おはようございます。昨夕のことなのですが、午後4時頃になった時に猛烈な「雷雨」が襲来しました。
コロちゃんは、最近は暑さが和らぐ午後5時過ぎ頃から、いつも「夕方のワンコの散歩」に出かけるのです。
それが昨日は、もう少ししたら「ワンコ散歩の時間だなー」と思っていましたら、なんといきなりの「ザーザー降り」ですよ。
しかも、あちこちで「ピカ・・・ゴロゴロ・・ドッシャーン!」と雷様がお出まししている様子です。
コロちゃんは、思わず頭を抱えてしまいましたよ。
いやいや、今年は「雷雨が多い」ですよね。ここ1週間で3度も「雷とゲリラ豪雨」が襲来していますよ。
これも「地球温暖化」の影響なのでしょうか?
何とも困ったものですよね。とりあえずコロちゃんは、ワンコの散歩が出れないと困りますので、早く雷雨が治まって欲しいです。
昨夕は、6時近くになると雨が小降りになりましたから、それからいつもの「道路の高架下」でワンコの💦を済ませることが出来ましたので、ホッとしましたよ。
よく「夏の終わりの雷」と言いますが、ここ1週間に何度もあった「雷雨」がその知らせなのでしょうか。
コロちゃんは、早く「爽やかな秋空」が訪れて欲しいと思いましたよ。
今日は「高齢女性おひとり様の年金額は9.3~10.7万円だよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「財政検証のモデル年金が変わったよと、新しいモデル年金を見てみよう」
☆「受け取る年金額は厚生年金加入で増えるよと、単身高齢者の生活費を見てみよう」
☆「女性が年金を増やす道は2つあるよと、コロちゃんとご褒美の清貧年金生活」
1.「財政検証のモデル年金が変わったよ」
先月の7月4日に、「厚生労働省」は「5年に1度行なわれる財政検証」を発表しています。
この内容についてコロちゃんは、直後にこのブログでご紹介をしていましたが、今日は、前回に取り上げなかった「モデル年金」について書いてみますね。
今までの「年金のモデル年金」とは、「40年間会社を務めている夫+専業主婦の年金額」です。現在2024年の「モデル年金」は以下になります。
◎「2024年:モデル年金(40年間会社員の夫+専業主婦)」
➀「夫:基礎年金6.7万円+厚生年金9.2万円」+
➁「妻:基礎年金6.7万円」=22.6万円
➂「モデル年金:夫婦合計:22.6万円」
上記のように、今までの「財政検証」では「➂40年間会社員の夫+専業主婦のモデル年金」しか発表されていなかったのです。
だけど、世の中は結婚しない方も増えていますし、夫婦共働きの方も増えています。また40年間に渡って専業主婦だった方も少なくなっていますよね。
今の世の中では、「未婚・離別・死別」した単身の男女が増加しているのです。
その現実に合わせたのだと思われますが、「今回の財政検証」では初めて「厚生年金加入を加味した平均年金額の試算」を発表したのです。
分かりやすく言えば「単身女性の将来の年金額」を発表したのですよ。
これは今までの「モデル年金(40年間会社を務めている夫+専業主婦の年金額)」だけでなく、新しい「モデル年金(単身厚生年金加入女性)」の年金額の試算を公表したということです。
コロちゃんは、報道でこれを知りました。もちろん「財政検証」は、ブログ記事を書きましたから読んでいましたがこの「新しいモデル年金」については気が付きませんでした(※)。
(※だって発表された資料が15P+37P+130P+32P+159P+34P+40P=合計413Pもあるんですよ。全部詳しく読むなんてコロちゃんじゃできませんって)
ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ムリ
それでは、次にその「新しいモデル年金(単身厚生年金加入女性)」の年金額の試算を見てみましょう。
なお、この「財政検証」について、発表後にコロちゃんがこのブログでご紹介をしていますが、お読みになりたい方は、下記のフォトのクリックをお願いします。
2.「新しいモデル年金を見てみよう」
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 年金額の将来見通し」より
https://www.mhlw.go.jp/content/001270530.pdf
出典:厚生労働省 令和6(2024)年財政検証結果の概要より(8月25日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した「財政検証」の中の「年金額の将来見通し」です。
このグラフの数字が「新しいモデル年金額」です。男女別々に試算しています。下に書き出しますね。
