おはようございます。今日コロちゃんは、月に1回の「内科医院」への通院日でした。コロちゃんは「脂質異常症と糖尿病」の慢性病の治療のために、毎月「内科医院」へ通っているのです。
そこで今日は「インフルエンザのワクチン注射」もしてもらいましたよ。
この「インフルエンザワクチン」は、「自由診療(保険外診療)」のために病院で自由に設定されるので、お値段が異なっています。
一般的には「3000~5000円」のようですが、自治体から補助金が支給されるところもありますね。コロちゃんの場合は「1000円」で、お安くなっていましたよ。
コロちゃんは前回診察後に、この「インフルエンザワクチンの申請書」を貰っていたのですが、持って行くのをすっかり忘れていました。
その場で書きましたから、問題はなかったのですが、医師の先生に「最近忘れ物が多くなりましたよ」とこぼしましたら、その先生は下記のようにおっしゃいましたよ。
内科医師
忘れ物と認知症は違いますよ。
忘れ物は、誰でもすんの!
心配することないですよ。
いやいや、医師も「サービス業」ですね。コロちゃんは「内科医の先生」の「温かい励ましの言葉?」に、思わず吹き出して笑ってしまいましたよ。
(* ̄ლ ̄)プププッ
そりゃ「医師」も、「薬でなく言葉で治療」が出来るようになれば「名医」ですよね。ただ「医療費」は取れないでしょうけど。
コロちゃんは、「かかりつけ医」の「言葉の治療」で、「忘れ物を気にする病気」が一遍に「治癒」してしまいましたよ。
(^ ^)V ブイ
今日は「選択的別姓へのみんなの意見を見る」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「先日の『夫婦同姓務見直されるのか?』の続きですと、経団連を見たなら、連合も見てみなきゃあね」
☆「選択的別姓制度賛成は6~8割だよと、政党の選択的別姓制度への姿勢を見てみよう」
☆「憲法と民法を見てみようと、夫婦同姓は日本の伝統か?」
☆「コロちゃんちは妻が偉かったよ」
1.「先日の『夫婦同姓務見直されるのか?』の続きです」
つい先日に、コロちゃんは「「国連の女性差別撤廃委員会」から「日本の結婚時の夫婦同姓の民法」を、ハッキリと「女性差別」だとの指摘があったことを記事で投稿しています。
その先日の「投稿」では、「選択的別姓制度」に対する「経団連の対応」と、未だに厳然と存在する「女性差別の実態」を、「賃金格差・役職格差・非正規雇用格差」の3点を明らかにしています。
この「投稿記事」は、そこまでですでに9000字ほどになりましたので内容をまとめて終わりましたが、コロちゃんには書き足りない部分があるように思えていましたので、今日はその続きを書いて見ますね。
なお、この前回記事をまだお読みになっていない方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
コロちゃんが、上記の記事で書き足りなかった点とは、以下の2点になります。
◎「【社会考】夫婦同姓義務は見直されるのか?で書き足りなかったこと」
➀「経団連の対応は書いたけど他団体の対応が書いていない」
➁「夫婦同姓義務が女性差別だとの社会認識はまだ拡がっていない」
今日は、上記の二つを書いて見ようと思いますね。最初は「①経団連以外の他団体と政党の対応」を見てみましょう。
2.「経団連を見たなら、連合も見てみなきゃあね」
前回記事では「経団連」が、2024年6月に「選択肢のある社会の実現を目指して」と題する提言を発表し、「選択的別姓」という「今の制度は『女性活躍を阻害する』」と主張しています。
その趣旨は「現行制度(夫婦同氏制度)の実態」は、すでに「企業の負担が大きくなっているから変えて欲しい」と言うものでした。
よく読むと、決して「現行制度(夫婦同氏制度)」は「女性差別」だから変えようとは言っていません。
当たり前のことですが、「経団連」は「利益を上げる為に不都合だから現行制度を変えてね※」とお願いしているのです。
(※コロちゃんの見解です)
そこで「経団連」の意向を聞いてみたならば、その対立陣営である「連合」の意向も聞いて見ないと、片手落ちですよね。
コロちゃんは、さっそくポチポチと「連合の発表」を探してみましたよ。
