おはようございます。今日のコロちゃんは、近隣にある「Honda Cars 」に来ているのです。コロちゃんが乗っている車の「定期点検」ですね。
コロちゃんは、高齢になってからは6ヶ月ごとの「定期点検」は欠かさないようにしています。
若い頃はいつも自分で「オイルチェック」や「バッテリー液の点検」を行なっていたのですが、高齢になるとミスが多くなってきましたから、専門家に任せることにしたのですよ。
「定期点検の料金」は、「車検時」にセット購入していますから、あまり気になりません。今回の「定期点検」も料金は0円でした。
コロちゃんの年になると、身体的な反応時間の衰えや、目の衰えがつきものですから、車の運転のリスクを下げるためには、少々の経費は「必要経費」だと考えることにしているのです。
特に怖いのは、夕暮れの見にくい時間帯ですね。高齢者にとっては、夕暮れの「逢魔が時」の時間帯が「鬼門」ですね。
「自覚症状」はありませんが、高齢者は若い時のような夕暮れの視力は出ません。この「自覚症状がない」と言うのが曲者なのですよね。
「まだまだ大丈夫」は、ダメですね。コロちゃんは、暗くなったら絶対に車の運転はしないようにしていますよ。
そういえば、今日の「定期点検」では、技工さんが「ワイパーのゴムがへたってきていますね」と言っていました。
「ワイパー交換」ぐらいは、コロちゃんでも出来ますから、その内に自分でやることにしましょう。そんなことを考えながら、今日は「Honda Cars 」から帰ってきましたよ。
今日は「教育無償化に対する社会意識を見る」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「教育無償化をどう思いますか?と、幼少段階ほど無償化の支持が多いよ」
☆「大学教育費の私費負担は今後も出来るの?と、50代の賃金カーブはどんどんフラット化しているよ」
☆「大学授業料は上がり続けているよと、コロちゃんと子どもの自立」
1.「教育無償化をどう思いますか?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「無償化に対する社会意識/少々段階ほど支持多く」との見出しが目に入りました。
これは「日経新聞」の「Future of education欄(教育とスキルの未来)」ですね。
コロちゃんは、普段から「日本の教育」については、現在の「親がその資金を出す」あり方から、「子どもは社会で育てる」との考え方の転換をするべきだと考えています。
そこで、この記事をじっくり読んでみることにしましたよ。
まあコロちゃんの上記の考え方は、コロちゃん自身が子どもの「高等教育費の工面」で四苦八苦したこともあるのですが、それ以外にも理由があるのです。後でこの点も書いておきますね。
それでは、次にこの「新聞記事」の内容を見てみましょう。
2.「幼少段階ほど無償化の支持が多いよ」
この記事は、「白川優治千葉大学准教授」が2024年3月に実施した「社会調査」の結果をまとめた論考です。「調査対象」は、10~70代の全国4532人ですね。
その調査内容は、下記の5つの項目のために「増税をしても良いか?」を5段階(1が肯定、5が否定)で聞いた答えをまとめています。
➀「教育を目的とする税負担の許容度は真ん中だよ」
数字が小さいほど「増税しても良い」との意見を表しています。下に書き出しますね。
◎「下記の目的のために増税をしても良いか?」(カッコ内は回答の平均値)
➀「災害復興・対策」(2.82)数字が小さいほど増税可
➁「医療・福祉」 (2.91)
➂「教育」 (3.11)
④「国防」 (3.14)
⑤「環境対策」 (3.15)
おー、興味深いですね。
+(*゚O゚ *)+オオー
全体を見ると「➀災害復興・対策(2.82)」と「➁医療・福祉2.91)」は、皆さんが「増税しても良い」と考えているみたいですね。
まあ「災害復興」は、「東日本大震災」の記憶が皆さんもあるのでしょうね。あれは悲惨でしたからね。
それに「医療・福祉」は、自分にも絶対必要なものですから「増税」も許容し易いのだと思いますね。
しかし、「④国防(3.14)」と「⑤環境対策(3.15)」は、目に見えるものではありませんから、自分の身に迫る切迫感はないでしょうから、これも「増税はイヤ」は理解できますよ。
うーむ、今朝の新聞には「防衛増税先送りの場合/財源3000億円が不足」との記事が載っていましたね。
「岸田前政権」は、「防衛費」確保のために「法人・たばこ・所得税の増税」を決定していたんですけど、その「実施時期」は決めずに先送りしていたんですよね。
上記の「調査結果」を見ても、「防衛費のための増税」は、国民の反発が大きいことは明らかですね。「石破総理」は、この「岸田の置き土産」をどうするんだろーなー?
