おはようございます。今朝のコロちゃんは、ワンコと寒い中を歩いてきましたよ。気温は14℃と、6月にはいったのに、めったにない「低い気温」でしたね。
今日の「最高気温は17℃」と天気予報で言っていましたから、どうやらこのまま「1日中寒い」ようですよ。
散歩から帰ってきたら、ワンコは直ぐに「こたつの中」に潜り込んでしまいましたから、まだまだ「こたつ」をしまうわけには行きませんね。
今年は「梅雨」が終わらないと「こたつなし」は、ちょっとワンコには厳しいようですよ。
と言っても、実はコロちゃんはいつも原稿を書きながら、足を「こたつ」に入れていますので「ワンコのため」を口実にしていると言われてもしょうがないですね。
いましばらくは、コロちゃんの足のつま先も「こたつ」のお世話になろうと思っていますよ。
そんな「寒がりコロちゃん」が、今日は「高齢求職者が急増しているよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「4月の高齢求職者数が過去最高水準になったよと、70歳代の金融資産なしは2割だよ」
☆「高齢者の自助・共助・公助は大丈夫なの?と、首都圏の介護は深刻だよ」
☆「低負担=高福祉では、持続可能性がないよと、コロちゃんと高齢就労」

1.「4月の高齢求職者が過去最高水準になったよ」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「高齢求職者が4月最高水準/年金抑制の影響も、人手不足が追い風」との見出しが目に入りました。
こんな「高齢求職者の話題」にコロちゃんが飛びつかないわけはありませんね。コロちゃんは、「パクッ」って噛みつきましたよ。
(´○`*)パクッ♡
この記事を読むと「4月にハローワークに申し込んだ65歳以上の新規求職数は12万3170人と過去最多になった」と報じています。
これを「厚労省」は、「物価高騰を背景に、生活費を補填するため仕事探しを始める動きがみられる」と報じていますね。
さらに「年金額」について、以下のことが記載されていました。
◎「現在支給されている年金額の物価スライドの状況」
➀「年金アップ額」
・「2025年6月支給分から1.9%の引き上げ予定」
②「物価上昇率」
・「2025年4月:前年同月比3.6%上昇」
上記のように「年金支給額」は、この「6月から1.9%アップ」されることが決まっていますが、足もとの「4月の物価上昇率は3.6%上昇」と、その差は1.7㌽にもなります。
このような「物価に追いつかない年金額」が、「高齢求職者が最多になった理由だ」と、記事では報じているのですよ。
さらにこの「記事」では、「①年金アップ額:1.9%」が「➁物価上昇率:3.6%」に追いつかない理由として、以下のことを記載しています。
◎「昨年2024年6月からの年金アップ率(2.7%)の参考指標」
➀「2023年の消費者物価指数:3.2%」
②「名目手取り賃金の変動率 :3.1%」
③「マクロ経済スライド :-0.4%」
④「年金アップ率計算式」
・「➁名目手取り賃金の変動率:3.1%」ー「③マクロ経済スライド:-0.4%」=「年金アップ率:2.7%」
上記のように、「❹年金アップ率計算式」は、①が②を上回る場合には必ず「②名目手取り賃金の変動率 :3.1%」から「③マクロ経済スライド※:-0.4%」を引いた率になるように設計されています。
(※マクロ経済スライド:年金の加入者の減少や平均寿命の延びを勘案して年金アップを抑制する仕組み)
上記の内容は、ちょっとややこしいのですが、一言で言うと「年金アップ率は必ず物価上昇率を下回る」ように設計されているのですよ。
しかもこの「マクロ経済スライド(年金減額措置)」は「3年連続で発動されている(-0.4%×3年間)」のです。当然にして「年金生活者」はその分受け取る年金額が低下しています。
これを記事では、「高齢求職者が最多になった」理由と示唆しているのですよ。
なお、この「日経新聞」の「高齢求職者が4月最高水準/年金抑制の影響も、人手不足が追い風」との記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「70歳代の金融資産なしは2割だよ」
コロちゃんは「70代のおじいちゃん」ですから、上記のような「高齢求職者が増えた」なんて聞くと無関心ではいられませんね。
多くの高齢者は、「将来の不安」から少しでも「貯蓄」を増やして「老後資金」を確保しようと働き続けているのでしょう。
コロちゃんは、自分と同じ年代の「70代の金融資産保有額」を調べてみましたよ。隣のおじいちゃんのサイフには興味がありますよね。下記でしたよ。
◎「70歳代:2人以上世帯の金融資産保有額」(小数点以下切り捨て)
➀「金融資産非保有 :20%」(ボリュームゾーン)
②「100万円未満 :5%」
③「100~200万円未満 :4%」
④「200~300万円未満 :3%」
⑤「300~400万円未満 :3%」
⑥「400~500万円未満 :2%」
⑦「500~700万円未満 :4%」
⑧「700~1000万円未満 :6%」
⑨「1000~1500万円未満:10%」
⑩「1500~2000万円未満: 6%」
⑪「2000~3000万円未満: 8%」
⑫「3000万円以上 : 19%」
https://limo.media/articles/-/84743?page=2
(出典:暮らしとお金の経済メディアLIMO:70歳代お金事情より:5月31日利用)
あっらー、両極端ですよ。びっくりですよ!
