【経済考】「国民民主党」の消費税減税は妥当か?

経済

おはようございます。今朝のコロちゃんは、いきなり寒くなった気候に戸惑っています。

昨日は一日中「暑かった」のですよ。「最高気温」が30℃を越えた今年初めての「真夏日」でしたよ。ここ数日は、昼間はずっと暑かったものですから、コロちゃんはすっかり油断していました。

昨日などは、ワンコが居間のフローリングでべったり寝そべっていて、散歩中は「舌」を出して「ハーハー」していたのですよ。

そこでコロちゃんは、冬中に設置していた「ワンコ用の小さいこたつ」を、そろそろしまおうかと考えていたのですよ。

昨日は特に暑かったですからね。そうしましたら、今朝になって気候が一転し、朝の気温が14℃まで下がりました。

この気温だと、とても「半袖シャツ」では散歩が出来ません。コロちゃんは、上着を着こんで歩いてきましたよ。

そして、家に帰るとワンコは、そそくさと「こたつの中」に潜り込んでしまいましたよ。

やっぱり、まだまだ「寒い日」はありそうですね。コロちゃんは「梅雨の様子」を見るまでは「ワンコのこたつ」をしまうのはやめときますよ。

そんな「5月の寒さ」に震えたコロちゃんが、今日は「国民民主党の消費税減税は妥当か?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「国民民主党の消費税減税の政策を見るよと、物価上昇率プラス2%の賃金上昇は実現でするか?」

☆「昨年2024年の実質賃金はー0.5%だったよと、実質賃金、遠い1%目標だよ」

☆「消費税減税をどう考えるのか?と、経済学者も反対しているよ」

☆「朝三暮四の故事みたいだよと、コロちゃんと消費税導入と昭和のオヤジ」

1.「国民民主党の消費税減税の政策を見るよ」

コロちゃんは、先日「消費税減税」についての各政党の「公約」をこのブログで書きました。今日はこの内容をちょっと深堀りしてみたいと思いますね。

今日は、「消費税減税方針」の「国民民主党」の主張に焦点をあてて書いてみたいと思いますね。

多分今年の夏の「参議院選挙」は、この「消費税減税の是非」が焦点となるかと思われますね。まず「国民民主党」の「消費税減税」に関する方針は以下です。

◎「国民民主党の消費税減税方針」

①「消費税の税率を時限的に一律5%に引き下げ」
②「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現するまで減税を続ける」
③「財源は以下」
 ●「税収全体の上振れ分」
 ●「国債の発行」
 ●「特別会計の剰余金など」

この「国民民主党」は、食料品だけではなく「消費税の税率を時限的に一律5%に引き下げ」を主張しています。

簡単に言えば「消費税全部を5%にする」というのです。

他の党の「減税対象」は、全て「消費税のうちの食料品のみ」です。

「自民党」は「消費税減税」に否定的ですが、他の「公明党・立民党・維新」は全部「食料品の消費税率を下げるかゼロ」ですので、これですと「最大で年5兆円規模」なのです。

ところが「国民民主党の消費税一律5%引き下げ」だと「年10兆円規模※」になります。何しろ「消費税全体の1/2」ですからね。

(※2024年度の消費税収は23.8兆円)

しかも、それが「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現するまで減税を続ける」となると何年間になるかわかりません。大盤振る舞いですよ。

「国民民主党の玉木代表」は、この「財源」について以下の様にご発言なさっています。

「基本的に景気が悪くなったときにやることを前提にしているのでその時に新たな増税で賄うと、減税のための増税となり、景気対策としては意味がない」

「赤字国債の発行や、いわゆる外為特会を始めとした特別会計の運用益、あるいは基金の残高で不要不急のものを使うなど、ありとあらゆる財源を使って、消費税を引き下げたい」

上記のように「国民民主党」は「財源」には「赤字国債発行」も主張しています。これも「国民民主党だけ」ですね。

そこで今日コロちゃんは、果たして「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現する」との目標の実現可能性を調べてみたいと思いますね。

2.「物価上昇率プラス2%の賃金上昇は実現でするか?」

コロちゃんは、先日のブログでこの「国民民主党」の主張する「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現するまで減税を続ける」の「安定的に実現」は無理だろうと書いていたのです。

