【生活考】「50年に1回」の高温が来るのか?

生活

お早うございます。今朝、コロちゃんが目を覚ますと、お外では「ジャージャー」と雨が降っていました。

「シトシト」とか「ポトポト」ではないですよ。

そんな可愛げのある雨じゃありませんよ。思いっきり、「ジャージャー」と天からゴムホースで撒いたように雨が落ちてきているのです。

これじゃあ、いつものワンコ散歩は出来ません。

コロちゃんは、傘を差しながらお外の物置に置いてあった「ペットカート」をガラガラと引き出してきて、ワンコをヨイショと乗せて、近くの道路の高架下へ向かいました。

そこでワンコに💩と💦を指せたら、もう朝の散歩は終了です。

もうしばらくは、この「梅雨空」は続きそうですね。ワンコの顔を見ても「不満」そうでしたよ。

確かコロちゃんの住む「関東甲信越地方」の「梅雨明け」は、「7月22日ごろ」となっていましたね。

さらに「平年※」は「7月19日ごろ」と記載されていましたから、今年の「梅雨明け」は「平年※」よりは、やや遅くなり、うーんと・・・まだ2週間以上もありますね。

(※平年:連続する30年間の観測値から算出した平均値)

まだしばらくは続きそうな「うっとうしいお天気」に、ゲンナリとしたコロちゃんとワンコでしたよ。

今日は「50年に一回の高温が来るのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「熱中症患者の予測が出たよと、50年に1回の暑さが到来したならば?」

☆「救急車って何台あるんだろう?と、熱中症のあれこれを思い出す」

☆「高齢者が自宅で熱中症になる理由と、コロちゃんと衰えゆく身体」

1.「熱中症患者搬送の救急車の予測が出たよ」

コロちゃんは、外を見ると雨がジャージャー降っている様子にゲンナリしています。

しかし、この後「梅雨明け」となると、本格的な「暑い夏」が訪れるでしょうから、そっちもヤダなと考えてしまいましたね。

そんな時に「国立環境研究所」が、「50年に1度クラスの極端な高温が東京都内で発生した場合には、熱中症の患者を搬送するだけでも救急車が不足する」との記事を読みました。

コロちゃんちは「東京都」ではなく、お隣の「埼玉県」なのですが、実は「最高気温」はいつも「東京都」よりも高いのです。

なにしろ「暑いぞ熊谷!※」の近くですからね。

(※2002年に熊谷市は夏の気温の『暑さ』を地域資源と捉え『あついぞ!熊谷』事業を開始している)

それでは、この「暑さ」繋がりの「国立環境研究所」の「救急車予測」を見てみましょう。

2.「50年に1回の暑さが到来したならば?」

この「50年に1回の暑さ」が到来した場合には、熱中症患者の救急搬送をするだけで救急車が不足するとの研究発表をしたのは「国立環境研究所気候変動適応センターの研究チーム」です。

この予測は、「将来の30年間のある日に都内の気温が40度を超すような50年に1度クラスの高温が起きることを想定」しています。

上記の想定の上で、以下の3つの期間に分けて予測しています。

◎「基準年:1985~2014年」

➀「2021~2050年」(21世紀半ば)

➁「2071~2100年」(21世紀後半)

更に「温暖化ガスの濃度変化」に基づき2100年時点で産業革命前と比べて気温上昇が約2度、約4度、その中間になると想定される3つのシナリオをもとにシュミレーションしたといいます。

