【経済考】昨年の「成長率は0.1増(実質)」だったよ

経済

おはようございます。今朝のコロちゃんは、ワンコと散歩しながら足下をキョロキョロ眺めながら歩いてきましたよ。

どうして「足下をキョロキョロ眺めていた」のかというと、昨夜の忘れ物が落ちていないかと探していたのですよ。

昨夜ワンコとの散歩に出たコロちゃんは、真っ暗な中をライトで照らしながら歩いてきました。

ところが、自宅の玄関に入ると「手に持っていたはずのライトがない!」
(*´・д・)はて?

おっかしいなー? 確かに手に持っていたはずなのになー? どこへ消えちゃったのかなー?
(・・?))アレ((?・・)アレレ・・・

まっ、いっかー、その内にどっかから出て来るだろし。

コロちゃんは大雑把なのですよ。それでも、ちょっと気になって考えてみると、ワンコの足を洗っている時にはもう無かったよね?
(´ヘ`;)ウーム…

ということは、あのライトは「ワンコ散歩」の途中で落としたのかな? 

だけど、真っ暗の中歩いている最中に落とすわけないし、怪しいのはワンコの💩を処理した時だよね。あの時にライトを足下に置いて、💩を包んでバッグにいれて・・・。

そのまま帰ってしまった?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

・・・あー、やっぱりありましたよ。今朝のワンコ散歩の途中の歩道に、そのままライトが転がっていましたよ。
( 」゚Д゚)ヤッチャッター!

いやー、まいったなー。コロちゃんはいよいよボケ始めたのかなー?
(๑′-﹏-๑)シュン

やだなー、こんなことみんなに知られたら何言われるかわからないから、黙っていようね。皆さんも内緒ですからね。誰にも言っちゃダメですよ。
(*′з`b)シィー 

そんなドジなコロちゃんが、今日は「昨年の経済成長率は0.1増(実質)だったよ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「GDP600兆円越えとは景気が良さそうだけど・・・と、内閣府のデータを読んでみるよ」

☆「GDP成長率の内需と外需を見るよと、個人消費が落ちているけど報道ではポジティブだよ」

☆「エンゲル係数を見ると物価と賃上げが分かるよと、コロちゃんと消費支出」

1.「GDP600兆円越えとは景気が良さそうだけど・・・」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「新聞の1面トップ」に「GDP、初の600兆円越え」との景気の良さそうな見出しが目に入りました。

コロちゃんは、普段から「日本が経済成長しないかなー?」と期待していましたので、この記事をジックリと読んでみましたよ。

そうしましたら、この「GDP600兆円越え」とは「名目GDPのこと」でしたね。

私たち国民が実感するのは「物価上昇率」を計算に入れた「実質経済成長率の方」ですから、そちらはどうなっているのかと、新聞を読んでいくと記事の下の方に以下のように書いてありました。

「物価変動の影響を除いた24年の実質GDPは557兆円となり、伸び率も前年比0.1%増にとどまった」

なーんだ、「実施GDP成長率はたった0.1%増だったのか」とコロちゃんはガッカリしましたよ。
(´△`)ガッカリ…

だけどガッカリばかりしていてもしょうがないので、この記事の内容を詳しく読んでみる事にしましたよ。

2.「内閣府のデータを読んでみるよ」

この新聞の記事のネタ元は「内閣府」が2月17日に発表した「2024年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)」です。

この中に「昨年2024年の暦年の実質GDP成長率」が発表されているのです。

コロちゃんは、2021年の「岸田政権発足」以来の「経済政策」の結果が、昨年2024年の「実質GDP成長率」にそろそろ出ているはずだと考えていましたよ。

コロちゃんは、「経済政策」は実施されてから「1~3年のタイムラグ」で結果が出て来ると考えているのですよ。

だから「岸田前総理の通信簿」を見る感じで、この今の「経済指標」を見ているのですよ。

下記に、その発表されたグラフを見てみましょう。内容は下に書き出します。

「内閣府 実質GDP成長率」より

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
出典:内閣府:2024年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)より:2月18日利用

上記のグラフは、「内閣府」が発表した2020~2024年の「実質GDP成長率の推移」です。右端の「2024年の0.1%増」が今回の発表ですね。下に書き出しますね。

