おはようございます。コロちゃんは昨日に「YouTube投稿」の第3話目の「【社会考】うつ病が増えているよ」を投稿しましたよ。
この記事の末尾に、URLを書いておきますから、是日見てお笑いくださいね。いやいやこれには苦労しましたよ。
どこが苦労したのかというと「YouTube」に投稿した動画の音量が低いのですよ。コロちゃんの声が聞こえにくいのですよね。
もちろん、スマホやタブレットの音声ボタンで大きくすることは出来るでしょうけど、多くの視聴者はそんな面倒なことはしないで、見るのをやめちゃいますよね。
もっとも「コロちゃんのYouTube動画」には、「多くの視聴者」などいないですけどね。
(。>_<。)ク-💦
まあ、この「YouTube動画」については、末尾で書きましょう。今日は「貧しい世帯が増えているよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「生活保護世帯数が過去最多になったよと、生活保護世帯の半分は単身高齢世帯だよ」
☆「生活保護者数は増えているのかな?と、生活保護の対象になる所得はどの位か?」
☆「生活保護費はどの位もらえるのか?と、貧困世帯数はもっと多いよ」
☆「コロちゃんと貧しい生活と、YouTubeへ3話目を投稿しましたよ」
1.「生活保護世帯数が過去最多になったよ」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「生活保護申請/最多25.5万件/昨年物価高が家計圧迫」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、自分の生活は「貧しい」と思っていますから、「社会の貧しい方たちの様子」はいつも注意してみているのですよ。
この記事を、じっくり読んでみると、「2024年の生活保護申請件数は25.5万件」で、「前年比0.3%増」で過去最多と報じていますね。
この2024年の「生活保護申請件数」の増加は、2020年から5年連続とも記載されています。その理由として「賃上げの効果は生き届かず、長引く物価高が家計を圧迫した」としていますね。
コロちゃんは、現在の「岸田前総理」から「石破総理」の「賃上げと物価の好循環の政策」について、普段から「好循環の輪から外れて物価高のみを受ける層がいる」と懸念していたのですよ。
もちろん「年金生活者のコロちゃん」も、「大幅賃上げがない層」の1人ですよ。
だからコロちゃんは、この「生活保護申請が増えたと報道」について「とうとう出てきたか」と思いましたよ。
それでは、次にこの「厚生労働省の発表文」を見てみましょう。

2.「生活保護世帯の半分は単身高齢世帯だよ」
コロちゃんは、さっそくこの新聞記事の「厚生労働省」発表の元ネタを探してみましたよ。そうしましたら「報道発表」と「詳細な結果」と二つのデータがありました。
以下のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 被保護実人員数と対前年伸び率」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hihogosya/m2024/dl/12-01.pdf
出典:厚生労働省:生活保護の被保護者調査(令和6年12月分概数)の結果を公表しますより:3月7日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した2023年12月~2024年12月の「生活保護人員数の推移」です。
これは「毎月の生活保護人員数の推移」ですから、だいたい200万人規模で推移しているのが見て取れます。
右端の棒グラフの「2024年12月の200万人」が、最新の数字です。その他の数字は、以下の通りです。
◎「生活保護数値:2024年12月」(1万人以下切り捨て)
➀「受給人員数: 200万人」
➁「受給世帯数:165万世帯」
③「内訳(受給停止中を除く)」
・「高齢者世帯 :90万世帯」
(うち単身世帯:84万世帯)
・「高齢者を除く世帯:74万世帯」
(うち母子世帯: 6万世帯)
うーむ、上記の「生活保護人員数の200万人」って多いのか少ないのかよくわかりませんよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
だけど「世帯」で見ると「世帯数165世帯」のうちの半分以上が「高齢者世帯90万世帯」で、しかもそのうち「単身世帯が84万世帯」って、ほとんどじゃないですか。
つまりコロちゃんのような「高齢単身世帯」の生活保護者が、「生活保護世帯」の半分を占めているってことですね。
コロちゃんは、この方々が「生活保護」から抜け出ることは難しいと思いましたよ。だってコロちゃんだって今から働くなんて出来ませんよ。
一旦貧困に陥った「高齢者」は、そこから抜け出すことは難しいのですよ。