その結果は、以下の通りです。

◎「シュミレーション結果」

❶「基準年:1985~2014年:救急車稼働率:50%」

❷「➀2021~2050年(21世紀半ば):救急車稼働率:110%」

❸「➁2071~2100年(21世紀後半):救急車稼働率:135%」

上記の❷❸は「温暖化ガス濃度の変化が産業革命前と比べて気温上昇が2度となるシナリオ」です。最悪のシナリオ(4度上昇)の場合は、以下を予測しています。

➍「温暖化ガス濃度の変化が産業革命前と比べて気温上昇が4度となるシナリオの場合:救急車稼働率:738%」

上記のように、従来は50%ほどの救急車稼働率(❶基準年:1985~2014年:救急車稼働率:50%)でした。

それがもし「50年に1回の暑さ」が到来したならば、たちどころに「110%~738%」に増加すると言う恐るべき予測結果となっていますね。

3.「救急車って何台あるんだろう?」

上記の「研究発表」は「東京都の救急車が足りなくなる」と言う内容ですが、コロちゃんの住む地域は「東京都」のお隣の「埼玉県」です。

この「研究発表」を読んで、コロちゃんは「はて?うちの地域の救急車は大丈夫なのかな?」と不安を感じて調べてみました。
σ( ̄^ ̄)はて?

まず「東京都の救急車」の台数は6579 台(非常用含む※)です。

(※2021年:東京消防庁:救急活動の現況より)

ふむふむ、やはり「東京都」は救急車の数も多いですね。何しろ「東京都は1400万人」が暮らしている世界最大級の大都市ですからね。

そして「日別最多出場件数」の記録を見るとベスト1が2018年7月23日の3382件でした。

この数字は「東京都の救急車」の台数6579 台の51.4%となります。上記の「研究発表の『❶基準年:1985~2014年:救急車稼働率:50%』とほぼ同じですね。

しかし、コロちゃんの住んでいる地域の「救急車台数」を調べてみると・・・あっらー、たった9台!
(+。+)アッラー!!

これはコロちゃん、初めて知りましたよ。

コロちゃんが住んでいる地域は、一つの自治体で救急車を運用しているのではなく「1市4町3村」が集まって「○○広域消防本部」を設置しているようですね。

ポチポチと調べてみると、「救急自動車の数は、人口10万以下の市町村にあっては、おおむね人口2万ごとに1台、 人口10万を超える市町村にあっては5台」と決まっているようですね。

「人口2万人に1台」とは、意外と少ないのですね。

だから、コロちゃんの住む地域で9台っていうのは、まだ多い方なのかもしれません。コロちゃんの住む地域の周辺で、人口が10万人を越える市町村ってそんなにないですからね。

だけど、たった9台では真夏に「熱中症患者」が続出したら、たちまちパンクしないかなー?

ちょっと不安ですよ。
(๑-﹏-๑)ん〜

4.「熱中症のあれこれを思い出す」

昨年の夏には、コロちゃんも「熱中症」には最大の警戒をしていたつもりですが、もう1年間近く過ぎてしまうと、すっかり忘れてしまっています。

そこで、久しぶりに「熱中症」のあれこれを再確認してみることにしました。

以下は「総務省消防庁」が発表した、「令和6年6月17日~6月23日」の「全国の熱中症による緊急搬送状況」です。この発表の数値は1週間ごととなっています。

➀「熱中症患者の年齢は高齢者が多い」

最初は「救急車で搬送された熱中症患者の年齢区分」を見てみましょう。

それでは、下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省消防庁 全国の熱中症による緊急搬送状況:年齢区分別」より

https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r6/heatstroke_sokuhouti_20240617.pdf
出典:総務省 消防庁 熱中症状況 全国の熱中症による緊急搬送状況 令和6年6月17日~6月23日より(6月28日利用)

上記のグラフは、「総務庁消防庁」が発表している「令和6年6月17日~6月23日」の救急搬送状況です。「年齢区分別」になっています。

なんとまだ「梅雨の真っ最中」なのに、全国ではこの1週間に1484名もの方が救急搬送されています。

下にこの「救急搬送状況」の年齢区分を書いてみますね。人数が多い順です。

◎「熱中症による救急搬送状況:年齢別」

❶「高齢者:891人:60.0%」
❷「成人 :412人:27.8%」
❸「少年 :159人:10.7%」
➍「乳児   :22人:1.5%」

●「合計:1484人:100%」

あらら、「➍乳児:22人:1.5%」が熱中症ですって可哀想にね。外出していたのかなー? いやいや、最近は室内で熱中症も多いですからね。

それと、上記を見るとこの1484人中には、高齢者が「❶80.0%:891人」もいらっしゃいますね。8割が「高齢者」ですよ。やはり高齢者の「熱中症患者」は多いようですね。

