朝、散歩を終え朝食をたべ、コーヒーを持って新聞を拡げます、いつもの静かな時間が流れます。新聞をながめていると「NISA口座数と投資額を倍増する」という内容が目に入りました。
だけどコロちゃんは、どうかなーと思うんだよね。これ、お金持ってる人への減税策じゃないの? 格差拡大になる政策になっちゃうんじゃないの?
若者は、お金を貯めるよりも、自分に投資しよう
1.まずiDeCoとNISAってなに?
最近iDeCoとかNISAとかよく聞くよね。若者はいまから老後にそなえてお金をためて増やしとこということなんだけど、コロちゃんは反対なんだ。
若い時は二度どないんだから、その大切な時に、たくさんの新しい体験に取り組まなければもう一生できないよ。
お金より若い時の体験の方が、長い一生を考えればはるかに大切だとコロちゃんは思うんだよね。
若い時はみんなお金ないよね。若い人は、そのわずかなお金をやりくりしながら、貴重な体験を積み重ねていると思うんだよね。コロちゃんもそうだったよ。
そのお金を老後のために貯めちゃったら、何もできなくなっちゃうじゃない。お金がいっぱいあればいいんだけどね。
2.iDeCoとは「個人型確定年金」
国民年金(一階部分)とか厚生年金(二階部分)は知ってるよね。国が行っている公的年金だよね。その上に企業年金(三階部分)がある。これは会社によってない会社もあるよ。
その上の4階部分として、個人単位で任意に加入する「iDeCo」ができたってわけ。
金額は上限があるけど、自営業や会社員や専業主婦とか企業年金のあるなしでバラバラだから入りたい方は自分で調べてね。
だいたい掛け金上限が月1.2~6.8万円ぐらい。
3.NISAとは「小額投資非課税制度」
通常、投資で得た収益には20.315%の税金がかかるけど、このNISAを利用すると一定額までの投資で得た収益を一定期間(現行は5年間)非課税で受け取ることができるというものだよ。
これもいろいろ条件が付いているから、これもやりたい人は自分で調べてね。
4.若い人にそんなお金あるの?
若い人が老後にそなえるっていうけれど、日本の給与体系はいまだに年功序列の体系が残っていて、若い人は低い賃金から始まり、徐々にベースアップしていくシステムだよね。
20代前半の男性の若者の平均給与は278万円。
50代後半の男性の平均給与686万円の半分以下だよ。この給与で老後のためにiDeCoやNISAやれって言うの?
出典 国税庁長官官房企画課 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 令 和2年9月(11月16日利用)
そもそも、若い人の金融資産ってあるのかな? 調べると、20代の金融資産の平均は160万円程度、中央値は70万円程度との調査もあるみたい。
サンプル調査みたいだからカッチリしたものではないと思うけど、20代の貯蓄ゼロが19%、30代の貯蓄ゼロが20%という調査もあるよ。
5.余裕資金のある人への減税プレゼント
こんど「NISAが非課税となる期間を無期限とする」そうだから、投資減税だよね。
所得税は累進課税でどんどん上がる制度になってるよね。
だけど、金融所得課税は一律20.315%で、高額所得者の税率が逆に下がってしまう「一億円の壁」を何とかしようとしている時に、なんかチグハグな感じがするなぁ。
余裕があってNISAへお金を回せば減税でお得ってわけだけど、若い人でそんなに余裕のある人は少ないだろうし、むしろ限られたお金は「自分磨き」に投じた方がいいとコロちゃんは思います。
6.教育こそ最大の投資だと思うよ
リスキリングって知ってるよね。「新しい知識やスキルを学ぶこと」だけど、いまみんながやった方がいいと言ってるんだよね。
老後に向けた資産形成と、スキル取得を両立できれば一番いいんだろうけど、それだけの所得がない現状は悲しくなるね。
学びとか教育とかは、タダではできないよね。コロちゃんは若い人は、教育にお金をかけてスキルと体験に磨きをかけた方がいいと思います。
ほら、よく言われるじゃない。「教育は、決してなくなることのない資産だ」って。
7.若者にはお金をかけようよ
いま、日本は生産性が30年以上低迷することに頭を悩ましています。
コロちゃんは非正規雇用で雇用者教育にお金を掛けなくなったことの積み重ねが、企業の生産性を落としたんじゃないかと思っています。
国も企業も。子どもと若者にもっとお金を掛けようよと思っているコロちゃんでした。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に触りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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