◎「新しいモデル年金額(単身女性・単身男性)」(年齢は2024年度時点)
●「女性」
➀「2024年 :9.3万」(1959年生まれ:65歳)
➁「2039年 :9.8万円」(1974年生まれ:50歳)
➂「2049年 :9.9万円」(1984年生まれ:40歳)
➃「2059年:10.7万円」(1994年生まれ:30歳)
うーむ、これが将来の「単身女性の年金額」なのですね。10~30年後の試算ですが、月9.3~10.7万円ですね。
この金額(月9.3~10.7万円)だけで、1ヵ月の生活が出来るでしょうか? コロちゃんは、この「年金額」だけでは、ちょっと無理だと思いますよ。
この上記の「単身女性のモデル年金額」が、➀~➃までの30年間で1.4万円増えている理由は、女性の「厚生年金加入月数」が増えていくことを想定しています。
この「女性の厚生年金加入月数」については、次の項目で見てみますね。
その前に、上記グラフの「単身男性のモデル年金額」を見てみましょう。下記をご覧ください。
●「男性」
➀「2024年 :14.9万」(1959年生まれ:65歳)
➁「2039年:14.1万円」(1974年生まれ:50歳)
➂「2049年:14.1万円」(1984年生まれ:40歳)
➃「2059年:14.7万円」(1994年生まれ:30歳)
うんうん、「単身男性の年金額」は、14.1~14.9万円の幅で横ばいに推移しています。
(*。_。)ウンウン
これは「男性の厚生年金加入月数」は、将来も現在とはあまり変わらないことによるものと思われますね。
コロちゃんが、我が身の場合と比べてみると、「女性2024年:9.3万」は亡くなった妻の年金額とほぼ同じですね。
そして「男性2024:14.9万」の方と比べると、コロちゃんはもう少し多くの年金額を今受け取っていますね。
3.「受け取る年金額は厚生年金加入で増えるよ」
上記で、女性の「モデル年金」が10~30年後に少しずつ増加している試算を見ました。下記でもう一度見てみましょう。
◎「新しいモデル年金額(単身女性)」(年齢は2024年度時点)
●「女性」
➀「2024年 :9.3万」(1959年生まれ:65歳)
➁「2039年 :9.8万円」(1974年生まれ:50歳)
➂「2049年 :9.9万円」(1984年生まれ:40歳)
➃「2059年:10.7万円」(1994年生まれ:30歳)
まあ、➀~➃までの30年間で1.4万円ですから、1年に均した金額は平均500円増に満たない金額ですが、少しづつ増えていることには間違いがありません。
この増加の理由は「厚生年金の加入期間の増加」です。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 現役時代の経歴類型の変化(女性)」より
001270498.pdf (mhlw.go.jp)
出典:厚生労働省 令和6(2024)年財政検証関連資料②ー年金額の分布推計ーより(8月25日利用)
上記は「厚生労働省」が発表した、「年代別」の女性の「厚生年金・国民年金・専業主婦(3号)の加入歴別」のグラフです。
グラフの1部を切り取る形になっていますので、年齢表示が消えていますが、数字一番左側の「青色グラフ」が「厚生年金中心の加入歴」です。
その「女性の厚生年金加入歴」のみを下に書き出しますね。
◎「年代別の女性の厚生年金加入歴」
➀「1959年生まれ65歳:37.7%」
➁「1964年生まれ60歳:41.9%」
➂「1974年生まれ50歳:54.3%」
➃「1984年生まれ40歳:62.8%」
⑤「1994年生まれ30歳:71.0%」
⑥「2004年生まれ20歳:74.0%」
上記の通り、「女性の厚生年金加入歴」は、年々増えていくと想定されています。「➀1959年生まれ65歳」から「⑥2004年生まれ20歳」の45年間に36.3㌽も増えています。
この「厚生年金加入期間」の増加が、女性のモデル年金の将来の受領額の増加に寄与しているのですが、それでも「➃2059年:10.7万円:1994年生まれ:30歳」でしかありません。
果たしてこの金額(10.7万円)で、高齢になった時の1ヵ月の生活が出来るのでしょうか?
4.「単身高齢者の生活費を見てみよう」
上記の「財政検証」の「新しいモデル年金」では、「単身女性と単身男性の年金額」が、以下のように示されました。
◎「新しいモデル年金:単身男性と単身女性」
➀「単身女性 :2024~2059年:月9.3~10.7万円」
➁「単身男性:2024~2059年:月14.1~14.9万円」
うーむ、皆さんはこの年金額で1ヶ月の生活が出来るのでしょうか?
