おはようございます。今朝コロちゃんがワンコと散歩していますと、遠くの空に「山の峰々」をキレイに見ることが出来ました。
今朝は、気温も低く空気が透明に澄んでいましたから、遠くの景色も見えるようになっていたのですよね。
そういえば、コロちゃんちより少し離れた高台では、天気によっては「富士山」も見えるんですよね。
以前まだ「妻」が健在で、ワンコも2匹いた頃には「朝の散歩」で「川を越えた田んぼの周囲」まで足を伸ばしていたことがありました。
そこからは「遠くに富士山」がクッキリと見えていたことを思い出しましたよ。
あの頃は「朝の散歩時間」が長かったなー。毎朝「1時間以上」は歩いていましたからね。現在の「10分間ほど」と大きな違いですよ。
当時はワンコも若かったですし、コロちゃんも「病気知らず」でしたよ。今では、それが「様変わり」したことに、あらためて気づいたコロちゃんでしたよ。
そんな「コロちゃんとワンコの様変わり」とは違って、今朝の「遠くの山々の風景」はちっとも以前と変わりがありませんでしたね。
そんな「時の流れを感じたコロちゃん」が、今日は「あなたの人生で一番大切なのは仕事ですか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「日本は人生における仕事の重要度が低いんだって?と、日本の会社は金払いが悪いよ」
☆「企業経営者は30年前の前任者を見習えと、仕事を生きがいにしちゃダメだよ」
☆「コロちゃんと、会社での生き方」

1.「日本は人生における仕事の重要度が低いんだって?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「人生における『仕事の重要度』、低い日本 賃上げ持続に暗雲」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、「はて? 人生で重要なのは家族の形成と維持じゃないの?」と思いましたが、まあ「仕事でお金を稼ぐのも2番目には大事だよね」と、この記事をジックリ読んでみましたよ。
そうしましたら、この記事では「インディードリクルートパートナーズ社」の「グローバル就業意識調査2025」の「調査結果」から、「人生における仕事の重要度」の興味深い回答を記載していましたよ。
それは「充分な報酬が支払われていないから、働く人の中で仕事の重要度が下がっている」と言う事実ですよ。
そこでコロちゃんは、この記事にある「グローバル就業意識調査2025」を探して読んでみることにしましたよ。
次に詳しい内容を、ご紹介しますね。
なお、この「日経新聞」の「人生における『仕事の重要度』、低い日本 賃上げ持続に暗雲」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「日本の会社は金払いが悪いよ」
さてコロちゃん自身は、「人生における仕事の重要度」は「充分なリターン(高い賃金)」がある限り「強く認識」しても良いと思っていますよ。
まあコロちゃんの考えは後で書くとして、まず冒頭の記事で書いてあった「インディードリクルートパートナーズ社」の「グローバル就業意識調査2025」の「調査結果」を見てみましょう。
以下でしたよ。
◎「Q.人生における仕事の重要度は?」
(5年前と比較:小数点以下切り捨て)
〇「5年前より上がっている」
➀「日本 :20%」(最低)
➁「米国 :51%」
➂「中国 :61%」(最高)
④「英国 :46%」
⑤「フランス:22%」
➅「ドイツ :30%」
●「5年前より下がっている」
➀「日本 :24%」(最高)
➁「米国 :12%」(最低)
➂「中国 :12%」
④「英国 :16%」
⑤「フランス:21%」
➅「ドイツ :21%」
https://www.indeedrecruit-partners.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/20250821_nHSZ9k_01.pdf
(出典:インディードリクルートパートナーズ社 グローバル就業意識調査2025 Press Releaseより:11月4日利用)
うーむ、上記の「先進6ヶ国中」で、「日本」が一番「人生における仕事の重要度」が5年前より「下がって」いますよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
「上がっているが➀20%で最低」となり、逆の「下がっているが24%で最高」となっていますよ。
