おはようございます。コロちゃんは、昨日まで1週間をかけてやっと本1冊を読み終わりましたよ。
真面目な「日本の自衛隊の軍備の本」ですよ。330ページもあるかなり固い内容の本でしたよ。
この本を読んでみた理由は、もし「台湾周辺で米中の紛争」が発生した時に「自衛隊」はどのような行動をするのかが、ちょっと知りたかったのですよね。
もちろん、深い内容は「軍事機密」でしょうから書いてありませんよ。
それでも「中国の習近平国家主席」の次の任期である「2027年」を目指して「自衛隊が軍備を増強している様子」はよくわかりましたね。
また「故安倍元総理」と「岸田元総理」の「政府側」の、「自衛隊増強への働きかけ」のやりとりも詳しく書かれていました。
コロちゃんの感想としては、「中国とアメリカの争い」に「日本が巻き込まれないこと」を願うばかりでしたよ。
コロちゃんは、2019年に「安倍元総理」が「日本、アメリカ、オーストラリア、インド」の4ヶ国に呼び掛けて「クワッド」として集まった時のことが頭に浮かびましたよ。
この時に「安倍元総理」は、「自由・民主主義・法の支配といった4ヶ国共通の価値観」を高らかに宣言していたのですよ。
だけど、今となっては「日本」は「トランプ大統領」と「自由・民主主義・法の支配の共通の価値観」を共有できるのでしょうか。
コロちゃんには、「トランプ大統領」が「自由・民主主義・法の支配」を体現しているようには見えないのですよ。
そんな思いでコロちゃんは、本書を読んでみたのですが、何とも「自衛隊は前のめりで危なっかしいな」と思いましたよ。
まあ現在も「2027年度」に向かって「自衛隊の軍備は増強中」だと思いますが、それが使われずに済むことをコロちゃんは心から祈りますよ。
なお、読んだのは下記の本ですよ。ご興味のある方は、是非お読みくださいね。
そんな「本を1冊読み終わったコロちゃん」が、今日は「あなたは楽隠居して見たいですか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「あなたは老後をどう過ごしたいですか?と、何歳まで仕事をしたいのか? 希望と現実を見るよ」
☆「一億総活躍社会が発表された頃から高齢者の就労が増えたよと、老後の安心は社会で整えていただきたいよね」
☆「コロちゃんと定年退職のおじいちゃん」

1.「あなたは老後はどう過ごしたいですか?」
現在の「70代」になったコロちゃんは、仕事はもうしていません。だけど「楽隠居」かと言うと、微妙な感覚を憶えますね。
この「楽隠居」とは、「現役を退き、特に苦労や責任を負うことなく、気楽な生活を送っている隠居者」のことを言いますが、現在の「高齢者」にはまた別の苦労がありますよ。
例えば「物価高による生活苦」とか、「終末期の医療費などの不安」とか、現役時代の「仕事の苦労や責任」はなくなっても、違った種類の「不安や心労」が生まれるようになってきます。
そもそこ「高齢者」になるほど、「何らかの病気」は付き物なのですよ。それが現在の「高齢者のリアル」ですよ。
ですからコロちゃんは、現在の「清貧ライフ」を「楽隠居」と言われる様な「のんきな生活」とは考えていませんよ。
だけど、「少々の不安や苦しみ」は「高齢化」に伴う所与のものと考えて「まあまあ満足だよね」というような「リタイア生活」を過ごしていますね。
そこで、今日は「若い方たち」は「老後の生活をどう考えているのか?」をちょっと調べてみようと思い立ちましたよ。
次にその「調査結果」をお知らせしますね。

