おはようございます。今朝コロちゃんは、ワンコとの散歩時に空を見上げると、光に輝く「うろこ雲?」が見えました。
「うろこ雲?」に、クエスチョンマークがついている理由は、なんか「うろこ」と言うには「ボテボテ」っと固まりが大きかったのですよ。
下記のフォトでご覧くださいね。ただコロちゃんは、その雲のまぶしさに「頭がスッキリする気分」を持ちましたよ。
そうなんですよね、そこの「うろこ雲」だけが周囲のどんよりとした雲よりも「輝いて見えた」のですよ。
コロちゃんは、最近「前立腺がん」などの「暗い出来事」がありましたから、ちょっとメンタルが落ち込んでいたのかも知れませんね。
そんな時ほど、ちょっとした「風景」や「気付き」や「読書」などで「気分が明るくなること」もあるのですよ。
なかなか「自分自身のメンタルのコントロール」は出来るものではありませんが、そんな時ほど「ちょっとした出来事」で改善することもありますよね。
そんなことを考えながら、今朝の「輝くうろこ雲」に感謝したコロちゃんでしたよ。
そんな「輝く雲で気分スッキリのコロちゃん」が、今日は「過労死しちゃダメだよー」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「今時重い責任と終わらぬ残業の世界があっていいの?と、外食産業でのお勤めはやめた方がいいよ」
☆「精神障害が15年で3倍に増えているよと、働いて働いて働いて働いて働くのは・・・ダメでしょう」
☆「ブラック企業の出現は2000年代からだよと、コロちゃんと長時間残業」

1.「今時重い責任と終わらぬ残業の世界があっていいの?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「飲食・運輸『残業80時間』18%」と言う見出しが目に入りました。
コロちゃんは、確か「厚生労働省」の「労災認定基準」にも用いられる「過労死ライン」って、「単月100時間超えか2~6ヶ月の平均で月80時間超え」だったよなと思い出しましたよ。
だから、この新聞の見出しの「80時間」は立派な「過労死ライン」ですよね。
記事では「外食産業と自動車運転では18%超が過労死ラインを超える残業だった」と報じています。
更に「24年度の労災に低件数は1055件と統計を取り始めた1983年度以降で初めて1000件を超えた」とも書いていますよ。
要するに「人手不足」の業界で「長時間残業」が横行していて、その結果「過労死」が過去最高水準に高まっているとコロちゃんは読みましたよ。
そこでコロちゃんがちょっと気が付いたことなのですが、この記事の見出しが「紙の新聞」と「電子版の新聞」とで違っていたのですよね。下記でしたよ。
◎「日経新聞の紙版と電子版の見出しの違い」
➀「紙の新聞の見出し」
 ・「飲食・運輸『残業80時間』/過労死白書/精神障害の労災を分析」
②「電子版の見出し」
 ・「飲食店の店長、重い責任と終わらぬ残業 厚労省が過労死白書で分析」
うーむ、なんか下の方の「②電子版の見出し」の方が分かりやすいけど、こちらは「飲食店の経営者」が見たら怒りそうだよねー。
( ̄へ ̄|||) ウーム
まさか「日経新聞」が、「飲食店の経営者」に配慮したなんてことはないよね。知らんけど。
コロちゃんは、「過労死」なんてことは「家族」にとっても「国」にとっても、あってはならないことだと考えていますから、この「厚生労働省の過労死白書」をちょっと読んでみることにしましたよ。
なお、この「日経新聞」の「飲食・運輸『残業80時間』」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「外食産業でのお勤めはやめた方がいいよ」
コロちゃんも、「現役時代」には長時間労働勤務で一生懸命働いていましたよ。そのくらい働かなければ「生活が保てない状況」でしたからね。
当時の「残業手当」は、実質的な「生活給」として組み込まれていたのですよ。もう20年以上前の話ですけどね。
だから「長時間残業で過労死する方たち」を見ると、何とも言えない気分になるのですよ。
冒頭の記事を読んで、コロちゃんは早速「厚生労働省」から「過労死白書」を探して読んでみましたよ。
と言うか、あまりにも「分厚い白書(第1章174ページ+第2章91ページ)」ですので、読んだのは「概要版」でしたけどね。
この「過労死白書」では、重点産業である「外食産業の労働者」に「アンケート」を実施していました。
以下のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 外食産業労働者の労働時間」より
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001586368.pdf 
出典:厚生労働省 令和7年版 過労死等防止対策白書〔概要版〕より:10月29日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「外食産業労働者」の「平均的な1週間当たりの労働時間」です。下に書き出しますね。
◎「外食産業労働者の1週間当たりの労働時間」
 (週60時間労働は月の残業時間80時間に相当し過労死水準)
 (小数点以下切り捨て)
➀「店長」
 ・「60時間以上   :29%」(過労死水準)
 ・「40~60時間以上:52%」
 ・「20~40時間  :16%」
 ・「20時間以下   :  2%」
②「エリア・マネージャー」
 ・「60時間以上   :24%」(過労死水準)
 ・「40~60時間以上:45%」
 ・「20~40時間  :30%」
 ・「20時間以下   :  1%」
③「外食産業全体」
 ・「60時間以上   :14%」(過労死水準)
 ・「40~60時間以上:44%」
 ・「20~40時間  :29%」
 ・「20時間以下   :11%」
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001586368.pdf
(出典:厚生労働省 令和7年版 過労死等防止対策白書〔概要版〕より:10月29日利用)
あっらー、これはもう酷いとしか言いようがありませんよ。
(゚Д゚)アッラー!
なになに「外食産業の店長さん」は、残業時間が「➀週60時間以上(過労死水準)」が3割(29%)もいますよ。
そして「過労死に近い➁の週40~60時間」が5割(52%)ですよ。
コロちゃんは、自分の子どもたちには絶対に「外食産業はやめとけ」と言いますよ。だって「外食産業全体でも③週60時間以上が14%」ですよ。
こんな業界には、「政府が鉄槌を下した方が良い」とコロちゃんは思いましたよ。だって「人材を使い潰している」んじゃん!
「就業者と家族」も不幸になるし、「国家」としても「人間を使い潰している」のですから、「生産性が上がる」どころか、「医療費負担が増える」だけですよ。
そしてこのような「長時間労働(過労死水準)」によって、ストレスから「精神障害」になり、「労災認定になる事案」が増えているんですよね。
次に、その「精神障害」を見ておきましょう。

