おはようございます。今コロちゃんは、今日のテーマについて迷っています。
どういうことかというと、今朝の朝刊を読んでいて取り上げたいテーマがあったのですが、それは「食品値上げ、家計に重荷」という見出しの記事だったのです。
コロちゃんは、新聞を読みながらさっそく「赤ペン」で丸印を付けて、その後のブログカキコキに移ろうとしました時に、ふと気が付きました。
それは先日の「編集長&株主様」からの指令です。下記をご覧ください。
編集長&株主様
おい、コロ!
最近のブログは同じネタが多くてつまらないゾ。
次からは「少子化・値上げ」は禁止な!
あららー、禁止されちゃったよー。
じゃあ仕方ないから、二番目に取り上げる予定だったネタを書いて、その次の項に「食品値上げ」について触れることにしますね。
これだったら、記事内での「参考資料扱い」だから、「セーフ」だよね。
多分「セーフ」
きっと「セーフ」
絶対「セーフ」。
_(*゚▽゚)_セーフ!!
今日は「過度な物価高だよと苦言が出る」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「過度な物価高だと言ってるよと、新たな経済ステージに向けた3つの課題克服」
☆「昨年2023年の実質消費支出はマイナス3.2%と、街角景気は下方修正」
☆「景気は良いのか悪いのかと、コロちゃんの物価と給料が上昇した時代の記憶」
☆「物価上昇は3年も続いていると、反対派が増えて来たなぁ」
1.「過度な物価高だよって言ってるよ」
「過度な物価高だよ」という発言は、コロちゃんが言ったのではなく、先日の5月10日に開かれた「経済財政審議会」の場での「民間議員」です。
この「経済財政諮問会議」とは、経済財政政策に関する重要事項について、内閣総理大臣のリーダーシップを十全に発揮することを目的として、内閣府に設置された合議制機関です。
現在の「諮問会議議員」は、議長の岸田総理を含めて11名です。
官房長官、経済再生担当大臣、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、日銀総裁等がいらっしゃいます。
それに、民間からも十倉経団連会長、新浪経済同友会代表幹事が、会社代表で議員となっています。
まあここは「政財界」の代表を集めているのです。
この場で「民間議員」の十倉経団連会長、新浪経済同友会代表幹事他2名の4人の連名で、「新たな経済ステージに向けた3つの課題克服」とのペーパーを提出しました。
まあこの顔ぶれですから、この提出されたペーパーは「日本の経済界の総意」だろうとコロちゃんは思いましたよ。
それでは次に、その内容を簡単に見て見ましょう。
2.「新たな経済ステージに向けた3つの課題克服」
まず、この「新たな経済ステージに向けた3つの課題克服」とのペーパーには、「日本経済の明るい動き」として「企業収益・株価・賃金」の三つをあげています。
同時に「課題」として「円安・消費が力強さを欠く」の二つを挙げています。
そして今後「潜在成長率を引き上げていくため」に、以下の3つを提言しているのです。
➀「賃金・所得の拡大」
➁「価格転嫁」
③「人手不足対応」
そして上記の「課題克服」の為に具体的な提言をいくつか出しているのですが、コロちゃんが気になった点は以下の指摘です。
❶「大幅な円安や資源高などが生じた場合、物価に大きな影響を与える可能性がある」
❷「過度な物価上昇は民需の抑制につながる」
ほら、「過度な物価高」だって苦言を言っているでしょ。
上記の二つの提言を見ると、「日本の経済界の総意」として「これ以上の円安は止めてね・物価高もダメよ」と言っているとコロちゃんは解釈したのですが、いかがでしょうか?
