0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
①「人口減少でも、女性と高齢者の就業者は増えているよ」
②「就業者数は2021年から増え続けているよ」
③「労働時間は短くなったよ」
④「非正規雇用が多すぎるよ」
⑤「2030年の崖と、働かざるもの食うべからずの世相の懸念」
⑥「コロちゃんの妻の内職(非正規雇用)」

1.「人口減少でも、女性と高齢者の就業者は増えているよ」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「就業者増、半数が医療・介護/昨年度36万人増」との見出しが目に入りましたよ。
コロちゃんは、この見出しの後半の「医療・介護で就業者が増えている」のは分かるんですよね。だってコロちゃんちに来る「介護ヘルパーさん」も「人が足りない」といっていますからね。
しかし、この「見出し」の始まりの「就業者増」には、思わず「人口減少のはずなのに、なぜ就業者が増えているのかな?」とちょっと首を傾げたのですよね。
そこで記事を読むと、「25年度の就業者数は平均で6829万人と前年度から36万人増えた。増加は5年連続で、女性や高齢者の就業率の高まりが背景にある」と報じていますよ。
さらに「産業別に見ると介護施設や児童相談所なども含む『医療・福祉』は18万人増の945万人だった。うち女性が16万人と9割を占め」と記載していますね。
つまり、この記事では「高齢化の進展を女性の就労が支えていると言える」としているのです。
また「65歳以上の男女に絞ると6万人の増加で、高齢者の伸びも目立つ」として、人口が減る中での就業者の増加は「女性と高齢者が担っている」と報じているのですよね。
記事では、このあとに「医療・福祉業界の生産性の低さ」を書いていますが、それはここでは触れません。
コロちゃんが注目したのは、やはり自身と関係がある「高齢者の就労」と「女性の就労」がどのような背景で増えているのかですよね。次にちょっとその背景を見てみますね。
なお、この「日経新聞」の「就業者増、半数が医療・介護/昨年度36万人増」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

2.「就業者数は2021年から増え続けているよ」
まずコロちゃんは、「人口減少」が続く中で「就業者数の推移」を調べてみましたよ。
まず前提として、「日本の総人口」は「2008年の約1億2808万人をピーク」に「減少局面」に突入しています。
その中で、「就労者人口」はどのように推移してきたのでしょうか。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「厚生労働省 就業者数の推移」より
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/25/dl/25-1-1-2_04.pdf
出典:厚生労働省 令和7年版厚生労働白書 資料編より:5月26日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表している2008~2024年の「就業者数の推移」です。このグラフには数字が記載されていませんでしたので、コロちゃんは別のデータから下に書き出しますね。
◎「就業者数の推移」
(10万人以下切り捨て)
①「2001年:6400万人」
②「2005年:6300万人」
③「2010年:6200万人」
④「2012年:6200万人」最小
⑤「2015年:6400万人」
⑥「2019年:6700万人」
⑦「2020年:6600万人」コロナ禍
⑧「2025年:6800万人」最多
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/r01/hakusho/r02/html/n1113000.html
(出典:国土交通白書 2020 就業状況の変化より:5月26日利用)
うーむ、上記を見ると「就業者数」って、「①2001年:6400万人」から「④2012年:6200万人」までは減り続けているんですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
この「2012年」って「12月の衆議院選挙」で「安倍自民党」が政権奪還した年ですよね。
その後の「アベノミクス」が始まった2013年から「就業者数」は増え続けて、「2020年のコロナ禍」でいったん減少に転じますが、その後の「2021年以降」は現在まで毎年増え続けていますね。
この内訳は「女性と高齢者」の就業が増えていることですけれど、決して悪いことではありませんが、それが「生活不安」の為となるとあんまり喜べないとコロちゃんは感じていますよ。
コロちゃんはその「労働時間」に注目しましたから、調べながら次に書いてみますね。

