【経済考】「実質賃金1%上げ」は本当に可能?――連合・春闘目標を数字で考えてみた

経済

おはようございます。今朝コロちゃんが、まだ真っ暗な中をワンコと散歩していたら、コロちゃんちの並びの先の家の前に「黒い影」が見えましたよ。

見えた「黒い影」は、そこの家の「おじいさん」で毎朝6時頃に「車」でどこかに出かけているのですよね。

多分「週に何日か働きに出ている」のではないかと思われますよね。コロちゃんよりも少し「年上のおじいさん」ですから、いつも「がんばるなー」と思っているのですよね。

ただこの「おじいさん」は、毎朝「車を暖気運転」しながら、外で「タバコ」を吸っているのですよね。

コロちゃんは、「タバコ」を吸いませんから、出会った時には「煙いなー」と毎回「言葉に出せない思い」を感じていたのですよ。

この時には、おじいさんはもう「タバコ」を吸い終わって車に乗り込むところでしたから、コロちゃんは「おはようございます」と声を掛けましたよ。

そうしましたら、このおじいさんは「おはようございます。毎朝大変ですね」と返事しましたよ。

コロちゃんの「ワンコ散歩」のことを指して言ったのでしょうけれど、コロちゃんは「あなたの仕事の出勤の方がよほど大変だよね」と思いましたよね。

もちろん、そんな「心の内の言葉」を口に出したりはしませんよ。ただ「いやいや、もう慣れてますよ」と当たり障りのない言葉でお茶を濁して別れましたね。

ただ「おじいちゃん同士」って「絶対に井戸端会議」にはなりませんよね。これが女性同士だったら、活発な会話を交わして、お互いの「生活の中」まで見えちゃうのでしょうけれどね。

コロちゃんは、この近所のおじいさんが「その年でどのような仕事」をしているのか全く知りませんよ。

そんな「近所づきあいが悪いコロちゃん」が、今日は「実質賃金1%上げは本当に可能?――連合・春闘目標を数字で考えてみた」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「連合が春闘で実質賃金1%上げを掲げているよと、実質賃金がプラスで高くなると、年金額が物価に連動するよ」

☆「連合未来づくり春闘評価委員会とは何だ?と、強欲な経営者に思い切った賃上げができるのか?」

☆「労働組合は年々減るばかりだよと、コロちゃんと労働争議」

1.「連合が春闘で実質賃金1%上げを掲げているよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「実質賃金1%上げ訴え/労組有無で機運に落差」との見出しが目に入りましたよ。

コロちゃんは、「連合」が「春闘5%」と言わずに「もっと大幅に賃上げ」を勝ち取らなければ、コロちゃんのような「年金生活者」の「年金受領額も上がらない」と考えているのですよね。

だから、このような「賃上げのニュース」には、すぐに食いつくのですよね。そこでコロちゃんは、この記事をジックリと読んでみましたよ。

そうしましたら、「連合は26年春闘で全体で5%以上、中小企業は6%以上の賃上げ目標を掲げた」と報じていますね。

そして「注目した」のは、「実質賃金を1%以上の軌道に乗せることを目指す」と書いているのですよね。

そこで以下の「数字を対比している」のですよ。

◎「賃上げ率と実質賃金の値」

①「25年春の賃上げ率は5.25%」

②「25年11月の実質賃金は2.8%減と11ヶ月連続のマイナス」

この「実質賃金」とは、「額面の給料から物価の変動を引いた数値」です。

いくら「賃上げ」があっても、それ以上に「物価」が上がれば「実質賃金」はマイナスになってしまいます。

コロちゃんはこれを見て、上記の「①賃上げ5.25%と②実質賃金2.8%減」から「実質賃金1%上げ」に「必要な賃上げ率はどのくらいかな?」と思ったのですよね。

もし「①の賃上げ」が、「5.25%+2.8%+1%=9.05%」だと「実質賃金1%上げ」は実現するというのはどうでしょうか?