そして「経済の好循環に向けた3つの課題」として、以下の3点を提言しています。
➀「賃金・所得の拡大」
➁「価格転嫁」
③「エッセンシャル・ワーカーを中心とする人手不足対応」
コロちゃんは、これを読んで「日本の経済界」の提言は、政府への一定の圧力となると読んだのですが、今後の動きも注視していきたいと考えていますよ。
なお、この「十倉経団連会長ら4人の連名による「新たな経済ステージに向けた3つの課題克服」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0510/shiryo_04.pdf
3.「昨年2023年の実質消費支出はマイナス3.2%」
総務省は、先日5月10日に「昨年2023年の1年間の実質消費支出」を発表しました。
報道によりますと、「2023年度平均の2人以上の世帯」の消費支出は「実質で前年度比▼3.2%減」と、3年ぶりにマイナスとなったと報じられています。
これを「項目別」に見ると、食料や住居などの10の項目全てが前年度比で減少しています。新聞では「食料などの値上げで生活防衛の意識が強まった」と報じていますね。
コロちゃんは、暗いニュースばかりを取り上げているような気がしますが、つい目に入っちゃうんですよね。
それでは、この「物価高」はいつまで続くのでしょうか?
今日のブログの冒頭の「政府の経済財政諮問会議」には、「日本銀行の植田総裁」からもペーパーが提出されていて、その中に「物価予測」も掲載されています。
下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 政策委員見通しの中央値」より
出典:内閣府 経済財政諮問会議 資料1より(5月11日利用)
上記は「内閣府」が発表している資料1の中に掲載されている「物価予想」です。上記の見通しは「政策委員」の方々の予想の中央値です。
この「日本銀行の政策委員」とは、「総裁」+「副総裁(2人)」+「審議委員(6人)」=9人で構成されます。
合計が9名と奇数となる理由は、日銀の「金融政策」はこの9名の多数決で決定されるためです。偶数で賛否が同数となるのを避けるためとされていますね。
上記の「物価予想」を見ますと、今年度2024年度は「+2.8%」ですから「過度な物価上昇」は、昨年度と同じ程度には続くと予想されていますね。
そして2025年度以降は「+1.9%」と、2%を割り込むと予想していますが「日銀」の過去の「物価見通し」は「上方修正」を繰り返していますからね。結構間違えているんですよ。
これも(+1.9%)も、果たして当たるかどうか・・・。まだまだ「物価上昇」は続く可能性がありそうだと、コロちゃんは思っていますよ。
どうやらコロちゃんが、スーパーで1円でも安い牛乳を選ぶ日は、まだまだ続きそうです。
コロちゃんは、医師から「骨粗鬆症の食事療法」として、「毎食牛乳を飲みなさい」と指示されていますので、牛乳の値上がりには敏感に反応してしまうのですよ。
4.「街角景気は下方修正」
「内閣府」は、全国各地の景気の動きを「景気ウオッチャー調査(街角調査)」として、毎月1回発表しています。
最初に結論を書いて置きますね。今回の「街角景気」の「基調判断」は以下となっています。
「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる」
「先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている」
景気は「先月から下方修正」ですね。あまり良くありませんね。
この「調査」では、「北海道」から「沖縄」までの全国12地域を対象に、スーパーマーケット・コンビニなどの小売店や、タクシー運転手など、景気に敏感な職種の約2000人にインタビューして調査し発表しています。
その発表内容は2種類あります。「景気の現状判断DI」と「景気の先行き判断DI」です。
①「景気の現状判断DI」
まずは「景気の現状判断DI」から見てみましょう。
下記に今年2024年3月と2024年4月の「景気現状判断DI」を書き出します。
この数字の読み方は、DIの数値が50ですと「横ばい」を表し、これを上回ると「景気が良い」、下回ると「景気が悪い」と感じる人が多いことを示しています。
◎「景気現状判断DI」
➀「2024年3月:49.8」
②「2024年4月:47.4」(マイナス2.4)
この「景気現状判断DI」の低下は2か月連続となっています。
2024年2月まで、この「現状判断」は50を上回っていましたから、現状はちょっと弱含みです。あんまり元気が出ない数字だと、コロちゃんは思いましたよ。