Σヽ(゜Д゜; )ノアッラー
上記を見ると、一番多いのは「➀金融資産非保有:20%」ですけれど、二番目は「⑫3000万円以上:19%」で、その間はほとんどが「10%以下」の一桁ですよ。
上記を見ると、コロちゃんの「70歳代」って「金融資産保有」については「勝ち組と負け組」がハッキリしているんですね。
もちろんコロちゃんは、お金のあるなしだけで「人生の勝ち負け」とは考えていませんよ。大切なのは「充実して生きること」ですからね。
だけど「70代で金融資産なし」だと「将来不安」は高まるでしょうね。
参考までに「70代の就労率」を見ておきましょう。以下でしたよ。
◎「70歳代の就労率:2023年」(小数点以下切り捨て)
➀「70~74歳:34%」
②「75歳以上 :11%」
(出典:令和6年版高齢社会白書より)
うーむ、コロちゃんと同じ「➀70~74歳は34%」ですか。3人に1人が働いていますね
( ̄へ ̄|||) ウーム
みんな頑張っているなー。
(*ノ´□`)ノガンバレェェェェ
だけど、今コロちゃんが感じているのは身体の変調ですよね。「70代」になるとだんだん体力も衰えてきて、少しずつあちこちの不具合が増えてきているのですよ。
ですからコロちゃんは、「70代の高齢者」に「働け!」と言うよりも、「リタイア生活」を楽しく過ごせる社会にして欲しいと思っていますよ。
だって「倒れる直前まで働かなければならない社会」って、イヤじゃないですか?
ヤダ(・д・ = ・д・)ヤダ
これは「高齢者」だけではなく、「若い方」たちでも同じだと思うのですよね。今日の「高齢者の姿」は、明日の「若者の姿」なのですからね。
コロちゃんは、上記の「金融資産非保有:20%」の70代の高齢者の方たちも「老後不安」を感じないで暮らせる社会を望みますよ。

3.「高齢者の自助・共助・公助は大丈夫なの?」
コロちゃんたち「高齢者の老後」については、よく「自助・共助・公助」と言われています。
この「自助・公助・共助」と言う言葉は、「介護の地域包括システム」以外でも「防災対策」などでも使われていますね。
また、過去には「保守的な方」たちから、順番が「自助が最初で優先する」と強調されたこともありました。
最初に「自助」についてのコロちゃんの考えを書きますね。
コロちゃんが考えるには、「高齢者」の場合はもう「自助」は「いっぱいいっぱい」ですよね。
だって、上記では「70歳代の就労率は70~74歳で34%」ですよ。もうこれ以上「自助のために働け!」とは、ちょっと無理なのではないでしょうか?