そうしましたら、今年の2024年の9月に行なわれた「連合の芳野会長」の記者会見で、「選択的夫婦別姓制度の導入について1日も早く実現をしてほしい」と発言していますね。
そして現行制度について「女性活躍の阻害にもあたる」と指摘していますが、その制度を「女性差別である」とまでは踏み込んではいませんね。
と言うことは、「選択的別姓制度」を支持し推進して欲しいけど、その理由は「女性活躍の阻害」としてやんわりと「女性差別感」を醸し出していますね。
やはり「国内世論の保守派の反発」を考慮しているのかなと、コロちゃんは思いましたよ。もっとハッキリと「女性差別である」と言い切っちゃえば、スッキリするのにね。
ここで、「その他団体(政党)」の動向を見る前に、この「選択的別姓制度」の周辺事情を見ておきましょう。
3.「選択的別姓制度賛成は6~8割だよ」
「国民の声を聴く」となると、なんと言っても「世論調査」ですよね。そこでいくつかの調査を見ておきましょう。
➀「NHKの世論調査では選択的別姓制度賛成は6割だよ」
今年の2024年4月にNHKが行なった「与論調査」によると、以下の結果がでています。
◎「質問内容」(少数点以下切り捨て)
・「今の法律では、結婚した夫婦は同じ名字を名乗ることになっています。これに関しては、この制度を維持すべきだという人がいる一方で、夫婦でも別の名字を選べるようにすべきだという人もいます。あなたは、別の名字を選べることに賛成ですか。それとも反対ですか」
➀「賛成 :61%」
➁「反対 :26%」
③「わからない:11%」
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20240508_1.pdf
(出典:NHK:憲法に関する意識調査(RDD追跡法)2024年4月5日~7日より:11月5日利用)
上記の「世論調査」の結果を見ると、「選択的別姓制度」へ賛成する国民の声は、だいたい6割になっていますね。
コロちゃんが、ポチポチと2021年・2022年頃の「世論調査」を見ていますと、「選択的別姓制度」への賛成は3割台が多かったですから、最近になって急に「賛成」が増えたのかも知れませんね。
もう一つ、世論調査を見てみましょう。
➁「大学生は選択的別姓制度賛成が8割以上だよ」
大学生向けの広告を扱う「ユーキャンパス」が、今年の9月に「現役の大学、短大、専門学校生の男女」を対象に調査しています。下記ですね。
◎「選択的別姓制度」(少数点以下切り捨て)
➀「賛成:85%」
➁「反対:16%」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000024374.html
(出典:ユーキャンパス:大学生が選ぶ未来の家族像より:11月6日より)
やはり、若い「学生年代」の方は、「選択的別姓制度」への賛成が圧倒的に多い(85%)ですね。
しかし、その賛成理由は「個人の自由」や「選択肢の拡大」が挙げられており、反対理由も「家族の一体感・伝統」を挙げており、「女性差別」の視点はどちらもないようですね。
③「若者は選択的別姓賛成が4割だよ」
最後に「内閣府」の世論調査を見ておきましょう。調査日は2021年です。
後段に、年代別の「世論調査結果」も書いておきますね。(少数点以下切り捨て)
➀「夫婦同姓制度維持 :27%」
➁「旧姓の通称使用への法改正:42%」
③「選択的別姓制度導入 :28%」
https://survey.gov-online.go.jp/r03/r03-kazoku/zh/z12.html
(出典:内閣府:家族の法制に関する世論調査:令和3年12月調査より:11月6日利用)
こちらの「与論調査」では、「選択的別姓制度」の導入に大して、「夫婦同姓3割:通称使用:4割:夫婦別姓3割」と、まるで「国論」が「賛成と反対」の真っ二つに分かれたように見えます。
だけど、コロちゃんはこの結果を見て、「争いごとを好まない日本社会」では、昔から「足して2で割る妥協策」が一般的ですから、質問を3択にしたことによるブレではないかと思いましたね。
あまり積極的にこの問題を考えたことのない層は、真ん中の無難な妥協案を支持したのではないかと、コロちゃんは思いましたよ。
