おはようございます。今朝のコロちゃんは、まだ朝食を食べていないのです。
(- ◇-)ハラ減った・・・
なぜ食べていないかと言うと、今日は「内科医院で血液検査」をしなければならないので、食事をとっちゃダメと言われているのですよ。
ですから、今朝のコロちゃんは、ワンコの散歩を終えた後は、新聞をバサバサ読んでからこのブログを書き始めましたよ。
だけどね、コロちゃん思うのですよ。お腹が空いていると「頭の働きも悪くなる」って。
もともとコロちゃんの頭などは、そんなに「回る方ではない!」のですからね。これ以上酷くなったら・・・どうしよう。
ギャァー!∑(;゚Д゚ノ)ノ
そんなおふざけをしながら、コロちゃんは「空腹」を紛らしていますよ。
あと少しで「内科医院の予約時間」になりますから、サッサと行って「血液検査と診察」を済ませてくるつもりですよ。帰ったら、直ぐに「朝メシ」ですよ。
そんな「腹ペコのコロちゃん」が、今日は「あなたは入れ歯をしていますか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「良い入れ歯を使用していると死亡リスクが低いよと、かみ合わせの良い入れ歯をすると死亡確率が1.8倍低くなるよ」
☆「年代別の入れ歯を見てみるよと、所得と入れ歯の関係を見るよ」
☆「コロちゃんと入れ歯と、コロちゃんと歯医者さん」

1.「良い入れ歯を使用していると死亡リスクが低いよ」
さて、今日は何を書こうかなー?
。。。o(゚^ ゚)ウーン
昨日まで、ちょっと難しい「経済のお話」が続いていましたから、今日はちょっと「生活に密着した話」が書きたい気分のコロちゃんなんですよ。
そこでコロちゃんは、ちょうど読んでいた「週刊エコノミスト」に掲載されていた「死亡リスクと入れ歯の良し悪し」という記事の中に、興味を引く内容を見つけましたよ。下記でしたよ。
「良い入れ歯使用者は死亡リスクが低いとする大規模調査の結果が報告されました」
うーむ、コロちゃんは「70代のおじいちゃん」ですけれど、まだ「入れ歯」はしていません。
( ̄へ ̄|||) ウーム
だけど、もうすぐ「入れ歯」になりそうだと考えていたコロちゃんは、さっそくこの「入れ歯使用者は死亡リスクが低い」という研究結果を探して読んでみることにしましたよ。
これは「コロちゃんが長生きするために入れ歯を入れる」というわけではないですよ。あくまでも、ちょっと興味を持っただけですからね。

2.「かみ合わせの良い入れ歯をすると死亡確率が1.8倍低くなるよ」
この「研究」は「大阪大学:歯学部・大学院市学研究科」が発表したものでした。「調査対象」は「後期高齢者(75歳以上)の歯科健康診査の受診者18万人」です。
なるほど「おじいちゃんたちの歯科診療データ」を使って、「入れ歯の状態が死亡リスクに与える影響」を調査したようですよ。下記でしたよ。
◎「研究成果のポイント」
①「奥歯の噛み合わせが悪化するほどに、死亡リスクは高く」
②「状態の悪い入れ歯の使用者や入れ歯を使用していない者は、死亡リスクがさらに高まる」
(奥歯の噛み合わせが良い人と比べて、最大で1.8倍)
③「高齢者の健康維持に、入れ歯の適切な使用が重要である」
◎「研究の内容」
①「死亡率が高かった群」
・「アイヒナー分類C3の適合不良群」(アイヒナーの分類A1~A3群を基準として1.83倍)
・「アイヒナー分類C3の不使用群 」(アイヒナーの分類A1~A3群を基準として1.79倍)
②「適合良好群は、適合不良群や不使用群よりも低い死亡確率だった」
・「A1~A3群を基準として、適合良好のB1群で0.98倍、B2群で1.02倍、B3群で1.11倍、B4群で1.14倍、C1群で1.15倍、C2群で1.28倍、C3群で1.58倍)
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2024/20241225_1
(出典:大阪大学の研究専用ポータル:良い入れ歯使用者は死亡リスクが低いより:6月3日利用)
上記は、サイトの内容をコロちゃんがちょっと整理して書きましたが、ざっと読んでもよくわかりませんよね。下記に説明を書きますね。
上記の「アイヒナー分類」とは以下のようになっているものです。
◎「アイヒナー分類」
①「A群:4つの咬合支持域を全て持つもの」
②「B群:咬合支持域が減少したもの」
③「C群:咬合支持域がないもの」
要するに「A~C」と順に「かみ合わせ」が段々と悪くなっていくとなっています。その上で、「A~C」のそれぞれに「1~3」の段階があり、これも「3」が一番悪くなっています。
これを知ったうえで、上記の「研究内容」を読むと以下の様に読み取れます。
◎「上記の研究内容の翻訳」
❶「一番死亡率が高かった群は、入れ歯のかみ合わせが悪かった群」
(一番かみ合わせが良かった群の1.83倍)
❷「2番目に死亡率が高かった群は、入れ歯なしの群」
(一番かみ合わせが良かった群の1.79倍)
❸「入れ歯のかみ合わせが良い群は、悪い群や入れ歯なしの群よりも死亡率が低い」
うーむ、これでわかってもらえるかなー?
