0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
①「今年の骨太の方針は、成長企業に補助金で成長だって」
②「骨太の方針は実質経済成長率1%超を目指しているよ」
③「アベノミクス以来の骨太の実質経済成長率目標の成績表をみるよ」
④「1%超の成長は無理だよと、達成できなかったら目標変更を」
⑤「コロちゃんと頑張った末の3つのがん」

1.「今年の骨太の方針は、成長企業に補助金で成長だって」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「骨太、成長企業に補助金/国主導で競争力底上げ」との見出しが目に入りましたよ。
この「骨太の方針」って、確か「2001年」に当時の「宮沢喜一財務大臣」が「経済財政諮問会議」で、「骨太の議論をしよう」と発言したことから名づけられたのですよね。
コロちゃんは、このエピソードを当時の新聞で読んでいたはずですが、もうすっかり忘れていますよ。
ただ、それ以来「毎年」この「骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)」は、「毎年6月頃」に「年末の予算編成に向けて政権が目指す政策の方向性」を、首相主導で決定されるようになりましたね。
記事では、「2027年度を『責任ある積極財政元年』と位置づけ、補助金により成長分野の企業の供給力拡大を国主導で後押しする」と報じています。
また、「40年度までに戦略17分野へ官民で累計370兆円超を投資し・・・名目で3%超、実質で1%超の国内総生産(GDP)成長率を目指す」とも書いていますね。
コロちゃんは、この「名目で3%超、実質で1%超」って「意外と低いな」と感じたのですよね。これは後で書いてみますね。
記事では、その後に「財政健全化」の文言がなくなったことや、別の紙面で「大正大学の小峰隆夫教授の言葉」として、以下を紹介していましたよ。
「勝ち筋を見通せてこなかった国が細かく分野を定めて進めるかどうかは疑問だ」by小峰隆夫教授
この言葉は、「日本の産業政策」って「官が成長分野を決めること」って「失敗の連続だった」のですよね。代表的な失敗例は次の通りですよ。
◎「官主導の成長分野の投資の失敗例」
①「エルピーダメモリ―」
・「1999年にNECと日立製作所のメモリ部門が統合して発足。政府系金融機関からも多額の支援を受けたが2012年に経営破綻」
②「ジャパンディスプレイ」
・「2012年に日立製作所、東芝、ソニーの液晶ディスプレイ事業を統合し『日の丸液晶』として発足した巨額の公的資金が投じられたが、その後2026年3月期の通期決算では12期連続の赤字」
③「クールジャパン機構」
・「2013年に日本の魅力ある商品やサービスの海外展開を支援するため設立された経済産業省所管の官民ファンド。累積赤字が540億円に膨らんだことから、廃止や他ファンドとの統廃合に向け検討中」
上記は、今までコロちゃんが知っていた「官主導の投資の失敗例」ですが、いずれも「巨額の公的資金(税金)」を投入しながら「経営破綻」や「深刻な赤字」に陥っていますね。
この理由ですが、「政府が前面に出ることで緊張感が失われ、事業が失敗しても無責任体制が生まれやすい」とされていますよね。
そもそもコロちゃんは、「新事業や新分野の目利き」が「政府の頭の良い官僚」にできるとは思っていないですよね。
だって「アメリカのIT産業のトップ」である「ビル・ゲイツ」や「イーロンマスク」と同じことを、「政府の役人」ができる訳はないでしょう。
そこで次に、この「骨太の方針」のごく一部の「コロちゃんの関心がある所だけ」とご紹介してみますね。
なお、この「日経新聞」の「骨太、成長企業に補助金/国主導で競争力底上げ」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