この「世論調査」は「年代別の賛否」も調査しています。その「選択的別姓制度の賛成する答えの割合」を下に書き出しますね。
◎「選択的別姓制度を支持する意見:年代別」(少数点以下切り捨て)
➀「18~29歳:39%」
➁「30~39歳:38%」
③「40~49歳:39%」
➃「50~59歳:31%」
⑤「60~69歳:21%」
⑥「70歳以上 :15%」
https://survey.gov-online.go.jp/r03/r03-kazoku/zh/z12.html
(出典:内閣府:家族の法制に関する世論調査:令和3年12月調査より:11月6日利用)
こちらの年代別の「選択的別姓賛成の割合」を見ると、「➀18~29歳:39%」「➁30~39歳:38%」「③40~49歳:39%」と、3つの年代層が「賛成4割」となっています。
そして、コロちゃん年代の「⑥70歳以上」はたったの「15%」です。
なんてことはない、既に「男の姓に変えた高齢年代のジイさんたち」が反対しているのですよ。
そういう目で見ると、最初に見た「夫婦同姓3割:新制度4割:選択的別姓3割」も違った風景が見えてきますね。
コロちゃんは、この「選択的別姓制度の賛成割合」は年代別のデータを見ても、年々賛成派が増えていくと思っていますよ。
そうなれば、いずれは「制度改正」に進まざるを得ないと、コロちゃんは考えていますよ。
4.「政党の選択的別姓制度への姿勢を見てみよう」
これまでに「経団連」と「連合」の「選択的別姓制度への態度」を見てきました。他に見ておかなければならないのは、なんと言っても「政党」でしょう。
「法律を変える」ためには、国会での承認が必要ですからね。さっそくポチポチと調べてみましょう。
「選択的別姓制度への政党の方針」は以下の様でしたよ。
➀「自民党の反対派は『通称使用拡大』を主張しているよ」
「自民党」の主張は以下でしたよ。
・「賛成派は『選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟』を結成している」
・「反対派は『婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟』を結成している」
どうやら「自民党内」の反対派はメンバーを見ると「高市早苗氏」が中心になっているようですから、「岩盤保守層」でまとまって「通称使用拡大」を主張なさっているようです。
さすがに「選択的別姓反対」とまでは言いにくいのでしょうね。
また「賛成派」の方がたを見ると、先の「自民党総裁選」の小泉進次郎氏・河野太郎氏・石破茂氏も導入に前向きな姿勢を見せていましたね。
しかし、その後「石破総理」は以下の発言をして後退していると言われていますね。
「家族の在り方の根幹に関わる問題だ。国民各層の意見や国会における議論の動向を踏まえ、必要な検討を行っていく」by石破総理
どうやら「自民党」は、党として「選択的別姓制度」への態度はまとめられていないですね。もちろんこの問題を「女性差別」とはとらえていませんね。
なお「2024年主議員選挙公約」では、「夫婦の氏制度のあり方は、・・・どのような形がふさわしいかを含め合意形成に努める」でした。「努める」だけじゃダメでしょ。
➁「立憲民主党は『選択的別姓制度』実現を主張しているよ」
「立憲民主党」の主張は以下でしたよ。
・「立憲民主党は選択的夫婦別姓の実現をめざしている」
・「改正民法の成立を公約している」
まあ、リベラル派と言われる「立憲民主党」ですから、これは当然の公約かと思われますね。
なお、「2024年衆議院選挙公約」は、「選択的夫婦別姓制度を早期に実現するほか、同性婚を可能とする法制度を実現する」でした。
③「維新は結婚後の『通称使用』も主張しているよ」
「日本維新の会」の主張は以下でしたよ。
・「選択的夫婦別姓を実現し、結婚後も旧姓を用いて社会経済活動が行える仕組みを構築」
コロちゃんは、「維新の会」は保守政党を自認されていますから、「選択的別姓制度」には反対かと思っていたら違いました。やはり、ちゃんと「政党の公約」は読んでおかなければダメですね。