3.「精神障害が15年で3倍に増えているよ」
もう一つだけ、この「過労死白書」からご紹介しますね。
この「白書」では、「過労死」を「脳・心臓疾患事案」と「精神障害事案」の2つに分けて紹介しています。
このうちの「過労死:精神障害事案」が、ここ15年間で3倍以上に増えているのです。下に書き出しますね。
◎「過労死:精神障害事案:労災請求件数」
 (10件以下切り捨て)
➀「2010年:1100件」
②「2015年:1500件」
③「2020年:2000件」
④「2024年:3700件」
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001586368.pdf
(出典:厚生労働省 令和7年版 過労死等防止対策白書〔概要版〕より:10月29日利用)
うーん、すごい増え方ですよね。
(´ヘ`;) ウーン
「➀2010年の1100件」から「④2024年の3700件」だと、この15年間に「3.3倍以上」となっていますよ。
この「精神障害事案」の「出来事別の決定件数」を見てみると、以下でしたよ。
◎「精神障害事案の出来事別の決定件数」
 (10件以下切り捨て)
➀「対人関係  :1510件」
②「仕事の量・質:510件」
③「パワハラ  :380件」
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001586368.pdf
(出典:厚生労働省 令和7年版 過労死等防止対策白書〔概要版〕より:10月29日利用)
ここまで読むと、上記のトップの「➀対人関係の1510件」の内容を知りたくなりますよね。ちゃんと隣に、この「対人関係の出来事」の詳細が書かれていましたよ。下記ですよ。
◎「精神障害事案の対人関係の詳細」
 (10件以下切り捨て)
➀「上司とのトラブル:950件」
②「同僚とのトラブル:210件」
③「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為」
 ・「200件」
④「同僚等から、暴行又はひどいいじめ・嫌がらせ」
 ・「100件」
https:/お/www.mhlw.go.jp/content/11200000/001586368.pdf
(出典:厚生労働省 令和7年版 過労死等防止対策白書〔概要版〕より:10月29日利用)
ふーむ、上記を見ていると「精神障害の労災案件」は、その多くが「対人関係」で特に「職場の上司・同僚とのトラブル」だと見えてきますよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
この「白書」では「対人関係、パワハラといった職場環境に関する出来事が2022年度から2024年度にかけて大きく増加した」と書かれていますよ。
この「2022年~2024年」って、ちょうど「物価が上がり始めた時期」ですよね。そして「人出不足が顕在化した年」でもありますよ。
コロちゃんは、これを読んで「いつの間にか日本は働きにくく、普通の生活がしにくい国」になっちゃったなと感じましたよ。
そして、このような「実態」を何とか変えていただきたいとも思いましたよ。