おっと、話しがそれちゃいましたね。
( ̄、 ̄A) オット
肝心の「教育」ですが、「増税の可否」はちょうど真ん中の「➂教育(3.11)」でしたね。なんとも悩ましい位置にありますね。
「白川淳教授」は、「論考」で「教育を目的とする税負担の許容度は災害復興・対策や医療・福祉より低く、国防や環境対策より高い」と、淡々と記載していますね。
要するに現在の「国民の意識」において、「教育の優先度」はさほど高くないと言うことなのでしょうね。
➁「教育への税負担は肯定・否定が拮抗」
記事では、上記の「下記の目的のために増税をしても良いか?」の回答の詳細についても解析しています。下記ですね。
◎「教育のための税負担の5段階の割合(1~5)」
➀「肯定 (回答が1か2):28%」
➁「否定 (回答が4か5):31%」
➂「どちらとも言えない(回答が3):41%」
コロちゃんは、上記の結果を読んで、単に「優柔不断なヤツが多いな」ぐらいしか思いませんでしたが、さすが「白川淳教授の分析」は違います。
下記のように上記結果を見ているのです。
「これは『教育のため』と言う抽象的な内容ではなく、より具体的な内容・目的によって判断したいという意思表示とみることができる」by白川淳教授
そうか、上記を「教育のための税負担」を「➀肯定:28%」と「➁否定:31%」が拮抗していると見るのではないんですね。
( ̄д ̄)アッ, ソゥカ
なるほど、「➂どちらとも言えない:41%」は「判断材料が足りないよ」と言っていると見るのですね。
(-ロ_ロ-)✧φ))ナルホド!!
➂「大学は私費前提で、小中学校は無償が支持される」
そして「白川淳教授」は、以下のような具体的内容を提示して「教育費負担に関する意識」を更に調査しています。
下記の記載は、新聞記事では詳細な数字が記載されていませんでしたので、ネット上で発表されている「白川淳教授」が「千葉県」で行なった同様の調査結果を記載します。
なお、この「千葉県」で行なった調査は、「内容・結果」ともに上記の「調査結果」と同じだったと記事でも紹介されていました。
回答の選択肢は、以下の4点です。
◎「回答の選択肢」
❶「全て有償」
❷「個人負担だが低所得者に限定して無償」
❸「個人負担だが部分的に公費の負担軽減」
➍「全て無償」
上記の❶~➍を頭に置いて、下記をお読みください。
◎「教育費負担に関する意識」(少数点以下切り捨て)
➀「保育園・幼稚園の学費・料金」
・「全て無償が37%で最多」
➁「小中学校の給食費」
・「全て無償が51%で最多」
➂「高校の授業料・学費」
・「部分的公費の負担軽減が41%」
・「全て無償:32%」
・「全て有償: 5%」
④「国公立大学の授業料・学費」
・「部分的公費の負担軽減が44%で最多」
・「全て無償:15%」
・「全て有償: 9%」
⑤「私立大学の授業料・学費」
・「部分的公費の負担軽減が44%で最多」
・「全て無償: 7%」
・「全て有償:17%」
http://www.shirakawa-lab.net/research_result_2024.pdf
(出典:白川優治研究室:千葉県にお住いの方を対象とする「政治・経済・教育・社会に関する経験・意識に関するアンケート」(2024年8月31日)より:12月6日利用)
上記の内容に関し「白川淳教授」は、以下のように記事で記載しています。
「高校の授業料・学費は『全て無償32%』と『個人負担だが部分的に公費で負担軽減41%』で拮抗している。『全て有償5%』が少ないことから公費による負担軽減が支持されていると見ることが出来る」
「大学の授業料・学費は『国公立・私立』ともに『個人負担だが部分的に公費支援で負担軽減41%』が最も多い」
ここまでは、コロちゃんも「ふーん、そんなとこなんだね」と感じましたよ。
( ̄、 ̄A) フーン
だって「➀保育園・幼稚園の学費・料金」と「➁小中学校の給食費」は、もう「一定の条件下で無料」が当たり前になっていますからね。
だけど、その次の内容には驚きましたよ。
それは、最近話題になっている「大学の授業料・学費」についての結果ですよ。次に詳しく書いてみますね。
④「大学教育費は負担軽減が最多だよ」
「国公立大学」と「私大」についての回答を、もう一度下に書き出しますね。
④「国公立大学の授業料・学費」
・「全て無償:15%」
・「全て有償: 9%」
⑤「私立大学の授業料・学費」
・「全て無償: 7%」
・「全て有償:17%」
さて、上記のデータはどこが違うでしょうか? 間違い探しみたいですね。
よく見ると、「④国公立大学の授業料・学費」は、「全て無償:15%」が多く、「⑤私立大学の授業料・学費」は、「全て有償:17%」が多いと逆転しているのですよ。
まあ、それでも両者ともに回答で最多だったのは「部分的公費負担の負担軽減が44%」ですけどね。
どうやら、現在の「国民の意識」は、「小中学校では教育費無償」で合意ができていて、「高校の教育費では「負担軽減が41%」と「全て無償:32%」が拮抗しているようです。
そして「大学」においては、「私費負担を前提とした公費負担44%」が支持されているようですね。また「国公立」は無償支持が多く、「私大」では、私費で行けとなっているようですね。
確かに「私大」は学費が高いですから、公費で負担は抵抗が多いのでしょうね。
なお、上記の数字は「白川優治研究室:千葉県にお住いの方を対象とする「政治・経済・教育・社会に関する経験・意識に関するアンケート」からのものです。