(´ヘ`;)ウーム…
簡単に言えば「かみ合わせの良い入れ歯」が入っていると、「寿命が延びる」ことが「エビデンス」として証明されたということなのですよ。
しかも、「かみ合わせの悪い入れ歯(死亡率1.83倍)」「歯はないけど入れ歯もない(死亡率1.73倍)」となっていますよね。
これは、「歯がないが入れ歯なし(死亡率1.73倍)」の方が、「かみ合わせの悪い入れ歯(死亡率1.83倍)」よりまだマシだよと言っているのです。
へー、ダメな入れ歯を入れるくらいなら、歯なしの方がまだ良いんだー?
( ¯ㅿ¯)へー
このことは、「かみ合わせの悪い入れ歯」で悩んでいる高齢者が多い事を示唆していますね。
コロちゃんは、今後いずれは「入れ歯」を入れることになると思っていますが、これは参考になりましたよ。

3.「年代別の入れ歯を見てみるよ」
コロちゃんは「70代のおじいちゃん」ですが、まだ「入れ歯」は入れていません。
もちろん「被せ物(クラウン)」や「ブリッジ」はありますよ。
だけど、コロちゃんの歯はまだ27本残っていますから、過去に歯医者さんで抜いた歯は「1本だけ」ですよ。
(親知らずは4本とも若い時に抜歯済み:親知らず以外の歯の総数は28本)
だけど、亡くなった妻は50代の頃から「入れ歯」を使用していましたし、必ずしも「入れ歯は高齢者になってから」というわけでもないですよね。
そこでコロちゃんは、ちょっと「年代別の入れ歯使用率」を調べてみましたえよ。下記でしたよ。
◎「各補綴物の装着者の割合」(少数点以下切り捨て)
①「35~39歳」
・「部分入れ歯:1%」
・「総入れ歯 : ー」
②「40~44歳:
・「部分入れ歯:0.9%」
・「総入れ歯 : ー」
③「45~49歳」
・「部分入れ歯:0.7%」
・「総入れ歯 :0.7%」
④「50~54歳」
・「部分入れ歯: 5%」
・「総入れ歯 :0.6%」
⑤「55~59歳」
・「部分入れ歯: 8%」
・「総入れ歯 :0.7%」
⑥「60~64歳」
・「部分入れ歯:15%」
・「総入れ歯 : 2%」
⑦「65~69歳
・「部分入れ歯:19%」
・「総入れ歯 : 3%」
⑧「70~74歳」(コロちゃんはココ)
・「部分入れ歯:34%」
・「総入れ歯 : 9%」
⑨「75~79歳」
・「部分入れ歯:34%」
・「総入れ歯 :17%」
⑩「80~84歳
・「部分入れ歯:47%」(最多)
・「総入れ歯 :30%」
⑪「85歳以上」
・「部分入れ歯:43%」
・「総入れ歯 :36%」(最多)
https://www.mhlw.go.jp/content/10804000/001112405.pdf
(出典:厚生労働省 令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要より:6月3日利用)
あー、「部分入れ歯」が10%を超えてくるのは60代からですね。
( ̄Д ̄*)アー
コロちゃんの「70代前半」は、「部分入れ歯が34%で、総入れ歯が9%」ですね。3人に1人が「部分入れ歯」なんですね。
それじゃあ、そろそろコロちゃんも「部分入れ歯」はしょうがないかー?
(o´д`o)=3ハァーア
みなさんも、上記のご自分の年代の「入れ歯使用割合」をお確かめくださいな。そろそろ「入れ歯」を考え始める方も多いかと思われますよ。

4.「所得と入れ歯の関係を見るよ」
さて次は「所得と入れ歯使用率の関係」を見ておきましょう。「地獄の沙汰も金次第※」と言われますが、「入れ歯も金次第」なのでしょうか?