②「景気の先行き判断DI」
次は「2~3ヵ月先の見通し」を示す「景気の先行き判断DI」です。
この数字の読み方は、上記の「景気の現状判断DIと同じく、数値が50ですと「横ばい」を表し、これを上回ると「景気が良い」、下回ると「景気が悪い」と感じる人が多いことを示しています。
◎「景気の先行き判断DI」
➀「2024年3月:51.2」
②「2024年4月:48.5」(マイナス2.7)
この「景気の先行き判断DI(現状と比べた2~3か月先の景気の方向性)」は、先月から2.7㌽低下して50を割り込んでしまいました。
何とも、不安になる数字ですね。
この冒頭にも書きましたが、今回の調査結果に示された「景気ウォッチャー」の結論は、以下の通りです。
「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる」
「先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている」
このように纏めていますが、前半で「景気は穏やかな回復基調」と書いてありますから「景気現状判断DI」の低下が2か月連続続いても、さほど重視はしていないのでしょう。
コロちゃんは、毎月この「景気ウオッチャー調査(街角調査)」を注視しているわけではありませんので、さほど詳しくはありません。
ただ、今日は新聞報道で「街角景気、基調判断下げ」という見出しを見て、ちょっと覗いてみることにしました。
なお、この「景気ウオッチャー調査(街角調査)」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。こちらは「抜粋」ですので1ページですから、簡単にお読みになれますよ。
5.「景気は良いのか悪いのか?」
上記のように「景気の先行き」については弱含みと伝えられていますが、先日5月10日の報道では「上場企業の24年3月期決算の「純利益合計額」が、3年連続で過去最高と報じられています。
このように「景気判断」に真逆の報道を聞くと、これからも「物価上昇」が続くのかどうか、よくわからなくなりますね。
・・・いやいやちょっと待てよ。
( `◔ω◔)ん?
「上場会社の純利益額が3年連続で過去最高」って、「大手企業」の話しだよね。
そっかー、これは「円安」の為か。
「大手企業」は輸出企業が多いですから、1円でも円安になるとたちまち利益が数十億円単位で膨れ上がるんですよね。
例えば「トヨタ」は、1円で営業利益が約450億円押し上げるとされていますね。それが最近の円安は1円どころじゃないですよね。
「トヨタ」は2024年3月期連結決算で、「営業利益」を前期比で約2倍の「5兆3529億円の大儲け」となって「日本企業」で初めて5兆円の大台に乗せています。
「円安」が、この一助となったことは間違いがないでしょうね。
確か2024年1月の「ドル円は147円」でしたから、5月の「ドル円155円」と比べると「8円の円安」です。
上記の「トヨタ1社」だけでも、これだけで3600億円の儲けですね。
凄いなー、コロちゃんが飲んでいる1パック¥189円の牛乳だと・・・1905万本ですね。想像もつきません。
「大手企業」は円安で儲けがふえますけど、「内閣府」の「景気ウオッチャー調査(街角調査)」は「国内景気」ですから、逆に「円安」で苦しくなりますよね。
「景気ウオッチャー調査(街角調査)」は、「北海道」から「沖縄」までの全国12地域を対象に、景気に敏感な職種の約2000人にインタビューして調査していますからね。
コロちゃんは、今後も注意深く見るようにしましょう。
6.「コロちゃんの物価と給料が上昇した時代の記憶」
ただ思ったのですが、「一度上がった物価はもう下がらない」のではないでしょうか。
「物価の番人」である「日本銀行」は「安定的な2%の物価上昇」を目指しているわけですから、一番嫌なことは「デフレに戻る」ことでしょうから、何としても「物価を上げよう」とすると思われますね。
そしてコロちゃんは、1970年代の若い頃のことを思い出すと、あの頃は「物価も給料も」上がっていましたが、その後は両方とも下がることは在りませんでしたね。
「物価も給料も」上がりっぱなしでしたよ。
その頃のことで、コロちゃんが良く覚えていることがあります。
1970年の頃に、コロちゃんと妻が一緒に住むことになった頃の事ですが、こんな事があったのです。
妻のアパートから荷物を「新居(何こちらもアパートです)」に引っ越す時に、軽トラックから「鏡台」が落ちて壊れてしまったのです。