4.「働いて働いて働いて働いて働くのは・・・ダメでしょう」
コロちゃんは、上記で見てきたような「過労死を招く長時間労働」や、「精神障害を引き起こすような労働実態」は、「本人・家族・国家」のどこにも利益がないものと考えていますよ。
しかし、現実の実態は上記のようになっているのですから、改善する方法は「国が労働法制を強化する」ことしかないと思うのですよね。
しかし、コロちゃんが最近見聞きしたことで気になるのは、「高市総理」が打ち出した「労働時間規制緩和の検討」です。
「高市総理」は、先日10月21日に「全大臣に指示書」を提示しています。その中の「上野労働厚生大臣」への指示書には下記の記載がありました。
「関係大臣と協力して、心身の健康維持と従業者の選択を前提にした労働時間規制の緩和の検討を行う」by高市総理指示書
はて、文章が長いからどこにポイントがあるのか分かりませんね。
(。・_・?)ハテ?
前文には「心身の健康維持と従業者の選択を前提」とありますから、一応気を使っているよと読めますよね。
だけど、「過労死白書」で見てきた「外食産業の実態」からすれば、「店長は長時間残業をやらざるを得ない立場」に追い込まれているのが現実ですよね。
それを「長時間労働は店長が自分で選択したんだからOK」と言われては、「過労死への道」へまっしぐらとなりますよね。
そして「文章の後ろの方」には、「労働時間規制の緩和の検討を行う」ってありますよ。
これって「本人自らが望んだ場合」に限り、「残業時間の上限規制を外す制度」を導入するのかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
この様な「何を言っているのか何種類にも解釈できる文章」を「霞が関文学」って言うそうですよね。
ただコロちゃんの頭の中には、「高市氏が自民党総裁選挙に勝利した時の発言」が頭の中をリフレインしていますよ。下記でしたよ。
「もう(自民党)全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いて、参ります。」by高市総裁
コロちゃんは、最後の「働いて・・・(タメ)まいります」が印象に残っていましたが、あらためて全文を読んでみると「働いてを5回」もおっしゃっているのですよね。
この「働く対象」は、たぶん「自民党の議員たち」ですよね。
しかし、上記の「労働規制の緩和」を見ていると、ひょっとしたら「国民も馬車馬のように働いてくれ」となるかも知れないとコロちゃんは感じましたよ。
そして「働いて働いて働いて働いて働いて」で休みを取らないのは「過労死の元」ですからね。そんな「ブラック政府」はコロちゃんはイヤですよ。
「政治家」と言うものは、「国民にシッカリ休んでもらって、本人だけはせっせと働いたほうが良い」とコロちゃんは思っていますよ。

5.「ブラック企業の出現は2000年代からだよ」
ここでちょっとコロちゃんの考え方を書きますね。
コロちゃんは、「昭和の時代(1926~1989年)」に働いていましたけど、その頃は「長時間残業は当たり前」の時代でしたよ。
そもそも「給料の額に残業手当」も組み込まれていたのですよ。だから「長時間残業」をしないと生活できない社員も多かったですよ。
だけど、それでも社会の中に「過労死」なんて言葉はありませんでしたよ。確か「過労死」と言う言葉が世の中に広がったのは「1980年代の末ごろ※」からでしたよ。
(※過労死110番の設置は1988年)
日本で「週48時間労働」から「週40時間労働」に「労働法制」が変わったのが「1997年」です。それまでは「週48時間」でしたし、「残業規制」は現在よりも緩かったのですよ。
なんと「残業時間の上限」が法的に定められたのは「2019年の働き方改革関連法」からです。それまでは「厚生労働大臣の行政指導」で「月45時間・年360時間」があるのみでしたよ。
それでも「昭和の時代(1926~1989年)」には、大きな不都合が起きませんでした。
その理由として、当時の「企業経営者」は「雇用者を使い捨てしなかった」ことにあると思っていますよ。
だって「長時間残業」は翌日以降の「労働生産性の低下」に繋がりますからね。「長時間残業」は「長期的には経済合理性がない」のですよ。
当時の「企業経営者」は誰もそんなことを考えもしなかったと思われますね。
それが2000年代以降の「雇用者を使い捨てするブラック企業の出現」から、社会状況が全く変わってしまいましたよ。
この「ブラック企業」と言う言葉は、2000年代初頭にネットスラングとして登場しています。
しかし、社会に広く認知されたのは、その後の2012年頃にメディアで取り上げられてからですね。そして「2013年には新語・流行語大賞」に選ばれています。
ですから「過労死」をするような「労働実態」は、まだ「昭和の時代(1926~1989年)」には無かったのです。
その後の2000年代以降の「新しい企業経営者の出現」から生まれてきているのです。
この様な経過を見ていると、コロちゃんは「労働規制をもっと強化」して、昔の「日本人が幸せだった1980年代の日本に戻せ」と思っていますよ。
今のように「毎年過労死が1300人(2024年)」も出るような「日本」は、もうやめた方が良いですよ。それが「お国と本人と家族のため」ですよ。

