【経済考】いつまで続くの「電気ガス料金支援とガソリンの補助」

経済

おはようございます。昨日にコロちゃんは、「左手の親指の付け根が痛む」とお伝えしましたが、一晩寝て起きた今日は、なんと「痛み」が「手首」に移動していたのですよ。

コロちゃんは「腰痛持ち」ですから、寝ていて立ち上がる時や座っていて立ち上がる時には、どこかに手で捕まらないとならないのですよ。

ところが「手や手首が痛む」と、手すりをつかんだり、テーブルに手を置いて体重をかけると・・・痛い!
(。>_<。)アイタタ・・・

何ともストレスを感じる「痛み」ですよ。だけど、どうして「痛み」が「親指の付け根」から「手首」に移動したのでしょうね?
(*´・д・)はて?

うーむ、「整形外科」の受診をした方がいいのかなー?
(´ヘ`;)ウーム…

いやいや、もう少し「張り薬」を張って様子を見てみましょうと考えたコロちゃんでしたよ。

痛みがちょっと気になるコロちゃんが、今日は「いつまで続くの電気ガス料金支援とガソリンの補助」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「電気ガス代料金支援が、また始まったよと、トランプ関税パッケージを読むよ」

☆「電気・ガス料金支援を見てみるよと、ガソリン補助を見てみるよ」

☆「バラマキすれば物価が上がるよと、電気ガス料金支援・ガソリン補助、いらなくね?」

☆「コロちゃんとガソリン料金と50円玉」

1.「電気ガス料金支援が、また始まったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「電気ガス代/月「1000円負担減」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは、「あーまた始まったよ」と思いながら、この記事をジックリ読んでみましたよ。

そうしましたら、今回は「トランプ政権による関税措置を受けた緊急パッケージ」の中に「電気ガス料金支援」を入れていましたね。

「電気ガス料金」と「トランプ関税」と、なんか関係があるのかなー?
σ( ̄^ ̄)はて?

確か昨年2024年の夏の「電気ガス料金支援」は、「酷暑乗り切り緊急支援」と名打ってましたよね。それ以前の2023年は「電気・ガス価格激変緩和」でしたよね。

それが今回は「トランプ関税対策」ですか? もう「名目」は何でも構わないんじゃないかと思いましたよ。

とにかく「記事」を読んでみると、「7~9月に一般家庭で電気・ガス料金を月1000円程度補助する支援策」と報じていますね。

そりゃコロちゃんだって助かりますよ。今どきの夏は「エアコン」なしで暮らせる気温ではありませんから、高い電気代を少しでも支援してくれればありがたいと思いますよ。

ただ、この「電気ガス料金支援」が始まったのは「2023年の1月」でしたから、もう3年目に入ります。これまでの「総支出は4.3兆円」とされています。

まさに「一度始めると止められないバラマキ」の良い例となりそうですよ。

そこでコロちゃんは、ちょっとこの「トランプ政権による関税措置を受けた緊急パッケージ」を読んでみることにしましたよ。

なお、この「日経新聞」の「電気ガス代/月「1000円負担減」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

電気・ガス代、月1000円補助 トランプ関税対策の予備費3880億円支出 - 日本経済新聞
政府は27日、トランプ米政権による関税措置を受けた緊急対応パッケージに、3880億円の予備費を支出すると閣議決定した。既存予算も合わせた財政支出は9000億円規模となる。7〜9月に一般家庭で電気・ガス料金を月1000円程度補助する支援策などにあてる。石破茂首相は同日、首相官邸で開いた関税措置に関する総合対策本部で「刻々...

2.「トランプ関税パッケージを読むよ」

上記を読んでコロちゃんは早速「内閣府」の「トランプ政権による関税措置を受けた緊急パッケージ」を探して、読んでみましたよ。以下の5項目にまとめられていました。

◎「トランプ政権による関税措置を受けた緊急パッケージ概要:緊急対応策」

➀「相談体制の整備」
②「影響を受ける企業への資金繰りを始めとした支援の強化」
③「雇用維持と人材育成」
④「国内消費喚起策の強化と国民の暮らしの下支え」
⑤「産業構造の転換と競争力強化」

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/tariff_measures/pdf/package_250425gaiyou.pdf
(出典:内閣官房:米国関税措置を受けた緊急対応パッケージ概要より:5月29日利用)