3.「労働時間は短くなったよ」
前項を見ると「働く就業者数が増えた」から、「日本」は今後「成長するだろう」と思っちゃいますよね。
だけどコロちゃんがポチポチ調べていると、実は「1人あたりの労働時間は減っている」のですよね。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「労働政策・研究機構 常用労働者1人平均年間総実労働時間数」より
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0501_02.html
(出典: 独立行政法人 労働政策・研究機構 早わかり グラフでみる長期労働統計 より:5月26日利用
上記は「独立行政法人 労働政策・研究機構」が発表した「1947~2025年の常用労働者1人平均年間総実労働時間数の推移」です。
一目見ても「山型」のグラフになっていますね。その「ピークとボトム」は以下でしたよ。
◎「常用労働者1人平均年間総実労働時間数の推移」
(事業規模30人以上)
(10時間以下切り捨て)
①「1947年:2200時間」
②「1960年:2400時間」ピーク
③「1975年:2000時間」
④「1988年:2100時間」
⑤「1990年:2000時間」
⑥「2000年:1800時間」
⑦「2010年:1700時間」
⑧「2020年:1600時間」
⑨「2025年:1600時間」最小
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0501_02.html
(出典:独立行政法人 労働政策・研究機構 早わかり グラフでみる長期労働統計より:5月26日利用)
うーん、「1人あたりの年間労働時間」は、全体の流れを見ると「1960年の高度成長の年」をピークにして「減り続けて」いますよね。
(´ヘ`;) ウーン
驚きますよね。だって「高度成長時代の②1960年の2400時間」から、「現在の⑨2025年の1600時間」まで「年間800時間(詳細では739時間)」も減っていますよ。
そして、直近の「⑨2025年は1600時間」と「過去最小」に年間労働時間は短くなっていますね。
ざっと振り返って見ると、以下の「3つの時期」の減少が大きいですね。下記にコロちゃんのグラフの読み方を書いてみますよ。
◎「労働時間の減少が大きい時代とその理由」
①「1990年代後半」
・「バブル崩壊による残業削減」
・「週40時間労働規制の浸透」
②「2000年代前半以降」
・「非正規雇用の拡大」
③「2008年前後」
・「リーマンショック」
・「非正規雇用の拡大」
④「2020年」
・「コロナ禍」
・「非正規雇用の拡大」
上記は、あくまでコロちゃんの見方ですが、この「労働時間の減少」は「①③④の経済危機」以外では、「非正規雇用の拡大」と切り離すことはできないと考えているのです。
つまり「経済危機」は一時的な減少ですが、「非正規雇用の拡大」は「社会構造の変化」で「永続的」に続くことになります。
上記のを見ると、「非正規雇用の拡大」は「2000年代初頭」から始まって、現在に至るまで続いている社会現象だと思っていますよ。
そのために「就業者数は増えている」けれど、「総労働時間は減っている」となるわけですよね。
コロちゃんは「国が経済成長」をするためには、やはり「総労働時間が増えなければ難しい」と思うのですよ。
上記の「総労働時間の推移」を見ていると、「増える」どころか現状を維持できていませんよね。これでは「経済成長は難しい」と思いましたよ。

4.「非正規雇用が多すぎるよ」
そこで、現在の「正社員」と「非正規雇用の割合」を見てみましたよ。以下でしたよ。
◎「正規雇用と非正規雇用の人数と割合」
(10万人以下切り捨て)
(小数点以下切り捨て)
①「2021年」
・「正規雇用 :3500万人」
・「非正規雇用:2000万人」
(非正規雇用の割合:36%)
②「2022年」
・「正規雇用 :3500万人」
・「非正規雇用:2100万人」
(非正規雇用の割合:36%)
③「2023年」
・「正規雇用 :3600万人」
・「非正規雇用:2100万人」
(非正規雇用の割合:37%)
④「2024年」
・「正規雇用 :3600万人」
・「非正規雇用:2100万人」
(非正規雇用の割合:36%)
⑤「2025年」
・「正規雇用:3700万人」
・「非正規雇用:2100万人」
(非正規雇用の割合:36%)
ふーむ、上記を見ると「正規雇用は①2021年の3500万人」から「⑤2025年の3700万人」まで増え続けているんですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
記載では「11年連続の増加」とありましたよ。
しかし、「非正規雇用」も「②2022年の2100万人」から微増ですが「⑤2025年」まで増え続けており、なによりも「36%」もいるのですよね。
コロちゃんは、この「非正規雇用」を「正社員」とすることにより、「厚生年金」や「健康保険」を「正社員と同等の扱い」にするべきだと思うのですよね。その理由を次に書いてみますね。

