【社会考】「政治生命を賭ける」、カッコイイなー!

社会

コロちゃんが、今朝眼を覚ましたら昨日までの「のどの痛み」がスッキリ治っていました。
٩(๑´O`๑)۶ふぁ~

どうやら、昨夜も「マスクをして寝た」ことの効果があったようですよ。まあ、そろそろ治る時期だったのかも知れませんけどね。

結局今回の「のどの痛み」は、発祥してから3日目で治りましたよ。一時は「麦茶を飲むにものどが痛む」ので、ストレスはマックスになったいたのですが、今では平常運転に戻っています。

しかし、そうなると今度は「腰が痛む」のですよ。たぶん「のどが痛い」うちは、気にならなくなっていたのだと思いますよ。

たった今コロちゃんは、立ち上がって腰を伸ばして、ちょっとでも「腰痛」が楽になるかとストレッチをしてみましたよ。

もちろん、そのぐらいのストレッチで「腰痛」が軽くなるようでしたら「医者いらず」ですよね。次々に襲いかかる「体調の悪化」に振り回されているコロちゃんでしたよ。

そんな「腰痛コロちゃん」が、今日は「政治生命を賭ける、カッコイイなー」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「政治生命を賭けるとの発言があったよと、政治生命を賭けた政治家の記憶」

☆「各政党の消費税減税案を見るよと、借金の利子が防衛費よりも多いよ」

☆「増税と社会保険料の増額の、どちらを選ぶのか?と、社会保険料の値上げと、消費税増税を比べてみるよ」

☆「コロちゃんとカッコイイヤツ」

1.「政治生命を賭けるとの発言があったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「政治生命かけ消費税に対応」との見出しが目に入りました。

この「発言者」は、「自民党の森山裕幹事長」ですね。新聞記事によると「講演」で「夏の参院選で消費税が争点になる」と指摘したうえで、以下のように語ったと報じています。

「参院選でもし敗れるようなことがあれば大変だ。政治生命をかけてこの問題に対応したい」

いやー、カッコイイですよねー。
(●゚▽゚)カッコイィ!

また、その後の新聞報道では、以下の様に語ったと報じられています。

「ポピュリズムの政治をしてしまっては、国は持たない。つけは全て国民に返っていく。財源のない減税には本当に慎重でなければならない」

ヒューヒュー、まったくだよー、いいこと言いますねー。
(˳˘ ɜ˘)ヒューヒュー♪

コロちゃんは、「自民党」はあんまり好きではないですけれど、このような「決意した政治家の姿」を見ることは「大好物」なのですよ。

この記事は、「日経新聞」では5面の下の方に、わずか19行の小さな「ベタ記事」でしたけれど、もしこの言葉が「総理大臣」から出たら、間違いなく「1面トップ記事」になりましたよ。

この「森山幹事長」は、現在80歳のおじいちゃんです。鹿児島県出身の定時制高校に通った苦労人のようですね。

「中古車販売業」から市議会議員へと進み、その後「国会議員」となったわけですから、「たたきあげ」の衆議院議員当選8回の重鎮ですね。

現在は「無派閥」となっていますが、経歴と年齢を考えると「政治生命を賭ける」発言はカッコよかったと思いましたけれど・・・、もう80歳では「政治生命」が尽きる前に、ご自分の・・・。

えへへ、これは言っちゃダメですよね。そもそも「次の衆議院選挙の出馬」はあるのかなー?
(∀`*ゞ)エヘヘ

何とも失礼なことを考えたコロちゃんでしたよ。

2.「政治生命を賭けた政治家の記憶」

コロちゃんが、「政治家が政治生命を賭ける」との発言を聞いて、最初に頭に浮かんだのは「2005年の小泉総理(当時)の郵政解散時の発言」でしたよ。

①「小泉元総理は、政治的には勝ったけど実績はゼロだよ」

2005年に当時の「小泉総理」は、「郵政民営化法案」が「参議院」で否決されたことを理由として、「衆議院」を解散し総選挙を行なったのですよ。

この時に報道された「小泉総理と森元総理の会談の言葉」は、今でもコロちゃんの記憶に残っていますよ。

「自分は殺されていもいいんだ」by小泉総理(当時)