上記の「政策パッケージ」の予算規模は9000億円規模で、そのうち「電気ガス料金支援は2880億円」となっていましたね。

うーむ、この内容をざっと読むと「トランプ関税」に直接関係するのは、「➀相談体制の整備」と「②影響を受ける企業への資金繰りを始めとした支援の強化」だけですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

「③雇用維持と人材育成」と「⑤産業構造の転換と競争力強化」は、長期的な政策メニューですから、「この機会についでに入れておこう」としたように見えますよ。

なお、コロちゃんが興味を持つのは、「④国内消費喚起策の強化と国民の暮らしの下支え」だけですが、いくつかを書き出してみますよ。以下でしたよ。

◎「国民の暮らしの下支え」

①「所得税減税1.2兆円」(基礎控除の見直し)
②「世帯当たり3万円の低所得者世帯への給付措置」
③「ガソリン補助金:5/22から実施」
④「7・8・9月の電気・ガス料金支援」

あー、やっぱり「➁低所得者世帯への給付(世帯3万円)」もあるんですね。これは「住民税非課税世帯」が対象でしょうね。
( ¯ O¯)アー

「①所得税減税1.2兆円」は、今年の3月に決まった「所得税の基礎控除の見直し」のことですね。「改正前が48万円」だった基礎控除が「95万円」に引き上げられています。

これに「1.2兆円」もかかっているんですね。これは「トランプ関税」以前に決めたことじゃん!
(゚Д゚)アララ!

そして、今日のテーマの「④7・8・9月の電気・ガス料金支援」と「③ガソリン補助金:5/22から実施」がここで出てきていますよ。

コロちゃんは、この「電気・ガス料金支援」と「ガソリン補助金」を、「始まったらやめられないバラマキ政策」として捉えていますよ。

そもそも「物価高」は今回の「トランプ関税」の以前から始まっているのですからね。この上記の3つは「トランプ関税」とは直接関係はありませんよ。

日本の社会では、「増税対する忌避反応が強い」と同時に「一度始めたバラマキは止められない」の社会の空気があるとコロちゃんは考えていますよ。

一昨年は「激変緩和措置」で、昨年は「酷暑支援」となり、今年は「トランプ関税対策」を理由とした「電気ガス料金支援」になっていますよ。

次の来年はどんな理由で登場してくるのかを、コロちゃんは懸念を持って見つめていますよ。

なお、この「内閣官房」の「トランプ政権による関税措置を受けた緊急パッケージ」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/tariff_measures/pdf/package_250425gaiyou.pdf

3.「電気・ガス料金支援を見てみるよ」

さて、次に今回の「電気・ガス料金支援」で家庭の電気料金支払いは、どの位減るのでしょうか。報道によると以下でしたよ。

◎「今回の電気・ガス支援の合計負担減額:標準的家庭」

➀「7月       :1040円減」
②「8月       :1260円減」
③「9月       :1040円額」
④「合計負担減額:3340円負担減」

うーむ、1世帯で3000円強が安くなるのね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

だけど、これに「2880億円」つかうんだよなー。これまでの「電気・ガス支援」の総額は「4.3兆円」だそうですよ。

そしてコロちゃんは気が付いたのですが、この「電気・ガス料金支援」の相手って「家庭と企業」があるんですよね。

確か「家庭用電力は30%、企業用電力は70%」と言われていますから、この「電気・ガス料金支援総額4.3兆円」の7割は「生活支援」じゃないところにいっているんじゃないでしょうか。

それに「生活に困っていない富裕層」へも、この「電気・ガス料金支援」は届けられています。

コロちゃんは、自分も「電気料金支援の恩恵」を受けていますが、上記の風景を見ていると「もう止めた方が良い」と考えていますよ。

4.「ガソリン補助金を見てみるよ」

上記で「電気・ガス料金支援」が「生活支援」ではないところ(企業・富裕層)に流れていると書きましたが、それは「ガソリン補助金」でも同じですよね。

今回の「トランプ関税政策パッケージ」では、5月22日から「新しいガソリン補助金制度」が始まるとしています。

その内容は「1㍑あたり最大10円引き下げる」というもので、週ごとに店頭価格の引き下げ幅を広げていくややこしい仕組みとなっていますね。

この「ガソリン補助金」は「累計8.2兆円」とされています。上記の「電気・ガス料金支援の4.3兆円」と合わせると、なんと「合計12.5兆円」にもなりますよ。

この「ガソリン補助金」は、石油元売り会社に支給されていますから、「企業の物流部門」も恩恵をこうむることになりますよね。

この「ガソリン」の「家庭と企業」の割合については「電気使用量」とは逆で、「家庭用ガソリンが70%で、企業用ガソリンが30%」と言われています。

ということは「補助金全体の3割」が、「家庭の生活支援」ではないところに予算が流れているということになります。

しかも「家庭でガソリンを使用しない世帯」の割合は60%です。つまり、「40%の世帯」しかガソリンを使用していないのです(※)。

(※総務省:家計調査におけるガソリン購入世帯の割合より)

