【経済考】あなたは「物価が上がる」と思いますか?

経済

おはようございます。今朝コロちゃんが、ワンコと散歩していると通りかかった家の前で、車を洗車している青年がいました。

まだ午前6時前ですよ。肌寒いですよ。それなのにこの青年は「半袖シャツ」で、元気にホースから水をジャージャー流しながら洗車をしているのですよ。

コロちゃんは、見るだけで寒くなりましたよ。

ちょっと思ったのですが、「70代の高齢者と30代の青年」とでは「気温の感じ方が違う」のではないのでしょうか。

今日の朝の気温は「18℃」でしたよ。この気温だとコロちゃんは、もう「長袖シャツ」を着ないと寒くて散歩できませんよね。

しかし「30代の青年」にとっては、この気温ぐらいでは「半袖シャツ」で充分過ごせるのかも知れませんね。

まあ、もともとコロちゃんは「血圧が低い」のですよ。今朝も「80-60」でしたからね。上が「80台」の日がほとんどなのですよ。だから「寒がり」なのかも知れませんね。

そんなことを考えながら、コロちゃんは今日のワンコ散歩から帰ってきましたよ。

そんな「寒がりのコロちゃん」が、今日は「あなたは物価が上がると思いますか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「1年後の物価が上がるとの回答が8割台後半だってと、来年も物価高かの経済学者の意見は真っ二つに割れているよ」

☆「迷った時には原点に戻れだよと、コロちゃんと白糸の滝」

1.「1年後の物価が上がるとの回答が8割台後半だって」

皆さん、来年の「物価」は上がると思いますか?

コロちゃんは、朝ニュースを聴いていて「日銀」が「来年の物価が上がるとした人が9割近くいた」と発表していましたので、さっそくその「日銀の発表」を探して読んでみましたよ。

そうしましたら、これは「日銀」が年4回行なっている「生活意識に関するアンケート調査」の内容でしたよ。最新の発表は「10月10日」になされていました。

その内容は以下でしたよ。

◎「Q.1年後の物価は?」(小数点以下切り捨て)

①「かなり上がる   :32%」
②「少し上がる    :55%」
③「ほとんど変わらない:9%」
④「少し下がる   :0.4%」
⑤「かなり下がる   :1%」

https://www.boj.or.jp/research/o_survey/data/ishiki2510.pdf
(出典:日本銀行 生活意識に関するアンケート調査より:10月13日利用)

うーむ、上記を見ると「➀かなり上がる32%+少し上がる55%=87%」にもなっていますよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

これってもう「ほぼ9割の方」が「1年後の物価は上がる」って見ているという事ですよね。そして、この「物価の上昇をどう感じているのか?」についての回答は以下でしたよ。

◎「Q .現在の物価上昇についての感想は?」(小数点以下切り捨て)

①「どちらかと言えば好ましい   :2%」
②「どちらとも言えない      :11%」
③「どちらかと言えば困ったことだ:85%」

https://www.boj.or.jp/research/o_survey/data/ishiki2510.pdf
(出典:日本銀行 生活意識に関するアンケート調査より:10月13日利用)

そりゃそうだよね。「物価が上がって喜ぶヤツ」って「利益が増える企業経営者」ぐらいでしょうよ。
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン

それも「表向きは喜ぶわけにはいかない」から、陰でコッソリと「ニヤニヤ」しているかも知れませんよ。(ど偏見)

コロちゃんは「物価が上がる」のはイヤですからね。反対していますけど、何の効果もありませんよね。

「一庶民のコロちゃん」は、せいぜい家で「ヤダヤダ」ってつぶやくぐらいですよ。
ヤダ(・д・ = ・д・)ヤダ

さて「コロちゃんがヤダ」と言っても「物価は関係なく上がりそう」ですけれど、上記の「日銀の生活意識に関するアンケート調査」は、全国18歳以上の4000人の回答です。

これって「一般庶民の声」ですよね。それでは「専門家」である「経済学者」はどう見ているのでしょうか?

次に「経済学者47人の意見」を見てみましょうね。

2.「来年も物価高かの経済学者の意見は真っ二つに割れているよ」

「日経新聞社」と「日本経済研究センター」は、「約50人の経済学者」に「財政や金融政策」のテーマについて賛否を問う質問を行なう企画」の「エコノミクスパネル」を行なっています。

コロちゃんは、「専門家のハッキリした賛否」が分かる記事ですので、いつも注目して読んでいるのですよ。

今回取り上げる「エコノミクスパネル」の「質問と回答」は以下ですよ。

①「来年も物価高が続くは45%だよ」

◎「Q.財政・金融政策に大きな変更がなければ、消費者物価指数(総合)でみたインフレ率は2026年度も日銀の2%目標を上回る可能性が高い(か?)」

①「強くそう思う    : 4%」
②「そう思う      :41%」
③「どちらとも言えない :48%」
④「そう思わない    :2%」
⑤「まったくそう思わない:0%」

https://vdata.nikkei.com/economics-panel/inflation/policy-responses/1/
(出典:日経新聞 エコノミクスパネル 財政・金融政策より:10月13日利用)