もちろんこんなにも単純なものではないでしょうけれど、「連合の実質賃金1%上げの目標」はかなり「頑張らなければ実現できない(9.05%)」ものだと思うのですよね。

この記事によりますと、「労組の有無で(賃上げ率の)差は開き、厚労省によると、25年は組合の無い企業は組合のある企業に比べて(賃上げ率の差は)0.8㌽低かった」と報じていますね。

コロちゃんは、ここを読んで「現在の労働組合の組織率はどのくらいか?」をちょっと調べてみようと思いましたよ。

そしてコロちゃんは、この「連合」にはもっと頑張って「5%以上」などと言わずに、もっと「高い賃上げ」を目指して欲しいと思いましたよ。

なお、この「日経新聞」の「実質賃金1%上げ訴え/労組有無で機運に落差」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

〈賃上げ2026〉交渉の焦点(上)実質賃金1%上げ訴え 労組有無で機運に落差 - 日本経済新聞
2026年の春季労使交渉(春闘)が近く本格化する。連合は2年続いた5%台の賃上げを評価しつつも生活向上の実感は少ないとして物価変動の影響を除いた実質賃金で1%上昇の定着を訴える。企業規模感に加えて労働組合の有無で賃上げの機運にも差がある。交渉の焦点をまとめた。連合は26年春季交渉で全体で5%以上、中小企業は6%以上の賃...

2.「実質賃金がプラスで高くなると、年金額が物価に連動するよ」

さて、上記で「連合の実質賃金1%上げ」に注目したコロちゃんですが、このような話題に食いついた理由には、「翌年の年金額」には「過去3年間の賃金変動率(賃上げ率)」が使われる事情があります。

コロちゃんが、現在「2ヶ月に1度受け取っている年金額」は、毎年「1月」に改訂されて「6月支給分」から実施されています。

この「年金改定方式」の「基本ルール」は以下となっています。

◎「年金改定方式の基本ルール」

①「前年の物価上昇率と、過去3年間の名目手取り賃金変動率の平均を比較する」

②「物価上昇率が大きい場合は物価上昇率を採用」

③「3年間の名目手取り賃金変動率の平均が大きい場合、3年間の名目手取り賃金変動率の平均を採用」

これってわかりにくいですよね。コロちゃんも「最初に読んだ時」には、「何だこりゃ!」と思いましたよ。
Σ(´ロ`;)ナンジャソリャー!!

これをわかりやすく言い換えると、以下になるのですよ。

◎「わかりやすい年金改定ルール」

❶「実質賃金が低下した場合は、名目手取り賃金変動率を採用」
 (最近の傾向はこっち) 

❷「実質賃金が上昇した場合には、物価上昇率を採用」

うーん、これでもまだわかりにくいよねー。
( ̄へ ̄|||) ウーン

だけど、最近の傾向は「❶実質賃金が低下」で、低い方の「名目手取り賃金変動率が採用」されているんですよね。

だから「物価に負ける年金額」となってしまっているのですよね。

これがもし「実質賃金」がプラスになったとすると、上記の「❷実質賃金が上昇した場合には、物価上昇率が採用」されるんですよね。

こうなるとコロちゃんの受け取っている「年金額」が、やっとそこで「物価に負けない年金額」になるのですよね。

こんな「自分勝手な理由」から、コロちゃんは「連合の実質賃金1%上げ」に注目しているのですよ。

3.「連合未来づくり春闘評価委員会とは何だ?」

さてコロちゃんは、昨年10月に「物価の神様」と呼ばれている「渡辺努東大名誉教授」が「連合」と「未来づくり春闘委員会」をつくり「報告書」を発表していることを知っていますよ。

これは、「渡辺努名誉教授」以外にも「5人の経済学者・社会学者」が参加しており、執筆者は「庄司俊章成蹊大学准教授」ですね。

もちろん「連合」からは「市川連合総研所長」が委員として加わっています。

その内容を読んでみると、以下でしたよ。

「賃金と物価が持続的かつ緩やかに上昇する健全なサイクルには、未だ完全には移行できたとは言えず、2026 年が移行のための正念場である」

「重要なのは・・・賃金を今後も遅滞なく適切な水準まで持続的に引き上げることであり、その恩恵をあまねく広範囲に行き渡らせることである」

ここで訴えているのは、下記の「二つのスパイラル」です。前者が「現在のスパイラル」で、後者が「理想のスパイラル」ですよね。

だから順調に進めば「ビフォーとアフター」になるというのですよ。以下でしたよ。

◎「日本版スパイラル(ビフォー)」

①「各企業は毎年商品価格を据え置き」⇒
②「消費者の生計費は毎年変わらず」⇒
③「労働者は賃上げなしでも生計を維持できる。労組は生計費不変の下で賃上げを言いにくいので賃上げを要請せず」⇒
④「人件費は毎年不変なので企業は価格転嫁の必要なし」⇒
⑤「➀に戻る」