5.「2030年の崖と、働かざるもの食うべからずの世相の懸念」
さて、ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。
ここまで「①人口減少でも女性と高齢者の就業者は増えていること」や、「②就業者数は2021年から増え続けていること」と「③労働時間は短くなった」ことを見てきました。
しかし、この「現在のあり方」は「持続可能」なのでしょうか? コロちゃんの懸念を書いてみますね。

①「2030年の崖を越えられるのか?」
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「財務省 生産年齢人口(15~64歳)の割合」より
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/03.pdf
出典:財務省 財政制度審議会 我が国の財政運営の進むべき方向より:5月26日利用)
上記のグラフは「財務省」が発表した「1970~2070年」の「15~64歳の生産年齢人口の推移」です。
グラフの赤線が「日本」なのですが、「2015~2030年」が横ばいで、その後の「2030~2040年」に急降下している「薄い赤色線の矢印」がお分かりでしょうか。
ちょっと、見やすいように「拡大図」を下記に添付しますね。

(出典:財務省 財政制度審議会 我が国の財政運営の進むべき方向より:5月26日利用)
上記の「薄い赤色線の矢印」の「2015~2030年が横ばい」で、その後の「2030~2040年に急降下」していることが見て取れますよね。
上記のグラフを見ると、「日本の生産年齢人口(15~64歳)」は「2030~2040年にかけて急減」するのです。
コロちゃんは、どのくらい減るのかを調べてみましたよ。
ネタ元は「国立社会保障・人口問題研究所」の「日本の将来推計人口(令和5年推計)」です。以下でしたよ。
◎「生産年齢人口の推計」
(15~64歳人口)
①「2020年:7508.8万人」
②「2030年:7075.7万人」▲433.1万人
③「2040年:6213.3万人」▲862.4万人
④「2050年:5540.2万人」▲673.1万人
⑤「2060年:5078.1万人」▲462.1万人
https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp2023_gaiyou.pdf
(出典:国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口〔令和5年推計〕より:5月26日利用)
ふーん、上記をみると「生産年齢人口の減少」は「②2030年の7075万人から③2040年の6213万人の862万人の減少」が最大になっていますよ。
( ̄へ ̄|||) フーン
つまり「生産年齢人口の減少」という視点からは、以下のようにみえるのですよね。
◎「生産年齢人口の減少」
❶「2020年代:433万人減」
❷「2030年代:862万人減」ピーク
❸「2040年代:673万人減」
❹「2050年代:462万人減」
つまり、「2030年代は一番生産年齢人口が急減する10年間になる」ということになりますよね。
今から「4年後」ですよ。ここまで「急減」するとなると、冒頭から見てきた「風景」は相当変わると思われますよね。
もちろん、その「社会へ与える衝撃・影響」も最大になるかと思われますよね。
だからコロちゃんは、冒頭から見てきた現在の風景は「持続可能性がない」とみえるのですよね。コロちゃんは、「非正規雇用の正規化」をもっと急ぐべきだと思っていますよ。

②「働かざるもの食うべからずの世相となりそうだよ」
もう一つのコロちゃんの懸念ですが、社会で広く「働かなければならない、働かない人間は価値がない」の世相が広がりはしまいかと心配しているのですよね。
コロちゃんの記憶では、「女性と高齢者の就労率」が上昇する中で、「もう頭打ちだ、女性と高齢者の労働力は枯渇する」と言われ始めたのが「2010年代初頭」のことでしたよ。
しかし、その後の実態を見ると「現在の2025年まで女性・高齢者の就労率」は上昇し続けています。
この理由は、「平均寿命が延びたこと」や「定年延長が社会に定着してきたこと」もあるでしょう。
しかし、「老後不安の高まり」で、「働かざるを得ない高齢者・女性が増えてきた」ことも間違いない事実ですよね。
このような「背景」の下で、コロちゃんは「貧しい・生活が苦しいのは働かないのが悪い」との世相が広がるのではないかと懸念していますね。
現在「社会保障国民会議」では、「給付付き税額控除の議論」が進められています。その中では「働かない貧しい高齢者」は「議論のテーブル」にも上がっていません。
いま議論されているのは、報道によれば「税額控除ではなく給付。現役世代(15~64歳)。働く高齢者は議論中」の模様ですよね。
コロちゃんの目には、この「給付付き税額控除」は「働くものに限定してお金を配る制度」になるのではないかと写っていますよ。
その時に「働かざるもの食うべからず(※)」の雰囲気が、社会に広がるのではないかと不安ですよ。
(※元々は新約聖書のテサロニケ人への第二の手紙から:その後レーニンが貴族を批判する言葉として使用)