ふーむ、この回答結果をどう読めば良いのでしょうね。
( ̄へ ̄|||) フーム

「来年2026年度のインフレ率」が、「2%を上回る可能性が高い」とする経済学者が「➀4%+➁41%=45%」で半分近くいるとなっていますね。

しかし、「③どちらとも言えないが48%」と、これも半分近くいますね。まさに「真っ二つ」に「専門家の意見が割れている」のですよ。

コロちゃんは、先日の「日経新聞」の「物価高持続に警戒感/来年度も上昇率2%超45%」との見出しの記事を思い出しましたよ。

この記事では、以下の記載がありましたよ。

「物価高が一過性か持続的かについては政策当局やエコノミストの見方が割れている」
(9月30日記事)

またコロちゃんが注目している「物価の神様・渡辺努東大名誉教授」のコメントを、この記事では以下のように紹介していますよ。

「来年の春闘も高い賃上げが実現する可能性は高く、物価高と賃上げのサイクルが続く」by渡辺努東大名誉教授

おー、「渡辺教授」は「物価高が続く派」ですね。
(o゚Д゚)オー

だけど「経済学者」は、「②そう思う:41%」vs.「③どちらとも言えない:48%」とは、何とも微妙な別れ方ですよね。

コロちゃんは「サイコロでも振って決めれば良いのに」と思いましたけれど、あー「神はサイコロは振らない※」んだっけと思い出しましたよ。

(※アインシュタインの言葉:コロちゃんのギャグです)

もちろんコロちゃんは、「来年度の2026年も日銀の物価目標の2%を上回る」に1票を投じていますよ。

②「利上げ賛成は31%だよ」

コロちゃんは、「物価上昇を抑える」ためには「日銀の利上げ」が必要と考えています。

「物価高」は、「地震や火山の爆発」のような「天災」とは違います。人間がある程度「コントロール」できるものなのですよ。

「物価高」を抑えるツールは「利上げ」です。

「中央銀行」が「政策金利」を利上げすれば、「物価」は沈静化すると言うのが「経済学」で教えるところですよね。

そこで、次にこの「エコノミクスパネル」の「経済学者の回答」を見てみましょう。以下でしたよ。

◎「Q.日本経済の現状を踏まえると 、25年中に追加利上げをするのが適切である(か?)」

①「強くそう思う    : 9%」
②「そう思う      :22%」
③「どちらとも言えない :50%」
④「そう思わない    :15%」
⑤「まったくそう思わない:0%」

https://vdata.nikkei.com/economics-panel/inflation/policy-responses/1/
(出典:日経新聞 エコノミクスパネル 財政・金融政策より:10月13日利用)

ええー、意外と「利上げ賛成派が少ない」ですよ。
(o゚Д゚)エエー

上記を見ると「年内に利上げが適切か?」への回答が、「①強くそう思う9%+②そう思う22%=31%」と、3割しかいませんよ。

そして「③どちらとも言えないが50%」と半分もいますよ。まったく「優柔不断な学者だな!」
プンスコo(*`ω´*)oプンスコ

だけど「そう思わないのは15%」しかいませんね。

「③どちらとも言えないが50%」って聞くと、コロちゃんは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」を思い浮かべましたよ。

まあ「正直」なのでしょうけれど、「経済学者」が「わからない」でいいのかなー?

ある意味「本音」なのかもしれませんけれど、自分の「拙さ」を反省してもらいたいですよ。それとも「もっと勉強しなさい」って言ったら怒られるかなー。
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

さて「コロちゃんの利上げをしろ」に賛成してくださる「経済学者」は3割で、反対は1.5割ですから、多数決なら「コロちゃんの勝ち」となるのですが、そうはいかないでしょうね。

次に「偉い先生方たち」でも「意見が分かれる時にはどうしたら良いのか」のコロちゃんの考えを書いて見ましょうね。

なお、上記の「経済学者の意見が真っ二つに割れた」と言う内容の「物価高持続に警戒感/来年度も上昇率2%超45%」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

この記事には「経済学者7人」のバラバラの意見が掲載されていますから、ちょっと面白いですよ。

〈日経エコノミクスパネル〉物価高持続に警戒感 「来年度も上昇率2%超」45% 年内利上げ求める声も - 日本経済新聞
物価高はいつまで続き、政策はどう対応すればいいのか。経済学者向け調査「エコノミクスパネル」で問うと、2026年度も物価上昇率が日銀の2%目標を超えると答えた割合が45%に達した。政策変更がなければ、人手不足などによりインフレが続くとの警戒は根強い。一方、日銀の追加利上げについては学者の判断が分かれた。(1面参照)8月の...