◎「物価と賃金の健全な環境(アフター)」

①「各企業は毎年商品価格を2%引き上げ」⇒
②「消費者の生計費は毎年2%上昇」⇒
③「労働者は毎年3%賃上げを要求」⇒
④「企業は人件費増加分を毎年価格転嫁」⇒
⑤「➀に戻る」

https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/data/mirai_report-001.pdf?12
(出典:連合 未来づくり春闘 評価委員会報告書より:1月17日利用)

うーん、ちょっとわかりにくいかも知れませんけれど、「報告書」では図解していますから、もう少しわかりやすいかな。
( ̄へ ̄|||) ウーン

一言で言うと、上の方の「日本版スパイラル」は「物価と賃金の悪循環」で、下の方の「物価と賃金の健全な環境」は「物価と賃金の好循環」で、その仕組みはまったく同じ力学で動いていますよ。

ただ「方向性が真逆」なだけですよね。

そして「提言」の目玉は「春闘賃上げの要求基準」です。以下でしたよ。

◎「現在の要求基準のあり方の課題の克服に向けての4点の提案」

①「過去のインフレ実績ではなく、将来のインフレ見通しを要求基準に反映させる」

② 「実質賃金に関するキャッチアップ条項を導入する」

③「人手不足要因を要求基準に反映させる」

④「積極的な情報発信により労働者の中長期的な賃金予想を安定させる」

ふーむ、ちょっと説明を書かないとわかりませんよね。①と②を下に書いてみますね。
( ̄へ ̄|||) フーム

最初の①「過去のインフレ実績」ではなく「将来のインフレ見通しを要求基準に反映」とは以下のことですよ。

「賃上げの目的は、次回交渉までの1年間において労働者の生活水準を維持・改善すること・・・重要なのは、過去の実績ではなく、今後1年間のインフレ率と労働生産性の見通し」

「ところが現行の方式では、過去の物価上昇率(過年度CPI)が参照され、生産性についても将来予測は考慮されていない」

「今後は・・・日銀が掲げる『2%』を採用する方式が望ましい。状況によっては「2%±α」という柔軟な設定も考えられる」

ふむふむ、なるほどこれを簡単に書くと、「物価目標(2%)+生産性上昇(1%)+定昇(2%)=合計5%」となりますよね、
φ(゚Д゚ )フムフム…

つまり「過去の物価上昇率」ではなく、「将来の物価目標(見通し)」を要求基準にすると言うのですよ。

そしてもう一つの「提言②」は、「実質賃金に関するキャッチアップ条項を導入する」です。これについては、記事で以下のように書いていました。

「仮に26年の物価上昇率が2%を超える2.5%となったら、翌27年の要求基準に差分の0.5%を上乗せする」

「この0.5%分は、物価高で目減りした分を『キャッチアップ』として後から取り戻すと言うロジックだ」

あー。前年が予想したより「物価上昇率」が上がっていたら、翌年の「賃上げ」で取り返すというわけですね。
( ̄Д ̄*)アー

うんうん、これは「素人のコロちゃんでもわかる理屈」ですよ。つまり「渡辺教授」は、「物価と賃金が毎年上がる社会」を目指しているのですよね。

それも「毎年生産性が上昇する(1%程度)」わけですから、その分もシッカリ「賃金上げ」に上乗せさせるとしているのです。

もしそれが実現出来たのならば、会社員の生活は毎年「生産性上昇分(1%程度)」は確実に生活が豊かになると計算しているのでしょう。

ただ、それも「企業経営者が中抜きしない」というのが前提ですよね。コロちゃんは、これを読んで「そんなにうまくいくのかなー?」と思いましたよ。

ただ「今後の日本の針路を指し示す一つの有力なプランである」とも思いましたけれどね。

なお、この「連合未来づくり春闘評価委員会」の「報告書」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

22ページありますが、難しい経済学用語は使われていませんから、コロちゃんでも簡単に読めましたよ。お気になる方は是非一読お願いしますよ。

https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/data/mirai_report-001.pdf?12

