【社会考】「我慢比べ」は誰が勝つか?

社会

おはようございます。今朝のコロちゃんは、とっても気分が良いのです。

えっ「どしたの?」ですか?

いえね、コロちゃんは腰痛の痛み止めに「トリプタノール」というお薬を服用しているのですが、このお薬は副作用に「💩が出ない」があるそうなんです。

尾籠な話でごめんなさいね。コロちゃんはこのお薬を服用し始めてから「便秘」に悩まされていたのです。

それが、このほど親族の「薬剤師さん」の方のアドバイスで「ピコスルファートナトリウム 」を処方してもらったら、3日目でスッキリと💩がお出ましになりました。

コロちゃんのお腹は、スッキリ・クッキリ・ハッキリ快調となりました。

それで、今朝はもの凄く気分が爽やかなんですよ。「薬剤師さん」ありがとう💕

今日は「物価上昇との我慢比べ」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「物価は上がるよどこまでも、政権への不満も上がるよどこまでも」

☆「日銀は政策転換へジワリと進む、岸田総理はデフレ脱却一直線」

☆「岸田総理と国民の我慢比べと、その行く末は?」

1.「線路は続くよいつまでも、物価は上がるよどこまでも」

コロちゃんは、だいたい3日起きぐらいに、近所のスーパーマーケットへ行ってお買い物をしています。

スーパーで商品を見渡すと、相変わらず値上げした商品がズラーっと並んでいますね。どうやら、まだ「物価上昇の勢い」は続いているようです。

参考までに「総務省統計局」が発表している今年の「消費者物価指数」(CPI)は以下の通りです。「変動の大きい生鮮食品を除く総合指数」です。

1月 4.2%上昇
2月 3.1%上昇
3月 3.1%上昇
4月 3.4%上昇
5月 3.2%上昇
6月 3.3%上昇
7月 3.1%上昇
8月 3.1%上昇
9月 2.8%上昇
10月 2.9%上昇

先月の11月分はまだ発表になっていませんが、今のところ「物価上昇」の波は収まりそうもありません。

2.「物価上昇は政治への不満へ向かう」

この「物価上昇」で、最も痛みを感じているのは「物価耐性が低い年金世帯」です。

このブログでも度々投稿していますが、「年金世帯」の今年の賃上げはわずか「1.9%(3000円弱)」でしかありません。
(年金改定値は68歳以上:金額は平均)

現在の重複のない年金受給者数は「4023 万人」と、日本国民総数の1/3にも達しています。
(令和3年度:2021年現在)

これらの「物価耐性が低い年金世帯」の不満は、直接声を上げなくとも、社会の底流からだんだんと水位が上がるように上昇しつつあります。

岸田総理の「所得税と住民税あわせて4万円の減税」と「住民税非課税世帯に7万円の給付」が、世間から支持されませんでした。

コロちゃんは、その不支持の底流には現在の「物価上昇」への大きな不満があると思います。

3.「日本銀行は17年ぶりの政策転換へジワリと進む」

「物価上昇」を止められるのは「政府」と「日本銀行」しかありません。

基本的には「金融政策」は「日銀」のお仕事ですから、「日銀」が現在の「金融緩和政策(マイナス金利政策)」を転換すれば「物価は下落」します。

しかし、現在の「日銀」は「デフレへの逆戻り」を恐れて、いまだ「金融緩和政策(マイナス金利政策)」を維持しています。

現在の「日銀」は17年ぶりの「マイナス金利政策」の解除時期を、慎重にうかがっているのだと思いますね。

「岸田日銀総裁」は、先日の12月7日に参議院財政金融委員会で、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言しました。

これは「専門家の用語」ですが、「もうすぐ金融緩和を止めるよ!」という意味を持ちます。
コロちゃんの見解です)

コロちゃんの目にも(素人目ですが)、「日銀」が金融緩和政策の出口を、如何にスムーズに進めるのかを手探りで探っているようにも見えます。

まあ、コロちゃんは市井のおじいちゃんですから、早く「金融引き締め」に転換して「物価を下げてくれよ!」と思っていますけどね。

皆さん、ご存じですか? 

