは回復しましたよ。

先日コロちゃんは「前立腺がんの針生検の検査」のために、「大学病院」へ「2泊3日の入院」をしていたのですが、その後帰って来てからちょっと「体調不良」に襲われていたのですよ。

なになに、大したことはありませんよ。ただ「全身がだるく」て「目の奥が痛んだ」のですよね。ただそれも「3日間」ぐらいで無事回復しましたよ。

今のコロちゃんは、今度は「歯の治療」で悩んでいるのですよ。

いよいよコロちゃんの歯は、何本もグラグラになってきていて、昨日には歯医者さんで「歯を1本」抜いてもらってきましたよ。

この「抜いた歯」は、右側の一番奥の歯でしたから、別に「差し歯・入れ歯」をする必要はないのですよね。

しかし昨日の「歯医者さん」は、「そろそろ入れ歯を検討してください」と恐ろしい事を言っていましたね。

やだなー、いずれ「入れ歯になる」とは思っていましたけれど、もう少し先に延ばせないかなー?
c(`Д´c)つ ヤダナー

そんな「今度は入れ歯で悩むコロちゃん」が、今日は「日本の企業だったら国内に投資しようよ!」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「日本企業は利益の4割を対米投資につぎ込んでいるってと、日本の失われた30年の理由はこれだよ!」

☆「NISAの8割が海外投資へ流れているよと、海外進出・海外投資を進めたのは間違いだったのじゃないの?」

☆「コロちゃんとエレキット」

1.「日本企業は利益の4割を対米投資につぎ込んでいるって」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「トランプエフェクトに踊る日本企業、利益の4割つぎ込む米国の磁力」との見出しが目に入りましたよ。

コロちゃんは、普段から「日本経済が成長できないのは投資が足りないからだ」と考えていましたから、この見出しを読んで「がっかり」しましたよ。

だって「日本人だったら日本国内に投資しようよ」と誰だって思いますよね。「日本国内に投資」すれば、「日本人の社員も増えます」し、「給料」だって国内を潤すのですよね。

それに「建物」だって建てることになるでしょうし、その中の「機械設備」だって国内産業から調達することになるでしょう。

ところがこの記事を読むと、以下の投資が「アメリカ」になされることになっていますよ。

◎「日本企業の対米投資」

➀「日立製作所」
 ・「10億㌦超(約1500億円)」
 ・「米メリーランド州、バージニア州」

➁「日本製鉄」
 ・「110億㌦(約1.6兆円)」
 ・「USスチール買収」

➂「三菱重工や東芝」
 ・「最大1000億㌦(約15兆円)」
 ・「次世代原子炉」

➃「ソフトバンクグループ」
 ・「最大250億㌦」
 ・「大規模人工知能(AI)インフラ」

うーむ、凄い金額ですよね。清貧コロちゃんでは、とても「頭のキャパ」が小さすぎて、「お金のイメージ」が浮かびませんよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

そして、この記事では以下のように続けているのですよね。

「日本企業は足元、利益の4割を対米投資に振り向けている。法人企業統計を分析したところ、純利益総額101兆円の4割にあたる36兆円が対米投資の実行額だった」

ほらほら、ここを読んでなんかがっかりしませんか?
( ̄へ ̄|||) ウーム

だって「純利益の101兆円」の中身って、かなりの部分は「国内の日本人の社員の稼ぎ」ですよね。それを「日本国内や日本人」に還元しないで、「4割」もアメリカに持ち出しているのですよ。

コロちゃんは、「日本の企業」だったら「日本の成長のために汗をかいてよ」と言いたいですよ。

なお、この「日経新聞」の「トランプエフェクトに踊る日本企業、利益の4割つぎ込む米国の磁力」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

「トランプエフェクト」に踊る日本企業、利益4割つぎ込む米国の磁力 - 日本経済新聞
「ビリオンクラブ」に入らないと――。いま、米国でビジネスを手がける日本企業の間でこんな認識が急速に広がっている。富裕層の会員組織ではない。自社の対米投資をトランプ米大統領にアピールする際の条件のことだ。投資額がビリオンを意味する10億ドル(約1500億円)を超えないと米政権に相手にされなくなってきた。今秋に米東部メリー...