ヾノ゚д゚`)ムリダヨー
次の「共助」ですが、「高齢者」が老後に十分に世話をしてもらうためには「親族と同居」しなければ「共助」とは言えないと思いますね。
だけど、現在の「高齢者の子どもとの同居率」は以下です。
◎「高齢者(65歳以上)の子どもとの同・別居状況別割合:2022年」(少数点以下切り捨て)
➀「同居の子あり :19%」
②「同居・別居の子あり:13%」
③「別居の子のみあり :36%」
④「子どもなし :18%」
https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2024/T12-51.htm
(出典:国立社会保障・人口問題研究所:人口統計資料集2024:高齢者(65歳以上)の子どもとの同・別居状況別割合:2022年より:5月31日利用)
上記を見ると「高齢者が子どもと同居している世帯」は、「➀同居の子あり:19%」+「②同居・別居の子あり:13%」=「32%」です。
そして「子どもとの同居がない高齢者」は、「③別居の子のみあり:36%」+「④子どもなし:18%」=「54%」と半数を超えています。
コロちゃんの場合は、上記の「③別居の子のみあり:36%」に入りますね。「おひとり様」は気楽でいいですよ。
(´罒`)ニカッ
コロちゃんは、子どもたちに仕事を辞めて実家へ戻ってきて欲しいとは絶対に思いませんよ。
だからではないですけれど、全体の「3割しか子供と同居していない」現状をみると、もう「共助」もいっぱいいっぱいだと考えていますよ。
最後の「公助」ですが、次に現状を書いてみますね。

4.「首都圏の介護は深刻だよ」
コロちゃんは以前「長寿期リスク※」と言う本を読んだことがありました。
(※長寿期リスク:著:春日キスヨ:2024年:光文社新書)
この本で、著者は「80歳以上」で在宅暮らしを続ける時期の高齢者の生活を「ヨタヘロ期」と名付けています。
そして、誰しもが「ヨタヘロ期」になれば、誰かしらに「迷惑をかけて生きて行く」のだとしているのでした。
多くの人が望む「ぴんぴんコロリ」をかなえられる人は極めて限られていると認識した方がよいのですよ。
コロちゃんは、いずれ自分にも「ヨタヘロ期」が訪れてくるものだと覚悟していますよ。
そんな視線で「新聞」を読んでいたら、先日に「老いる首都圏、介護深刻」と言う見出しの記事が目に入りました。
その記事では「首都圏の1都3県は、2024年の65歳以上の人口が939万人となり、介護職員の不足が深刻」になっていると報じていました。
「厚生労働省の推計」によると、2040年時点で「全国の介護職員数」は、全国で「57万人の不足」となると推計されており、そのうちの「東京圏の不足数」は以下となっています。
◎「首都圏の介護職員の不足数」
➀「東京都 :7.6万人」
②「神奈川県:5.2万人」
③「埼玉県 :4.4万人」
④「千葉県 :3.9万人」
⑤「合計 :21.1万人」
コロちゃんが住んでいるのは「③埼玉県ですから4.4万人」の不足ですよね。だけどこれは「2040年時点の不足数」ですから、今から15年後ですね・・・。
うーん、コロちゃんが生きていたら80代後半・・・、生きていないよねー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
この記事では「家族にしわ寄せ」や、「離職で経済損失」との観点から、この「介護深刻の予測」を報じていますね。
コロちゃんが、この記事を紹介した理由は、「自助・共助・公助」のうちの「公助」が成り立たない状態になるのではないかとの懸念からですよ。
「公助」は、上記の3つの「助け」のうちの最後の砦です。
その「最後の砦」が、15年後に「張りぼての砦」となっていたのでは「将来の高齢者」が苦労することは目に見えていますよ。
次にコロちゃんの考えを書いてみますね。
なお、この上記の「日経新聞」の「老いる首都圏、介護深刻」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


5.「低負担=中福祉では、持続可能性がないよ」
さて、今日のテーマは「高齢求職者が急増しているよ」との知らせから、その理由と背景を調査・考察してみました。
そして「介護」の「自助・共助・公助」が将来危うくなりそうな実態であることも見てきましたよ。
結局「高齢者」は、将来の「介護への不安」から「働かざるを得ない」と考えているのでしょう。
そこでこれについてのコロちゃんの考えなのですが、別に難しく考えてはいませんよ。
一言で言えば、今までの「日本の福祉政策」は、「低負担=中福祉」で行なっていました。
世界を見渡してみると、「アメリカ」は「低福祉=低負担」ですよね。また「欧州」は、「高負担=高福祉」で成り立っています。
どちらも、それぞれ違いはありますが、「福祉と負担」が釣り合っていますから、いつまで続けても問題はありません。
それと違い「日本」では、「低負担=中福祉」で行なわれています。その差額は「毎年30兆円近くの借金※」となって積み上がっています。
(※2025年度予算案での国債発行額は28.6兆円)
これは、いつまでも続けることは出来ません。いずれは「持続不可能」となります。