6.「コロちゃんと長時間残業」
さて上記のように「長時間残業」を否定する意見を書き散らしたコロちゃんでしたが、コロちゃん自身の「現役時代」は、「長時間残業」を常態として働いていましたよ。
上記で「週60時間労働は月の残業時間80時間に相当し過労死水準」と厚生労働省が発表していました。
この「週60時間労働」って「週5日勤務だと1日12時間労働」ですよね。つまり「毎日4時間残業をすると過労死水準だ」と言うことになりますね。
「1980年代~1990年代」のコロちゃんは、今当時を思い出しながら計算してみると「週71時間労働(週6日勤務で1日の残業時間は4時間)※」をしていましたよ。
(※週休2日制の完全実施は国家公務員は1992年、学校では2002年度から。民間企業は1980年代末ごろから段階的に実施)
ここから「残業時間を計算すると月94時間」となりましたよ。よくコロちゃんは「過労死しなかった」と思いましたよ。
ただ「強制」は一切ありませんでしたね。お金が欲しい社員は「自発的に残業する」と言うシステムでしたし、独身者は「定時で帰宅」していましたよ。
だけど、そのような「働き方」をコロちゃんは「1980年代~1990年代」に「10年以上」続けていましたよね。
いまから振り返って考えると、その後「60歳」を超えてから「大腸がん・悪背リンパ腫・前立腺がん」に罹患したのは、その「長時間労働」の「長期的影響」が関係しているのかも知れませんね。
ただ、そのような「長時間労働」はあくまでもコロちゃん自身が進んで働いていたのですから、何の後悔もありませんよ。
そう言えば、当時の記憶に「団塊世代の先輩」が「家を買い替えたエピソード」がありましたよ。1990年代のバブルが崩壊した直後ぐらいの頃でしたね。
コロちゃんよりも6~7歳年上だった「団塊世代の先輩」は、以下のように言っていたのです。
「俺は幸運だったよ。この前に家を買い替えたんだけど、新築の家の値段よりも高く古い家が売れたんだ。以前の家はバブルの前に購入していたから、思ったよりも高く売れたよ」by団塊世代の先輩
当時のこの会社では、「結婚して家を購入していた団塊世代の先輩たち」は年代的に「バブル以前に家を購入」していましたから、無理な「長時間残業」はほとんどしていませんでした。
しかしコロちゃんの様な「バブルの最中」や「その後」に家を購入した人たちは、進んで「長時間残業」をして給料を増やしていましたね。
だから当時の「長時間残業」については、今のコロちゃんは不満は一切持っていないのですよ。自分で選んだ道でしたからね。
この風景を一言で言うと「団塊世代の逃げ切り勝ち」ですよね。
この「団塊世代の先輩」は、いつもコロちゃんと仲良く話していましたよ。そして「携帯電話(ガラケー」の待ち受け画面の「孫のフォト」を自慢げに見せる人でしたね。
いつもコロちゃんに「68歳までは小遣い稼ぎに働きたい」と言っていましたよ。
ただ、彼が退職するその前にコロちゃんが「病気退職」となってしまいましたから、今ではどうしているか知りませんが、元気でいてくれることを願っていますよ。
今日のコロちゃん話は、「コロちゃんの長時間残業の周辺事情の話」でしたよ。オマケに「団塊世代の先輩のエピソード」も書いてみましたよ。
「団塊世代」と「その後の世代」の「残業事情の違いの雰囲気」を、楽しんで読んでいただければコロちゃんは嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。

 
  
  
  
  






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