6.「コロちゃんの妻の内職(非正規雇用)」
さて今日のテーマは、「人口減少なのに働く人が増える不思議の正体──2030年の崖は乗り越えられるのかと思ったコロちゃん」を考察してみましたよ。
なんということはありませんでした。「人口は減少」しても「女性と高齢者の就業者」はまだ「増え続けて」いましたよ。
これって「2010年頃」から、毎年のように「もう頭打ちだ」と言われてきたのですよね。
だけど「物価の上昇」で、より一層「老後不安」が高まっていますから、まだしばらくは「増え続ける」かも知れませんね。だけど、その限界はもう近いとコロちゃんは思っていますよ。
今日の最後の「コロちゃん話」は、今は亡きコロちゃんの妻が「出産のために会社を退職」した後の「内職の話(非正規雇用)」を書いてみますね。
現在では「内職」は「家内労働者」に分類されますが、コロちゃんの妻がこの内職をしていた「1980年代」では、「非正規雇用やフリーランス」のように思われていましたよ。
コロちゃんの妻は、1980年代前半に「勤めていた会社を出産退職」しています。
その時勤めていた会社を、今調べてみたら「その後吸収合併されてニデックの子会社」になっていましたね。
この「会社」はもともとは「電子・部品メーカー」だったのですが、当時は「輸出用の高級腕時計」も製造販売していました。
コロちゃんの妻は、その会社で「高級腕時計の製造ラインの一部」を担当していたのです。
その退職後に「自宅でできる内職」を探していたところ、退職した会社から電話があり「高級腕時計の文字盤の印刷」の内職を紹介されたのです。
どうやら妻は、その「高級腕時計の文字盤の印刷作業のベテラン」だったらしいのですよね。
当時子どもが生まれる準備をしていた「6畳と4畳半の部屋の一角」に、「大きな機械」を運び込んでいました。
小さな机に「時計の文字盤」を広げて、となりのガラスの板に広げた「インク」を「へら」ですくって抑え込むようにこすりつけていましたね。
コロちゃんがのぞきこんでいると、何枚かはじいた「文字盤」を指さして、「ここに小さなホコリが付いているでしょう。これじゃダメなのよね」と答えていましたね。
どうやら妻は会社で「優秀な職人だった」らしいのですよ。この「内職」ならば、「子どもが生まれても自宅でできるから良いわね」と妻は喜んでいましたね。
驚いたことには、この時の「内職の収入」ですが「会社員の時とほとんど変わらないほど高かった」のです。
どうやら、かなりの「高級腕時計」を製造していたようでしたね。
ただ、この「お得な内職」は、その後「半年ほど」でなくなってしまいました。その理由は「格安の腕時計」の広がりです。
コロちゃんのような「1970年代に育った青年」にとっては、「腕時計」とは「高級品」のイメージだったのですよね。
よく「子どもの就職祝い」に親がプレゼントするものとされていましたよね。それが「1970年代の後半」に入ると「格安腕時計」が市場を席捲しています。
妻の「高級腕時計の文字盤の印刷の内職」は、どうやらその「最後の時代」にあたっていたみたいでしたよ。
コロちゃんと妻は、その後しばらくは「あの内職はお得だったよなー」と2人で話し合っていたことを思い出しますよ。
今日の「コロちゃん話」は、「1980年代前半の(非正規雇用の)内職の話」でしたよ。「こんな時代もあった」と、当時の「社会の雰囲気」を感じていただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。





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