このコロちゃんの見方に、このブログの「編集長&株主様」から、「なぜ物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現することが無理かの理由を詳しく書いて」とご指示があったのです。

そこで今日は、「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現は可能なのか?」を取り上げてみましたよ。

まず、ここ数年の「物価上昇率」と「賃金上昇率」を見てみましょう。下記でしたよ。

◎「物価上昇率」(生鮮食品を除く総合)

①「2020年度:-0.4%」(コロナ禍)
②「2021年度: 0.1%」
③「2022年度: 3.0%」(コロナ5類)
④「2023年度: 2.8%」
⑤「2024年度: 2.7%」

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/nendo/pdf/zen-nd.pdf#page=4
(出典:総務省統計局:消費者物価指数:全国:2024年度平均より:5月23日利用)

◎「賃金上昇率」(現金給与総額:事業規模5人以上)

①「2020年度:-1.5%」(コロナ禍)
②「2021年度: 0.7%」
③「2022年度: 1.3%」
⑤「2024年度: 3.0%」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/24fr/dl/pdf24fr.pdf
(出典:厚生労働省:毎月勤労統計調査 令和6年度分結果確報より:5月23日利用)

うーむ、この「物価上昇率と賃金上昇率」の二つの比較でいいのかなー?
(´ヘ`;)ウーム…コレカナ?

この比較でいいのか、わかりませんけれど、取り敢えず「これで良し」と仮定してみましょう。

「国民民主党」の主張は「物価上昇率プラス2%の賃金上昇まで消費税減税を続ける」と言ったものでしたね。

上記の「物価上昇率と賃金上昇率の差」を計算してみましょう。下記でしたよ。

◎「物価上昇率と賃金上昇率の差」

①「2020年: 1.1%」(コロナ禍)
②「2021年: 0.6%」
③「2022年:-1.1%」(コロナ5類)
④「2023年:ー1.5%」
⑤「2024年: 0.3%」

あらら、こりゃ「物価上昇率と賃金上昇率の差2%」どころじゃありませんよ。「マイナス値」の年の方もありますよ。
( ¯ O¯)アララ!

これを「2%」まで上げるとなると先が長そうですけれど、別の指標の「実質賃金の動き」を次に見ておきましょう。

3.「昨年2024年の実質賃金はー0.5%だったよ」

「国民民主党」の主張は「物価上昇率プラス2%の賃金上昇まで消費税減税を続ける」と言ったものでした。

「実質賃金」とは、労働者が実際に受け取った「給与」から、「消費者物価指数」の影響を引いて算出した指数です。

「計算方式」は、「実質賃金 = 名目賃金 ÷ 消費者物価指数 × 100」です。

ですから、上記の「国民民主党」の「物価上昇率プラス2%の賃金上昇」は、「実質賃金2%増」と解釈することも出来ますよね。

ちょうど先日の5月23日に、昨年2024年の「実質賃金」が発表されています。合わせて「2020年以降の実質賃金の動き」を見てみましょう。下記でしたよ。

◎「実質賃金」

①「2020年度:ー1.1%」(コロナ禍)
②「2021年度: 0.5%」
③「2022年度:-1.8%」(コロナ5類)
④「2023年度:ー2.2%」
⑤「2024年度:-0.5%」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/24fr/dl/pdf24fr.pdf
(出典:厚生労働省:毎月勤労統計調査 令和6年度分結果確報より:5月23日利用)

あー、上記の「実質賃金の動き」を見ても「2%達成」までの道は遠そうですよ。
( ̄Д ̄*)アー

だって「2%」どころか「3年連続マイナス」ですからね。

コロちゃんは、上記の「①2020年度~⑤2024年度」の5年間で、「実質賃金のマイナス」が4年間もあるのを見ていると、この数値が「2%」になるどころか「プラス転換」も難しそうに思えましたよ。