だからコロちゃんの提案は、「高負担=高福祉」に切り替えることですね。
その理由は、別の選択肢を見てみましょう。以下ですよ。
◎「負担と福祉の関係」
➀「低負担=中福祉」(現在の日本はコレ)
②「低負担=低福祉」(持続可能はコレ)
③「中負担=中福祉」(持続可能はコレ)
④「高負担=高福祉」(持続可能はコレ)
上記の「➀低負担=中福祉」が「現在の日本」です。これを変えようとした場合、「現在の中福祉」を「低福祉」に切り下げようとすることは、まず出来ないでしょう。
現在の「重複のない年金受給者数」は4023万人(※)です。この全ての方が反対しますよ。
(※厚生労働省年金局「厚生年金保険・国民年金事業の概況」より)
そうなると、後の選択肢は「制度の持続性」を考えると、「③中負担=中福祉」か「④高負担=高福祉」の2者択一しかありません。
このどちらも「増税」を伴うでしょうから「反対は多い」でしょう。
どうせ「反対が多い」のだったら、後に「安心できる年金生活」が保障できる「④高負担=高福祉」を選びましょうよ。
そうすれば「高齢者の不安」を解消することが出来ますよ。
いずれにしろ、現在の「低負担=中福祉」は、いつまでも続けられるものではありませんよ。
コロちゃんは、思い切って「清水の舞台から飛び降りる※」つもりで「高負担=高福祉」に進んで欲しいと考えていますよ。
(※清水の舞台から飛び降りる:思い切った決断や大胆な行動:江戸時代に観音様に願をかけて飛び降りる人々がいたためこの言葉が生まれた)
そうすれば「若い方たち」も将来の不安もなくなりますし、「高齢者」も安心して楽しい老後を暮せるようになりますよ。

6.「コロちゃんと高齢就労」
今日の「コロちゃん話」は、「高齢求職」繫がりで「コロちゃんは高齢就労が出来なかった話」について書きますね。
コロちゃんは60歳の誕生日の1ヵ月後に「大腸がん」と診断を受けて、その後「手術・抗がん剤治療」に入りました。
今から振り返ってみると、「がん」が発覚したタイミングが絶妙だったんですよね。
コロちゃんは「大腸がん」が発覚する少し前の「60歳の誕生日」の翌日に、会社の規定により「退職と嘱託契約」のハンコを押していたのですよ。
コロちゃんは、その時点では「65歳まで働く意思」がありましたから、そのまま「退職と同時に嘱託契約」をしていたのですが、もしその「嘱託契約」をしていなければ大変なことになっていましたよ。
コロちゃんの「大腸がん治療」のその後の経過は、「いったん仕事に復職」したもののわずか1ヵ月でまた「休職」となってしまいました。
コロちゃんは、「抗がん剤の強い副作用」で働くことが出来なくなってしまったのです。
そうなると困るのは「生活費」です。
しかしコロちゃんは、「会社と嘱託契約」をしていたので「健康保険組合」から「傷病手当金※」が支給されたのですよ。
(※傷病手当金:支給金額はおおむね月給の2/3)
この「傷病手当金」は、「健康保険組合」から支給されるもので「国民健康保険(自治体健保)」にはありません。
ですから「非正規雇用」や「アルバイト」だったら、支給されないのですよ。
それを知った時にコロちゃんは、60歳の誕生日にそのまま会社を「退職」しないで良かったと思いましたよ。
その後コロちゃんは、最後まで「復職」を望んでいましたが、結局は「副作用」が改善せずに「傷病手当金」の支給期限の1年6ヶ月後に「会社を退職」せざるを得ませんでした。
ただ、その時点ではもう60歳を大分超えていましたから、その半年後には「年金支給」が始まりましたのでホッとしましたよ。
今振り返ってみていても、コロちゃんは「がんで休職・退職」となっても「生活費の不安」は感じないで済んでいます。
これは「運が良かった」のですよ。
コロちゃんは、「人生の終盤」」になってから「大腸がん・悪性リンパ腫」その後の「妻の肺がん」と、矢継ぎ早にいろいろな荒波が襲ってきました。
それでもコロちゃんは心から「運が良かった」と思っていますよ。
なにしろコロちゃんは「高齢就労は出来ませんでした」が、その後も何とか現在まで「家計をやり繰り出来た」のですからね。
これって「コップ」に水が半分入っているのを見て、「半分しかない」と見るのか「半分もある」と見るの選択に似ていると思いませんか?
コロちゃんは、人生のどんな局面でも「ポジティブな見方とネガティブな見方」の両方があると考えていますよ。
そもそも「ポジティブな見方とネガティブな見方」を考える時って、だいたい「切羽詰まっている時」が多いのですよね。
そんな時にコロちゃんは、なるべく「ポジティブな見方」を自分に言い聞かせるようにしていますよ。
最後は、ちょっと「説教臭い話」になっちゃいましたけど、これはコロちゃんが60歳の時に実際にあった正直な「心の動き」でしたよ。
どうせ「人生の終盤」になっているのだったら、やっぱり明るい気持ちで過ごしたいですよね。そんな「リタイア人生」をコロちゃんは目指して生きていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。

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