一番「働き者(仕事の重要度が上がっている)のは③中国の61%」ですよね。「共産主義:中国」が、一番「働き者(仕事の重要度が上がっている)」とは、ちょっと「皮肉」ですよね。
コロちゃんは、この上記の結果を見て「世界で一番資本主義的な価値感が国民に浸透している」のは。「中国とアメリカだ」と思いましたよ。
その逆の「世界で一番社会主義的(平等重視)の国」が、「日本とフランス」ですね。だって「仕事(生産性)への傾斜が低い国民」だと言うことが、上記で明らかになっていますからね。
もう1つだけ、上記の「日本」が「人生における仕事の重要度が低い理由」についても見ておきましょう。以下ですよ。
◎「現在勤めている会社についての考え」
〇「自身の働きぶりに対して(会社は)十分な報酬を支払っている」
➀「日本 :22%」(最低)
➁「米国 :63%」
➂「中国 :72%」(最高)
④「英国 :63%」
⑤「フランス:47%」
➅「ドイツ :58%」
https://www.indeedrecruit-partners.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/20250821_nHSZ9k_01.pdf
(出典:インディードリクルートパートナーズ社 グローバル就業意識調査2025 Press Releaseより:11月4日利用)
あっらー、これは驚きですよ。
Σヽ(゜Д゜; )ノアッラー
何と会社が「自身の働きぶりに対して十分な報酬を支払っている」と回答している人が、「➀日本が22%」と最低ですよ。
逆に「③中国が72%」と、「資本主義大国アメリカの63%」を抜いてトップとなっています。
これを見ても「中国はアメリカ以上の資本主義大国(競争重視)」であることが分かりますね。その逆に「日本」は「会社と賃金のあり方」に関しては「社会主義国(平等重視)」ですよ。
コロちゃんは、「1991年に日本を訪問した当時のゴルバチョフソ連大統領の発言」を思い浮かべましたよ。それは以下でしたよ。
「日本は世界で唯一、成功した社会主義国だ」byゴルバチョフ旧ソ連大統領(当時)
当時の「共産主義子国家の大統領だったゴルバチョフ氏」の眼から見ても、「日本は成功した社会主義国」と見られていたのですよ。
また、上記の2つの「調査結果」は、「日本企業が社員に充分高い賃金を払っていない事」を示唆しています。
だから冒頭の「日経新聞の記事」では、以下ように記載しているのです。
「日本の賃金は23年以降、伸び率が高まったものの、約30年間にわたる停滞により賃金水準は先進国のの中で低いままだ。金銭面の不安が仕事へのモチベーションの低下に繋がっている可能性はある」
面白いですよね。「大企業の広告」が主要な顧客である「日経新聞」が、「企業経営者にもっと賃上げをしろ」とお尻を叩いているのですよ。
これは、「日本の過去30年以上の経済停滞の原因」に「賃金が上がらなかった事がある」という認識が、「日経新聞社の記者たち」の中でも広がっているとコロちゃんは考えましたよ。

3.「企業経営者は30年前の前任者を見習え」
さて、1990年代末から2022年までの過去20年以上にわたって「日本企業は賃上げ」とほとんどしてきませんでした。
それが最近の「2023年」になってから、少々の「賃上げ」をし始めてきましたが、そのくらいでは「世の中の価値観」が変わるはずもありません。
コロちゃんは、いつも「企業の内部留保金額」を示してきましたが、今日は「企業の労働分配率の推移」を見てみましょう。
「労働分配率」とは、企業の生み出した「付加価値(利益)」のうち、どれくらいの割合が「人件費」として従業員に支払われているかを示す指標です
この数値が高ければ「給料が高い」となりますし、その逆に低ければ「内部留保金」が増えます。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 企業の労働分配率の推移」より
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/1101/shiryo_01.pdf
出典:内閣府 経済財政諮問会議 足下の経済状況と今後の課題より(11月4日利用)
上記のグラフは、「内閣府の経済財政諮問会議」が発表した2003~2023年の「労働分配率の推移」です。下に書き出しますね。
◎「労働分配率の推移」
(少数点以下切り捨て)
➀「2003年度:72%」(ベアゼロ時代)
②「2008年度:74%」(ベアゼロ時代)
③「2020年度:71%」(コロナ禍)
④「2021年度:68%」
⑤「2022年度:67%」
