おはようございます。昨日コロちゃんは、午後に「月に1回通っているペインクリニック」に行くついでに「しまむら」によって「かかとのついたサンダル」を購入してきましたよ。
この「かかとのついたサンダル」は、来月に予定されている「前立腺がん」の「針生検検査入院」のために必要なものなのですよ。
コロちゃんが選んだ「大学病院」では、「入院時」に「かかとのついたサンダル」を用意しろと「入院の手引き」に書いてあったのです。
もちろん「病院内の売店」でも「かかとのついたサンダル」は販売していますよ。しかし、お値段が高いのです。以前見た時には確か「2500円」ほどしていましたね。
それを知っていたコロちゃんは、入院前に「しまむら」で探して見ることにしたんですよ。
そうしましたら、ちょうど良さそうな「かかとのついたサンダル」が、入り口を入ったところのラックに山積みされていましたよ。
お値段は何と「¥760円」です、お安かったですね。
これで来月12月に予定されていた「検査入院」の準備も整ってきましたよ。「検査入院」は、あんまり嬉しい事ではありませんが、コロちゃんは粛々と進めることにしていますよ。
そんな「入院準備を進めているコロちゃん」が、今日は「存立危機事態って何のために言ったんだろう?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「高市総理が『存立危機事態』を国会で答弁したよと、故安倍元総理の執念が実った存立危機事態の制定」
☆「高市総理の口が滑っちゃったのかな?と、防衛費は過去最大に増えているよ」
☆「コロちゃんと戦死した伯父さんと、コロちゃんとガツンとやっちゃえ」

1.「高市総理が『存立危機事態』を国会で答弁したよ」
コロちゃんが、朝iPadで新聞記事をポチポチ読んでいたら、「台湾有事の存立危機認定、踏み込んだ高市首相/歴代政権は明言回避」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、いつもこのブログの「編集長&株主様」から「政治は臭いぞ!」と言われていましたから、あまり「政治の記事」は書かないようにしていたのですよ。
しかし、今回の「存立危機事態」と言う言葉は「戦争を意味する」ものですから、ちょっと不安になってしまいましたら、ちょっと書いてみることにしましたよ。
記事では「立民の岡田勝也氏」と「高市首相」のやり取りを、下記のようにまとめていました。
「台湾への武力攻撃が発生し、戦艦が海上を封鎖する。米軍が支援に入る。それを防ぐため、米軍への武力行使が起こるーー。首相は台湾有事の具体的シミュレーションを口にし、このケースは『どう考えても存立危機事態になり得る』と踏み込んだ」
上記は、記事がまとめた内容ですが、「高市総理」が「存立危機事態の具体的内容」を積極的に明らかにしたことにコロちゃんは驚いたのですよ。
だって「存立危機事態」って「戦争のこと」ですよ。
まさか、この現代に「日本」が「アメリカと中国との戦争」に参戦するなんて、「悪夢」としか言いようがないでしょう。
それに、このような具体的事例は「歴代の総理」の誰一人として「明らかにしなかったこと」なのですよね。
そりゃ「国家の手の内」をさらけ出して得をすることなんかないと思いますよ。
そこで、ちょっと「存立危機事態」についてコロちゃんが知っていることを、次に書いて見ますね。
なお、この「日経新聞」の「台湾有事の存立危機認定、踏み込んだ高市首相/歴代政権は明言回避」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします


2.「故安倍元総理の執念が実った存立危機事態の制定」
上記で問題となっている「存立危機事態」が制定されたのは、2015年の「平和安全法制関連法案」が国会で成立した時からです。
それまでは「存立危機事態」と言う概念は「憲法違反」だったのですよ。
まず「集団的自衛権」と言う概念があります。
これは「自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、密接な関係にある同盟国など第三国が武力攻撃を受けた際に、その攻撃を実力で阻止する権利」です。
つまり「2015年までの日本国憲法の解釈」では、例えば「台湾海峡で米軍と中国が戦争」となっても、「日本」が攻撃されない限り「自衛隊」は参戦できなかったのです。
それを変更するためには「憲法を改正する」ことが正規のルートですが、それ以外にも「憲法解釈を変更する方法」がありました。
2015年以前の「憲法の解釈する権限」は「内閣法制局」にありました。「総理大臣」では「憲法仮借の変更」は出来なかったのです。
そして、歴代の「内閣法制局の長官」はガンとして「集団的自衛権の行使」は「憲法違反だ」との見解を変えなかったのです。
それを変えようとしたのが当時の「故安倍元総理」ですよ。
「内閣法制局長官」が「憲法解釈を変えない」ならば、「長官の首を賛成する人に変えれば良い」と「人事の慣行」を無視して、2013年に駐フランス大使だった小松氏を任用しました。
荒業ですよね。「故安倍元総理」は「日銀の人事」でも、「アベノミクスの金融緩和」に賛成していた黒田氏も任命していますから、得意のやり方だったのかも知れませんね。
その結果、2015年にそれまでは「憲法違反」だった「集団的自衛権」が「合法」になったというのがコロちゃんの理解ですよ。
「存立危機事態」とは、「集団的自衛権の3要件」のうちの1つなのですよ。以下ですよ。
◎「集団的自衛権を含む武力行使の発動要件として新たな3要件を規定」
①「密接な関係にある他国への武力攻撃でわが国の存立がおびやかされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」
②「我が国の存立を全し、国民を守るために他の適当な手段がない」
③「必要最小限度の実力行使」
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0103O_R00C14A7MM8000/
(出典:日経新聞 2014年7月1日記事 憲法解釈変更を閣議決定 集団的自衛権の行使容認より:11月12日利用)
うーむ、上記の「①が存立危機事態」の定義ですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
だけど、これって誰が「①明白な危険がある」って判断するんでしょうね。たぶん「総理大臣」が決めるしかないですよね。
そうすると、11月7日の「高市総理」の発言の「戦艦を使い武力行使を伴えばどう考えても存立危機事態になる」との意味は、「自衛隊が武力行使ができる事態だ」となりますよね。
なるほど「野党が大騒ぎ」するのも分かりますよね。
「戦艦を使い武力行使を伴えば」をどのように捉えるかは分かりませんが、今までの「解釈」よりは「1歩踏み込んだ発言」だとなるのでしょう。
しかし、その後「高市総理」は、「従来の政府の立場を変えるものではない」とやや修正したご発言をしていますので、たぶんこれで「幕引き」となるのでしょうね。