◎「実質GDP成長率推移」

➀「2020年:-4.2%」(コロナ禍)
➁「2021年:+2.7%」(岸田政権発足)
➂「2022年:+0.9%」
➃「2023年:+1.5%」(コロナ5類移行)
➄「2024年:+0.1%」(石破政権発足)

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
(出典:内閣府:2024年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)より:2月18日利用)

上記を見ると「➀2020年:-4.2%(コロナ禍)」のマイナス成長は、「菅元総理」の責任範囲内ですが、「パンデミック」だから仕方がない面もあると思いますよ。

そして、その次の年の「➁2021年:+2.7%(岸田政権発足)」は、前年の反動増でしょうから「実力」とは言えませんね。

その後の「➂2022年:+0.9%」「➃2023年:+1.5%」「➄2024年:+0.1%」が、「岸田前総理の通信簿」ですが、平均すると「0.8%」ですね。

うーん、これは「低い」んじゃないですか?
(´ヘ`;)ウーン

◎「政府の年金財政検証の4つの成長コース」

コロちゃんは、昨年の7月に「年金財政検証」の時に出た資料の中で、将来の「実質経済成長率のコース」の複数のパターンを読んだことがあります。下記ですね。

◎「令和6(2024)年財政検証の諸前提」
(2030年度以降30年平均)

◎「経済の前提」

➀「高成長実現ケース     :+1.6%」
➁「成長型経済移行・継続ケース:+1.1%」
➂「過去30年投影ケース     :-0.1%」
④「1人あたりゼロ成長ケース  :-0.7%」
https://www.mhlw.go.jp/content/001270476.pdf
(出典:厚生労働省:令和6(2024)年財政検証結果の概要より:2月18日利用)

もちろんこれらの将来の「経済成長率の予測」が、どの位当たるものかはわかりませんよ。

だけど、上記の「岸田元総理」の成果と思われる「➂2022年:+0.9%」「➃2023年:+1.5%」「➄2024年:+0.1%」=「平均0.8%」とは、何とも物足りない数字ですよね。

なお、内閣府によると「1995~2013年の実質GDP成長率」は、「平均0.7%」とされていました。

それを考えると「岸田元総理の経済対策」の成果は、まだ出ていないというべきよりも、やっぱりダメだったと言った方が良いんじゃないかとコロちゃんは思いましたよ。
(っ`Д´)っダメジャン

それに2012年に安倍元総理がアベノミクスで目指した「経済成長率」は「実質2%」でしたよ。それを思えば、「2024年:+0.1%」じゃあまりに低すぎでしょう。

3.「GDP成長率の内需と外需を見るよ」

上記で「2024年の実質GDP成長率:+0.1%」を見てきましたが、その内訳の「内需と外需」を見ておきましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 実質GDPの内外需寄与度」より

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
出典:内閣府:2024年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)より:2月18日利用

上記のグラフは、「内閣府」が発表した2020~2024年の「実質GDPの内外需寄与度」です。コロちゃんが注目したのは「日本国内需要である内需」です。下に書き出しますね。

◎「実質GDPの内需寄与度」

➀「2020年:-3.3%」(コロナ禍)
➁「2021年:+1.7%」(岸田政権発足)
➂「2022年:+1.5%」
➃「2023年:+1.0%」(コロナ5類移行)
➄「2024年:+0.2%」(石破政権発足)

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
(出典:内閣府:2024年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)より:2月18日利用)

コロちゃんは、素人のおじいちゃんですから、そんな詳しいことはとてもわかりませんよ。

だけど、上記を見ると「➁2021年:+1.7%」「➂2022年:+1.5%」「➃2023年:+1.0%」「➄2024年:+0.2%」と年々「内需」が落ちているのぐらいは分かりますよ。

これは、先行きの見通しに不安なる数字の推移ですよ。

4.「個人消費が落ちているけど報道ではポジティブだよ」

さらに「個人消費」も落ちているのですよね。コロちゃんが読んだ上記の「GDP速報」では、以下でしたよ。

◎「民間最終消費支出(個人消費):暦年」

➀「2022年:+2.1%」
➁「2023年:+0.8%」
➂「2024年:-0.1%」

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
(出典:内閣府:2024年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)より:2月18日利用)