3.「迷った時には原点に戻れだよ」

さて、ここまで「来年もインフレ率が日銀目標の2%も続く」のかと、「物価上昇を低くするための利上げを年内に行なった方が良い」かで、「経済学者」が真っ二つに割れていることを見てきました。

このような時には、「原点に戻れ」というのがコロちゃんの考え方ですよ。

この「原点」とは、「経済学の目的は、国民の経済厚生の最大化にある」と言う事ですよ。

「経済厚生」とは、「経済学の観点からみた個人の幸福や福祉」のことです。具体的には「個人や社会全体の効用(満足度)の総和」とされています。

つまり現在や将来の「国民の満足度を高めること」が、そもそもの「経済学の目的」なのですよ。

その「経済学の原点」からすれば、「現在や将来の物価の上昇」は忌避されなければなりませんよね。

今現在でも「物価高」は、既に多くの「国民の生活の劣化」を招いているのですから、至急の対策が求められていますよ。

もう1つコロちゃんには、「人生の教訓」がありましたよ。

もし「人生で何かを選ばなければならない局面」に陥った時には、「行動してその後に反省」と「行動しないでその後に反省」の選択になりますよね(※)。

(※人によっては成功して反省しない方もいらっしゃいます・・・いるよね?)
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

コロちゃんは、そんな時には「必ず行動して反省」を選んで来たのです。その道の「成功・失敗」は、本人の実力もありますが「運の要素」が必ずありますよ。

「運否天賦」は人間にはわからないものですから、「わからなかったら思い切って飛べ!」というのが「コロちゃんの人生の哲学」でしたよ。

まあ、その結果「人生暗路で失敗を続けたのがコロちゃん」でしたけれど、今では「コロちゃんの清貧ライフ」ですから「推して知るべし(※)」としてくださいね。

(※推測してわかってねと言う意味ですよ)

こんな理由から、コロちゃんは「次の日銀の金融政策決定会合(10月29・30日)」では、「植田総裁」が「0.25%の利上げ」を決断して、「政策金利を0.75%」とすることを期待しますよ。

そして、現在の「物価上昇率」を少しでも下げるための「努力」をして下さることを願っていますよ。

4.「コロちゃんと白糸の滝」

さて今日は「あなたは物価が上がると思いますか?」をテーマとして、先日の10月10日に発表された「日銀」の「生活意識に関するアンケート調査」の考察をしてみました。

コロちゃんの主張は「物価を下げてくれ」ですが、「日銀」を始め「経済学者」は殆ど「物価と賃金の上がる社会」を目指していますから、なかなか意見が合いませんね。

だけどコロちゃんは、自分の信念を持って今後も主張したいと思っていますよ。

最後の「コロちゃん話」ですが、ちょっと今日書いた「経済学者の方たち」は、それぞれが「偉い経済学の先生」なのでしょうが、「国民の生活への想像力が足りない」のではないかと感じたのですよ。

それは「経済学者の先生たち」が、「物価が上がる」ことで徐々に「生活が厳しくなること」を、どれだけ「実感」できているのかと言う事ですね。

間違いなく「学者先生」は、その人生で「生活に困ること」など体験していないでしょうからね。

コロちゃんの若かった1970年代~1980年代では、若い男女が「普通に結婚」して、「普通に子ども」をつくって、「普通に家族で観光地を巡る」ことができていました。

コロちゃんも30代だった1980年代には、子どもたちを連れてあちこちを巡りましたよ。

下記のフォトは、1988年の「軽井沢の白糸の滝」です。妻と4歳と2歳の子どもたちですよね。

確かこの時には、「鬼押し出し」や「草津温泉」にも立ち寄っていたと記憶していますよ。

コロちゃんが子どもだった「1950年代~1960年代」では、このような「観光地巡り」には庶民にはなかなか手が届かなかったのです。

この時代では、まだ「高度成長の果実」は、庶民まで落ちてきていませんでしたからね。

それが「1980年代」には、「普通の庶民」が容易に出来るになりました。まさに「一億総中流社会」ですよね。

コロちゃんは、このフォトの時代のさ中には「これが当たり前の生活だ」としか思っていませんでしたが、今から振り返ると決してそうではありませんでしたね。

この後の「1990年代~2020年代」にかけて、「結婚することもさえも難しい時代」となってしまったのですからね。

コロちゃんは、「1980年代と言う時代」は「日本人の国民生活が一番豊かだった時代」として今後も長く記憶されるようになると思っていますよ。

話を戻しますと、「経済学者」の使命は「国民の経済厚生の最大化」にあります。

そうならば、「物価の上昇で年々生活が切り縮められる経済生活」への「国民の胸の内」をもっと想像していただきたいと、コロちゃんは思いましたよ。

コロちゃんの1980年代」には、月に1度は「家族連れで観光地巡り」も出来ましたし、年に2回は「家族連れで温泉旅行」や「キャンプなど」にも行くことが出来ました。

そのような「家族行事」も、現在の物価の上昇の下では切り詰めざるを得ないでしょう。

また、それどころか「結婚すらできない若者たち」が増えていることに「経済学者」はもっとご自分の「力足らず」を反省していただきたいとコロちゃんは思っていますよ。

もちろん「政治家」はより責任が重いでしょうね。何と言っても「失われた30年」は、全て「政治家と経済学者の過ちと拙さ」から生まれたのですからね。

それがどんな「過ちと拙さ」だったのかは、また別の機会に書いてみたいと思っていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

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