3.「高市総理の口が滑っちゃったのかな?」
ただ「故安倍元総理」の後継者を自認している「高市総理」が、今回の「存立危機事態発言」で注目を集めているのを見ると、この発言が「意図的」なものだったのか、それとも「失言」だったのかが気になりますよね。
報道では、「防衛省が現代戦の文脈で『戦艦』といった用語を使うことがない。首相の発言は防衛省が用意した答弁ではなく、自身の言葉だったことを伺わせる」と報じていますよ。
コロちゃんは、この発言がもたらした意味を考えますよね。
「高市総理」にとっては、「自民党内や国民の右寄りの方たちの支持が上がる」ことと、万が一起こるかも知れない「台湾とフィリピン海峡の封鎖される事態への準備が進む効果」があるかと思われます。
その反面「中国との関係悪化」は避けれませんし、「国内政治の動揺」も考えられます。
もちろん、コロちゃんごときが「高市総理の心の中」を想像することなど出来るものではありません。
しかし、「10月31日に韓国でのAPEC(アジア太平洋経済協力)」で、「高市総理」は中国の「習近平国家主席」と初の首脳会談を行なっています。
ここで「日中の関係改善」を一歩進めた「高市総理」が、わざわざその後の「国会答弁」で進んで「もめ事」を意図的に発言するとは考えにくいとコロちゃんは思いましたよ。
ですから、コロちゃんのこの「高市総理の存立自体危機発言」は、思わず「心の中にあった言葉とペロッと出しちゃった」のではないかと思いましたよ。
つまり「失言」ですよね。だけどその方が「戦争準備を進める為に危機を国民に周知する意図的な発言」よりは、はるかに「平和的」で良いと思ったコロちゃんでしたよ。

4.「防衛費は過去最大に増えているよ」
さて、なぜコロちゃんがこれほどまでに「高市総理の存立自体危機発言」に気を配った(ビクビクした)のかと言うと、現在の「日本の防衛費」が、過去最大に膨れ上がっている事が背景にあります。
つまり「軍拡」ですよね。ちょっと最近の「日本の防衛費の推移」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「防衛省 防衛関係費の推移」より
https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06020302.pdf
出典:防衛省 防衛関係費より:11月12日利用
上記のグラフは、「防衛省」が発表している「1997~2024年度の防衛関係費の推移」です。内容の恥部を下に書き出しますね。
◎「防衛関係費の推移」
①「1997年度:4.95兆円」
②「2003年度:4.95兆円」~
(この間は10年連続減少)
(ココから12年連続増加)
③「2012年度:4.71兆円」
④「2022年度:5.40兆円」
(ココから急増)
⑤「2023年度:6.82兆円」(23%増)
➅「2024年度:7.95兆円」(16%増)
https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06020302.pdf
(出典:防衛省 防衛関係費より:11月12日利用)
うーん、上記を見ると2年前の「2023年度(令和5年度)」から、「防衛費」は凄まじく急増していますよ。
( ̄へ ̄|||) ウーン
さらに2023~2027年度の5年間は「防衛費」を総額43兆円とした「防衛力整備計画」が策定されており、最終年の2027年度には、年額約11兆円(GDP比2%)に増額されるとされていました。
しかし、先月の10月に「高市総理」は、「国会の所信表明演説」で上記のこの計画を更に「2年間前倒し」して「2025年度中に年額11兆円(GDP比2%)を達成する」と前倒しを表明しています。
「2025年度中」って、来年3月末までですよ。なんでこんなに急いで「軍備」を拡大しているのでしょうね。
コロちゃんは、つい先日に下記の本を読んでいます。
上記の本では、「2022年以降の防衛費の増額」を巡る動きが詳細に書いてありました。
コロちゃんが理解したのは、今行なわれている「防衛力の増強」は「艦艇や武器などの正面装備」よりも「弾薬やミサイルなど」の「継戦能力の増強」のようでしたね。
つまり「実戦」を想定して「軍備の増強」を行なっているみたいなのですよ。
そりゃコロちゃんだって一定の「抑止力(軍備)」は必要だと思いますよ。まったく「軍備・防衛力」がなければ、今の国際情勢では怖いでしょうからね。
しかし、こんなに「前のめりに防衛費を増やしている」のを聞くと、ホントに「戦争」が起こるのかとちょっと不安になったコロちゃんでしたよ。