3.「生活保護者数は増えているのかな?」
上記の「新聞記事」では「2020年から5年連続生活保護申請件数は増加」しており、その理由として「賃上げの効果は生き届かず、長引く物価高が家計を圧迫した」との記載がありました。
そこでコロちゃんは、この「生活保護者」の数が、過去にどのように推移しているのかを調べてみましたよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「厚生労働省 被保護人員の年次推移」より
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000908527.pdf
出典:厚生労働省:資料2:保護課より:3月7日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「生活費保護人員数の推移」です。
他にも「保護率・被保護世帯数」も出ていますが、この内から「生活保護人員数」のみを書き出しますね。グラフでは「緑色のライン」です。
◎「生活保護受給人員数の推移」(1万人以下切り捨て)
➀「1951年:204万人」(最大)
➁「1955年:192万人」
③「1960年:162万人」
④「1965年:159万人」
⑤「1970年:134万人」
⑥ 「1975年:134万人」
⑦「1980年:142万人」
⑧「1985年:143万人」
⑨「1990年:101万人」
⑩「1995年: 88万人」(最小)
⑪「2009年:176万人」
⑫「2021年:203万人」
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000908527.pdf
(出典:厚生労働省:資料2:保護課より:3月7日利用)
おー、「生活保護者数」のグラフは「大きなゆがんだWの字」を描いていますね。
(o゚Д゚)オオォォォ
「Wの字」の二つのボトムは、1975年と1992年ですね。
この後は「ボトム」から反転して「増加」に転じるのですが、この時に何がきっかけで「増加した」のかはわかりますよ。
「石油危機(1973年:第3時中東戦争)」と「バブル崩壊(1991年)」ですね。なるほど、世界の経済の動きと「生活保護者数」の増減は連動しているのですね。
ちょっとグラフを最初から見て見ましょう。以下ですよ。
◎「日本経済の大きな流れと生活保護者の増減」
➀「1951年 :朝鮮戦争中」(最大)
➁「1960~70年代 :高度成長」(減少)
③「1980年代 : 総中流社会」(減少)
④「1986~1991年: バブル」(減少)
⑤「1991年 :バブル崩壊」(減少)
➅「1995年 :生活保護」(ボトム)
⑦「1990年代後半 :金融危機」(増加)
➇「2011年~23年 :生活保護」(最大)
ざっと大きな流れとしては、出発点の一番左の1951年って言うと「①朝鮮戦争(1950~1953年)」の真っ最中ですよ。
コロちゃんは「歴史」で「朝鮮戦争特需」があったときいていましたけれど、それでも「200万人の生活保護者」がいたのですね。
(」゜ロ゜)」ナント
それが、「➁高度成長の1960年代~1970年代」に減り続けています。「1975年(石油危機)」に一旦「増加」しますが、直ぐに「減少」に戻っています。
そして、「③一億総中流社会の1980年代」を経て、「④バブル経済が1986~1991年」。その間も「生活保護者数」は減少し続けています。
更に「⑤バブル崩壊が1992年」になります。その後の「➅1995年:生活保護者数のボトム」が、戦後の最小数ですね。これ以降は急角度で「増加」に転じました。
「日本経済」の「失われた30年」の出発点は「⑤バブル崩壊1992年」ですけれど、「生活保護者数」で見ると、「1995年が一億総中流社会の終焉」だったと言えますね。
やはり「経済の変調」が「社会」へ影響するのは、数年のタイムラグがあるようですね。
その後の「⑦1990年代後半」からは「金融危機」が始まり、「現在まで続く生活保護者数の増加」に進んでいます。
これを「戦後日本の生活保護者数の推移」として俯瞰すると、最初の「1951年に204万人」で、その後「1995年に88万人」にまで減り、更に「2011年に203万人」となっています。
大きな「ゆがんだWの字」を描いていましたよ。
コロちゃんには、「日本社会」は「60年かけて元に戻った」ように見えましたよ。
最初は「生活保護者数が200万人」と読んで、多いのか少ないのかよくわかりませんでした。
それが、「戦後の歴史」を俯瞰すると「振出しに戻った」とは、何ともやりきれない思いを持ちましたよ。