しかし、「2024年主議員選挙の公約」は、「守るべき伝統は守りながらも変えるべきは変えていくという理念のもと・・・旧姓に法的拘束力を持たせる形での選択的夫婦別姓の導入を推進」となっています。
この「旧姓に法的拘束力を持たせる」との追記している点が、他のリベラル政党との違いでしょうか。「通称使用」を主張しているところは、自民党保守派と同じですね。
➃「公明党は『選択的別姓』支持だよ」
「公明党」の主張は以下でしたよ。
・「選択的夫婦別姓を導入すべし、女性の社会進出などを考えると、そうした制度が選択的にあるのは良いこと」
公明党は、ハッキリと「選択的別姓支持」ですね。自民党と連立を組んでいますが、政策はリベラルなのがこの党の特徴だと、コロちゃんは思っていますよ。
なお、「2024年主議員選挙の公約」は、「性別に関係なくみずからのキャリアやアイデンティティーを守る観点から・・・選択的夫婦別姓制度の導入を推進する」となっていますね。
⑤「国民民主党は『選択的別姓』支持だけどポピュリズムの匂いも」
「国民民主党」の主張は以下のようでしたよ。
・「2022年に選択的夫婦別姓法案・LGBT法案・性暴力被害者救済法案を、超党派で衆議院に提出しています」
もともとこの党は、「立憲民主党」の前身の「旧民主党」に一緒だった議員たちですから、この「選択的別姓」への態度も「立民」とはあまり変わらないと思いますね。
なお、「2024年主議員選挙の公約」は、「選択的夫婦別姓制度を導入し、多様な家族のあり方を受け入れる社会を目指す」でした。
だけどコロちゃんはこの「国民民主党の公約」を見ていて、『「生理の貧困」に対応するため、生理用品の無償配布を行う』とあるのを読みました。
これを、「きめ細かい政策」と見るべきか、大衆の要求を掬い上げる「ポピュリズムの匂いが漂っている」と見るべきかと、ちょっと考えてしまいましたよ。
この「ポピュリズムの匂い」は、あくまでもコロちゃんの感じた印象ですから、あまり根拠はありませんので、ご容赦願いますね。
⑥「共産党は『選択的別姓』導入を主張しているよ」
「共産党」の主張は以下の様でしたよ
・「民法を改正し、ただちに選択的夫婦別姓制度を導入」
まあ、こんなもんでしょう。共産党ですから。
(≖ᴗ≖ )フッ
なお、共産党の「2024年の衆議院議員選挙の公約」は、「選択的夫婦別姓制度を今すぐ実現する」でしたよ。
⑦「現状のままで良いはどこの政党も言っていないよ」
上記の①~⑥まで「既成政党」の「選択的別姓制度」への対応を見てきましたが、「現状のまま(夫婦同姓制度)で良い」とする政党は、一つもありませんね。
自民党保守派の方たちすら「婚姻前の氏の通称使用拡大」を主張されています。そして「保守の維新の会」も「結婚後も旧姓を用いて社会経済活動が行える仕組み」を主張されています。
ですから、現在の政党の主張は、以下の2つに分かれているとコロちゃんは見ましたよ。
◎「選択的別姓制度の各政党の主張」
➀「選択的別姓制度を支持」
・自民党の一部
・立憲民主党
・公明党
・国民民主党
➁「選択的別姓と通称使用も可とする制度」
・日本維新の会
③「婚姻前の氏の通称使用拡大」
・自民党保守派
こう見ると、ほとんどが「夫婦同姓制度の改正」はやむを得ないと考えているように見えますね。
しかし、これだけ「選択的別姓制度」の賛成派が多いのに、なぜ未だに「法制化」が出来ないんでしょうね。
結局は「政権政党」の「自民党のやる気次第」ということなのでしょうね。
それにどの政党も、今回の「国連の女性差別撤廃委員会の最終見解」にあったような「結婚した夫婦が同じ名字になることを定めた民法の規定を差別的」とは、誰も言っていません。
現在の政党にとっては、「夫婦同姓を義務」とした現在の法律を「女性差別」だとは見ていないのでしょうか。
5.「憲法と民法を見てみよう」
まずは、現在の私たちの生活に深い関係にある「民法」の「夫婦同姓義務」を見ておきましょう。
コロちゃんも「法律の条文」なんかは見たことありませんから、初めて見ますよ。下記でしたよ。
◎「民法750条」
・「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」
あれれ、これだけなの?
