【経済考】「国民負担率」が増えるそうだよ

経済

おはようございます。現在のコロちゃんのリアルタイムは午前10時です。そしてコロちゃんはどっと疲れています。

どうしたのかと言うと、コロちゃんはこのブログ記事を1日遅れで「note」と言う媒体でも発表しているのですが、今朝の発表でミスがあったのですよ。

そのミスとは、以下のようにして起こりました。

コロちゃんはこの記事の作成に「WordPress(ワードプレス)」という「コンテンツ管理システム」を使っているのです。

その「WordPress」で作成した原稿を、「note」で発表するためには若干の「加工処理」が必要なのですが、コロちゃんは間違った原稿を処理してしまったのです。

その後「note」で発表する段階になって、その事に気が付き最初からやり直しとなりました。その「訂正処理」に朝の2時間を費やしてしまいました。

全ては「➀➁と連載になった記事」が2本続けて書いたことが、ミスを誘発してしまいましたね。二つを取り違えてしまったコロちゃんのミスですよ。
φ(゚〇゚;)アッ….

最近こんな「ケアレスミス」が、多いんだよなー。 こんな調子では、その内にとんでもないミスを・・・。
ヤダ(>д<`*≡*´>д<)ヤダ

まあ、今日のミスはコロちゃん以外には誰も困っていないから「良し」としましょう。

さて、心を改めて「国民負担率が増えるそうだよ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「膨張する社会保障で国民負担率は上昇するよと、国民負担率とは何だろう?」

☆「よその国の国民負担率はもっと高いよと、社会保障費は4割近く上がる見込みだよ」

☆「社会保障費は4割近く上がる見込みだよと、歳出を抑制するか国民負担率を上げるかだよ」

☆「高齢者には医療費を3割負担してもらいますなの?と、増税して日本を中負担・中福祉の国にしようよ」

☆「コロちゃんと国民負担率」

1.「膨張する社会保障で国民負担率は上昇するよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「社会保障、止まらぬ膨張」と言う見出しが目に入りました。

コロちゃんは「年金や医療費のお話し」には、直ぐにピピっと反応してしまうのです。何しろ「清貧ライフの維持」に関わるお話しですからね。

その記事では、「社会保障給付費が40年度に190兆円と24年度予算ベースと比べて4割ほど増える」として「国民負担率」の話しにつなげていましたね。

やはり「社会保障費の膨張」に対処するには、「国民負担率」の上昇は不可避とみているのでしょう。

記事では「国民負担率は、上昇してきたとはいえ給付の伸びより穏やかだ。中福祉低負担と言われており、諸外国と比べてバランスを欠いている」と報じています。

ただ「年齢層別」で50歳代が「家計の負担率が最も高い」とし、また「歳出改革が急務」とも記載しており、バランスが取れている内容となっています。

この記事をまとめると「国民負担率を諸外国と比べる上げる余地はあるけど、内容を改革するべきだよ」というところだと感じましたよ。

だけどコロちゃんは、この記事を書いた記者は「国民負担率を上げるべきなのか、反対なのか分からない」とも思えましたね。

要するに「歯切れの悪い記事」なのですよ。

それでは、この「国民負担率」とはどのようなものであるのから、次に見てみましょう。

なお、この「日経新聞の記事」にご興味のある方は、以下のリンクのクリックをお願いします。

〈データでみる衆院選公約〉社会保障、止まらぬ膨張 国民負担率45% 自民、基礎年金底上げ/立民は一律で児童手当 - 日本経済新聞
与野党は衆院選で医療の充実や児童手当の増額など、社会保障や少子化対策で家計にやさしい支援策をかかげた。将来不安を和らげ、低迷する出生率の改善につなげる狙いだが、負担の面には目をつむりがちだ。受益と負担のゆがみを放置し続ければ、賃金と消費の好循環にも水を差す。高齢化や技術の高度化などで医療や介護といった社会保障にかかる経...