4.「生活保護の対象になる所得はどの位か?」
さて、上記で「生活保護」についてを調べてみましたが、それでは「収入」がいくらぐらい以下だと「生活保護の対象」となるのでしょうか。
コロちゃんがポチポチ調べてみると、以下のようになっていましたね。
◎「生活保護を受けられる条件」
➀「収入が最低生活費以下」
➁「資産がない」
③「扶養義務者がいない」
④「働ける状態にない」
上記の「収入」とは「世帯収入13万円以下(年収156万円以下)」のようですね。ただ、この例は「東京都」の場合のようですから、住んでいる地域によって異なるようですよ。
ただコロちゃんは、この「世帯収入13万円以下(年収156万円以下)」を読んで、思わず「高齢者の厚生年金受給額」を頭に浮かべましたよ。
もちろんコロちゃんのような「単身高齢者の場合」ですよ。以下ですよ。
◎「平均厚生年金額:2023年」
①「男性:65歳以上: 16.9万円」(年収202万円)
②「女性 65歳以上:11.1」万円」(年収133万円)
https://www.mhlw.go.jp/content/001359541.pdf
(出典:厚生労働省:令和5年厚生年金保険・国民年金事業の概況より:3月7日利用)
これを見ると「男性は年収202万円」ですが、「女性は年収133万円」ですから「生活保護の対象」となりますよ。
普通に「40年間働いた会社員の女性」が、「生活保護の対象」となる「年金」しかもらえないとは、コロちゃんはどっか間違っていると思いましたよ。
ε=(・д・`*)ハァ…

5.「生活保護費はどの位もらえるのか?」
次に「生活保護費」ってどのくらい受け取れるかを、ちょっと調べてみましたよ。
「生活保護」の「最低生活費」は、「居住地や家族構成」などで決めるシステムとなっています。
「生活保護受給額」は、大体都市部は高くなり、地方では低くなります。お住まいになっている地域によって、「受給金額」が違うのです。
この「生活保護受給額」を、ネットでシュミレーションができるサイトがありました。コロちゃんは、自分のデータを入力してみましたよ。
「年齢70代」と「家族数1人」をポチっと入力したら、次はもう「生活保護受給額」が計算されて出てきます。
コロちゃんの「生活保護費(予想金額)」は、以下の通りでした。
〇「生活保護費:6万6640円」
〇「住宅扶助 :3万7000円」(持ち家の場合は支給なし)
(※生活保護費以外に家賃・医療費は別枠で支給されます)
いやいや、これは厳しい金額ですね。かなり低い金額ですよ。
(´ヘ`;)ウーム…
コロちゃんの場合は「持ち家」ですから、もし「生活保護費」を受給出来た場合は「月6.6万円」になりますね。「住宅扶助:3.7万円」は出ません。
(※持ち家のある方は売却した後でないと保護費は支給されません)
ちょっと、現在の「単身高齢者の平均生活費」を見ておきましょう。以下ですよ。
◎「単身無職高齢者:家計調査報告:2023年」(1000円未満切り捨て)
➀「実収入(年金ほか):12.6万円」
➁「支出 :15.7万円」
③「月収支 :-3万円」
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2023.pdf
(出典:総務省統計局:家計調査報告 家計収支編 2023年:平均結果の概要より)
上記のように「単身高齢者の平均生活費は月15.7万円」なのです。そして「毎月3万円」の赤字なのですが、それにはここでは触れません。
ちなみにコロちゃんの生活費は「月12万円程度」です。少し少ないですね。ねっ「清貧」でしょう?
(⁎•ᴗ‹。)ネッ*
これが「現在の大部分の高齢者の生活費」なのですよ。
それなのに「生活保護費は月6.6万円」ですから、普通の平均の単身高齢者の15万円の半分以下で暮らすのが「生活保護」なのですよ。
原資が「税金」ですから、仕方がないかも知れませんが、かなり厳しい生活になるとコロちゃんは思いましたよ。

6.「貧困世帯数はもっと多いよ」
上記で「2024年に200万人」もいるとされる「生活保護者」ですが、実際はもっと多いとされています。
「日本弁護士連合会」は、2006年に「生活保護の捕捉率19.7%」としたパンフレットを発表しています。
「生活保護捕捉率」とは、「生活保護の受給要件を満たす世帯の中で実際に受給している世帯の割合」を言います。
ですから「生活保護の捕捉率2割」と言うと、残りの「8割の世帯」は生活保護を受けられるにもかかわらず、受けていないとなりますね。
もし「捕捉率が2割」で計算すれば、上記の「生活保護世帯:165万世帯/200万人」の5倍の「825万世帯/1000万人」の貧困者がいることになりますね。
コロちゃんは、この数が大体実数だと考えていますよ。そしてこの7~8割が「高齢者世帯」でしょう。