この言葉は、「郵政民営化法案」が参議院で否決される2日前に、「小泉総理(当時)」を説得しようとして訪れた「森元総理」との会談での発言です。報道もされています。

この時の「小泉元総理」は、「政治生命を賭ける」との言葉は言いませんでした。

だけど、ほぼ同じ意味の言葉を発していましたし、日本中の誰もが「小泉元総理が政治生命を賭けている」と受けとめていましたよ。

コロちゃんは、この「小泉元総理の郵政民営化」には、ちっとも意味はないと考えていましたけれど、「政治生命を賭ける政治家としての姿勢」は高く評価しましたよ。

しかし、その後20年が過ぎましたが、この「郵政民営化」が実現しても当時の「日本社会」が期待した「聖域なき構造改革」による「日本の再生」は成し遂げられませんでした。

また言葉通りに「自民党をぶっ壊すこと」もありませんでした。

当たり前ですよね。冷静に考えれば「郵政民営化」したって「日本経済の成長率が上がる」はずはないですよね。

さらに「民営化された郵政事業」も、現在を見ると未だに「かんぽ生命の保険の不適切な販売問題」や「郵便事業の赤字拡大」などを抱えており、とても改革がなされた実績は見えてきていませんね。

つまりコロちゃんは、「小泉元総理」の「政治生命を賭けた決断」は、「政治的には勝利した」けれど「実績はゼロだった」と見ていますよ。

なお、この時の「小泉元総理の言葉」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

カッコイイですよ、カッコはね。だけど、その後の結果は・・・現在の日本を見ればわかりますよね。

自分は殺されてもいいんだ(05年8月 小泉首相) 会談物別れ、郵政解散へ - 日本経済新聞
2005年8月6日、首相、小泉純一郎が政治生命をかける郵政民営化法案は大きな壁にぶつかっていた。自民党の反対派を抑えきれず、衆院は5票差で可決したものの、2日後の参院採決は否決濃厚。小泉は否決なら衆院解散する意向を示し党内対立は先鋭化した。そんな中、午後6時すぎに前首相、森喜朗が公邸に単身で乗り込んだ。「法案は成立させ...

②「野田元総理は、政治的には負けたけど実績は残しているよ」

もう1人「政治家が政治生命を賭けた記憶」を書いておきますね。

現在の「立憲民主党の代表」を務められている「野田佳彦氏」は、2012年に当時の「民主党」で総理大臣を務めていました。

その時に「野田元総理」は、「衆議院の社会保障と税の一体改革特別委員会」で「国民のために決断しなければいけない。その時期は迫っている。私は政治生命を賭けている」と述べています。

この時の「野田元総理」はカッコよかったですよ。

だってこの「社会保障と税の一体改革」とは「消費税率の引上げによる増収分を全て社会保障に充てる」という内容なのですよ。

当時の「消費税の税率は5%」でした。

これを将来は「増税して社会保障に充てる」ことに「政治生命を賭ける」と国会の場で見栄を切ったのですよ。

その後いろいろありましたが、結果的にはその後の「衆議院選挙」で「野党の安倍自民党に惨敗」して「野田総理は退陣」しています。

だけど、その「消費税増税」はその後約束通りに5%⇒8%⇒10%へと「安倍元総理」の下で引き上げられて、現在の「社会保障の財源」となっています。

コロちゃんは、「野田元総理」の「政治生命を賭けた決断」の結果は、「政治的には敗北した」けれど、「実績は残した」と見ていますよ。

さて「政治家」は、いったい何のために存在しているのでしょうか?

「目指す未来像の社会をつくるため」でしょうか、それとも「ただ権力を握るため」でしょうか?