この「アンケート」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
http://www.shirakawa-lab.net/research_result_2024.pdf
⑤「低年齢層は無償化支持、大学は負担軽減が多数だよ」
これらの「調査結果」を元に、「白川淳教授」は、論考を以下のようにまとめています。
「これらの結果から、低年齢層の教育・福祉にかかる費用は公費による無償化や負担軽減が支持される」
「大学生や社会人を対象とする教育経費は、私費負担を前提とした負担軽減が支持される状況にある」
うーむ、「白川淳教授」は論考で、「教育費の無償化・負担軽減をこのような社会の多数意識に沿って年少者を主な対象として具体化されることがまず考えられる」と書いていますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
やりやすいところ、抵抗が少ないところから徐々に進めようと言うのでしょう。ただ、「そんな悠長なことでいいのかな?」と、コロちゃんは思いましたよ。
なお、この「白川淳教授」の新聞の論考をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
3「大学教育費の私費負担は今後も家庭で出来るのか?」
コロちゃんは、上記の「大学教育費」では「無償化」ではなく、「負担軽減策」が国民の意識の現状だと知り、果たしてそれが「現実的」なのだろうかとの疑問を持ちましたよ。
コロちゃんは、このような話題を見ると直ぐに「親の立場」から見ちゃうんですよ。
今後「大学進学」を目指す「家庭の所得」を考えると、「大学教育費の私費負担」が可能なのかが頭をよぎったのですよ。
「大学進学」には多額の金銭の準備が必要です。どのくらい必要なのかを見ておきましょう。
◎「教育費負担の実態調査結果」
➀「国公立大学:481万円」
➁「私立大文系:690万円」
③「私立理系 :822万円」
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kyouikuhi_chousa_k_r03.pdf
(出典:政策金融公庫:2021年度:教育費負担の実態調査結果より:12月6日利用)
上記以外にも、「塾」へだって通うだろうし、地方から遠くの大学へ入学すれば「家賃や生活費」だってかかりますよね。
子どもは2人いれば、あっという間に「1000万円以上」はかかりますよ。これを「全部親が負担する」ってのは、過去も大変でしたけれど、今後は更に大変でしょうね。
次に、その「親御さんの所得」について見ておきましょう。
4.「50代の賃金カーブはどんどんフラット化しているよ」
だいたい「大学へ進学する家庭の父親の年代」は50代が多いのですよ。ちょうど30歳で結婚して2~3年で最初の子どもが生まれると、ちょうど40代後半~50代前半になります。
「日本」では、その年代の「父親の所得」は年々下がり続けているのですよ。
もちろん、「同じ男性の所得」が年々下がっているわけではありません。比較するのは、「28年前の1995年男性」と「2023年の男性の所得」です。
下記のグラフをご覧ください。内容を下に書き出します。
「労働政策研究・研修機構 1976年・1995年・2023年賃金カーブ」より
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0405.html
出典:労働政策研究・研修機構 早わかり グラフでみる長期労働統計 賃金カーブより(12月6日利用)
上記のグラフは、「労働政策研究・研修機構」が発表している「1976年・1995年・2023年の性別、年齢階級別の賃金カーブ」です。
「線グラフ」は以下の年代の賃金カーブです。内容はちょっと見ただけでは分かりにくいですね。コロちゃんが分かりやすいように解説しますね。
まず「赤い線グラフが1995年の男性の賃金カーブ」です。そして「紺色の線グラフが2023年の男性の賃金カーブ」です。
「紺色の線グラフ(2023年)」が、「赤色の線グラフ(1995年)」より大分フラット化していることが分かります。
「日本の企業」は、この1995~2023年の28年間に「50代の雇用者の賃金」を下げてきていたのですよ。
「バックデータ」から、下に書き出しますね。
◎「1995年男性と2023年の男性の賃金比較」(1000円以下切り捨て)
➀「1995年」
・「20~24歳:19万円(100とする)
・「50~54歳:42万円(212)
➁「2023年」
・「20~24歳:22万円(100とする)
・「50~54歳:41万円(180)
上記を見ると、「1995年」では、50代(50~54歳)の男性は、20代(20~24歳)の2.1倍の「賃金」でした。
それが「2023年」には、50代(50~54歳)の男性は、20代(20~24歳)の1.8倍の「賃金」に低下しています。1995年比で12%の低下ですね。
上記のように、「50代(50~54歳)の男性の賃金カーブ」が、2023年では1995年に比べて大きく低下(12%減)しているのです。
最近では「ジョブ型賃金」の導入も進められていますから、「20代の賃金」は上がっています。その反面「50代の賃金」は抑えられています。
その「抑えられた50代の賃金」で、かつてのような「大学の教育費を全部親が負担すること」が今後の「日本」で出来るのでしょうか?