コロちゃんは、もう「こらいまれ」となった完全なる「高齢者」ですから、他人ごとではないですよね。せいぜい「注意する」ことにしましょう。

➁「熱中症の発生場所は屋内が多い」

もう一つ「発生場所」を見ておきましょう。これはちょっと意外な結果となっていますね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省消防庁 全国の熱中症による緊急搬送状況:発生場所別」より

https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r6/heatstroke_sokuhouti_20240617.pdf
出典:総務省 消防庁 熱中症状況 全国の熱中症による緊急搬送状況 令和6年6月17日~6月23日より(6月28日利用)

上記のグラフは、「総務庁消防庁」が発表している「令和6年6月17日~6月23日」の救急搬送状況です。「発生場所別」になっています。

下に書き出しますね。

◎「熱中症による救急搬送状況:発生場所別」

❶「住居:580人:39.8%」

❷「道路:263人:17.7%」

❸「公衆(屋外):170人:11.5%」

➍「仕事場➀:131人:8.8%」(道路工事現場、工場、作業所等)

❺「公衆(屋内):125人:8.4%」

❻「教育機関:101人:6.8%」

❼「仕事場➁:44人:3.0%」(田畑、森林、海、川等)

❽「その他:60人:4.0%」

●「合計:1484人:100%」

上記のグラフで、「熱中症」の発生場所を見ると、なんと「❶住居が90人(39.8%)」もいらっしゃるのです。

「熱中症」というと、「炎天下での活動中に倒れる」というイメージがありますから、自宅での発症がこんなに多いとは意外です。

炎天下である「❸公衆(屋外):170人(11.5%)」と「❷道路:263人(17.0%)」は、合計しても「433人(28.5%)」と、上記の「❶住居:590人(39.8%)」よりも少なくなっています。

コロちゃんは、このグラフをみて、「高齢者が自宅でクーラーを入れないで熱中症を発症」だと思いましたね。

しかし、上記の「熱中症に高齢者が多い」ことや、「熱中症にかかった場所」は、全て6月17日~6月23日の1週間に起きたことですよ。

まだ「真夏」には程遠い「梅雨の中の熱中症」です。この患者数の増加も「地球温暖化」の一面なのでしょうね。

コロちゃんは、今後の日本がどれだけ暑くなるのかと、戦々恐々の思いを感じていますよ。「猛暑は清貧の敵」ですからね。

➂「熱中症の死者は年々増加傾向」

最後に「熱中症」の年間死者数と、その推移を見てみましょう。

下記の表をご覧ください。

「厚生労働省 熱中症による死亡者数」より

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/necchusho22/dl/nenrei.pdf
出典:厚生労働省 熱中症による死亡数 人口動態統計(確定数)年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡者数の年次推移(平成7年~令和4年)より(8月28日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表している1995~2022年の「熱中症による死亡数の年次推移」です。

下記に一部の年の「熱中症の死亡者数」を書き出しますね。

◎「熱中症死亡者数」

❶「1995年:318人」
❷「2000年:207人」
❸「2005年:328人」
➍「2010年:1731人」
❺「2015年: 970人」
❻「2020年:1528人」(過去最高)
❼「2022年:1477人」