(゚Д゚)アレレ
意外と短い法律なんですね。分かりやすいって言えば分かりやすいですけど、なるほどこれじゃあ「女性差別」と読むのは難しいですよね。
ただ実態を見ると「婚姻時の男性の姓を名乗る割合」は、以下となっています。
◎「夫婦の姓に関するデータ:2023年」(1000人以下切り捨て:小数点以下切り捨て)
➀「夫の姓:44万件:94%」
➁「妻の姓:2万件 :5%」
https://www.gender.go.jp/research/fufusei/index.html#:~:text=%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%882023%EF%BC%89%E5%B9%B4,%E5%A7%93%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
(出典:内閣府:男女共同参画局:夫婦の姓(名字・氏)に関するデータより:11月6日利用)
なるほど、実態として「男性優位の女性差別が顕現している」とも言えるわけですね。
「法律」では、「どちらでもいいよ」と言いながら、「社会規範」では「夫の姓が当たり前」が現実ですから、社会の圧力で「夫の姓を選ばざるを得ない」となるわけですね。
そして「憲法」がありますよ。「第14条」です、以下ですね。
◎「憲法14条」
・「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」
「性別で差別はダメよ」とハッキリ言っていますね。
だけどコロちゃんは、前回記事で「賃金格差・役職格差・非正規雇用格差」を書いていますけど、社会の現実を見ると「女性差別がない」とは、とても言えないと思いますけどね。
ただし「最高裁」は、2021年に「夫婦同姓を強制する民法750条及び戸籍法74条1号は憲法24条に違反するものではない」との判決を下していますよ。
頭が古いんだから、もう! あ、いけないいけない口がすべっちゃったよ。
(;・д・)ノあ、ごめん
6.「夫婦同姓は日本の伝統か?」
現在行なわれている「夫婦同姓義務」の始まりはいつ頃かを見ておきましょう。何しろこの「夫婦同姓義務」は「日本の伝統」と主張される方もいらっしゃるようですからね。
コロちゃんが、ポチポチ調べてみたところでは、以下のようになっていましたよ。
◎「夫婦同姓義務の歴史」
➀「江戸時代には庶民には氏(姓)がなく、そもそも同姓・別姓と言う概念が無かった」
➁「1876年の太政官令で、妻は『所生ノ氏=実家の氏』を名乗ることとされた。日本で最初に公布された法律では『夫婦別姓制度』だった」
③「1898年の民法で、夫婦ともに『家の姓』を称することを通じて、『夫婦同姓』になると言う考え方が採用された」
ふむふむなるほど、じゃあ「コロちゃんは珍しい姓」を名乗っていますが、今から130年ほど前の「ご先祖様」が考えてつけた姓なんですね。
✧φ(ロ-ロ๑)フムフム…
うーむ、130年か? 「守るべき古き伝統」と言えるかどうか?
