おはようございます。今朝は朝から雨が降っていました。気温は10度ですから、冷たい雨ですね。
コロちゃんは、ワンコを抱っこして近くの道路の高架下へ向かい、ワンコに💩と💧をさせた後に、急いでそそくさと帰宅しました。
雨ってイヤですよね。コロちゃんもワンコも雨はキライなんですよ。あ、ワンコは何にも言いませんけど、たぶん雨がキライだと思いますよ。
コロちゃんとワンコは、24時間一緒に生活していますから、眼を見ただけでワンコの考えていることがわかるんです。
ね、ワンコ? 「ワン!」
ほら、「うん」っていったでしょ。えっ?「ワンコはワンとしか吠えられない」ですか?
確かにそうなんですけど、コロちゃんみたいに70代になると、ワンコの言葉もわかるようになるのです。
(๑>◡<๑)テヘッ
まあ、あまり深く追求しないで下さい。今日は「読書をしようよ」をポチポチします。
1.「21世紀出生児縦断調査」
今日のテーマは「若者の読書」についてなのですが、コロちゃんがいきなりこんな事を言い出したのには訳があります。
「文部科学省」が、先日の10月13日に「第21回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」という「調査報告書」を発表して、その中に「若者の6割が本を読まない」とあったのです。
コロちゃんは「趣味が読書」で、今でも毎月10~20冊の本を読書していますから、ほとんど「本中毒」ですね。
今の日本では、「大麻」や「覚せい剤」と違って「本中毒」は処罰の対象となりませんから、コロちゃんの身は安全です。
(๑′ᴗ‵๑)エヘ♡
つまらないギャグはさておいて、それでは、今回発表になった「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」とは、どんなものでしょうか?
文部科学省の発表によりますと、以下の様に書かれています。
「2001年(平成13年)に出生した子の実態及経年変化の状況を継続的に観察することにより、教育に関する国の諸施策を検討・立案するための基礎資料を得る」
「同一客体を対象に学校教育から就業に至るまで毎年調査することにより、出生時からの縦断データを整備することを目的としています」
ホント「お役人言葉」は分かりにくいですね。
要するに「2001年に生まれた赤ん坊(その年代の男女)」を、ずっと追いかけてその「男女世代」の「変化」を調べるものです。
それですから、「調査対象者」の年齢は以下の様になります。
①「第1回調査(6ヶ月児)」
②「第2回調査(1歳6ヶ月)」
・・・
㉑「第21回調査(21歳)」
今回の「第21回調査」の時期は、2021~2022年にかけて2回行なわれ、回答者数はそれぞれ1.1万人強となっています。
コロちゃん
ふむふむ、それで今回調査の対象者は「21歳の若者」なのね。
どれどれ、ちょっと覗いてみましょう。
2.「若者は本を読まない」
それでは、文部科学省が調査をした「21歳の若者の読書習慣」を見てみましょう。
今の若者たちが、毎月何冊ぐらい本を読んでいるのかがわかるとは楽しみですね。
①「21歳の若者たち」
以下のグラフをご覧ください。
「文部科学省 読書習慣について」より
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
出典:文部科学省 第21回21世紀出生児縦断調査 より(10月15日利用)
上記のグラフは「この1ヵ月に読んだ書籍の数」です。
コロちゃんだったら、「月に10~20冊」と答えるところですが、この調査対象の「21歳の若者」はそんなに読んでいないですね。
グラフの一番上が「紙の書籍」ですが、「0冊(青)62.3%」と、一冊も読まない若者が6割以上いることを示しています。
そして、読んでいる本の冊数は以下の通りです。
①「1冊 (19.7%茶色)」
②「2~3冊(12.3%灰色)」
③「4冊以上 ( 5.8%黄色)」
本を読んでいる若者でも、その読書数は「お寒い」限りです。
コロちゃん
全然本を読んでないじゃん!
えー、こんなにも本を読まないの?
信じらんない!