(※古くは「地獄の沙汰も銭がする」が江戸時代後期より「地獄の沙汰も金次第」になったとされる)
コロちゃんは、たぶん「所得と入れ歯は関係がありそうだ」と思いますよ。貧しい者ほど「入れ歯」を入れるお金がないですからね。
だけど、その逆に「貧しい者ほど生活が荒れて、歯磨きをしないで入れ歯が増える」とかもあるかも知れませんね。
さて、どっちでしょうね? 下記をご覧ください。これは「日本福祉大学:健康社会研究センター」の調査結果ですよ。
◎「世帯年収ごとの、義歯の使用率(歯が19本以下の人に限定)」(小数点以下切り捨て)
➀「50万円未満 :71%」
②「50~100万円未満 :54%」
③「100~150万円未満:57%」
④「150~200万円未満:66%」
⑤「200~300万円未満:69%」
⑥「300~400万円未満:72%」
⑦「400万円以上 :72%」
https://www.dent.tohoku.ac.jp/news/file/20130930.pdf
(出典:日本福祉大学:健康社会研究センター:プレスリリースより)
へー、面白いですね。
( ¯ㅿ¯)へー
一番所得が低い「➀50万円未満:71%」と、所得が高い「⑥300~400万円未満:72%」と「⑦400万円以上:72%」が、ともに「義歯使用率」が高いですよ。
所得の「低い・高い方」が「入れ歯使用率」が高くて、真ん中が低いのですよ。
真ん中の「②50~100万円未満 :54%」と「③100~150万円未満:57%」が、義歯使用率が低いとなっていますね。
「真ん中」とはいえ、「②50~100万円未満 :100~150万円未満」では、これも低いですけどね。
この研究では、以下の考察を記載していますよ。
◎「結論・考察」
❶「歯の本数が十分でない人の31.2%が、義歯を使っていない」
❷「義歯の使用率が、所得により差がある」
これについては「義歯をつくる際の金銭的負担が受診抑制に繋がっている可能性」を指摘していますよ。
❸「最低所得層の人よりも、その手前の人で義歯の使用率が低い」
そうそう、これは上記でコロちゃんも指摘したところですが、以下のように書かれていました。
(*。_。)⁾⁾ソウソウ…
「生活保護受給者に対する医療費扶助制度の影響や、低所得層の人が様々な社会保障制度を利用する際に、行政職員などから歯科受診を促された可能性がある」
うーむ、なんだかなー。いまひとつうなずけない気分になりますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
もっと「所得が低くても義歯を使用できるような医療制度」にして欲しいですけれど、これは「義歯の値段」をよく知らないコロちゃんでは、まだ強く主張はしにくいですね。
まあコロちゃんは、上記の「低所得の枠」に入っていますけれど、必要な「義歯」はどんどん入れていこうと考えていますよ。
なお、上記の「日本福祉大学:健康社会研究センター」の発表文には、以下の指摘も書いてありましたよ。
◎「歯が少なくても、義歯を使っている人では、使っていない人よりも、4年後の転倒や認知症が少ないことが報告されている」
ねっ、やっぱり面倒くさくとも「高齢者」はやっぱり「入れ歯」は入れた方が良いみたいですよ。
(⁎•ᴗ‹。)ネッ*

5.「コロちゃんと入れ歯」
さて、上記のような「入れ歯・義歯の実態」を知ったところで、肝心のコロちゃんの「入れ歯事情」を書いておきましょうね。
コロちゃんは、まだ「入れ歯」は1本も入っていません。
上記で「70~74歳」の方は、「部分入れ歯:34%:総入れ歯: 9%」でしたから、まだコロちゃんは頑張っている方ですよね。
しかしコロちゃんは、つい先日に「歯科医さん」から、以下の様に言われたのですよ。
「コロちゃんさん、歯のココとココはいずれグラグラになり抜くことになりますよ。なにしろ、歯茎の下にある歯髄がもう下がってしまっています。現在は歯が宙に浮いている状態ですよ」by歯科医の先生
あらら、そんなに酷いの?
(゚Д゚)アララ!
まいったなー、先生「ブリッジ」で何とかなりませんか?
(人´ω`*)オネガイ
「現在ブリッジをかけている片方がダメになってきていますから、もう『入れ歯』にするしかないですよ」by歯科医の先生
えーん、「ブリッジの足」にしている「歯」がダメになっちゃっているんだって!