2.「何歳まで仕事をしたいのか? 希望と現実を見るよ」
最初に調べたのは「仕事」についてですよ。
コロちゃんは、50代頃の現役時代には「65歳まで働いてリタイア」と考えていました。しかし残念なことに「60歳で大腸がん・63歳で悪性リンパ腫※」に罹患し、退職することになっていました。
(※大腸がん・悪性リンパ腫はその後に治癒)
それでは、「現在の若い方たち」は「何歳まで働きたい」と考えているのでしょうか。「内閣府」が毎年「生活設計と年金に関する世論調査」を行なっています。
この「調査」は、「全国の18歳以上の5000人」が調査対象となっています。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 何歳まで仕事をしたいか、またはしたか」より
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-nenkin/gairyaku.pdf
出典:内閣府 生活設計と年金に関する世論調査の概要より:9月30日利用
上記のグラフは、「内閣府」が発表した「何歳まで仕事をしたいか、またはしたか」の結果です。下に書き出しますね。
◎「Q.あなたは何歳まで仕事をしたいか? またはしたか?」(小数点以下切り捨て)
➀「50歳以下 : 7%」
②「51~60歳:14%」
③「61~65歳:28%」(最多)
④「66~70歳:21%」
⑤「71~75歳:11%」
⑥「76~80歳: 6%」
⑦「81歳以上 : 3%」
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-nenkin/gairyaku.pdf
(出典:内閣府 生活設計と年金に関する世論調査の概要より:9月30日利用)
うーむ、やっぱりコロちゃんと同じく「③61~65歳:28%」まで働きたいと言うのがボリュームゾーンですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
皆さんはコロちゃんみたいに病気にならないと良いですね。「健康な方」ならば、だいたいみんな「働くのは60代前半まで」と言うのは理解できますよね。
しかし「現実」はどうなっているのでしょうか?
ちょっと「気になる現実の方」を見てみましょう。こちらは「総務省統計局」の「統計からみた我が国の高齢者」から「高齢者の就労率」を見てみますね。下記でしたよ。
◎「高齢者の就労率」(小数点以下切り捨て)
➀「65~69歳:53%」
②「70~74歳:35%」
③「75歳以上 :12%」
https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics146.pdf
(出典:総務省統計局 統計からみた我が国の高齢者より:9月30日利用)
ふーむ、「現実には➁60代後半で53%」が仕事をしていますね。それにコロちゃんと同じ「③70代前半の方は34%」と3人に1人以上が仕事をなさっていますよ。
( ̄へ ̄|||) フーム
上記した「何歳まで働きたいか?」と、「現実の働いている」を比較してみると、以下になりましたよ。
◎「何歳まで働きたいか?の希望と現実の比較」
❶「60代」
・「働きたいよ :49%」
・「働いているよ:53%」(60代後半)
❷「70代」
・「働きたいよ :17%」
・「働いているよ:34%」(70代前半)
あらら、ジワリと「働きたいよ」よりも「働いている」の方が高い数値ですよ。
( ¯ O¯)アララ!
特に「❷70代の働いている34%」は、「働きたいの17%の2倍」ですよ。コロちゃんと同世代の方たちは頑張っているなー。
これって「ホントは働きたくない」けど、「やむを得ず働いている高齢者」がいるってことになりませんか。
なかなか「老後の楽隠居」は、現実には難しくなってきているとコロちゃんは見ましたよ。

3.「一億総活躍社会が発表された頃から高齢者の就労が増えたよ」
コロちゃんは、2015年に当時の安倍総理が「一億総活躍社会」を掲げたことを思い起こしますよ。この「一億総活躍社会プラン」の中には、「高齢者の就労」についても提言していたのですよ。
下記でしたね。
◎「高齢者の就労促進(2015年)」
「日本には、豊かな経験と知恵を持っているアクティブシニアが多いが、高齢者の7割近くが65歳を超えても働きたいと願っているのに、実際に働いている方は2割にとどまっている」
「このため、65歳以降の継続雇用延長や65歳までの定年延長を行う企業等に対する支援を実施し、企業への働きかけを行う」
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/16/dl/2-01.pdf
(出典:厚生労働省 一億総活躍社会の実現に向けてより:9月30日利用)
へー、上記では「70歳以上を超えても働け」とは言ってはいませんが、「高齢者の7割近くが65歳を超えても働きたいと願っている」ってなっていますよ。
( ¯ㅿ¯)へー
これって、ホントなの?
(¬¬)ホント?????
前項の「内閣府の生活設計と年金に関する世論調査」では、「65歳以上まで働きたい」は「④66~70歳:21%+⑤71~75歳:11%+⑥76~80歳:6%+⑦81歳以上:3%」=41%ですよ。
どう見ても「高齢者の7割近くが65歳を超えても働きたいと願っている」とは思えませんよ。
コロちゃんは、誰だって「老後の生活と将来」に不安さえなけりゃあ、「リタイア生活」をしたいと考えていると思いますよ。
コロちゃんは、この「2015年の一億総活躍社会」が発表されたころから、「働かなければならない高齢者」が増えてきたように感じているのですよ。
下記に「2015年」と「2024年」の「高齢者の就労率」を比べてみますね。下記でしたよ。
◎「高齢者の就労率の比較」(小数点以下切り捨て)
➀「65~69歳」
・「2015年:41%」
・「2024年:53%」
・「差 :12㌽増」
②「70~74歳」
・「2015年:24%」
・「2024年:35%」
・「差 :13㌽増」
③「75歳以上」
・「2015年: 8%」
・「2024年:12%」
・「差 :4㌽増」
はー、上記を見るとやっぱり2015年頃から「働かなければ老後は不安だ」との意識が広がってきたようにコロちゃんには見えていますよ。
(o´д`o)=3ハァー
だって、「高齢者の就労率」が、2015年から2024年の10年間で「➀65~69歳で12㌽・②70~74歳で13㌽・③75歳以上で4㌽」も増えているんですからね。
国家の役目は、「長年働いてきた高齢者の方たち」に「ご苦労様でした、後はゆっくり楽しんで暮してください」という「環境を整えること」だとコロちゃんは考えていますよ。
それが「もっと働け、もっともっと・・・」と言うのは、ちょっと違うんではないかと思っているコロちゃんでしたよ。