よく前者を「政治家」と呼び、後者を「政治屋」と呼ぶことがあります。前者の方が評判は良いですが、見ただけでは違いは分かりません。

そして「政治的」に勝たなければ、目指すべき「政治的目標」を達成できません。しかし「政治的目標」を達成するために、「負ける闘い」に踏み出すと生き残れません。

その葛藤の中で「それぞれの政治家」が、決断することになるのでしょうけれど、そこには「政治家としての生きざま・ドラマ」が浮かび上がってきます。

そんなことを考えながら今回の「消費税の減税騒動」を見ていますと、コロちゃんは興味が尽きない思いを持ちましたよ。

3.「各政党の消費税減税案を見るよ」

ここで一応「各政党」の「消費税減税案」を見比べてみましょう。

なお、後で詳しく書くつもりですがコロちゃんは「消費税増税論者」ですので、これらの「消費税の減税案」には反対していますよ。

「各政党」の現在表明している「消費税の減税案」は以下でしたよ。

◎「消費税減税案」

➀「自民党」(以下石破総理発言)
・「低所得の方が物価高で一番苦しんでいることから考えるとどうなのか。よく検討が必要だ」
・「(国債頼みの)主張をする方は金利のある世界を甘く見ていませんか?」
・「それがいかに恐しいかということを、低金利・ゼロ金利の時代が続いてきたので、感性が鈍くなってしまったのではないか」

どうやら「自民党内」での意見がまとまっていませんから、「石破総理」も断言はしていませんが、上記のご発言をなさっていますから「消費税減税」に踏み込むことはないでしょう。

冒頭の「森山幹事長発言」でも、「政治生命を賭けてこの問題に対処」と言っていますが、「消費税減税をしない」とまでは言っていませんね。

コロちゃんは、もともと「消費税減税反対」ですから、「責任政党」ならば「減税どころじゃない」と言うことは当たり前だと考えていますよ。

②「立憲民主党」
・「食料品の税率を1年間に限りゼロにする」
・「開始は来年2026年4月から」
・「1回に限り1年間の延長も可」
・「財源は以下」
 ●「政府の基金の取り崩し」
 ●「外国為替資金特別会計の剰余金」
 ●「租税特別措置の見直し」
 ●「税収の上振れ分」
・「必要財源は5兆円規模」

これが先日「野田代表」が発表した内容ですね。

コロちゃんは「財源内容の精査」など出来るわけありませんからあれこれ言えませんが、「日本は借金大国」ですからね。「減税」する余裕があるなら、先に借金を返しとけよと思いますよ。

それに「1回に限り1年間の延長も可」なんて、実際に始まったらやめられないくなることが見えていますよ。

だって「電気・ガス・ガソリンの補助金」の前例があるじゃないですか、「ガソリン補助金」は2022年から、「電気・ガス補助金」は2023年から始まっています。

当初は「ウクライナ戦争による原油高騰」が理由とされましたが、既に「原油価格は沈静化」しているにもかかわらず、現在も続けられています。

一度始まった「補助金」はやめらないのですよ。同じように、一度下げた「消費税率」は上げられなくなりますよ。

③「公明党」
・「消費税の減税の是非は社会保障制度全体と一体で議論が必要」
・「赤字国債の財源は適当ではない」
・「緊急的措置を考えれば赤字国債を検討することもあり得る」
・「現在8%の食料品の税率を5%に下げるのも1案(恒久的措置)」

「公明党」は、「赤字国債はダメ」と言いながら、「食料品5%を恒久的措置」とすると党内をまとめたと思ったのですが、よく読むと「5%に下げるのも1案」とあいまいな言い方でしたよ。

このように「1案だ」と言っておけば、後で「別の案もあった」と逃げ道ができるのですよね。ハッキリして欲しいと思いましたよ。

それに「財源」をどうするかが問題となりますが、少し前に「赤字国債の財源は適当でない」としていましたから、「財源案」も聞きたいですね。

特に「5%を恒久的措置」とするならば、絶対に「安定財源」が必要となってきますよ。

④「日本維新の会」
・「2年間の食料品減税」
・「税収全体の上振れ分などで対応可能」

これについてもコロちゃんの考えは、上記の「立憲民主党」のところで書いたことと同じです。

特に「税収の上振れ分」と言いますが、今年2025年は「トランプ関税の影響」で企業業績が下振れする可能性が高いです。当然「税収」も下がることでしょう。

そんな「ない袖」をあてにするような「財源策」は無責任としか言いようがないと思いましたよ。

⑤「国民民主党」
・「消費税の税率を時限的に一律5%に引き下げ」
・「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現するまで減税を続ける」
・「財源は以下」
 ●「税収全体の上振れ分」
 ●「国債の発行」
 ●「特別会計の剰余金など」

この「国民民主党」が、一番「大盤振る舞い」ですよね。

もし「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現するまで減税を続ける」が実現したならば、未来永劫バラまき続けることになりかねませんよ。