4.「強欲な企業経営者に思い切った賃上げができるのか?」

さて、ここでコロちゃんの考え方を書いておきますね。

コロちゃんは、上記の「渡辺東大名誉教授」の「賃上げターゲット(目標)」の「フォワードガイダンス(先行き指針)案」を「良く出来ているなー」と感嘆しましたよ。

ただ、これって全部「企業経営者が善人だ」と言うことを前提としているのですよね。

ちょっと、上記の今後の目指すべき「物価と賃金のあり方」をもう一度下記に見てみましょう。下記でしたよ。

◎「物価と賃金の健全な環境(アフター)」

➀「各企業は毎年商品価格を2%引き上げ」⇒
②「消費者の生計費は毎年2%上昇」⇒
③「労働者は毎年3%賃上げを要求」⇒
④「企業は人件費増加分を毎年価格転嫁」⇒
⑤「➀に戻る」

https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/data/mirai_report-001.pdf?12
(出典:連合 未来づくり春闘 評価委員会報告書より:1月17日利用)

上記の「➀各企業は毎年商品価格を2%引き上げ」を、「社長さん」がちょっと「オレだけ儲けよう」と「商品価格を2%ではなく3%」に上げたならば、どうなるのでしょう。

恐らく、その後は雪だるま式に「毎年物価」が上がり続けますよね。こうなると「物価上昇のスパイラル」は限りなく続きますよ。

その場合には「労働組合がない賃上げのない(あるいは少ない)雇用者」と「年金生活者」は限りなく貧困へと向かいますよね。

また「社長さん」がちょっと「オレだけ社員の賃上げを少し低くしよう」と考えて、その考えの「社長さんが多かった」ならば、たちまち元の「デフレ経済」に逆戻りするんじゃないでしょうか。

コロちゃんは、「資本主義経済」では「会社経営者はとことん強欲になる」と考えていますよ。

5.「労働組合は年々減るばかりだよ」

冒頭の記事では、「労組の有無で(賃上げ率の)差は開き、厚労省によると、25年は組合の無い企業はある企業に比べて(賃上げ率の差は)0.8㌽低かった」と報じていました。

そこでコロちゃんは、現在の日本の「労働組合の組織率」をちょっと調べてみようと思いましたよ。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「厚生労働省 労働組合組織率の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roushi/kiso/25/dl/gaikyou.pdf
出典:厚生労働省 令和7年労働組合基礎調査の概況より:1月17日利用

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「1989~2025年」の「労働組合組織率の推移」です。下に書き出しますね。

◎「労働組合推定組織率の推移」
 (小数点以下切り捨て)

①「1989年:25%」
②「1990年:25%」
③「1995年:23%」
④「2000年:21%」
⑤「2005年:18%」
⑥「2010年:18%」
⑦「2015年:17%」
⑧「2020年:17%」
⑨「2025年:16%」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roushi/kiso/25/dl/gaikyou.pdf
(出典:厚生労働省 令和7年労働組合基礎調査の概況より:1月17日利用)

ふーむ、「労働組合の組織率」は、年々減少していますね。
( ̄へ ̄|||) フーム

昨年の「⑨2025年はたったの16%」でしかありませんよ

これじゃあ「連合」がいくら頑張っても、全体の「賃上げの底上げ」には限界がありますよね。

コロちゃんは直近の新しいデータを探してみましたよ。下にピークの年も一緒に並べてみましょう。

◎「労働組合数と組合員数」
 (100組合以下切り捨て:1000人以下切り捨て)

①「労働組合数ピーク :1984年:7万4000組合」
②「労働組合員数ピーク:1994年:   1261万人」

③「最新データ:2025年:4万5000組合:986万人※」

(※厚生労働省:令和7年労働組合基礎調査の概況より)