5.「コロちゃんと戦死した伯父さん」
さてコロちゃんの考えは、多くの国民の皆さんと同じだと思いますが「戦争はイヤだ」ですよね。
コロちゃんには「戦死した伯父さん」が1人いるのですよ。父親の何歳か上の兄さんでしたね。コロちゃん自身は「戦後生まれ」ですから、会ったことはありません。
しかし、コロちゃんの生まれた実家の仏壇には、「セピア色になった軍帽を被った青年のフォト」が正面に置いてありましたよ。
何でも「中国戦線で戦死した」と言っていましたね。その「仏壇」に、「祖母」がお線香をあげて手を合わせることが毎朝の少年コロちゃんちの日課でした。
そしてコロちゃんが、この「伯父さんの戦死」の意味を感じたのは「従妹」の存在でした。「戦死した伯父さん」は、結婚していていて一人の娘がいたのです。
このコロちゃんの「従妹」は、その後「母親が再婚した」ことにより、「母親の実家の祖父・祖母の家」で育つことになったのです。
「戦争」は、「幼い子の運命」も変えてしまったのですよ。従妹はコロちゃんよりも10歳ぐらい年上だったかなー?
時々コロちゃんの実家を訪れていましたね。最後に会ったのは、コロちゃんが「小学校低学年」の頃でしたね。
「先の戦争」は、このように戦後生まれのコロちゃんにも「爪痕」が感じられるものだったのですよ。だからコロちゃんは、「戦争なんて大嫌い」ですよ。

6.「コロちゃんとガツンとやっちゃえ」
さて今日は、「存立危機事態って何のために言ったんだろう?」をテーマにコロちゃんの思いを書いてみましたよ。
多分この「高市総理の発言」は「ウッカリ発言」だったと思いたいですよね。こんな「刺激的な発言を計画的にする」なんて、出来れば考えたくないですよ。
だから今日書いたのは、「左右の政治的主張」ではありません。単に「戦争はイヤだ」とのコロちゃんの声ですよ。
最後の「コロちゃん話」は、2012年に起きた「コロちゃんの会社の食堂でのエピソード」を書いてみますね。
みなさん「2012年」に尖閣諸島の近海で起きた「中国漁船と日本の巡視船との衝突事件」をおぼえていらっしゃるでしょうか。
酔っぱらった「中国漁船の船長」は、その後「逮捕」されたましたが、「中国が猛反発」して大騒ぎになった事件でしたよ。
その時に「中国への配慮」から非公開となっていた「漁船衝突時の動画」がユーチューブに流出し、その画像がテレビで放映される騒動も起きていたのです。
当時のコロちゃんが、職場の食堂で昼食を食べている時に、ちょうどその「漁船衝突の動画」がテレビで放映されたのです。
その時に、コロちゃんの後ろの方の席にいた「年配の同僚」が、「あんなのガツンとやっちゃえばいいんだ。いつまでも弱気でいるからダメなんだよ」と大声で話していたのです。
コロちゃんは、普段は「政治的な話題は一切職場ではしない」ことにしていたのですが、この時だけは「ムカッ」としましたね。そこで思わず言ってしまったのですよ。
「だいたい『突っ込め―!』というヤツは、後ろで安全なとこにいるんだよな。先頭のヤツは自分から突っ込めとは言わないよ」byコロちゃん
一瞬の間を置いて、周りが「シーン」と静まり返りましたよ。
この時に「ガツンとやっちゃえ」と言った「年配の同僚」は、少し前にコロちゃんの部署に移動して来た人だったのですが、普段から「態度が偉そう」で周囲の評判が悪い人だったのですよ。
それでも、思わずコロちゃんがこんな発言をしちゃった理由は、「どんなきっかけで戦争が始まるかわからない」と言う思いからでしたよ。
一旦「戦争」が始まってしまったら、それを止めるのは難しいのは、現在の「ウクライナ戦争」を見てもよくわかりますよね。
だからコロちゃんは、「無責任に威勢の良い事を言うヤツ」は大キライなのですよ。それで思わず「普段は抑えている感情」がつい出てしまったというわけですよ。
なお、この「威勢の良い同僚」は、その後しばらくしてまた別の部署に移動して行きましたよ。
この頃のコロちゃんは、もう「職場の古株」となっていましたから、後輩たちに囲まれて「居心地いの良い職場」で元気に働いていましたよ。
今日の「コロちゃん話」は、10年以上前にあった「コロちゃんの大人げない発言」を紹介してみましたよ。笑いながら読んでいただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。







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