コロちゃんは、そもそも「物価上昇率プラス2%の賃金上昇が安定的に実現する」ことは将来に渡って「ない」と考えていますよ。

だから、この政党が一番「無責任政党」だと思いましたよ。

ざっと、上記のように「主要政党」の「消費税減税」についての政策を見てきました。

コロちゃんは「毅然とした態度の政党」が好きですが、今のところどこの「政党」も支持できませんでしたよ。

しかし、もし「石破総理」が「毅然として消費税減税はしない」とおっしゃられて下さったならば、「石破総理」を支持しようかなー?
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン

まあ、それでも「自民党」は「年金法案」を骨抜きにしましたから支持できませんけれどね。この「年金骨抜き法案」については、また別の機会にこのブログで書く事にしますね。

4.「借金の利子が防衛費よりも多いよ」

コロちゃんが「消費税減税」に反対する理由をここで書いておきましょう。

別に難しい理由ではありませんよ。「日本国クン」は「借金が多いからこれ以上『借金』を積み重ねるのは止めた方が良い」という、至極「常識的な理由」です。

あなただって、知り合いの方が「お金を借りたい」と言ってきた時に、その方が「もう大きな借金」を返せないほど背負っていたら、「生活を見直した方が良いぞ」と言いたくなるでしょう?

まず先日の5月4日に「財務省」は、新しい「国の借金(国債+借入金+政府短期証券)」が「2024年度末時点で1323兆円」になったと発表しています。

これは「前年度から26兆円増」ですね。1年間で借金が26兆円も増えているのですよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 利払い費と金利の推移」より

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/005.pdf
出典:財務省 利払い費と金利の推移より:5月18日利用

上記のグラフは、「財務省」が発表している1975~2024年の「利払い費と金利の推移」です。

今日コロちゃんが注目したのは、グラフの黒色ラインです。ところどころに黒丸が入っているラインですね。これが「利払い費」です。

一言で言うと「借金の利子」ですね。下に書き出しますよ。

◎「利払い費の推移」

➀「2005年度: 7兆円」
②「2010年度:7.9兆円」
③「2015年度:8.3兆円」
④「2020年度:7.4兆円」
⑤「2024年度:9.7兆円」

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/005.pdf
(出典:財務省 利払い費と金利の推移より:5月18日利用)

ここまでが、上記グラフの「利払い費(借金の利子)」の推移です。

「⑤2024年度で9.7兆円」となり、今年度2025年度予算案の「防衛省単体の25年度の当初予算の8.5兆円」を超えています。

「防衛費8.5兆円」より、借金の利子である「利払い費9.7兆円」の方が多いのですよ。

さらに来年度以降の「利払い費の試算」も発表されています。以下ですよ。

➅「2025年度:10.5兆円」
⑦「2026年度:12.0兆円」
➇「2027年度:14.1兆円」
⑨「2028年度:16.1兆円」

https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/outlook/sy2025a.htm
(出典:財務省:令和7年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算より)

あー、すごく増えますね。
( ¯ O¯)アー

「⑨2028年度:16.1兆円」を見ると、「➅2025年度:10.5兆円」からの4年間で「5.6兆円」も増えていますよ。

こんな金額をどっから持ってくるのでしょうね。また「借金を重ねる」ようになるのでしょう。

戦中の「日本」では「国家予算の7割以上が軍事費だった」とされていますが、今後の日本では「借金の利子が防衛費をはるかに超える金額」になりましたよ。

コロちゃんは、この現実は「持続不可能」と考えています。やっぱり「借金」は返さなきゃダメでしょ。
(乂`д´)ダメッ!