上記の「熱中症の死亡者数」を見ていますと、年々増加していって、2020年には過去最高数になっています。

その後は2021年は755人と一時減少しましたが、翌年の2022年には1477人と過去最高(2020年:1528人)と並ぶほどに増えています。

コロちゃんは、全体のトレンドとして「全国の熱中症の死亡者数は増えている」とみましたが、いかがでしょうか。

②「熱中症死者は高齢者に集中している」

上記の表で一番最新の2022年の「熱中症死者」の年代別構成をみると、70代・80代が多いですね。

下記の数値をご覧ください。5歳階級別で、死者数が多い順から3つを書き出しました。

◎「2022年年齢階級(5歳階級)別「熱中症」死者数」

❶「80~84歳:286人」
❷「85~89歳:251人」
❸「75~79歳:217人」
➍「70~74歳:204人」
❺「90~94歳:150人」

コロちゃんと同じ年代の「70~74歳は➍204名」でしたね。やはり「熱中症の死者は高齢者が多い」となっている、と言うか「死者は高齢者しかいません」でした。

このような数値をみると、「熱中症」は高齢者にとっては、とても怖い病気なのです。というよりも、「高齢者を選択して死亡させる疾患」に見えますね。

5.「高齢者が自宅で熱中症になる理由」

ちょっとポチポチ調べるだけでも、高齢者がクーラーを使わない理由がすぐに出てきます。高齢者は、身体の機能が低下していますから、「暑い」と感じないのですよ。

コロちゃんは、「こらいまれ」の立派な「高齢者」です。
o(`⌒´*)oエッヘン!

いやいや、別に偉くはないですよ。沢山数もいますし。
(๑′-﹏-๑)シュン

ですから、コロちゃんも普段あんまり暑く感じないのですよね。

コロちゃんちのエアコンの温度設定は28度ぐらいにすることが多いですね。それ以下にすると、「涼しい」のではなく「寒い」のですよ。

まさに「高齢者は温度の感覚が弱くなる」「のどの渇きが感じにくくなる」を地でいっています。

やはり、「高齢者」は意識して暑く感じなくともクーラーを入れたり、意識してのどが渇いてなくとも水分を補給しなければいけないというのがわかります。

6.「コロちゃんと衰えゆく身体」

コロちゃんは、現在「糖尿病と脂質異常症(悪玉コルステロール値管理)」の治療・診察に、毎月1回かかりつけの「内科医院」にかよっています。

そして「骨粗鬆症」の投薬治療のために3ヶ月に1回「整形外科病院」へも通院しています。更に「腰痛の疼痛管理」のために、毎月1回「ペインクリニック」に通院しています。

これらの通院では、必要に応じて「検査」を行なっているのですよね。そうするとコロちゃんは、内臓系の疾患の大部分は悪化する前にわかるのではないかと思うのですよ。

そのように考えていると、コロちゃんの今後の体調は、何かの原因で一気に悪化するのではなく、徐々に衰えていくのではないかと思えてきますね。

ということは、今後のコロちゃんは「衰えていく身体を認めて受け入れていく」ことを覚悟しなければならないとなりますね。

時が進むに連れて、できない事が増えていくのはとても切ない事ですが、覚悟する必要があるのでしょうね。

もともとコロちゃんは、10年前の「大腸がん」と7年前の「悪性リンパ腫」に罹患した時に、一度は「死への覚悟」を固めたのです(※)。

(※大腸がん・悪性リンパ腫は完治しました)

それを思えば、「徐々に衰えてやがて死を迎える」ことなどは、上々の最後と言えますね。

コロちゃんは、昔から「人生の分岐点で深く悩み抜く」のですが、「一度決めた後は振り返らない」生き方を貫いてきたのですから、今度も同じように進むとしましょう。

今日のテーマは「50年に一度の高温」が襲来してきた時に、東京の「救急車」は足りなくなると言う「国立環境研究所」の研究発表から、熱中症の考察をしてみました。

最後のコロちゃんの「死生観」は、おまけですが、やはりこのブログには「コロちゃんの顔が見えるような内容」も書きたいと思ってつけ加えました。

この「コロちゃんの清貧ライフ」は、毎日更新だけに価値があるようなブログですが、少しでも読んで下さる方たちにお役にたてる内容があれば、コロちゃんは嬉しいですよ。

皆さん、これから「暑い夏」が訪れると思いますが、お身体をご自愛くださいね。そしてまたこの「コロちゃんの清貧ライフ」を是非お読みに来てください。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

alper eralによるPixabayからの画像
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