次に、この「実質賃金の動き」を報道ではどのように見ているのかを書きますね。

4.「実質賃金、遠い1%増目標だよ」

コロちゃんが、新聞をバサバサ読んでいると「実質賃金、遠い1%増目標/中小、賃上げ急ブレーキ」という見出しが目に入りました。

コロちゃんは、この「実質賃金1%増目標」というフレーズに憶えがありましたので、この記事をジックリ読んでみましたよ。

この「実質賃金1%増目標」というスローガンは、「石破総理」が掲げていたのですよ。

「石破総理」は、先日の5月14日に「新しい資本主義実現本部」で、「中小企業・小規模事業者の賃金向上推進5か年計画の施策パッケージ案」を発表しています。

この中で「今後5年間で実質賃金を1%上昇させる目標を打ち出している」のです。

この「石破総理の実質賃金1%増目標」に対して、この「新聞記事」では「厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査」から「中小、賃上げ急ブレーキ」と書いています。

記事では、冒頭から「足元で中小企業の賃上げに急ブレーキがかかりつつある」と中小企業の直近の実態を伝えているのです。

その後は以下です。

◎「所定内給与の伸び」(従業員数30~99人)

➀「2024年4月以降:おおむね3%台」
②「2025年1月  :    2.43%」
③「2025年3月  :    0.92%」

上記を見ると、①⇒③はハッキリと減速しています。これを指して「記事」ではエコノミストの言葉として「賃上げが息切れしている」と記載しています。

要するに、大手企業は「5%以上の賃上げ」がなされていますが、「中小企業」ではもうこれ以上の「賃上げ」が出来なくなりつつあると指摘しているのですよ。

「石破総理」は、2020年代中に「最低賃金を1500円を目標※」ともしています。これは、かなり意欲的な目標なのです。

(※2024年度の最低賃金の全国加重平均額は1055円)

この「記事」では「日本商工会議所」の次の「最低賃金に関する調査」も紹介しています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「日本商工会議所 政府目標(2020年代に全国加重平均1,500円)に対する考え」より

https://www.jcci.or.jp/250305_research.pdf
出典:日本商工会議所:中小企業における最低賃金の影響に関する調査:集計結果より:5月23日利用

上記のグラフは、「日本商工会議所」が発表した「政府目標(2020年代中に全国平均1500円)に対する考え」の中に記載されたものです。

調査対象は全国の3958社です。一番上のグラフが「全体の回答数」です。下に書き出しますね。

◎「政府目標(2020年代中に1500円)について」(小数点以下切り捨て)

➀「対応は不可能 :19%」
➁「対応は困難  :54%」
③「対応は可能  :22%」
④「すでに対応した:3%」

https://www.jcci.or.jp/250305_research.pdf
(出典:日本商工会議所:中小企業における最低賃金の影響に関する調査:集計結果より:5月23日利用)

上記を見ると、「①対応は不可能19%」+「➁対応は困難54%」=73%となっています。

「記事」では、「最低賃金1500円の目標」に対して、この「対応が不可能・困難:合計73%」を引用し、「生産性向上を伴わない賃上げは限界に達しつつある」と指摘していますよ。

初めに書いてあるように、この「新聞記事の見出しは、実質賃金、遠い1%目標」です。

コロちゃんは、この記事を読んで、ますます「国民民主党」の「物価上昇率プラス2%の賃金上昇まで消費税減税を続ける」との政策の実現性に首を傾げましたよ。

「2%」どころか、「石破総理の実施賃金1%達成目標」ですら果たして達成できるかどうかと思いましたよ。

なお、この「日経新聞」の「実質賃金、遠い1%増目標/中小、賃上げ急ブレーキ」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

実質賃金3年連続マイナス、中小企業は急ブレーキ 24年度0.5%減 - 日本経済新聞
厚生労働省が22日に発表した2024年度の実質賃金は前年度から0.5%減少し、3年連続のマイナスとなった。コメなど食品を筆頭に物価上昇が続く状況で、25〜29年度の5年間に1%程度の上昇を定着させる政府目標を実現できるかは中小企業の賃上げ持続が左右する。中小企業の賃上げ「息切れ」足元で中小企業の賃上げに急ブレーキがかか...