2.「国民負担率とは何だろう?」

まず「国民負担率」とは、「所得」に対する「税金」と「社会保障負担」の合計額の割合です。以下となりますね。

◎「国民負担率とは?」

①「所得税や住民税など」+
②「国民年金や健康保険料など」=
③「国民負担率」

この「国民負担率の推移」を見ると、右肩上がりに上昇してきています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 国民負担率(対国民所得比)の推移」より

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm
出典:財務省 負担率に関する資料より(10月23日利用)

上記のグラフは「財務省」が発表した1975~2024年の「国民負担率の推移」です。下記に一部を書き出します。

◎「国民負担率の推移」(小数点以下切り捨て)

➀「1975年:25%」
➁「1990年:38%」
③「2000年:36%」
④「2010年:37%」
⑤「2024年:45%」

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm
(出典:財務省:負担率に関する資料より」10月23日利用)

上記見ると、「①1975年:25%」だった「国民負担率」が、年々上昇していき、今年「⑤2024年:45%」と、過去最高にまで上がっています。

「①1975年:25.2%」と言うと、コロちゃんが20代の青年だった頃ですね。

それから現在(⑤2024年:45%)までの「国民負担率」の上昇幅は、なんと20㌽と2倍以上にまで上昇していますよ。

これなら、多くのみなさんから苦情が出て来るのももっともですよね。しかし、世界のよその国の「国民負担率」を見ると、また考え方が変わりますよ。

3.「よその国の国民負担率はもっと高いよ」

そりゃコロちゃんだって、「税金」が上がったり、「国民健康保険料」が上がったりするのはイヤに決まってますよ。

だけど、コロちゃんは「年金」で生活している立場ですからね。その「年金財政」や、いつも通っている病院の「医療保険財政」が破綻でもしたら、もっと困ると思っているのですよ。

下記で「よその国の国民負担率」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 諸外国における国民負担率の内訳の比較」より

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm
出典:財務省 負担率に関する資料より(10月23日利用)

上記のグラフは、世界の6ヶ国の「国民負担率の内訳」です。ここでは「国民負担率」だけを比べてみましょう。下記に書き出しますね。

◎「世界6ヶ国の国民負担率:2021年」(小数点以下切り捨て)

➀「フランス  :68%」
➁「スウェーデン:55%」
③「ドイツ   :54%」
④「日本    :48%」
⑤「英国    :47%」
⑥「米国    :33%」

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm
(出典:財務省:負担率に関する資料より:10月23日利用)

うーむ、「④日本:48%」は、上記6ヶ国では4番目ですね。「④日本:48%」より低い国は、「⑥:米国33%」「⑤英国:47%」の2ヵ国しかありません。

「①~③」の欧州の国々よりは、「日本」はだいぶ低いですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

「①フランス:68%」と比べると、20㌽も低いですよ。

だけど、やっぱり「⑥米国:33%」は低いなー。この国には住みたくないですね。

これでは、大きな「財政赤字※」を抱えていて、しかも毎年の予算編成で「国債(借金)」が30兆円も出している財政状況では、「国民負担率」を上げる声が出ても不思議はないですね。

現在の国債残高を見ておきましょう。下記ですよ。

「国債残高:2025年:1311兆円」(※)」

(※2024年6月末日時点:国債と借入金と政府短期証券合計:1311兆円421億円:財務省8/9発表)

もう一つ、毎年の予算編成での「国債費」も見ておきましょう。下記ですよ。

「2025年度国債費:28.9兆円(過去の借金の返済と利息の合計額)」

上記のような状況から、冒頭の新聞記事でも「日本は、中福祉・低負担」と言われていると記載しています。

そして「バランスを欠いている」とも記載があります。要するに「無理」があるのですよ。

「財政上」は「中福祉・低負担」はあり得ません。それが「日本」で成り立ってきたのは、その差を「借金(国債費)」で埋めて来たからなのですよ。

欧州の国々の「国民負担率」が「日本」より高いのは、「高負担・高福祉」だからです。もちろん「日本」の「中福祉・低負担」は、持続可能性はありません。

その背景が分かっているから、新聞の記事でも「国民負担率を上げるべきなのか、反対なのか分からない」ような歯切れの悪い書き方にならざるを得ないのだろうと、コロちゃんは考えましたよ。

次に、今後の「社会保障費の膨張」を見てみましょう。

4.「社会保障費は4割近く上がる見込みだよ」

上記では「国民負担率」が、年々増え続けていることを見てきましたが、今後がさほど上がらないならば、「歳出削減」や「小さな負担増」ぐらいで済むかも知れません。

しかし、今後の「社会保障費」は激増する見込みとなっているようですよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣官房全世代型社会保障構築本部事務局 社会保障費の見通し」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai2/sankou1.pdf
出典:内閣官房全世代型社会保障構築本部事務局 社会保障費の見通しより(10月23日利用)