この風景を見る限りは、「消費税の増税」は考えても、間違っても「減税」などとは口に出せないのが「常識」というものだとコロちゃんは考えていますよ。

5.「増税と社会保険料の増額の、どちらを選ぶのか?」

コロちゃんは、2004年に当時の「小泉総理」が、「私の在任中は消費税を上げることはありません」とご発言していたことを憶えていますよ。

確かに「小泉元総理」の「在任期間の2001年~2006年の間」に「消費税率」を上げることはしませんでした。

その代わりに行なったのが「社会保険料の値上げ」です。

この「社会保険料と税金」は「給料から天引き」されますから、いつの間にか引かれていると抵抗が少ないのが利点ですね(※)。

(※もちろん政府から見た利点です)

下に「国民負担率の推移※」を書き出します。

(※国民負担率=社会保険料+税金の割合)

◎「国民負担率の推移(対国民所得比)

➀「1999年度:35.4%」
②「2010年度:37.2%」
③「2015年度:42.3%」
④「2020年度:47.7%」
⑤「2024年度:46.1%」

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm
(出典:財務省 国民負担率の推移より:5月18日利用)

上記のように、「小泉総理の在任期間の2001~2006年」の間には、「消費税の増税」はしませんでしたが、その代わりに「社会保険料の値上げ」を行ないました。

そして、その後も「社会保険料の値上げ」は、比較的「国民の反発が少ない財源調達方法」として繰り返し行われてきました。

だけど、現在のような「物価上昇」が続きますと、生活がひしひしと苦しくなる中で、「賃上げの割に手取りが増えないこと」に皆さんがお気づきになりましたよね。

このことは、前回衆議院選挙でも「国民民主党」が「手取りを増やす」との公約で広く知られるようになりました。

そこでコロちゃんは、次にこの「社会保険料値上げと増税」について、皆さんに「違った視点」をお教えしますね。

6.「社会保険料の値上げと、消費税増税を比べてみるよ」

ここで「現役世代と高齢世代」という切り口から、「社会保険料の値上げ」と「消費税の増税」を比べてみましょう。

「社会保険料の値上げ」は、そのほとんどを「現役世代」が負担するのです。

➀「社会保険料の値上げで負担が増えるのは現役世代だよ」

「社会保険」には5種類があります。下記ですよね。これを「現役世代」と「高齢世代」という視点で見てみましょう。

◎「社会保険と保険料値上げの負担」

①「年金保険」(現役世代負担)
②「健康保険」(高齢世代も負担)
③「介護保険」(高齢世代も負担)
④「雇用保険」(現役世代負担)
⑤「労災保険」(企業主負担)

上記5種類の「社会保険」のうち、「保険料が値上げ」になった時に「負担が増える」のはほとんどが「現役世代」です。

「①年金保険」は、ご存じの通り「現役世代」が負担して、「高齢世代」は受け取るだけです。

「②健康保険」と「③介護保険」は、高齢世代も負担しますが「所得が低い年金世代」の負担は軽くなっています。

さらに「後期高齢者保健制度」などは「現役世代からの仕送り」で成立しています。

「④雇用保険」は「現役世代と企業経営者」の負担ですし、「⑤労災保険」は全額「企業経営者の負担」です。この両者とも「高齢世代」は負担しません。

このように「社会保険料の値上げの負担」は、「高齢世代」にはほとんどかかってきません。負担は「現役世代」に片寄っています。

上記で見たように、2000年代以降に「増税」をせずに、その分を「社会保険料の値上げ」で賄ってきたということは、不足する「社会保障の財源」を「現役世代」からの拠出で埋めて来たとも言えます。

ここでは「高齢世代」はほとんど「負担増」は免れてきているのです。

②「消費税の増税は高齢世代も負担するよ」

この「社会保険料の値上げの構造」に対して、「消費税の増税」は全く違いますよ。

「消費税」は、「高齢世代」からもシッカリと徴収されます。「消費税」は全世代から漏れなく徴税できるできるシステムなのです。

もちろん「富裕層」からは多く、「貧困層」からは少なく税金を徴収することが出来ます。すなわち「消費税」は、「格差の縮小」にもなる「徴税システム」なのです。

このことは「欧州の諸国が20%ほどの消費税」で、「格差の小さな社会」であることからも明らかですね。

だからコロちゃんは、「消費税」の増税を支持しているのですよ。

いかがでですか皆さん。主に「現役世代」から徴収する「社会保険料の値上げ」よりも、「年金世代・引退世代」からも徴収する「消費税の増税」の方が優れた社会政策だと思いませんか?
(⁎•ᴗ‹。)ネー♪