コロちゃんは、「生活に困っている世帯への支援」ならば理解できますが、これらの「電気・ガス料金支援とガソリン補助金」は、そのかなりの部分が「企業への補助金」となっています。

しかも、「家庭分の支援」にしても「富裕層」も含めた「生活に困らない方」へも支援をしていますし、ガソリンを使用する世帯の割合は40%にとどまります。

コロちゃんは、こんな「大企業と富裕層」も含めた「バラマキ支援策」は、もう止めた方が良いと考えていますよ。

5.「バラマキすれば物価が上がるよ」

コロちゃんがここまで書いて来て、ちょっと気が付いたことがありました。それは「バラマキすれば物価が上がる」という事でしたよ。

コロちゃんは、先日新聞で「債務圧縮/30年度までに」という見出しの記事を読みました。

この記事は、「財政制度審議会」がまとめた「意見書」について書かれてものでしたよ。その中で下記の記載がありました。

◎「我が国経済は、人手不足を中心に供給制約の局面へと移行しており、こうした状況下で需要が広範に刺激される効果を有する施策を講じた場合、更なる物価上昇をもたらすなど、真に困っている者への支援につながらないおそれにも留意しなければならない」

◎「歳出を大幅に増加させた場合、物価上昇のスパイラル的な加速や利払費の更なる増加が生じるおそれに留意」

◎「巨大地震などの有事における財政需要は甚大であり、それを国債市場において安定的に調達し得る十分な財政余力が必要」

(出典:財務省 財政制度審議会 激動の世界を見据えたあるべき財政運営より)

この「財政制度審議会の意見書」は、「財政」の面から「建議」しているものですが、「バラマキをすると物価上昇のスパイラル的な加速」が生じるリスクが高まっていると指摘しているのですよ。

それに万が一の「巨大地震への備え」のためにも「十分な財政余力」を保持する必要も記載していました。

コロちゃんは、今回の「備蓄米」を全部放出しようとしている「小泉コメ大臣の顔」が頭に浮かびましたよ。

もし「巨大地震」が起きた時には、「非常時用の備蓄米」が足りないことになりはしないかとの懸念ですね。

これは「財政」でも同じで、ある程度の「余力」を残しておかないと「物価上昇と金利上昇のスパイラル」のリスクがあるというものなのでしょうね。

コロちゃんは、この「財政制度審議会」」の「専門家の意見書」の概要をざっと読みましたが、素人のコロちゃんでも「政治家の財政規律の緩みが問題」だとわかるような内容でしたよ。

一言で言うと「バラマキすれば物価が上がるよ」でしたよ。

ただ、字ばっかりでグラフやイラストがないのが読みにくかったですよ。もう少し工夫して欲しいですね。

なお、この「財政制度審議会の意見書の概要」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

「概要」でなく「本文」の方は126ページもありますから、読むのは止めた方が良いですよ。

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20250527/02.pdf

6.「電気ガス料金支援・ガソリン補助、いらなくね?」

さて、ここからコロちゃんの意見を書きますね。コロちゃんの意見は単純です。

「電気・ガス料金支援とガソリン補助は、もういらないよね!」の一言ですよ。

その理由を2点あげますね。まずは「70代のコロちゃんの視点」から言いますよ。

❶「高齢世代と現役世代という視点から見ると、電気・ガス料金支援、ガソリン補助は、高齢世代は貰うだけ」

上記で書いた「ガソリン補助金:累計8.2兆円』」+「電気・ガス料金支援金:4.3兆円」=「合計12.5兆円」は、高齢世代も受け取りますが、後で借金を返すのは現役世代と将来世代の役目となります。