上記のグラフは、「内閣官房」が発表した「2025・2040年度の社会保障費の見通し」です。下に書き出しますね。今年2024年度の「社会保障費」も書いておきます。

◎「社会保障費の見通し」(1兆円未満切り捨て)

➀「2024年度:137兆円」(予算ベース)
➁「2025年度:140兆円」
③「2040年度:188~190兆円」

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai2/sankou1.pdf
(出典:内閣官房全世代型社会保障構築本部事務局:社会保障費の見通しより:10月23日利用)

上記のデータを見ると、今から24年後の2040年度(188兆円)には、2024年現在(137兆円)より、4割近く「社会保障費」が上昇すると予測されています。

はてさて、これだけの巨額の支出増を削減できるとは、ちょっとコロちゃんには考えられませんね。どうするんでしょうね。

5.「歳出を抑制するか国民負担率を上げるかだよ」

「家計」で「収入」よりも「支出」が多い場合の対処方法には、二つあります。それは「収入を増やすか」それとも「支出を減らすか」です。

それでは「日本」では今後、上記の「社会保障費」と「国民負担率」の場合は、どのようにするのでしょうか。

おそらく、「社会保障費の上昇を抑えつつ、国民負担率を上げていく」となるのではないかと、コロちゃんは考えていますよ。

そして国には、上記の「家計の収入を増やす」ではないですが、「増税」して財源を投入すると言う第3の道もありますね。

しかし、現状では「国民負担率をまったく上げない」と言う選択肢はないと思いますね。それでは次に「コロちゃんの意見」を書いてみましょう。

6.「高齢者には医療費を3割負担してもらいますなの?」

まずは「社会保障費」の上昇を抑える方法ですが、「国民負担率の上昇」の中身を見ると、「医療費の膨張」が一番大きな要素となっています。

上記の「内閣官房」が発表した「社会保障費給付費の見通し」のグラフでは、「医療費給付」の増加率が一番多く、以下のように記載されています。

◎「医療費給付の見通し」(1兆円未満切り捨て)

➀「2018年:39兆円」
➁「2025年:44兆円」5兆円増
③「2040年:66兆円」22兆円増

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai2/sankou1.pdf
(出典:内閣官房全世代型社会保障構築本部事務局:社会保障費の見通しより:10月23日利用)

上記で見た通り、「➁2025年:44兆円」から、「③2040年:66兆円」と、15年間で22兆円も増える見通しとなっています。

この「医療費膨張」を圧縮するために、いま議論が起きているのは「70歳以上の医療費3割負担の拡大」です。

冒頭の新聞報道では、「現役世代に偏りがちな負担を緩和する」として、以下の現状を記載しています。

◎「年齢層別で見た23年の家計の負担率」(小数点以下切り捨て)

➀「29歳以下:23%」
➁「50歳代 :25%」
③「65歳以上:19%」

上記のように、新聞報道では「社会の中堅である50歳代の負担(➁25%)」が一番重いから、現状で軽い「③65歳以上:19%」からもっと取れと示唆しているのですよ。

そして「日本維新の会」の「衆議院選挙」の公約が、「高齢者の医療費窓口負担を原則3割に引き上げる」です。

現在の「医療費」の自己負担割合は、「70~74歳:2割負担(コロちゃんはココ)※」で「75歳以上:1割負担※」です。

(※現役並みの所得がある高齢者は3割負担)

これを「全ての高齢者が医療費3割負担をしろ」と言うのが「日本維新の会の選挙公約」です。

コロちゃんは、これに「大反対」しているのですよ。全ての「高齢者」が豊かなわけではありません。

コロちゃんは、これらの「社会保障負担:医療費負担」の拡大には基本的には賛成しますよ。しかし、その「負担拡大」の原則は「ある所から取ること」だと考えています。

コロちゃんの主張は単純です。「豊かな高齢者から負担増を」です。「貧しい高齢者の負担を増やす」ことではありません。

「高齢者世帯」の中で「貯蓄がない世帯は11%※」です。そして「貯蓄が100万円未満の世帯は6%※」となっています。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf
(出典:厚生労働省:2022年 国民生活基礎調査の概況より:10月24日利用)