➅「2023年度:65%」
⑦「2024年度:53%」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/1101/shiryo_01.pdf
(出典:➀~⑥は内閣府:経済財政諮問会議:足下の経済状況と今後の課題より:11月4日利用)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA149540U5A710C2000000/#:~:text=%E5%88%A9%E7%9B%8A%E5%A2%97%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%82%E8%B3%83%E9%87%91,%E4%BD%8E%E6%B0%B4%E6%BA%96%20%2D%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%96%B0%E8%81%9E
(出典:⑦は日経新聞 2025年7月16日記事 利益増えても賃金に回らず 24年度の労働分配率、51年ぶり低水準より:11月4日利用)
おー、「➀2003年の72%」から「③の2020年の71%」って期間は、「ベアゼロだった18年間」ですよ。
(o゚Д゚)オー
そんな「ベアゼロ」で「賃上げしない年」でさえ「労働分配率は70%台」だったのに、その後の「④2021年~⑥2024年は60%台」に落ちていますよ。
そして最後の「⑦2024年度は53%」とここまで下げていますよ。新聞の記事では「1973年度以来51年ぶりの低水準だった」と書かれていますよ。
この「1973年(労働分配率最低水準)」に何があったのか、コロちゃんは知っていますよ。
「第Ⅰ次中東戦争」で「石油ショック」が起きて「日本経済が戦後初のマイナス成長」になった年ですよ。この年の「物価上昇率は11%」を超えて「狂乱物価」と呼ばれた年ですよ。
そんな異常な事が起こった年(1973年)だったから、「労働分配率が50%台」に落ちていたのですよ。
だけど、昨年2024年度の日本は、そんな「経済混乱」はなかったですよね。
それなのに「狂乱物価の年(1973年)」と同じ「労働分配率(53%近辺)」だったとは、「企業経営者の皆さん」はどう説明するのでしょうね。
コロちゃんは、現在の「企業経営者の皆さん」に「20年前の2003年の企業経営者(労働分配率72%)」を見習えと言いたいですよ。
もっと今の企業は、「働く社員に報いるべきだ」とコロちゃんは主張しますよ。
そうすれば「インセンティブ」となって、みんなもっと「生産性が上がること」は間違いなしだと思いますよ。

4.「仕事を生きがいにしちゃダメだよ」
ここでちょっとコロちゃんの考え方を書きますね。
「やりがい搾取」と言う言葉がありますよね。
これは「企業が労働者の仕事への熱意や使命感、夢といった『やりがい』を利用し、本来支払われるべき正当な報酬を支払わない事」を言います。
いつから「こんな国」になっちゃったんだろうなー?
σ( ̄^ ̄)はて?
コロちゃんが20代だった「1970年代頃」には、今より「会社の社長さん」はもっと「社員の面倒見が良かった」ように思いますよ。
コロちゃんは「フーテンの寅さん※のタコ社長を見習え!」と言いたいですよ。
(※フーテンの寅さん:1970年:松竹:監督・山田洋二:主演・渥美清)
コロちゃんの記憶をたどると、「2000年代初め頃」からの「グローバル経済の進展」や「コーポレートガバナンス改革」とかが注目される頃から「企業経営者の意識」が変わってきたように見えますね。
要するに「1990年代の失われた10年」を抜け出すために、「新自由主義などの欧米発の価値観」を「日本企業」に持ち込んだのでしょう。
ただ、これらの「欧米の価値観」を導入するにあたって、「経営者に都合の良い所だけ」を「つまみ食い」して入れているのですよね。
「企業は株主のもの」などは、その「代表的価値観」ですよね。そこには「血の通った社員」は見えていませんでしたね。
冒頭から見てきた、「社員の人生における仕事の重要度が一番下がったのが日本」と言うのがその結果ですよ。
そして「現在勤めている会社」が「自身の働きぶりに対して十分な報酬を支払っている」との回答も、「一番低かったのが日本」なのですから、これじゃ「生産性」が上がる訳もないですよ。
上記の「労働分配率」を見ても、「雇用者」は仕事ぶりを4割減にしてもいいくらいですよ。
だからコロちゃんは、「2000年代から始まった企業統治改革」は失敗したと考えています。