やることなくてヒマじゃん!
②「21歳が小学4年生だった頃」
この「調査」のグラフには、上記の「調査対象21歳」の年代の方たちが、小学校4年時(10歳)の時の2010年に実施された「調査結果」も並べて記載されています。
下記のグラフをご覧ください。重ねて言いますけど対象者は「小学校4年生(10歳)」ですよ。
「文部科学省 読書習慣について」より
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
出典:文部科学省 第21回21世紀出生児縦断調査 より(10月15日利用)
上記のグラフの上が「本」で、下のグラフが「雑誌・マンガ」です。
この「本」の方の読書数を見ると「0冊(青10.3%)」となっています。「21歳時」には「0冊(青)62.3%」でしたから、「小学4年生」の時の方が「0冊」の割合が大幅に少ないのです。
わかり易いように、下記に「〇小学4年時」と「●21歳時」を並べてみます。
◎「読書数 0冊」
〇「小学4年 10.3%」
●「21歳 62.3%」
◎「読書数 1冊」
〇「小学4年 19.7%」
●「21歳 19.7%」
◎「読書数 2~3冊」
〇「小学4年 31.9%」
●「21歳 12.3%」
◎「読書数 4冊以上」
〇「小学4年 38.1%」
●「21歳 5.8%」
これにはビックリしますよね。
本を読まない(0冊)のは、11年前の「小学4年 10.3%」よりも、2022年の「21歳 62.3%」の方がはるかに多いのです。
「1冊(19.7%茶色)」はどちらも変わらない数字ですが、「2~3冊(31.9%灰色)」、「4冊以上38.1%(黄色)」は、「小学4年生」の時の方が「21歳の若者」よりも本を読んでいるのです。
その理由としては、ハッキリと書いてはいませんが、動画投稿サイトやSNSの普及が一因かと報じられていますね。
コロちゃん
うっそー!信じらんないよ。小学生より本を読まない青年がいるの?
いやいや「いるの?」じゃなくて、「21歳の若者全体」がそうなの?
これには、コロちゃんは心から驚いたよ。
だけど、小学4年生に負けてる21歳ってなさけねー。
┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
3.「大学へは半分以上が進学」
次は、「21歳の若者」の、「大学進学・就職」などの現状を見てみましょう。21歳と言えば順調に進学すれば「大学4年」でしょうか。
高校を卒業すると「大学進学」と「就職」で、若者たちの進路が大きく分しかれますが、その数はどのように分かれているのでしょうか。
下記のグラフをご覧ください。
「文部科学省 本人の状況」より
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
出典:文部科学省 第21回21世紀出生児縦断調査 より(10月15日利用)
上記のグラフは「調査対象者」の「現在の状況」です。
これを見ると、「21歳の若者」は「大学進学者(55.9%)」が多数派ですね。半数以上います。
そして「就職者(24.5%)」は、1/4しかいません。
「短大・専修学校・各種学校(8%)」は1割もいません。
現在の「21歳の若者」は、多くが「大学進学」をしていることがわかります。
コロちゃん
へー、こんなに多く大学進学しているんだ?
コロちゃんは、低学歴だからチョットうらやましいな。
だけど、学資が大変そー。
〇「前回調査との比較」
それでは次に、前回の調査である「第20回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」と比較をしてみましょう。
この前回調査は、2020~2021年にかけて、「20歳の若者」を対象に行なわれました。
下記のグラフをご覧ください。
「文部科学省 本人の状況 前回調査との比較」より
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
出典:文部科学省 第21回21世紀出生児縦断調査 より(10月15日利用)
上記のグラフは、上記で見た「在学者・就職者」の「第20回調査と第21回調査」の比率の推移です。
この「第20回調査」は2020~2021年、「第21回調査」は2021~2022年をそれぞれ「20歳・21歳の若者」に対して行なわれています。
ところが、グラフを見ると「在学者」の割合が大きく減り、「就職者」は逆に大きく増えています。
下記に書き出してみます。
①「在学者76.2%→63.9%」
②「就職者15.2%→24.5%」
この「調査の本文」では、「増えた減った」という事実だけを淡々と記載していますが、この理由はどこにあるのでしょうか。
コロちゃん
経済的理由で、大学進学者が減ったんじゃないの?