2.「日本の失われた30年の理由はこれだよ!」

コロちゃんは、「日本経済」が過去30年間以上「成長ができていない理由」は、以下にあると考えています。

◎「日本経済が成長できなかった理由」

①「賃上げ不足による消費支出の低迷」
②「企業の設備投資の低迷」

この2つをちょっと掘り下げて見てみましょうね。下記でしたよ。

➀「賃金が上がらないと消費は増えないから成長できないよね」

上記の「①の賃上げ不足」は、ここ30年間ほとんど「所得が上がっていないこと」ですよね。ちょっと「2000年以降の春闘賃上げ率」を書き出してみましょう。以下をご覧ください。

◎「主要企業春季賃上げ率」

➀「2001年:2.01%」
②「2002年:1.66%」
③「2003年:1.63%」
➃「2004年:1.67%」
⑤「2005年:1.71%」
⑥「2006年:1.79%」
⑦「2007年:1.87%」
⑧「2008年:1.99%」
⑨「2009年:1.83%」
⑩「2010年:1.82%」
⑪「2011年:1.83%」
⑫「2012年:1.78%」
⑬「2013年:1.80%」
⑭「2014年:2.19%」
⑮「2015年:2.38%」
⑯「2016年:2.14%」
⑰「2017年:2.11%」
⑱「2018年:2.26%」
⑲「2019年:2.18%」
⑳「2020年:2.00%」
㉑「2021年:2.18%」
㉒「2022年:2.20%」

㉓「2023年:3.36%」
㉔「2024年:5.33%」
㉕「2025年:5.52%」

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0402.html
(出典:独立行政法人:労働政策研究・研修機構:早わかり グラフでみる長期労働統計より:12月17日利用)

ふー疲れた。やっと書き終わったよ。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー

上記の「賃上げ率」の内の「2%は定期昇給分」ですから、実質的な賃上げ率はこれから「2%を引いた率」となります。

それにこの数字は「大企業」ですからね。「中小企業」も含めるともっと「賃上げ率」は下がりますよ。これでは「消費」が増えるわけはありませんよね。

やっとちょっと上がり始めたのは、上記での「㉒2023年の3.36%」からですよ。遅すぎますよ。

これが「日本経済が成長できなかった第1の理由」ですよ。

➁「設備投資が増えなきゃ成長できないのが資本主義だよね」

そして「第2の理由」は、「➁の企業の設備投資の低迷」です。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 民間企業設備投資の推移」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai31/shiryou1.pdf
出典:内閣府 新しい資本主義実現本部 基礎資料より:12月17日利用

上記のグラフは、「内閣府」が発表した1980~2023年度の「民間企業の設備投資の推移」です。下に書き出しますね。

「民間企業の設備投資の推移」(1000億円以下切り捨て)

①「1990年度:102兆円」
②「2000年度: 88兆円」
③「2005年度: 87兆円」
④「2010年度: 72兆円」
⑤「2015年度: 87兆円」
⑥「2020年度: 85兆円」
⑦「2023年度:101兆円」
⑧「2024年度:104兆円」(見込み)

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai31/shiryou1.pdf
(出典:内閣府 新しい資本主義実現本部 基礎資料より:12月17日利用)

うーむ、上記を見ると、ここ35年間にわたってほぼ横ばい(➃72兆円~➀102兆円)で全然増えていませんよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

上記を見るとハッキリわかりますが、「日本」は「設備投資が行なわれない」から「経済成長ができない」のですよ。

コロちゃんは、大声で叫びたいですよ。「日本の企業」ならば「海外へ投資する」よりも「日本国内で投資をしようよ!」とね。

3.「NISAの8割が海外投資へ流れているよ」

皆さん「NISA」をご存じですよね。今では若い方もこの「NISA」で積極的に「投資して資産形成」を進めている方も多いと聞きますよね。

しかし、これって「日本のお金の海外流出」なのですよ。「金融庁」が発表した「NISAの利用状況の推移」を下に書き出しますね。

◎「NISA利用状況の推移」

①「2014年: 3兆円」
②「2015年: 6兆円」
③「2016年: 9兆円」
④「2017年:13兆円」
⑤「2018年:16兆円」
⑥「2019年:18兆円」
⑦「2020年:21兆円」
⑧「2021年:26兆円」
⑨「2022年:30兆円」
⑩「2023年:35兆円」
⑪「2024年:53兆円」
⑫「2025年:63兆円」(6月末)