( ̄へ ̄|||) ウーム
それでは、昨年2023年に「単身高齢者」の皆さんが、どの位の金額で生活をしていたのかを見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「総務省統計局 家計調査報告」より
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2023.pdf
出典:総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要より(8月25日利用)
上記のグラフは、「総務省統計局」が発表している2023年の「高齢単身無職世帯」の「家計収支」です。
この「家計収支」には、詳細な数字のバックデータも記載されていますので、下記に書き出します。わかりやすいように、¥1000円以下を四捨五入します。
〇「高齢単身無職世帯」
◎「実収入 ¥12.7万円」
◎支出
➀「非消費支出 ¥1.2万円」
➁「食費 ¥4.0万円」
➂「住居 ¥1.3万円」
➃「光熱・水道 ¥1.4万円」
⑤「家具・家事用品 ¥0.6万円」
⑥「被覆及び履物 ¥0.3万円」
⑦「保険・医療 ¥0.8万円」
⑧「交通・通信 ¥1.5万円」
⑨「教養・娯楽 ¥1.5万円」
⑩「その他の消費支出¥3.1万円」
〇「総計 ¥15.8万円」
あー、赤字ですね。「収入が12.7万円」に対して、「支出が15.8万円」で、「毎月3.1万円の赤字」となっています。
( ̄д ̄)アー
そして、上記で見た今回の「モデル年金額」をもう一度見てみましょう。
◎「新しいモデル年金:単身男性と単身女性」
➀「単身女性 :2024~2059年:月9.3~10.7万円」
➁「単身男性:2024~2059年:月14.1~14.9万円」
上記の、「単身高齢者の家計支出」と「新しいモデル年金」を比較すると、「2023年の単身高齢者の支出は15.8万円」ですから、「男性」は切り詰めれば何とか生活は保てるでしょう。
しかし「女性」は、「年金収入」だけでは苦しいですね。
5.「女性が年金収入を増やす道は二つあるよ」
上記で「女性おひとり様の年金額が9.3~10.7万円(2024~2059年)」であることと、その金額では高齢者になった時の生活が苦しい事を見てきました。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 年金月額の分布」より
https://www.mhlw.go.jp/content/001270530.pdf
出典:厚生労働省 令和6(2024)年財政検証結果の概要より(8月25日利用)
上記のグラフは「財政検証」で発表された「年金月額の推移(女性)」です。
➀細い点線グラフが「1959年生まれの65歳」です。
➁太い点線グラフが「1974年生まれの50歳」です。
➂太い実線グラフが「1994年生まれの30歳」です。
後の生まれの方ほど、山が右側に移動しています。年金額が高く推移しているのです。
最後の太い実線の「1994年生まれの30歳」の平均年金額は「月10.7万円」と試算されていますが、これをもっと右側に移行させれば「1ヵ月の生活費を賄う年金額」が実現します。
それでは、その「高齢になった時の年金額」を増やす道にはどのようなものがあるのでしょうか。
コロちゃんが見たところでは、下記の二つの方法があるかと思います。
◎「年金を増やす方法」
➀「所得を上げる」
➁「厚生年金加入期間を増やす」
昨年2023年に「厚生労働省」が発表した「賃金構造基本統計調査」によると「男女の賃金格差」は男性を100とした場合、女性は74.8だったとしています。
2023年の「女性の賃金」は「男性の賃金」の3/4だったわけですね。
この「男女の賃金格差」を埋めた上に、更に「賃上げ」が行なわれれば、「女性の所得」も「将来の年金額」も上がるでしょう。
ここで上記で見ました「年代別の女性の経歴累計の変化」を、もう一度見てみましょう。
◎「年代別の女性の厚生年金加入歴」
➀「1959年生まれ65歳:37.7%」
➁「1964年生まれ60歳:41.9%」
➂「1974年生まれ50歳:54.3%」
➃「1984年生まれ40歳:62.8%」
⑤「1994年生まれ30歳:71.0%」
⑥「2004年生まれ20歳:74.0%」
ざっと3割~7割台の「厚生年金加入歴」ですが、この数値は男性では「80.7~88.8%」です。