あと「人口減」かな?
いやいや、そんなに急には減少しないよなー。
他に、10㌽以上進路が変更になる理由は見当たらないよね。
このようにコロちゃんは呟いていますが、その理由はまだハッキリしていませんね。このブログをお読みの皆さんも、ぜひ想像力の翼を広げてみて下さい。
5.「奨学金受給状況」
次は「保護者の年収別の奨学金受給状況」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。
「文部科学省 保護者の年収別の奨学金受給状況」より
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
出典:文部科学省 第21回21世紀出生児縦断調査 より(10月15日利用)
上記のグラフによると、「全体の奨学金受給者」の割合は34.3%です。
その内訳は、以下の通りです。
①「給付奨学金 7.4%」
②「貸与奨学金 21.9%」
③「給付奨学金・貸与奨学金両方 5.0%」
④「合計 34.3 %]
しかしこの上記の数字は、コロちゃんが知っている「奨学金受給状況」とは、ちょっと違っていますね。
コロちゃんが頭にあった数字は、「日本学生支援機構」の2020年の「学生生活調査結果」で、奨学金を受給している大学生の割合は49.6%、短大生では56.9%というものでした。
この「奨学金受給率」の「34.3%(21歳時点)」と「49.6%(全学年)」の違いは、年齢区分によるものなのか、それとも調査対象の偏りなのかは不明です。
しかし、上記グラフの「保護者の年収別のグラフ」を見ると、「大変だなー」と心から同情してしまいます。
この「調査」の本文では、以下の様に記載しています。
「奨学金を受給した者の割合を保護者の年収別でみると、200 万円未満が50.0%、200万円~400万円未満が66.3%、400万円~600万円未満が53.3%で、それぞれ半数以上が受給している」
親の所得が「600万円以下」の年収区分だと、「奨学金受給率」は軒並み半分(50%)を超えているのです。
コロちゃんの見方は、どうしても親の立場からの視点になりますから、年収が低い親が子どもの進学の学資に苦しんでいる様子が、上記のグラフを見ていると頭に思い浮かびます。
コロちゃんは、つい親の視点に感情移入してしまうのです。
コロちゃん
コロちゃんも2人の子どもには多額の奨学金を背負わせたからなー。
ごめんよう、今でも返済してるんだよね、頑張っておくれよー。
(>_<。)💦
6.「本を読もうよ」
「教育とは、決して盗まれることのない財産である」
この言葉は、池上彰さんの著作でよく見かける言葉です。
コロちゃんは、池上彰氏の著作は好きでずいぶん読んできましたが、その内容の中で、とりわけ印象に深く残っている言葉がこれです。
コロちゃんは、この言葉が大好きなのです。
「教育」という言葉を「読書」と言い換えてもいいと思います。
「知識を得る点」では、「教育」と「読書」は同じなのです。
一度身に着けた「知識」は、一度身に着けると奪われることがありません。忘れることはあるかもしれませんが。
忘れたらまた「本」を読んで「知識」を再び身につければよいのです。
もちろん「教育・知識」を身に着けても、十分生かせていない方もいると思います。
しかし、それでも「教育・知識」がなければ、人生の「ドア」を広く開けるチャンスを得られないことが多いと思っています。
しかし、現在の日本の社会では「高所得層」でなければ「教育」の扉を開くチャンスが限りなく小さくなってしまっているようです。
だからこそ「本」を読んで「多くの知識」を身に着けることが充実した人生をおくる秘訣だと、コロちゃんは思っていますよ。
なお、今日のブログでご紹介した「第21回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」を、お読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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