だいたい2割の「高齢者世帯」は「資産ゼロor100万円未満」なのですよ。この方たちまで「医療費負担」を上げようとすることには、コロちゃんは大反対しますよ。

7.「増税して日本を中負担・中福祉の国にしようよ」

冒頭の新聞記事は、「日本は、中福祉・低負担」と言われており、「バランスを欠いている」と記載がありました。

コロちゃんもまったく同感ですね。そもそも「中福祉・低負担」は、借金(国債)が積み上がっており、持続可能性がありません。

いつまでも続けられる政策ではないのです。

そうなると目指すのは「小福祉・低負担」の国か、「中福祉・中負担の国」か、もう一つ最後は「高負担・高福祉」の国でしょう。

現在の北欧のような「高福祉・高負担」の国は、それを受け入れる歴史と社会文化があったようですから、「日本」では難しいでしょう。

そうなると「日本」が目指すべき道は、「中福祉・中負担の国」しかありません。

その為に広く国民に増税を受け入れてもらうしか方法はないと、コロちゃんは考えますね。コロちゃんは「増税論者」なのですよ。

「所得税・法人税・消費税」の基幹税はもちろん、「金融所得税・相続税」も含めたすべての「税金」を増税の対象としてよいでしょう。

「税金はある所から取る」のが原則です。無い所から取ると、貧乏人が増えて「社会が不安定化」します。

しかしお金持ちからだけ取ると、有力者などからの反発が大きいでしょうから、貧しいコロちゃんからもちょっとだけ「増税しても良い」ですよ。
c(・。・) チョコットダケヨ♪

そのように「広く薄く」税金を徴収して、お金持ちからは「狭く手厚く」税金を払ってもらうのが、コロちゃんの主張ですよ。

大体みんな、自分のところからだけ「税金」が取られるから反対するんですよ。みんなが払うんならば「仕方ねー、払ったるよ!」と諦めますよ。

8.「コロちゃんと国民負担率」

上記で見てきたように、「国民負担率」とは「①所得税や住民税など」+「②国民年金や健康保険料など」です。

コロちゃんは、もう「こらいまれ年代」に入ったので「年金保険料負担」はありません。残っている「国民負担率」は、「国民健康保険+介護保険料+所得税+住民税」ですね。

コロちゃんの「唯一の所得」である「年金受領」は、偶数月の15日に振り込まれてきます。

その「年金2ヶ月分」から、「国民健康保険+介護保険料+所得税+住民税」は自動的に天引きされるようになっているのですよ。逃げようがありません。

ちなみにコロちゃんの10月の「天引き額」は、いくらだったかなー?と、どれどれアイパッドの「家計簿」を見てみると・・・。

おー、10月分からは「3万4000円」が引かれていますよ。たっけえなー!
(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!

コロちゃんは「清貧ライフ」なのに、こんなに天引きされているのですよ。ちなみに一番高いのは「介護保険料」ですね。

コロちゃんは、現在「介護保険」を利用していますから(※)、文句なんか一言も言えませんよ。

(※コロちゃんは要支援1の認定を受けていて、訪問リハビリ・訪問ヘルパーの介護サービスを1割の自己負担で利用しています)

上記のように、コロちゃんのような「貧しい高齢者」も「国民負担率」の一翼を担っているのですから、現役世代の皆さんも高いとお思いでしょうけど、ご負担を宜しくお願いしますね。
(´。•◡•。)ノ★*゚ヨロシクデス゚*☆

今日は、「国民負担率が増えるそうだよ」とのテーマで、「国民負担率の膨張の現状」と将来への動きをあちこち考察してみました。

それらのスッキリした「解決策」などは、コロちゃん程度ではなかなか浮かばないのですが、それでも「増税」と言う誰からも喜ばれない政策が、おそらく1番正しい道なのではないかと提起してみました。

この「増税」には反対の意見の方の方がはるかに多いかと思われます。

しかし、コロちゃんは今後もこの問題は書き続けたいと考えていますので、またコロちゃんの記事を読みに来ていただければ嬉しいですよ。どうぞ気楽にお訪ねくださいね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Stefan SchweihoferによるPixabayからの画像

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