ですから「女性の厚生年金加入期間」を、男性と同等の8割台にまで増やすことが出来れば、老後の年金額も男性と同じ程度まで増えると思われますね。
ただ「男女の賃金格差」が完全に無くなることは難しいと思いますし、「女性が男性と同じ程度に厚生年金加入期間が伸ばせた」としても、それは一部にとどまりそうだとコロちゃんは思いましたよ。
だからこのままだと、「貧しい高齢女性のおひとり様」は、今後の日本で増え続けるでしょうね。
しかし、今回の「厚生労働省」の「新しいモデル賃金」の提示は、「男女の高齢おひとり様」の「将来像を見える化」したと思いましたよ。
この内容が広く知られるようになれば、社会へのインパクトは大きいとコロちゃんは考えましたよ。そして、そのインパクトで「日本社会」が変わって欲しいと切望しましたよ。
やるべきことはハッキリしています。
「男女の賃金格差」をなくし、「女性の厚生年金加入歴」を男性並みの8割台に上げるだけです(2024年:女性の厚生年金加入率:37.7%)。
ただ「やるべきこと」はハッキリしていても、今後どこまで「出来るかどうか」は全くわかりませんね。
6.「コロちゃんと素晴らしい清貧生活」
コロちゃんは、自他ともに認める「清貧ライフ」の信奉者ですから「贅沢とは縁遠い生活」をしています。
そしてコロちゃんは、3年前に妻を看取りましたから、今では「おひとり様」となった「単身高齢者」です。
しかし、それでもある程度の「生活費」は掛かります。つい先日も「6月分電気料金:1万3444円」の請求書が届いていました。まったく、困ったものですよ。電気代が高すぎますよ。
だからと言って「クーラー」を切ると「熱中症」の心配も出てきますから、そうも出来ませんよね。まあ、今のところ何とかやり繰りをしていますよ。
上記で2023年の「単身高齢者の生活費」が、「月15.8万円」とありました。
コロちゃんの「清貧生活」は、もう少し少ない費用で毎月をすごしています。なんと言っても「清貧」ですからね。
( ̄▽ ̄)V
だけど、コロちゃんは今の生活に不満は全く感じていません。社会を見渡しながらブーブー文句を口ずさむことはあっても、「清貧生活」には満足しているのです。
7.「コロちゃんと全力を尽くして充実して生きる」
コロちゃんは、「若い時から全力で生きる」ことを徹底してきました。「家庭生活」でもそうですが、「お仕事」でも力を振り絞って働いてきましたね。
コロちゃんは、若い時から現在まで、常に「今をより充実した生活」とするために生きてきたのです。遠い将来の老いさらばえた生活を夢見て生きてきたわけではありません。
だからコロちゃんの生涯を貫くモットーは、「今現在を全力を尽くして充実して生きる」です。
いつも「現在を力を振り絞って生きる」んです。その中から「明日の生き方が見えて来る」と考えていました。
だから、今のコロちゃんの「清貧ライフ」は、過去のコロちゃんの「全力を尽くした生活」の延長線上にあるのですよ。
この「いつも全力で生きる」ことには、大きな利点があります。
それはある日突然過去を振り返っても、「もっと何かやることがあったのではないか」とか、「もっとがんばれば良かった」という悔いがないのです。
だからコロちゃんは、過去を振り返って「悔い」は一切ありません。
現在の「清貧生活」を、長年「全力を尽くして生きて来た」ことの「御褒美」のようにも受け取っていますね。
なにしろ今の生活が「御褒美」なんですから、しばらくはこの楽しい「清貧生活」をじっくりと味わいながら、残り少ないかもしれない人生を過ごしていきたいと思っていますよ。
今日は「厚生労働省の財政検証」から、「新しいモデル年金」の「女性おひとり様の年金額」を中心テーマに周辺事情をいろいろ調べてみました。
そして「単身高齢者の家計調査」から財布の中を探ってみました。
コロちゃんは、「厚生労働省の新しいモデル年金」の提示は、「男女の高齢おひとり様」の「将来像を見える化」したと高く評価しましたよ。
最後の「コロちゃんと清貧生活のあれこれ」は、ちょっと気恥しい「付録」です。コロちゃんの長年の人生を通した感慨を、ちょっと語ってみましたよ。
このブログをお読みの皆さんが、どこか共感できるところがあれば嬉しいですし、反対であれば「反面教師」としてお役に立てると、これもまた嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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