7.「コロちゃんと貧しい生活」
コロちゃんは、ここまで書いて来て次の2つの事を考えましたよ。
◎「コロちゃんが考えた貧しい生活について」
➀「貧しい生活は、運が9割、個人の能力と努力は1割程度」
➁「貧しい生活でも楽しく生きられる」
最初に「①運が9割」とは、上記で見て来たように「1951年に204万人の生活保護者」が、その後「1995年に88万人」に減り、再び「2011年以降は現在まで200万人台を推移」しています。
一言でいえば「貧しい1950年代」から「1980~1990年代の一億総中流社会」を経て、再び「貧しい2010~2020年代」に、「Wの字の形」に時代が進んだのですよね。
この「Wの字」は、指標が「生活保護者数」ですから、上が「貧しい者が多く」下が「少なく」なります。
だから、そのどこの時代で生まれ育ったのかが「貧しい生活」を左右していたわけですよ。
もちろん「Wの字のボトム(1995年)」に育った方が一番有利(裕福)でしたね。そんな「生まれた時代」なんて選べるわけがありません。
だから「生活保護世帯」が一番少なかった「1980~1990年代」に育った方は、運が良かったとなりますよね。
「親ガチャ」という言葉もありますが、「生まれた親は選べない」し、「生まれた時期」も選べないのです。
個人の「能力や努力」は、その大枠の中でのせいぜい1割程度の「小さな違い」でしかないというのが、コロちゃんの考えですよ。
次の「②貧しい生活でも楽しく生きられる」というのは、コロちゃん自身の体験によります。
コロちゃんが少年時代だった1960年代は、みんなが貧しかったように記憶していますね。お風呂一つとっても「家に風呂がある」という家庭は少なく、みなが「銭湯」に通っていました。
それも「毎日」ではありません。週に1~2回ほどでした。
また、1960年代の「映画スター」に「加山雄三さん」がいますが、彼が主人公だった「若大将シリーズ※」では、「大学生の主人公がスキーやヨットで遊ぶ姿」が出てきていました。
(※若大将シリーズ:1961~1971年:全17作品:東宝映画)
この当時の若者の最大の娯楽は「映画」です。とても「スキーやヨット」などで遊ぶことが出来た若者はほとんどいませんでしたね。
だからこそ、当時の若者たちは「夢の世界」をのぞく楽しみを求めて、その「映画の世界」に通っていたのですよ。
そのくらい1960年代の若者たちは等しく貧しかったのです。
そのような1960年代に「少年時代」をすごしたコロちゃんには、「貧しい生活はデフォルト」です。
現在「70代」となったコロちゃんは、かつての少年時代と違って「毎日お風呂に入る生活」をすごせているのですから、思えば「ぜーたく」になったものですよ。
( ◍´罒`◍)エヘヘ
だからコロちゃんは、現在の「清貧ライフ」を楽しみながら生きていますよ。当時の貧しさに比べれば、現在はまだまだ「豊か」ですよ。
当時でさえ、若者たちは「貧しい中でも楽しみを見つけて暮していた」のですから、「現在の豊かさの中の貧しさ」程度を跳ね返す暮し方は出来ると、コロちゃんは思っていますよ。
これで今日の「話題」はおしまいなのですが、ちょっと「お知らせ」がありますので、蛇足で次に書きますね。もう少しお付き合いお願いしたします。

8.「YouTubeへ3話目を投稿しました」
昨夜にコロちゃんは「YouTube」に3話目を投稿しました。題名は「【社会考】うつ病が増えているよ」です。
この内容は、以前2月27日にこのブログで投稿した記事なのですが、その内容をコロちゃんが「動画で撮影」して、その後3月7日に「YouTube」にアップしました。
この記事は「note」という媒体へも投稿していたのですが、そちらでは現在までに「ビュー:51」「スキ:14」をいただいています。
前回までの「YouTube投稿」の第1話(2月11日)と第2話(2月25日)は、「音量が小さい」という欠点があったのですが、やっとこの「音量低下」が改善できました。
今のところ「2月に2話:YouTube投稿」が出来ていますので、出来れば今後は「1ヵ月に3話」ぐらいのペースで投稿出来ればいいなと思っていますよ。
下記にリンクを貼っておきますので、是非ご視聴いただき「年寄りの冷や水※」とお笑いください。
(※年寄りが若いものの真似をし、冷えた水を飲んで腹をこわすことから、年寄りが、歳も弁えず若い者の真似をすると碌なことが無い:江戸いろはかるたより)

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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