・゚゚(p>д<q)゚゚・えーん
コロちゃんの歯の現状を言いますと、何もしない時には「痛み」はありません。しかし、強く歯を噛みしめると「ジワー」と痛みが出てきます。
だけど、毎日の「食事」の時には、「痛みがない方の歯」で噛みしめていますので、あまり生活に支障は感じていないのですよね。
その「生活に支障がない」ことを理由に、コロちゃんは「入れ歯導入」をこれまで先延ばししているのですよ。
だって、毎日夜に「洗浄」したりするために「入れ歯を着脱する」のは面倒ですよ。
コロちゃんは、亡き妻が「入れ歯」を使用していたので、その「面倒くささ」をよく知っているのですよ。
だけど、上記で「コロちゃん年代(70代)の方」の1/3が「入れ歯」だと知りましたし、これが「80~84歳」になれば「47%(最多)」が入れ歯になると知りましたから、ちょっと考えてみますよ。

6.「コロちゃんと歯科医さん」
さて、今日は「あなたは入れ歯をしていますか?」をテーマにしてみましたが、若い方には興味がなかったかなー?
だけど、「いずれは若い人も・・・」、なんかこの書き方は前にも書いたような気がしますね。まあ、お読みいただければコロちゃんは満足ですよ。
今日の「コロちゃん話」は、長年お付き合いして来た「歯科医さんの生きざまの話」です。
コロちゃんが今通っている「歯科医さん」は、2年前から通い始めた医院です。それ以前は「20年以上通っていた歯科医さん」があったのです。
その「馴染みの歯科医さん」は、コロちゃんよりもちょっと若い先生でした。この「歯科医院」には、コロちゃんと妻も1990年代ごろからずっと通っていたんですよ。
10年程前のことですが、コロちゃんが「大腸がんの抗がん剤治療」をしている時に、頭を丸坊主にした時がありました。
これはお分かりと思いますが、「抗がん剤治療」で髪の毛が全部抜ける前に、髪の毛を短くカットしたのですよ。
コロちゃんは、ちょうどその時に「歯の治療」でこの「歯科医院」に行き、歯科医の先生に「大腸がんで治療中」の事情を話したりしていたのです。
だって「頭が丸坊主」じゃ隠しようがないですからね。彼はコロちゃんに「がんの治療は大変でしょうけど頑張ってください」と言ってくれたのですよ。
ところが、それから数年後にこの「歯科医の先生」が同じ「大腸がん」になってしまったのです。
この時にもコロちゃんは「歯の治療」で通院していましたから、「歯科医の先生」から話を聞きました。
患者さんが途切れた時に、彼はしんみりと「大腸がんになりました」と言っていましたね。
その後の「診察時」には、「再発してステージ4になりました」。「最後まで頑張ろうと思っていますよ」と寂しそうに語っていましたよ。
コロちゃんは、その時には「まだまだ治癒する可能性はありますよ」と励ましたりしましたよ。
コロちゃんが驚いたのは、彼は最後まで「歯科医院」を閉めないで「診療」を続けていたのですよ。
コロちゃんは、自分が同じ「大腸がんの治療」を受けたことがありますから、「抗がん剤治療の副作用」が、そう容易いものではないことを身をもって知っています。
コロちゃんの場合は「職場は休職から退職」となってしまいましたからね。
しかし、彼はおそらく最後の「緩和ケア」に入るまで、ご自分の「歯科医院」の治療台の前に立ち続けていたようだったのですよ。
コロちゃんよりも、数歳年下の方でしたからまだ60代だった「歯科医の先生」は、「無念」だったでしょうね。「努力家」だったでしょうね。「自立心・責任感」が強い方だったのでしょうね。
コロちゃんは、「歯」の治療の合間の短い会話でしか知らない「先生」でしたが、彼の生きざまには感銘を憶えましたよ。
たとえ「助からない病」に倒れても、最後まで自分の生き方を貫く姿勢をコロちゃんは好きでしたよ。
その後まもなくして、この歯科医院の前を通りかかると、玄関のドアに「死去、休業」との表示が出ていました。
コロちゃんの場合は「大腸がんから生還」しましたが、彼は戻ってこれなかったのですよ。何とも「無常」を感じたコロちゃんでしたよ。
ただコロちゃんも、自分の信念を貫く生き方が出来ればいいなと思い、静かに「歯科医院」のドアに向かって合掌しましたよ。
(-∧-)合掌
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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