2.「骨太の方針は実質経済成長率1%超を目指しているよ」
コロちゃんが読んだ「冒頭の記事」での今年の「骨太の方針」について、記事では「積極財政信認見通せず」とか「官邸が原案起草裏目」とか、否定的なニュアンスで書いていましたよ。
しかしコロちゃんは、「どのくらいの経済成長を見通しているのか?」に興味がありましたよね。
そこでざっと「骨太の方針」を読んで見ましたら以下でしたよ。
下記のイラストをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 目指す経済・財政の姿」より
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2026/seisakufile_ja.pdf
出典:内閣府 経済財政運営と改革の基本方針2026より:7月22日
上記のイラストは、「内閣府」が発表した「目指す経済・財政の姿」です。ここには以下の記載がありましたよ。
◎「目指す経済・財政の姿」
①「実質で1%超、名目で3%超」
②「2040年度にGDPが1100兆円に近づく」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2026/seisakufile_ja.pdf
(出典:内閣府 経済財政運営と改革の基本方針2026より:7月22日)
うーむ、上記の「①実質で1%超、名目で3%超」って言うのは、「物価上昇率が2%程度」と計算されているのでしょうね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
コロちゃんは、今回の「①実質1%超の目標」を小さいなと感じたのですよね。
だって「アベノミクスの時の安倍元総理時代」には「実質2%、名目3%目標」を掲げていたと記憶していますからね。
そこで、ちょっと「過去の骨太の方針」の「実質GDP成長率の目標」を調べてみましたよ。下記でしたよ。
◎「過去の実質GDP成長率の目標」
①「安倍元総理の時代」
・「今後10年間程度の平均で実質2%程度、名目3%程度の成長を目指す」
(2021年の菅元総理の時代には、2020年のコロナ禍があったこともあり、実質GDP目標の数値は掲げていませんでした)
②「岸田元総理の時代」
・「2022年:実質2%程度、名目3%程度を上回る成長」
・「2023年:実質GDP成長率は1%台半ば程度」
③「石破元総理の時代」
・「中長期的に実質1%を安定的に上回る成長」
へー、ネットで調べてみましたら「アベノミクスの実質2%成長目標」から「1%台」へと変わったのは、「②岸田総理時代」の2023年でしたよ。
( ¯ㅿ¯)へー
この理由ですが、コロちゃんは以下の理由があったと考えましたよ。
◎「実質GDP成長率の目標を2%から1%台に変更した理由」
①「2022年にそれまでのデフレからインフレに変った」
②「潜在成長率が0%台半ばで2%目標は無理だと判断した」
この「潜在成長率が0%台半ば」については、今回の「骨太の方針」の中に以下のグラフがありましたよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 潜在成長率の国際比較(2025年)」より
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2026/seisakufile_ja.pdf
出典:内閣府 経済財政運営と改革の基本方針2026より:7月22日
上記のグラフは、「内閣府」が発表した「潜在成長率の国際比較(2025年)」です。
この「潜在成長率」とは、「生産活動に必要な全要素を使った場合、供給能力をどれだけ増大させられるかを示す指標」とされています。
一言で言うと「国の供給能力」を指していますね。この「潜在成長率」は、中長期的に「実質成長率」と同じに収斂するとされています。下に書き出しますね。
◎「潜在成長率の国際比較」(2025年)
①「米国 :2.3%」
②「英国 :1.3%」
③「フランス:1.1%」
④「ドイツ :0.6%」
⑤「日本 :0.4%」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2026/seisakufile_ja.pdf
(出典:内閣府 経済財政運営と改革の基本方針2026より:7月22日)
うーん、やっぱり「①米国2.3%」は「潜在成長率」も高い「特別の国」ですよね。
(´ヘ`;) ウーン
上記の「5ヶ国」では、「⑤日本0.4%」がぶっちぎりのペケですよ。
グラフでは、わざわざ「資本寄与」を「緑色」で表示して「日本の資本の投資がいかに少ないか」を訴えていますよ。
しかし、コロちゃんは「儲からないから誰も投資しない」と単純に考えていますから、上記のグラフは「日本の経済が成熟」した結果だと思っていますね。
それにしても「潜在成長率0.4%」から、「実質経済成長率1%超」を目指すとは「なかなか野心的な目標(ちょっと背伸びしすぎ)」ではないかとコロちゃんは思いましたよ。