5.「消費税減税をどう考えるのか?」

さて、ここで「消費税減税」をどう考えるのかコロちゃんの考えを書いておきますね。コロちゃんは、スッキリしています「反対」ですよ。

理由もハッキリしています。日本の国予算は「歳出115兆円」に対して「公債費(借金)28兆円」です(※)。

(※令和7年度予算)

こんな「借金(公債費)28兆円」も借りておいて、「減税」で富裕層まで含めてお金をバラまく理由がわかりませんよ。

この「減税」に、「赤字国債」かそれとも「予備費など」を流用するかはわかりませんが、どちらでも「国の借金」は増えます。

いずれ、この「借金を返すのは将来世代」ですよね。コロちゃんは、そんな「孫のサイフ」に手を突っ込むことはしたくないですよ。

それに「減税」でお金をバラまくことは、「インフレ」に繋がる懸念がありますよ。「物価高」から救うための「減税」が、逆に「バラマキで物価高を促進する」ことになったら逆効果ですよ。

だからコロちゃんは、「消費税減税」には一貫して反対していますよ。

それと、今日のテーマの「国民民主党の消費税減税政策」についてですけれど、上記したように「実質賃金2%」は、果たして達成できるかどうか不明です。

それなのに「国民民主党」の主張の「物価上昇率プラス2%の賃金上昇まで消費税減税を続ける」ならば、「毎年ずっと10兆円」がバラマキ続けられることになってしまいますよ。

これではいつ終わるかわかりません。コロちゃんは到底賛成できませんよ。

もう一つ「現役世代」と「高齢世代」という切り口から「消費税減税」を見てみますね。

この視点から見る「消費税減税」は、「高齢世代への現金プレゼント」になります。そして、その「財源(請求書)」は、「現役世代とその後の世代」に回ります。

「高齢世代のコロちゃん」にとっては、ありがたい事ですけれど、「若い世代の方たち」はそれで良いのでしょうか?

よーくお考えになっていただきたいと、コロちゃんは思っていますよ。

6.「経済学者も反対しているよ」

「日経新聞」では、「一時的な消費税減税」をどう考えるのかを、著名な「経済学者」に聞く「エコノミクスパネル」を行なっていますす。5月23日の「日経新聞」に掲載されていましたね。

その質問と回答の結果は以下でした。

◎「Q.日本経済の現状を踏まえると、一時的な消費税減税を行なうのは適当である」

➀「強くそう思う    :0%」
②「そう思う      :2%」
③「どちらとも言えない:13%」
④「そう思わない   :57%」(ボリュームゾーン)
⑤「全くそう思わない :28%」

上記の結果を見ると、「④消費税減税が適当と思わない:57%」+「⑤全くそう思わない」=「85%」が「消費税減税が不適当」と回答しています。その理由としては以下でしたよ。

「消費税を軽減すると、元の水準に戻すことが困難」

「欧州での減税は物価を下げる効果が小さかった」

「物価高対策としての消費税減税の効果は限定的で、税収の損失に見合わない」

ざっと、上記のコメントがありましたよ。コロちゃんは、「消費税減税は適当である:2%」が気になったので読んでみましたよ。

全部で47名の「経済学者」の回答集でしたから、この「消費税減税は適当であるは1人」でしたよ。

この方は「低所得層にターゲットを絞った減税が適切である。食料品の時限的消費税引き下げは一案」とのコメントでしたから、無条件というわけではなかったですね。

このように見ると、47人の「著名な経済学者」の全員が、「一時的な全面的消費税減税」には「反対の意志」を表明しているとコロちゃんには思えましたよ。

まあ別にコロちゃんは、偉い「経済学者先生」が言っているから「反対」だと言うわけではありませんが、やはり「参考」にはしますよ。だって「減税なんて理屈の世界」ですからね。

コロちゃんが、ちょっとお金を貰っても、あとでその分「物価が上がる」んでは全然「お得感」はありませんよ。

コロちゃんは、「バラマキはその後に物価上昇を招く」という点を強く受け止めていますよ。

なお、この「日経新聞」の「エコノミクスパネル」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

消費税減税は「不適切」85%、インフレ止められず 日経エコノミクスパネル - 日本経済新聞
日本経済新聞社と日本経済研究センターは経済学者を対象とした「エコノミクスパネル」の第5回調査で、一時的な消費税減税の是非について聞いた。財政状況が悪化することなどを理由に減税が「適切でない」と答えた割合は85%となった。一時的な減税が恒久化する懸念や、物価高対策としての有効性を疑問視する意見も目立った。【関連記事】・・...