それを見た妻は「驚きと悲しさ」でワタワタしていましたけど、その後に直ぐに「鏡台」を買うお金がその頃のコロちゃんたちにはありませんでした。
それから毎月お金を少しづつ貯めて、の2人の「鏡台や箪笥」などを、一つ一つ買いそろえていったのですが、長い期間がかかりましたね。
ただ、当時は「物価」も毎月上がっていましたが、「お給料」も上がりましたから、コロちゃんと妻はその当時は高かった家具をそろえることが出来たのです。
確か「太郎&花子」」という若者向けの家具のブランドがありましたね。狭いアパート向けなのか、その「太郎&花子」には小さめでセンスの良いの家具がそろっていたのです。
その時に購入した「鏡台と箪笥」は、今もコロちゃんちの2階にありますよ。もっとも「鏡台」は今は使わないので押し入れの中に転がっていますけどね。
あの頃は一生懸命働いたなー、毎月ひとつづつ家具やら生活必需品を買い揃えていったのは楽しかったなー。
繰り返しますが、当時は今と違って、「物価」も「賃金」も共に上がっていたのです。
コロちゃんの、今まではまるで忘れていた1970年代初頭の「昔話しと教訓」でした。
7.「物価上昇は3年も続いている」
コロちゃんは「清貧ライフの年金老人」ですから、「物価高」が一番の敵なんです。
そして今の「日本」には、コロちゃんと同じ立場の「年金老人が4023万人※」もいらっしゃいます。
(※厚生労働省年金局「厚生年金保険・国民年金事業の概況」より)
日本の総人口は「1億2451.1万人※」ですから、「重複のない年金受給者数」の割合は「32.3%」となります。
(※総務省統計局:人口推計:2023年6月確定値)
なんと「日本国民」の3人に1人が「年金受給者」となっているのです。
これだけの数の「年金受給者」の方たちの生活は、引き続く物価上昇によって、大きな不安を持つようになってきています。
いつから「物価上昇」が始まったなんて、日々のことですから忘れちゃうんですよね。
コロちゃんも「いつからだったかなー?」と思いながら調べてみました。思い出して見ると、今の「物価上昇」は、2021年の後半頃から始まっています。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 消費者物価指数(総合)に対する財・サービス分類別寄与度」より
出典:厚生労働省 物価消費の動向より(5月11日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表している「消費者物価指数(総合)に対する財・サービス分類別寄与度」です。
色のついた棒グラフは見ないで結構です。「黒の実線」が「消費者物価指数(総合)」ですね。
この「黒の実線」を見ると、2021年8月までは「物価上昇率」は水面下の「デフレ状態」です。
それが、2021年9月に水面から飛び出すと、急角度で上昇しています。
現在まで続いている「物価の急騰」は、2021年の後半から始まっているのです。
・・・ということは、もう3年近く「物価上昇」が続いているわけですね。
そりゃ、「年金老人」の生活も苦しくなりますよね、怒りもするでしょう。選挙での投票行動も変わりますよね。
コロちゃんは、昨今の「内閣支持率の低下」には、この「物価上昇への不満・怒り」がかなり影響していると考えています。
そして「自民党ウラ金事件」への怒りも、この「物価高への不満」が背景にあるとも思っているのです。
8.「反対派が増えて来たなぁ」
今日のブログの冒頭では「経済団体も過度な物価上昇を懸念した提言」を取り上げてみました。
本来ならば「値上げできる環境で企業収益の増加」を喜ぶはずの「経済団体」が、「過度な物価上昇」を懸念する方針に転換したのです。
コロちゃんには、これらの報道を見ていて、なんとなく世の中に「懸念を持っている方々」や「反対する方々」が増えてきているように感じられるのですが、気のせいでしょうか。
そして「社会不安がじんわりと漂うようになった」とも感じているのですが、いかがでしょうか。
まあ、コロちゃんは「持続可能性がない」現在の政策などに不満を持っていますので、いろいろま出来事を懸念しているだけかも知れませんね。
コロちゃんは、出来れば静かに安心した生活を過ごしたいだけですので、言いすぎにはご容赦いただけると幸いですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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