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20250924/2506nisa-graph.pdf
(出典:金融庁 NISAの利用状況の推移より:12月17日利用)

おー、大分増えましたね。上記の「⑪2024年:53兆円」が急増しているのは、2024年1月から「岸田元総理の新NISA」が始まったからです。
(o゚Д゚)オー

上記の、「NISA(少額投資非課税制度)」における「投資」は、そのほとんどが「海外投資」です。どのくらいの割合が「海外投資」に流れているのかを調べてみましたよ。以下でしたよ。

◎「NISA投資の現在位置」

➀「NISA累計買付額:63.1兆円(2025年6月末時点)」

➁「海外投資:約70~80%」
 (米国株〔S&P500〕や全世界株〔オルカン〕など)
➂「国内投資:約20~30%」
 (個別株投資、高配当株ETFなど)

➃「投資信託」
 (新NISAの「つみたて投資枠」は、約8割〜9割が海外株式型のファンド)
 (新NISAの「成長投資枠」は、米国株ETFなどが人気)

⑤「2024年1月〜6月の買付額(約13兆円)の内訳」
 (投資信託(主に海外株):約8兆円)
 (上場株式(主に日本株):約5兆円)

ふーむ、やはり「海外株式と海外投資信託」が多いですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム

一言で言うと、「NISAの個人の投資」は、その行き先のほとんどが「米国投資」なのですよ。

これでは「日本」が経済成長できるはずがありませんよ。「投資無くして成長なし」が「経済学の原則」ですよね。

だからコロちゃんは「投資を呼び掛けて、国内から資金を海外に流出させること」は「日本のためにならない」と思いますよ。

「投資」するなら「日本国内」に投資して「日本経済を成長」させましょうよ。そして「経済成長の果実」を「日本国民の全員」で受け取りましょうね。

4.「海外進出・海外投資を進めたのは間違いだったのじゃないの?」

ここまで書いてきてコロちゃんは思ったのですよ。「なぜ政府・マスコミは企業や国民に海外投資を勧めるのかな?」って。

だっておかしいでしょ。「政府」って「日本の政府」ですよ。それに「マスコミ」だって「日本の会社」なのですよね。

それなのに、どちらも競って「企業の海外投資」を勧めていますよね。

ちょっと振り返ってみると、「日本企業の海外展開」は、「円高」を背景に1980年代後半から1990年代にかけて大企業を中心に本格化しました。

その後の2000年代には、「海外進出」は「中小企業」や「非製造業」にも広がり、「現地生産・調達体制」が強化されてきました。

コロちゃんは、当時の自分の会社は「関係がなかった」ので、「ふーん、そうなの」とまったく無関心でしたよ。

しかし、今から振り返ると、そのような「海外進出」は「国内の投資と生産力の空洞化を招いた」と思っていますよ。

むしろ、今からでも「国内の投資」を増やして「日本経済」の成長を目指すのが、「日本の進む道」だとコロちゃんは思っていますよ。

5.「コロちゃんとエレキット」

今日のテーマは、「日本の企業だったら、国内に投資しようよ!」を考察してみました。上記でも書きましたが「投資無くして成長なし」ですからね。

何もわざわざ「お金と人材」を「海外に持って行くこと」は、「日本経済の成長に寄与しません」とコロちゃんは思っていますよ。

今「アメリカの成長」を手助けすることは、「日本国民」には何の利益ももたらしませんよ。

今日の最後の「コロちゃん話」は、1960年代の「おもちゃのエレキット」について書いてみますね。

コロちゃんは、過去を振りかえって「個人が投資を考える」ようになったのは「2000年代」に入ってからだと考えています。

今日のテーマの「投資話」のようなことは、庶民の世界では1990年代以前では誰も考えていなかったと思うのですよね。

それまでは「お金」というのは「いざという時に備えて貯めるものだ」と皆が思っていたのですよ。