コロちゃんは、今後年代が進むほど、「家計の教育費負担能力」は、低下していくと思いますよ。
だからコロちゃんは、「高等教育費までの全額国庫負担」を主張しますね。
5.「大学授業料は上がり続けているよ」
上記で現在の「国民の意識」は、「小中学校では教育費無償」で合意ができていて、「高校の教育費では「負担軽減」と「全て無償」で拮抗しています。
そして「大学」においては、「私費負担を前提とした一部公費負担」が支持されていることを見てきました。「大学無償化」は、まだ「国民の意識」とはなっていません。
しかし、今後の「大学の授業料」は上がる見込みです。
「国立大学」においては、東京大学が2025年度の学部入学者から授業料を約10.7万円値上げすると発表しています。
更に「私立大学」では、「日経新聞社のアンケート」では、4割の私大が「授業料を引き上げた・検討中」と回答しています。
今後「大学の授業料」は上昇することは間違いがありません。そして、それを負担する「親御さんの所得」は、それほど伸びないと思われますよ。
それらの状況を考えると、コロちゃんはやはり「高等教育の無償化」へ「日本」は舵を切るべきだと思うのですよ。
6.「コロちゃんと子どもの自立」
コロちゃんと妻は、次男の「大学の文化祭」に1度だけ行ったことがありました。「音楽バンド」や「出店」を見て回ったことが記憶にあります。もう20年近く前になりますね。
その時の「妻とコロちゃん」は、子どもたちがもうすぐ巣立っていく感慨に浸っていましたよ。これもコロちゃんの人生のシナリオの1場面でしたよ。
コロちゃんも妻も、その時に「深い満足感」を噛みしめていたのです。
この「深い満足感」とは、子どもたちが「自立へのステップを順調に進んでいる」と言う思いです。
この当時の2000年代のコロちゃんは、「2人の子どもの学費」に頭を悩していました。
子どもたちは、「奨学金」を借りるだけでは足りずに「バイト小僧」に精を出して働いていました。だけど、コロちゃんはこの「バイト小僧」を情けないとはこれっぽっちも思っていなかったですよ。
だって「バイトで働くこと」は、今まで親の庇護下にあった子どもが、自立するための最初の1歩を踏み出すことなのですからね。
コロちゃんが一番大切に思っていることは、「自立・独立」です。
ある意味「人生の目的は自立にある」と言っても良いかと思っています。子どもと言えども、いつまでもそのままではいられません。
必ず「自分の足で社会の中に立つ時」が来るのですよ。コロちゃんは、「自立しない人間」は「生きる醍醐味を味わえない」と考えているのですよ。
やはり「自分の人生のシナリオ」は、親に書いてもらうなどと言うことがあってはなりません。それでは「誰の人生」か分からなくなってしまいます。
そのように考えた時に、コロちゃんが「高等教育費の調達に四苦八苦したこと」は、子どもたちが自立するための「糧になった」と思いましたよ。
今日は「教育費無償化に対する社会意識を見る」と書いてきましたが、気が付いてみると最近「この教育費のテーマ」が多いですね。
コロちゃんは、単に「新聞記事」から興味のある題材をチョイスしただけなんですよ。偶然このテーマが新聞で続いただけだと思いますよ。
明日からは、また別のテーマを取り上げますから、是非またお立ち寄りくださいね。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
コメント