7.「朝三暮四の故事みたいだよ」

今日のテーマは「消費税減税の国民民主党の政策」について書いてみました。というよりも「消費税減税とその周辺事情の考察」と言った方が良いかと思われます。

「消費税減税」のようなコロちゃんたちに直接「お金が入るような政策」には、「個人の損得」だけでなく、「社会的視点」や「経済学的視点」も見ないと是非がわからないのですよね。

特に、「先にお金を貰い後で配り、後で別の形で払わせられる」ようなこともありますから油断が出来ません。

わかりやすく言えば、「朝三暮四※」の故事がありましたよね。

(※餌を「朝に3つ、夕に4つ」と与えることを提案したところ猿が怒ったので「朝に4つ、夕に3つ」と提案したら喜んだという話:目先の違いにこだわって、全体として同じであることに気づかないこと:中国古典:列子より)

まったく、今の世の中は「油断も隙」もあったもんじゃないですね。コロちゃんは、「消費税減税」はその後の付け回しで苦労することになると考えていますよ。

8.「コロちゃんと消費税導入と昭和のオヤジ」

最後の「コロちゃん話」は、消費税が最初に導入された年の思い出ですよ。現在「10%の消費税」は、「1989年4月に3%」で導入されています。

しかし、この「消費税導入法案」が国会で審議可決されたのは、その前の「1988年12月」でした。

コロちゃんは、その直前の「1988年8月」に今住んでいる家を住宅ローンで購入したのです。ギリギリ間に合いました。コロちゃんは消費税3%を払わずに済んだのです。

この時の「臨時国会は160日を超える延長国会」となっていましたから、コロちゃんが家の引き渡しを受けた8月は、ちょうど「消費税の審議」をしている最中だったのですよ。

コロちゃんは、当時「まあ間に合いそうだな」と考えながら新聞を読んでいましたが、当時の世の中ではコロちゃんと同じに、「消費税導入前に家を購入しよう」とする方が多かったですね。

当時のコロちゃんは30代の半ばです。二人の子どもは「幼稚園に入る直前」でしたね。

コロちゃんの子どもたちは、その「新居」から「幼稚園」に通い、その後「小学校」もに通うことになりました。

この子どもたちが幼稚園に通い始めた年は「1989年」の消費税3%の始まった年でしたが、この年は「昭和が終わって平成が始まった年」でした。

しかし、たとえ時代が「平成」に変っても、コロちゃんの「昭和のオヤジ」はそう簡単に変わりません。

コロちゃんは、その後の「子どもたちの幼稚園の入園式・卒園式」には一回も出席したことはありませんでした。

そのような「子どもの行事」は全部「母親のお仕事」と、当時のコロちゃんは何の疑問も持っていませんでしたよ。

当時の「幼稚園児の父親」のほとんどが、コロちゃんと同じだったと思われますよ。当時「妻」に聞いた時には、幼稚園の行事にパパの出席は数人しかいないと話していたことを思い出しますね。

これが「昭和時代のオヤジの常識※」だったのです。

(※コロちゃんだけの常識かも?)

コロちゃんが今記憶を探ってみると、たった1度だけコロちゃんが「幼稚園の行事」に出席したことがありました。

だけど、それが何の「行事」だったのかは全く覚えていないのですよね。

ただ記憶に残っているのは、その時のコロちゃんは、幼稚園の園庭にあった「ポニーの小屋(仔馬の小屋)」の中で、立って周りを眺めていたのです。

この幼稚園は、広い園庭でわんぱく遊びが出来るような設備もあり、動物も飼っていたのですよ。

そうしましたら、その「仔馬の小屋」で、コロちゃんは隣にいた「サミー(仔馬の名前)」にいきなりガブッと肩をかみつかれたのですよ。

コロちゃんは驚きましたよね。ただ痛くはなかったですよ。草食の「馬の歯」はたぶん平たい作りになっているのでしょうね。

コロちゃんが噛まれた肩の感触は「カスタネットで挟まれたような感覚」でしたよ。

その時に、よほどコロちゃんは驚いたのでしょう。それから30年以上経ってもまだ記憶が鮮明に残っていますよ。おっと、話しがだいぶ「消費税」からそれちゃいましたね。

ここまで「昭和の終わりとともに始まった消費税」と、「昭和が終わっても変わらなかった昭和のオヤジ」の話しでしたよ。
(´罒`)ニシシ

また明日も面白そうな「コロちゃん話」をしますので、またご訪問お待ちしていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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