これがコロちゃんの、今日のテーマである「(消費税の減税をしないことに)政治生命を賭ける、カッコイイなー!」の理由ですよ。

コロちゃんの視点から見ると「皆から嫌われる消費税増税を語る政治家」はカッコよく見えますし、「消費税減税をしないと言う政治家」はその次ぐらいにカッコよく映りますよ。

なお一言追加しておきますが、「消費税減税」は富裕層の方が得をします。「貧しい方の消費額」は少ないですから、当然「消費税減税額」は少ないですね。

こんな「不平等で理不尽な政策」が「消費税減税政策」ですよ。

7.「コロちゃんとカッコイイやつ」

さて、最後の「コロちゃん話」はこの「カッコイイ」という「美意識」は「時代とともに変わって来た」という話をしますね。

コロちゃんが少年だった1960年代には、「ヤクザがカッコイイ」とされた時代がありました。

もう亡くなられた「鶴田浩二、高倉健」が「映画スター」に駆け上がった「東映ヤクザ映画の全盛期」ですね。

1960年代~1970年代にかけて「東映ヤクザ路線」は約10年間続きました。

今でも有名な映画に「網走番外地※」がありましたね。

(※網走番外地:1965年:監督・石井輝夫・主演・高倉健:東映)

今では「ヤクザ」は「反社会的勢力」とされていますから、ちょっと考えられないですね。ただ、この時代では、多くの若者たちが「カッコイイヤクザもいる」とこの映画を見ていたのですよ。

その後の1970年代以降も、コミックの「あしたのジョー※」が有名ですよね。主人公の「矢吹丈」は、生まれてからずっと施設で育った若者です。

しかしその施設からも何度も脱走を繰り返した「はぐれもの」という設定でした。そんな「社会のアウトロー」がカッコイイと思われていた時代でしたよ。

(※あしたのジョー:少年マガジン:原作・高森朝雄:作画・ちばてつや:1968年:週刊少年マガジン)

その後になると、1980年代には「不良」を描いた人気作品として「ビー・バップ・ハイスクール※」がありました。

(※ビー・バップ・ハイスクール:作者・きうちかずひろ:1983年:週刊ヤングマガジン)

この時代になると、もうコロちゃんはコミックをあまり読まなくなりましたので、内容はよくわかりませんが、まだまだ「不良がカッコイイ」との時代が続いていたようですね。

その後は、どう変わってきたのでしょうか?

コロちゃんの目には「1990年代」あたりから、「不良・反社・アウトローがカッコイイ」との価値観は変わっていったように見えるのですよ。

その後の「コミックヒーロ―」と言えば「DRAGON BAL(ドラゴンボール)※」や「ONE PIECE(ワンピース)※」でしょうか?
(*´・д・)はて?

(※ドラゴンボール:作者・鳥山明:1984年:週刊少年ジャンプ)
(※ワンピース:作者・尾田栄一郎:1997年:週刊少年ジャンプ)

コロちゃんも「漫画世代」で育ちましたから、今でも時々コミックを覗いていますが、もう「何が面白いのか分からない」ようになってしまいました。

恐らく「カッコイイ」との価値観や、「面白い」の価値観がずれてしまっているのでしょうね。

上記の時代を俯瞰してみると、身近なちょっと手が届きそうな「リアルなヒーロー」から、「架空の世界のヒーロー」に変ってきたように感じていますね。

それは「現実世界」で「ヒーロー」が出にくくなってきたことと、関係があるようにコロちゃんは感じていますよ。

「社会の現実」に、「夢」が持ちにくくなったのではないでしょうか。

それでもコロちゃんは、現在「iPad」で「マガジンポケット」と、「サンデーうぇぶり」「Lineマンガ」をポチポチとチェックしながら、今の若者たちと張り合っていますよ。

まだまだ「夢を見ていたいコロちゃん」でしたよ。

コロちゃんは、「政治の世界」では「断固信念を貫く政治家がカッコイイ」と思って見ていますし、「コミックの世界」では「BLUE GIANT」のような「挑戦する若者がカッコイイ」と思っていますよ。

(※BLUE GIANT:作者・石塚真一:2013年:ビックコミック)

今日の最後の「コロちゃん話」は、趣味の世界でしたので興味のない方には、チンプンカンプンかも知れませんね。

もしお分かりにならない方は、コロちゃんの「カッコイイ基準」の雰囲気だけでも感じていただければ嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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