その結果を見ると、「仕事を生きがい」なんかにしたら「企業経営者から使い潰されるだけ」になってしまいましたよ。
コロちゃんの考えは、「仕事は生活を維持するために給料を得る手段だ」と言うものですよ。「自分らしい生活」は「会社の中」にはありませんよ。
もし「生きがい、やりがいを求める」のでしたならば、「会社の外」に「趣味でも家庭」でもいくらでも「広い世界」があると思っているのがコロちゃんでしたよ。

5.「コロちゃんと、会社での生き方」
今日のテーマは、「あなたの人生で一番大切なのは仕事ですか?」を取り上げて考察してみました。
ただ、このような「人間の内面」に関することは、基本的には「人それぞれ」ですからね。コロちゃんは、「賃金」という眼に見える「指標」を通して言いたい事を書いてみましたよ。
それで最後の「コロちゃん話」は、コロちゃんの「実体験」を書いてみましょう。
コロちゃんは、「30代」の時にそれまで勤務していた会社から「転職」しました。時代は「1980年代のバブル経済前」でしたよ。
その「会社でのお仕事」を、「人生において重要度が高い」と考えていたかと言うと、まったくそんなことはありませんでしたよ。
ただその時のコロちゃんには「2人の幼児」がいましたので、「家族4人」が普通に食べていける給料が貰えれば、それで充分と考えていました。
その「会社内」でのお付き合いは、最初の2~3年は「お酒を誘われたら断らずにお付き合いする」としていましたよ。
そして「社内のサークル活動」も、「囲碁クラブと海釣り部」に所属するなど、それなりにお付き合いしていました。
ただ、そのような「お付き合い」も最初の「10年ぐらい」でしたよ。その後は少なくしましたよ。
この会社では、だいたい「勤続10年あたり」で「主任」か「労組役員」への就任を打診されることになっていたのです。
しかしコロちゃんは、そのどちらも丁寧に「お断り」しましたよ。
その後数年は毎年「お願い」されつづけましたが、コロちゃんには「社内でのこれ以上の居場所」は要らないと考えたのです。
そこで何をしたのかと言うと、住んでいる自治体にあった「ボーイスカウト団」の「ボランティアリーダー」に就任したのですよ。
まったく「収入」には繋がらない、むしろ「自腹でお金を払って他人の子どもの面倒を見る活動」でしたよ。
当時のコロちゃんの「2人の息子たち」もスカウトとして活動していましたが、コロちゃんはこの時の「ボーイスカウトボランティア活動」に、仕事以外の「全精力を投入」していましたね。
この時代(2000年前後)の10年間をコロちゃんは、この活動が「人生で一番重要な生き方」となっていましたね。
だから、これは「趣味」と言っても良いかと思われますよ。今振り返ってもコロちゃんは、こんな「楽しい10年間」を過ごせたことに感謝していますよ。
もちろん「経済的」には何の利益もありませんでした。また「スキルアップ」もありませんでしたよ。
ただ「コロちゃん自身」と「2人の子どもたち」が一緒に楽しんだだけです。
コロちゃんは、それで良いと思っていますよ。この「楽しかった10年間」は「人生の一時期」でしたが、その「思い出」はその後死ぬまでコロちゃんのものなのです。
そんなことをしていたコロちゃんの「会社での居場所」は、ずーっと下の方のままでしたが「いつの間にか古株」になってしまいましたね。
つまり「管理職・所長」や「組合支部長」が、みんなコロちゃんの後輩となってしまっていたのです。
そう言うわけで、50代になったコロちゃんは「会社内での古参社員」となり、居心地の良い職場となっていましたよ。
コロちゃんの「会社人生」は、その後「大腸がんでの病気退職」となってしまいましたが、30年間近くの「会社の生活」をコロちゃんは「けっこう居心地が良い職場だった」と総括していますよ。
今日の「コロちゃん話」は、コロちゃんの「会社での生き方」を書いてみましたよ。
時代が違いますから、今の若い方では戸惑うかもしれませんが、コロちゃんはやっぱり「釣りバカ日誌※)」の「和気あいあいとした昭和の職場」が好きでしたよ。
(※釣りバカ日誌:1979年:作・山崎十三:作画・北見健一:ビックコミックオリジナル)
出来ますれば今の「日本の会社」も、「昭和の時代」にあったような「人間関係がやさしい職場」であって欲しいとコロちゃんは願っていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。







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