「デフレ」は「物価が下がる」から、「年金老人」にはプラスなんですよ。

一方「デフレ」は、物の値段が下がり「企業収益が減少」して、社員の給料が下がったり採用を控えたりしますから、「現役世代」にはマイナスとなります。

また「インフレ」は、「物価が上がる」と共に「給料も上がれ」ば、「現役世代」にはこちらの方がプラスなんです。

そして「インフレ」は、「高齢世代」には「物価上昇」しますから、「年金生活」にはマイナスしかありません。

何とも「高齢世代」と「現役世代」の双方が良い時代は来ないものでしょうかと、コロちゃんは思いましたね。

4.「岸田総理はデフレ脱却一直線、国民と我慢比べ?」

「物価上昇」への「政府の対処」は、大きくは二つあると思います。

まず、ひとつは「物価上昇の痛みの緩和」です。

これはわかり易いですね。現在発表されている「4万円の減税と7万円の住民税非課税世帯への給付」です。

確かに一時的な「痛みの緩和」にはなるでしょう。

二つ目の「物価上昇」に対する「政府の対処」として、「物価上昇」の根源を絶つ方法があります。

それは「需要を減らす」ことです。「供給が多いと物価は下がる・需要が多いと物価は上がる」が経済学のイロハです。

「政府」が「物価上昇」を抑えるには「総需要抑制政策」を行ない「政府予算を緊縮予算」とすることです。

しかし現在の岸田政権は、「緊縮予算」どころか「4万円減税」の拡張財政を進めています。

それは、現在の岸田総理の頭の中は「デフレ脱却」を、岸田政権の「レガシー(政治的遺産)」とする意向があるからだと、コロちゃんは考えています。

先日にも報道で、12月4日(月)に岸田総理は元厚生労働大臣の田村憲久氏を官邸に向かい入れて、次のように話したと報じています。

「24年中に実質賃金がプラスになるかは微妙なところだ。だからゲタを履かせる」

これは「国民」の「可処分所得」を1人4万円を配る(減税する)ことで、強引に引き上げるという意味でしょう。

岸田総理も、来年2024年春の民間企業の「賃上げ」だけでは「デフレ脱却」と「経済の好循環」の実現は難しいと思ったのかもしれませんね。

こう考えると、岸田総理が不人気の背景となっている「物価上昇」を我慢して「デフレ脱却」という果実を得ることできるでしょうか。

それとも絶え間なく続く「物価上昇の波」に国民の皆さんが我慢しきれずに、さらに岸田総理の支持率が低下して「政権」が行き詰るかの「我慢比べ」のように、コロちゃんは思えましたね、

5.「デフレ脱却の行く末はどうなるのか?」

なぜ「日銀」や「岸田総理」が不人気な「物価上昇」に耐えてまで「デフレ脱却」にこだわるのでしょうか?

コロちゃんの考えでは「それは日本を成長できる経済に戻す」ことだと考えています。

今多くの方が「デフレ脱却」さえすれば、「日本経済」は過去のような「力強い成長の経済」に戻ることができると考えています。

これはコロちゃんの見解なのですが、「日本経済の運営」を長期で見た時に、1990年代後半には、不況に対して、国が主導して大きな予算を投じて「経済対策(公共投資)」を進めていました。

「小渕政権(1998~1999年)」の時代ですね。100兆円規模の財政投入(公共投資)の景気対策を何度も行ないましたがダメだったことを覚えています。

当時の「小淵総理」は記者会見で「世界一の借金王です」と発言なさっていたことを思い出します。

その結果は、政府がいくら「巨額の財政政策(公共投資)」を投じても「経済成長」はできませんでした。

その後は「小泉政権(2001~2006年)」の「構造改革の時代」です。

小泉総理は「自民党をぶっ潰す」と抵抗勢力(自民党旧田中派)を排除して「聖域なき構造改革」を叫びましたが、やはり経済は上向きませんでした。

その後の「安倍総理(2012~2020年第二次安倍内閣)」は、ご存じの「アベノミクス」で「異次元の金融緩和」を主張しました。

それらを、当時のマスコミも世の中も支持しましたし、日銀総裁に黒田氏が就任し「異次元緩和」を10年間進めましたが、やっぱり経済は上向きませんでした。

そして、現在の「成長の敵」は「デフレ」です。

しかし「デフレ脱却」さえすれば「日本経済は成長する」と、誰が決めたのでしょうか。

コロちゃんは「デフレがインフレに」なっても、もう「日本経済」は大きな成長ができる時代は過ぎたのだと思いますよ。

この「デフレ脱却」の結論は、来年6月以降になればハッキリします。
(減税は2024年6月予定)

その時には、また新しい「日本経済が成長できない戦犯探し」が始まるのかもしれませんね。

この様な理由から岸田総理は、来年6月までは「デフレ脱却」を夢見て、現在起きている「政治資金パーティ問題」を必死で乗り切ろうとするだろうと、コロちゃんは予想しています。

コロちゃんは、日本は「見果てぬ夢の高い経済成長」を追い求めるのではなく、「成長なき社会・縮みゆく社会への転換」を進めるべきだと思っていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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