これって不公平ですよね。何でここまで「高齢世代」をヨイショしなきゃならないんでしょうか。コロちゃんは「高齢世代」だからいいですよ。

だけど、コロちゃんだってちょっとぐらいは「現役世代・将来世代」に「申し訳ない」と思っちゃいますよ。
(;・д・)ノあ、ごめん。

❷「電気・ガス料金支援、ガソリン補助は生活が苦しい世帯に限るべき」

「電気・ガス料金支援」も「ガソリン補助」も、企業へ流れていますし、一般世帯の富裕層にも流れています。

またガソリンを消費しない世帯(60%)も多いという不公平な補助金となっています。

コロちゃんは「企業と富裕層」へは、補助金を配る必要はないと考えていますよ

「補助するのは生活に苦しい世帯のみ」に限れば、もっと少ない金額で済みますよ。だから、もし続けるならば配布先を絞るべきですよ。

以上の2つの理由で、コロちゃんは「電気・ガス料金支援、ガソリン補助」はもう止めるべきだと考えていますよ。

上記の「財政制度審議会」が建議したように「バラマキがインフレに進むリスク」もありますし、「財政的な余裕もない」のですから、やめた方が良いですよ。

7.「コロちゃんとガソリン料金と50円玉」

今日のテーマは「いつまで続くの電気ガス料金の支援とガソリンの補助」でした。最後の「コロちゃん話」は「ガソリンの話」をしましょう。

コロちゃんが「ガソリン料金の記憶」を探ってみると、1960年代後半の「男子高校生」だった時代に同級生が「オートバイ」に乗ってきたことがありました。

いやー、カッコよかったしうらやましかったですよ。
(´・∀・`*)ウラヤマシィ…

1960年代後半というと、ちょうどモータリーぜーションのさ中ですね。今データで見ると「国内の自動車保有台数」が、1965年の630万台が1967年には1000万台に達しています。

ただコロちゃんの住んでいた東北地方の地方都市では、まだまだ「自動車普及」は遅れていましたよ。

そんな時代にコロちゃんの同級生が「オートバイ」に乗って、放課後の学校に登場したのですから、たちまち注目を集めたのは当然のことでした。

まだ「オートバイのヘルメットの着用義務」はありません。(すべての道路で51cc以上のバイクのヘルメット着用が義務化されたのは1978年)

もちろん、オートバイに乗って来た同級生は、親の自動二輪車を持ち出してきたのでしょう。

この時に彼が「ガソリンがあまり残っていないから1㍑だけ入れるんだ」と言いながら、「50円玉」を見せたのですよ。

だから、当時のガソリン料金は「1㍑50円」だったのですね。現在では「1㍑180円程度」でしょうか。「ガソリン料金」は、50数年で3倍以上に値上がりしたようですよ。

コロちゃんは、当時彼に頼んでその「オートバイ」の後部座席に乗せてもらって、市内を一回りしたことを憶えていますよ。

もちろん「ノーヘル」でしたけれど、そのスピード感がとても気持ちよかったことを記憶していますよ。

なお、その時に「オートバイの同級生」が見せてくれた「50円玉」は現在使われている「穴あき50円玉ではありません。当時広く使われていた「旧50円玉」です。

この「旧50円玉」は、その後の「穴あき50円玉」よりも大きく・重いもので、見るからに「価値がありそうなもの」でしたよ。

旧50円玉の重さは5.0㌘でしたが、その後発行された新穴あき50円玉は4.0㌘しかない見るからにチャチなものとなってしまったのですよ。現在使われているのは、もちろん後者ですよ。

下記に「旧50円玉」のフォトを添付しますね。

出典:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:50円硬貨 最終更新 2025年5月2日 (金) 16:53 より

コロちゃんがこの「同級生のオートバイ」のことをよく憶えていた理由は、実はこの「2ケツの市内走行」をコロちゃんの近所の子どもに目撃されちゃっていたのですよ。

それで、コロちゃんは帰宅後にしこたま怒られたのですよ。いわく「不良と付き合っていた」って。

当時の日本社会では、「オートバイに乗っている=不良」と思われていた時代でしたよ。コロちゃんがまだ「可愛らしい少年だった時代※」のお話でしたよ。

(※見る人によります)

今日の「コロちゃん話」は、こんな時代もありましたとの風景をお伝えしましたよ。

だけどコロちゃんは、その後青年となってから「オートバイ」に夢中になっていますから、何が「趣味」となるのかわからないものですよね。

コロちゃんは、今振り返っても「オートバイ」があったから「楽しい青年時代」をおくれたと思っていますよ。その話はまた別の機会に書きましょう。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

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