あー、「労働組合」は大分減りましたよね。
( ̄Д ̄*)アー

上記を見ると、「労働組合数はピークの7.4万組合」から、現在では「4.5万組合」に「2.9万組合」も減っています。「組合員数はピークから275万人減」ですよね。

これでは「春闘の賃上げ」も、なかなか進まないでしょうね。

今のコロちゃんには、この「解決策」は見つかりませんよね。おそらく、この「労働組合」の減少のトレンドは今後も続くと思われますよね。

だからコロちゃんとしては、「現在の経営者」の皆さんの「日本の社会を守る」という「良識」に期待するしかないと考えていますよ。

できれば「今年の2026年」には、昨年を上回る「大幅賃上げ」をしてくださいと「全国の会社経営者の皆さん」に心からお願いしたいコロちゃんでしたよ。

6.「コロちゃんと労働争議」

さて今日は、「実質賃金1%上げは本当に可能?――連合・春闘目標を数字で考えてみた」を考察してみました。

コロちゃんの見方は、「まず無理そうだ」でしたけれど、皆さんはどのようにお考えになったでしょうか。

この「2026年春闘の結果」は、7月には判明しますから、あと6ヶ月で結果が出ます。その時に「コロちゃんの視点」が正しかったかどうか興味津々に見守っていきたいですね。

最後の「コロちゃん話」は、コロちゃんが「20代の青年だった頃の話」を書きましょうね。

時代は「1970年代の前半」でした。当時コロちゃんと妻の友人だった、同じ年代の青年がいました。

この「青年」に誘われた「夏のキャンプ」でコロちゃんは妻と知り合ったのですよね。だからこの「青年」は、妻の友人でもありましたよ。

そんな「青年」から、ある日「会社が倒産しそうで社長が失踪した」と連絡があったのです。話を聞くと「数か月前から給料が遅配していた」というのです。

そこで「青年」は、「労働組合を結成」して「労働債権の確保と工場再開」を目指していると言ってきたのですよね。

どうやら「社長」は後始末を一切しないで逃げちゃったそうなのですよね。そこで「新たに結成した組合」が「工場を差し押さえている」として、「遊びにこないか?」と誘われたのですよね。

そこでコロちゃんと妻は、「2人の友人の青年の誘い」でその「工場に遊びに行った」のですよね。

そうしましたら、住宅街の一角にある工場には「労働組合の赤旗」が翻っていて、地域のほかの職場からの支援の人が大勢集まっていたのですよね。

何しろ「社長」が失踪していますから、会社の財産は「債権者」の早い者勝ちになってしまいます。そうさせないために「労働債権」は「組合で確保する」となったようでしたね。

そこでその「工場」に交代で寝泊まりする「社員たち」に交じって、コロちゃんと妻は交流を深めたりしていたのですよね。

面白かったですよ。何しろ、そこにいたのはみな「20代の若者たち」です。それが、まるで「解放区」や「梁山泊※」のように毎晩お酒を飲みながら歓談していましたね。

(※梁山泊:中国・水滸伝:108人の豪傑たちが集まった場所名:アウトローの巣窟の意)

違う職場や違った環境に生きる若者たちが、そこでもみ合うように交流を重ねていたのですよ。刺激的でしたね。

そこの結成したばかりの「労働組合の委員長」は「真面目そうな30代の青年」でしたよ。たぶん「社長が失踪」しなければ、間違っても「労組委員長」など引き受けなかったでしょうね。

コロちゃん夫婦の友人は、その組合で「書記長」をしていましたけれど「酒」が強く、飲むと「バシーッといったれ!」と元気一杯なヤツでしたよ。

コロちゃんは、その後この「工場」に何晩も泊まり込みながら、お酒を飲みつつみんなと騒いでいたことを懐かしく思い出しますよ。

この「労働組合の争議」は、その後「やっと出てきた社長」と「和解」して「会社」は社長の弟が引き継ぐ形で終結しています。

コロちゃん夫婦の友人の「青年」は、その後は別の道に進みましたが、今頃はどうしているのかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

もう「50年以上」も前のことですが、あの時の「占拠された工場での飲み会の解放感」は思い出すだけで楽しさが蘇りますよ。

今日の「コロちゃん話」は、「1970年代の騒然とした社会の風景」でしたよ。当時の雰囲気が何となくお伝えできれば嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

イラストは生成AI(ChatGPT)で作成したものです

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