3.「アベノミクス以来の骨太の実質経済成長率目標の成績表をみるよ」
ここでコロちゃんは、過去の「骨太の方針」で掲げた「実質GDP目標」がどれだけ達成できたのかを検証してみようと思い立ちましたよ。下記でしたよ。
◎「実質GDP成長率の目標と結果(年度)」
①「安倍元総理の時代」
(目標:実質2%程度)
・「2013年度: 2.8%」消費税増税直前
・「2014年度: 0.3%」
・「2015年度: 1.8%」
・「2016年度: 0.6%」
・「2017年度: 1.8%」
・「2018年度: 0.6%」
・「2019年度:ー0.9%」
・「2020年度:ー3.8%」コロナ禍
②「岸田元総理の時代」
(目標:実質2%程度)
・「2022年度: 1.4%」
(次の年から目標:1%台半ば)
・「2023年度:-0.0%」
・「2024年度: 0.5%」
③「石破元総理の時代」
(目標:実質1%を安定的に上回る)
・「2025年 : 1.1%」(予測)
④「高市総理の時代」
(今回の目標:実質で1%超)
・「2026年度:?」(積極財政)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/2024/sankou/pdf/point_flow20251223.pdf
(出典:内閣府経済社会総合研究所 2024年度国民経済計算年次推計より:7月22日利用)
なんやなんや、上記を見ると「アベノミクスの2013年度の2.8%増」を例外として、その後はほとんど「目標値(2%~1%台半ば)」を下回っていますよ。
Σヽ(`□´о)ナンヤナンヤ
唯一「実質GDP成長率が高い2013年度の2.8%」は、「消費税が5%から8%に引き上げられた駆け込み需要」ですよ。
コロちゃんは、「2回目の消費税が8%から10%に引き上げられた時の2019年度」には「駆け込み需要」がなかったのかを調べてみましたよ。
そうしましたら、この年には「米中貿易摩擦」と「2020年1~3月のコロナショック」で、「駆け込み需要」どころじゃなかったようでしたね。
いずれにしろ、上記の「政府の実質GDP目標の成績表」をみていると、「2013年以降の14年間のほとんど」で「よくできました」の花丸はもらえていませんね。
コロちゃんは、どうみても「もうすこしがんばりましょう」となっていたと思いましたが、相手は「幼稚園児」ではありませんから、「目標が無理筋だったのじゃないの」と言いたくなりましたよ。

4.「1%超の成長は無理だよと、達成できなかったら目標変更を」
さて、ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。2つありますよ。
まず第1に、まず「客観的な国際機関の目」を見ておきましょう。先日の7月8日に「国際通貨基金(IMF)」が「2026年の世界経済見通し」を発表しています。下記でしたよ。
◎「世界経済見通し:成長率予測」
①「世界GDP」
・「2025年:3.5%」
・「2026年:3.0%」
・「2027年:3.4%」
②「日本」
・「2025年:1.1%」
・「2026年:0.6%」
・「2027年:0.7%」
https://www.imf.org/ja/publications/weo/issues/2026/07/08/world-economic-outlook-update-july-2026
(出典:国際通貨基金 IMF世界経済見通しより:7月22日利用)
うーむ、上記の「IMFの成長率の予測」では、「日本の2026年0.6%、2027年0.7%」と、「政府目標の「1%超」の達成は難しいとなっていましたよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
そりゃコロちゃんだって「できれば高い経済成長率を達成できれば良い」ですよ。
しかし、ここまで過去の「未達の歴史」を振り返ってみると、もっと「現実的な目標値」を書いた方が良いと思いましたね。
2つ目は、「いつまでも達成できない目標はもう掲げないでくれ」と思うのですよね。
前項では「2013年度に掲げた実質2%程度の実質GDP成長率の目標」は、「10年後の2023年度に1%台半ば」に変更されました。
しかし、その後もなかなか「達成」が難しそうですよね。このような「10年以上」届かないような「目標」って、そもそも「いくら努力」しても無理なのではないでしょうか。
先日「高市総理」は「X(旧ツイッター)」で「就任以来、0~3時間睡眠が常態化」と投稿したと報じられています。
「寝ましょうよ!」byコロちゃん
「国のトップ」が「寝ないで頑張らないと達成できない」ような「目標」は、「目標自体が間違っている」とコロちゃんは考えていますよ。
コロちゃんは、「日本の組織文化」には「目標が達成できないのは現場が頑張らないからだ」という思考があるのではないかと思うのですよね。
しかし、いつまでも「目標が達成できない」のは、「やる気」ではなく「目標」が間違っているのですよ。
コロちゃんは、達成できない目標をいつまでも掲げつづけるよりも、「国」は「なぜ目標を達成できなかったのか」の「総括と検証」をしっかりやっていただきたいと考えていますよ。
「原因」を究明せずに、毎年同じような「目標」を掲げ続けていれば、いつまでたっても同じことが続くとコロちゃんは考えていますよ。