( ̄へ ̄|||) ウーム
コロちゃんの住んでいる地では、毎年夏まつりを開催しており、町中に何台もの「山車」が出るにぎやかな祭りですが、その始まりは「康平6年(1063)」とされています。
どうやら、その年に「氷川神社」が勧請されて創建された時から始まったらしいですね。だから、コロちゃんの住む地のお祭りは、1000年近くの伝統があるとされていますね。
まあ、このくらいの歴史があれば「日本の伝統」と言ってよいかと思われますね。
コロちゃんの「日本の伝統文化のイメージ」は、500年~1000年以上ですね。「夫婦同姓義務」は、100年そこそこの歴史ですか・・・。
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
(京都の歴史は延暦13年(794年)の桓武天皇の平安京遷都にはじまりますから1200年前です)
コロちゃんは、100年余りの歴史では「守るべき伝統」とまでは言いにくいですし、それが「女性差別と指摘されるなら、もうやめた方が良いと思っていますよ。
7.「コロちゃんちは妻が偉かったよ」
コロちゃんが、3年前に亡くなった妻と一緒に暮らし始めたのは、1970年代初頭の頃でした。当時の結婚事情は、多くの若者たちが20代前半で結婚しており、現在とは今昔の感がありますね。
そして、コロちゃんと妻の夫婦は、妻が3歳年上だったのです。
今ではあまり珍しく亡くなりましたが、当時は「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」と言われたくらいに珍しかったのですよ。
1970年代の結婚する夫婦は、男性が年上のカップルがほとんどだったのですよ。下記をご覧ください。
◎「1970年:結婚した夫婦の年上・年下の割合」(少数点以下切り捨て)
➀「夫年上:79%」(ボリュームゾーンは3歳差)
➁「妻年上:10%」(ボリュームゾーンは1歳差)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/marr6.html
(出典:厚生労働省:初婚夫妻の年齢差別にみた婚姻件数・構成割合の年次推移より:11月6日利用)
そんな「珍しいカップルだったコロちゃん夫婦」では、世間の「男が年上で妻を引っ張る関係」とは、ちょっと違った夫婦関係が成立していました。
コロちゃんと妻は、それぞれの友人関係との交流を結婚後も長く続けたのですよ。コロちゃんは「男性の友人たち」と、妻は「女性の友人たち」と。
今では「結婚した夫婦」が、それぞれの「生活習慣」を続けることは不思議でもなんでもありませんが、今から50年前の1970年代では、妻は結婚後に「家庭に入る」のが普通でした。
コロちゃんちの夫婦は、同居から10年ほどはシッカリと「共働き」」を続けたのですよ。現在の「共働き夫婦」を先駆的に実践していたのが、当時のコロちゃん夫婦でしたね。
そうなると、働く妻は「自分の収入」がありますから「意識も自立」します。そして、「結婚後」も自立した女性として最後まで生きていましたよ。
だから、その後に子どもが生まれて妻が家庭に入ってからも、コロちゃんと妻の関係は、お互いに「自立し尊重し合う関係」をずっと続けられたのだと思いますよ。
この「自立し尊重し合う夫婦の関係」とは、ぶっちゃけて言うと「妻の方が偉い夫婦」だったとも言えますよ。
(๑′ᴗ‵๑)エヘ♡
コロちゃんは、そんな「妻との関係」を、最後までずっと心地よく感じていましたよ。
奇しくも、今朝の報道で「年上好き/令和男子/経済力求める/少子化対策の盲点」と言う記事を読みました。
その内容を読むと「年上の妻が増えている」と言う記事でしたよ。下記ですよ。
「2023年に結婚した初婚同士の夫婦のうち24.8%は妻の方が年上だった(厚生労働省:人口動態調査より)」
なんと、1/4のカップルが「妻が年上だった」というのですよ。
えっ、この新聞記事を読んでみたいですか? いいですよ、下にリンクを貼りますので、どうぞお読みくださいね。
うーむ、時代は変わってきていますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
コロちゃんの時代は、女性が年上のカップルは「10%」でしたから、大きく「日本社会」は変わってきています。もう既に「女性が男性に頼る生き方・譲る生き方」は終わっているのですよ。
だから、今では時代の流れの中では「女性差別」だと受け止められるような「夫婦同姓義務」などは、さっさと無くした方が良いと思いますよ。
そして「結婚後の夫婦の姓」を、自分たちで選択できる「選択的別姓制度」の法制化をするべきだとコロちゃんは考えていますよ。それが「時代の流れ」と言うものですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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