4.「老後の安心は社会で整えていただきたいよね」
さてここでコロちゃんの考え方をちょっと書いてみますね。
コロちゃんが40代だった1990年代には、働いていた先輩たちはみな「60歳」で定年となって「隠居生活」に入っていきました。
当時のコロちゃんたちには「高齢者が60歳で引退するロールモデル」が目の前にあったのです。
その後「65歳定年」に関する変更は、2013年の「高年齢雇用安定法」の改正から始まっています。この時以降は「希望するすべての労働者を65歳まで雇用し続ける」ことが「義務」となったのです。
ですから、上記した「2015年の安倍総理の一億総活躍社会」は、この2013年の「65歳定年義務化」からすでに始まっているのですよ。
そしてこの「65歳定年義務化」は、「経過措置」が今年の2025年4月に終了しすでに「完全義務化」となっています。
この「65歳まで働くこと」については、コロちゃんも「平均寿命・健康寿命の伸び」がありますからある程度は良いと思っていますよ。
しかし65歳以降は「安心してリタイヤできる環境」を、社会で「整えていただきたい・整えるべきだ」と思っていますね。
つまりコロちゃんは、「老後のリタイヤ生活」は「個人の自己責任」に押し付けて事足れりではなく、「社会で整備していただきたい」と考えているのですよ。
なに難しい事ではないですよ。ちょっと昔の「1980年代」頃には普通に「60歳でリタイヤ生活」にほとんどの高齢者の皆さんが入っていっていたのですからね。
その時と同じように「条件を整備」すれば良いのですよ。

5.「コロちゃんと定年退職のおじいちゃん」
今日のテーマは、「あなたは楽隠居してみたいですか?」と高齢になってからの「リタイア生活」について考察してみました。
今日は具体的な「生活費の問題」には踏み込みませんでしたので、それはまた別の機会に書いてみたいと思いますね。
皆さんも、現在の「コロちゃんの生活費」などにご興味があるかも知れませんからね。
さて今日の「コロちゃん話」は、1970年代初頭の「コロちゃんの先輩」の話をしてみますね。
時代は「1970年代初頭」のことです。当時の青年コロちゃんが務めていた会社に「もうすぐ退職する先輩」がいました。
当時のコロちゃんは、まだ「20代の青年」です。その先輩は60歳少し前のおじいちゃんでしたね。頭は真っ白な白髪で、見るからに「おじいちゃん」と言う風貌の先輩でしたよ。
コロちゃんは、当時この「おじいちゃん先輩」と仲が良く、確かいつも「ふさじい」と呼んでいましたね。
ちょっと記憶が定かでないのですが、名前に「ふさ」と言う字がついていたような?
うーん、苗字が「はなぶささん」とか「きよふささん」だったかな?
(´ヘ`;) ウーン
それとも名前が「ふさいち?」か「よしふさ?」だったかも知れませんね。やさしい「おじいちゃん」でしたよ。
この「ふさじい」は、コロちゃんが入社した数年目に「60歳で定年退職」していったのですが、その時に、以下の話をしていたんですよ。
「定年退職で、やっと退職金が貰えるから、それで家を建てて老後は新しい家でのんびり暮らすんだ」byふさじい
皆さん、この時代(1970年代前半)には、個人が「銀行」から直接「住宅ローン」を借りることは一般的でなかったのですよ。
当時の「銀行」は「企業への貸し出し」で精いっぱいだったのでしょうね。
現在のように「銀行」の「住宅ローン」が手軽に借りれるようになったのは、もう少し後の時代となります。
そんなわけでコロちゃんの先輩である「ふさじい」は、「退職金」で新しい家を建てて「長年住んでいた会社の社宅」から出て「老後の引退生活に入るんだ」と嬉しそうに話していましたよ。
この「ふさじい」は、「碁」が好きだったのですよ。
コロちゃんも「囲碁」は楽しんでいましたから、よく「会社の休憩時間」に2人でポンポンと短い時間に「ヘボ碁」を戦ったものでしたよ。
そんな会話の中で、「ふさじい」は「老後の楽しみとして碁会所へ行くんだ」と楽しそうに話していたことを憶えていますよ。
だけど、コロちゃんの記憶にある「ふさじいの姿」は、「真っ白な髪のおじいちゃん」で、どう見ても「今だったら70歳以上の姿」でしたよ。
とても「60歳前」とは思えない風貌でしたよね。今から50年以上前のことでしたけれど、当時の方が老けこむのは早かったように思ったコロちゃんでしたよ。
そうそう、肝心なことを忘れていました。
1970年代当時の高齢者は「60歳以降も働く」と考えていた人は、当時のコロちゃんの身の回りには誰もいませんでしたよ。
「定年退職の後はのんびりしたリタイア生活をおくる」と言うのが常識でしたよ。
今日の「コロちゃん話」は、20代だった青年コロちゃんと仲の良かった「60歳のふさじいの話」でしたよ。
当時の「60歳のおじいちゃん」の雰囲気が、少しでも分かっていただけたら嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。

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