5.「コロちゃんと頑張った末の3つのがん」
今日のテーマは、「骨太の方針2026 本当に1%超成長は実現できるのか?──過去の骨太の成績表を見てみよう」を考察してみましたよ。
コロちゃんが調べたところでは、「骨太の方針の実質GDP成長率の目標」は、あんまりどころかほとんど達成できていませんでしたよね。
コロちゃんは、もう「一発逆転で成功を」のような発想の政策は無理筋だと考えていますよ。
前項の「IMFの経済成長予測」でも「多くの欧州主要国では0%台の成長率」が目立ちますから、コロちゃんは「先進国の経済成長率はいずれ皆0%台に収斂する」と考えていますよ。
最後の「コロちゃん話」は、「目標に向けて頑張り過ぎたコロちゃん」の、その後の「結果」を書いてみますね。
時代は1990年代の前半のことでした。当時30代後半のコロちゃんは、妻と小1と小3の息子たちを抱えて、「シャカリキになって働いて」いました。
何しろ当時のコロちゃんは、「住宅ローン」の返済とともに「家族4人の生活」を維持しなければならなかったのですよね。
そんなコロちゃんは、「長時間残業」や「夜間勤務」や「休日出勤」を全部断ることもなく、セッセと働いていたのですよね。
まだ「時代」は、現在と違って「週48時間労働(※)」の社会です。
(※週48時間労働から週40時間労働になったのは1994年、全面移行は1997年)
しかし、当時「小1と小3の息子たち」との「遊び」も手を抜くわけにはいきませんよね。そうなると、以下の風景となったのですよね。

上記のフォトは、1992年のある日に前日の夜勤勤務の後で「子どもたちと近隣の河原に出かけて寝ているコロちゃん」ですよ。
今振り返っても、当時のコロちゃんは「かなり無理をして長時間働きつづけていた」と思いますよ。
その「結果の報い」は「老後」にでました。
コロちゃんは「60歳」になった時から、「大腸がん・悪性リンパ腫(血液のがん)・前立腺がん(※)」と3つのがんに襲われてしまったのです。
(※大腸がん・悪性リンパ腫はその後治癒。前立腺がんは現在闘病中)
もちろん、これらの「がん」の原因が「30~50代」の「長時間労働」によるものとは限りませんよ。そもそも「がん」の原因には、「遺伝や生活環境などの複数の要因」がありますからね。
しかしコロちゃんは、過去の「長時間の労働」にも「病因の一端がある」と考えているのですよね。若い時代に「身体を酷使」すると、その結果は「老後に出る」とコロちゃんは思っていますよ。
ただコロちゃんは、これまでの生き方の「後悔や反省」は一切ありません。
当時のコロちゃんが、頑張って働いてきたからこそ、「家族4人のその後の人生」を順調に過ごすことができたのですからね。今のコロちゃんは「満足」していますよ。
今日の「コロちゃん話」は、「頑張り過ぎる」とその結果は「老後に出てくる」という話でしたよ。
コロちゃんの場合は、あくまでも自分の意思で頑張りましたから後悔はありません。
しかし、もし「上の人」から押し付けられた場合は、「無理しない方が良いです」と思っていただけばコロちゃんは嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。




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