だから「貯蓄か投資か?」の選択ではありませんよ。「投資」というのは、町内に1軒あるかどうかの「富裕層」・・・いや、そんな言葉もありませんでしたね。

数少ない「豊かな家」は、「お大尽」と呼ばれていましたよ。

当時の「投資話」などは一握りの「お大尽が考えること」で、「庶民には関係がない」といったところでしたよ。

それが変わったのは、2005年にあった「ホリエモンのフジテレビの買収騒動」のころからですよね。

その頃から「お金を持っている人が偉い」とか、「お金は貯めるのではなく投資して増やすものだ」との考え方が広く社会に広がっていきましたね。

それ以前の1960年代の「少年コロちゃんの時代」では、もちろん「お金は貯めるもの」と誰もが考えていましたし、子どもだったコロちゃんもそう思っていましたよ。

しかし、この時代では「子どものお小遣いは1日10円程度」でしたよ。この金額では「駄菓子屋」でちょっとお菓子を2~3個買えば無くなってしまいます。

当時のコロちゃんは、「ブタの貯金箱」を持っていましたが、その中と言えば「数枚の5円玉と10円硬貨」が入っているだけでしたよ。

なかなか子どもには「貯金」すらできない時代だったのですよ。
(ただ単に少年コロちゃんが貧しかっただけかも?)

そんな時代にコロちゃんにはどうしても欲しい「おもちゃ」があったのですよ。雑誌で見たのかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

それは「エレキット」という「電子部品」を組み合わせて、「ラジオ」や「何種類もの音・光」や「アラーム」などを自分で作ることができる「おもちゃ」でした。

この「おもちゃ」の特徴は、「穴があいている組立板」に「数種類の電子部品」を、設計図通りに「はめ込んで組み立てる」と、目指す「電子回路」ができあがると言うものでした。

その後も「電子部品」をバラバラにすれば、また別の「ラジオ」や「アラーム」などの「電子回路」ができあがるのです。

ところが、これのお値段がとてもコロちゃんのお小遣いを貯めたぐらいでは、とても手が届かなかったのですよね。

それで少年コロちゃんは、家の土間の通路の柱に「募金箱」を「お菓子の空き箱」を加工してセットしたのです。その表面には、以下の文章が書きこまれていました。

「おもちゃのエレキットが欲しい可哀想な少年コロちゃんに愛の手を」by少年コロちゃん

この時の少年コロちゃんは、たぶん「小学校3年生ぐらい」だったと思われますね。もちろん、その「募金箱」には「愛の手」は差し伸べられてきませんでした。

いつまでたっても、中身は空でしたよ、残念。

しかし、この後の記憶では少年コロちゃんは、その「エレキット」で遊んだ記憶が残っているのですよね。

たぶん「母上様」が、見るに見かねてコロちゃんにプレゼントをしてくれたのではないかと思われますね。

コロちゃんが、ネットで「エレキット/1960年代」を検索しても、少年コロちゃんが遊んだ「当時の形のエレキット」は見つかりませんでしたよ。

歴史の狭間に消えていった「エレキット」でしたが、今のコロちゃんの胸には「楽しかった思い出」を残してくれましたよ。

この当時のコロちゃんのフォトをご紹介しますね。

目がほっそ!

上記のフォトのコロちゃんは、たぶん小学校3年か4年生でしょう。見るからに「昭和の少年」ですよね。

自慢げに触っているオートバイには「SHOWA」のエンブレムが見えますよね。この会社は当時「マン島TTレース」に出場するなど、人気のある「オートバイメーカー」でしたよ。

今では、もう無くなってしまった「オートバイメーカー」ですね。

その後は「部品メーカー」となってから「ホンダの子会社」となり、2021年に「日立Astemo」に吸収合併されて解散しています。

今日の「コロちゃん話」は、貯金が足りなくて「募金箱」を作ったコロちゃんの話でしたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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