ねっ、年々右肩下がりに「個人消費」が落ちてきています。だけど「新聞報道」では、ちょっと違った見方を報じていますね。下記に「日経新聞の見出し」を書きますね。

➀「GDP、初の600兆円越え」
➁「昨年名目/設備投資けん引」
➂「国内景気/回復基調保つ」
➃「訪日客・耐久消費財下支え」
➄「個人消費、食品値上げ重荷」

上記の➀➁は、昨年2024年暦年のGDPについての記事ですが、「名目額が600兆円を超えたこと」は報じていますが、「実質額が0.1%」と低かったことはちょっとしか触れていません。

そして➂~④は、昨年2024年の10~12月期の「四半期」の数字が良かった話がほとんどで、しかも冒頭では、以下のように書き出しています。

「24年通年の実質成長率は前年比0.1%増と4年連続でプラスとなった。日本経済新聞が民間エコノミスト10人に聞いた事前予測は前年度比0.2%減だった」

うーん、もともと予測が「マイナス」のところ、「プラス0.1%」になったから良いことだと言いたいのでしょうか?
( ̄へ ̄|||) ウーン

それに「4年連続プラス」なの? どらどら、上記でも見ましたが再度見てみましょう。
m(^._.^)m ドラドラ

◎「実質GDP成長率推移」

➀「2020年:-4.2%」(コロナ禍)
➁「2021年:+2.7%」(岸田政権発足)
➂「2022年:+0.9%」
➃「2023年:+1.5%」(コロナ5類移行)
➄「2024年:+0.1%」(石破政権発足)

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
(出典:内閣府:2024年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)より:2月18日利用)

なんや、確かに➁~⑤まで「4年連続プラス」には違いないけど、「②2021年:+2.7%」はコロナ禍の反動増じゃん!
ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

それ以降だって、年々右肩下がりやんけ!
ソレハナイダロ!Σ( ̄∀ ̄:

まあ、確かに「4年連続プラス」は間違いないですよ。だけど、この新聞記事を読んだコロちゃんは、実態を大げさにポジティブにして知らせているような気がしましたよ。

5.「エンゲル係数を見ると物価と賃上げが分かるよ」

コロちゃんは、上記で「物価」は上がれど「個人消費」が落ちてきていて、「経済成長率」もわずかしか上がっていないデータを見ていて「エンゲル係数」を調べてみようと思いましたよ。

「エンゲル係数」とは、「家庭の消費支出の内で食費の占める割合の数値」です。

「物価の上昇」と「賃上げ」は両方とも変動しますから、社会全体で「物価に負けない賃上げ」が実現出来ているのか、それともそうでないのかは「エンゲル係数」を見るとわかるのです(※)。

(※コロちゃんの独断です)

もし「物価に負けない賃上げ」が全国民に行き渡っていたら「エンゲル係数」は下がります。「給料」が2倍に上がっても「食料品」を2倍食べる事は出来ませんからね(※)。

(※コロちゃんの独断です)

逆に「物価に負ける賃上げ」が全国民で起きていたら、「食料品」はそんなに減らすことは出来ませんから「エンゲル係数」は上がりますね(※)。

(※コロちゃんの独断です)

コロちゃんは、直近の「エンゲル係数」を調べてみましたよ。下記ですよ。

◎「エンゲル係数」

➀「2020年:27.5%」(コロナ禍)
➁「2021年:27.2%」(岸田政権発足)
➂「2022年:26.6%」
➃「2023年:27.8%」(コロナ5類移行)
➄「2024年:28.3%」(40年ぶりの高水準)

(上記のデータはコロちゃんがネットで収集)

うーむ、上記を見ると2022年以降は、ジワリと「エンゲル係数」が上がっていますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

この「エンゲル係数」の推移を見た限りでは、「物価を超える賃上げ」は広く実現しているとは言えないとコロちゃんは考えましたよ。

昨年の「春闘賃上げの5%越え」も、一部の「大企業社員」にとどまっていると考えなければ、このような「エンゲル係数」の高止まりは見られないでしょう。

しかも「➄2024年:28.3%」は、1981年以来の40年ぶりの高水準となっています。

なお「エンゲル係数の長期推移」を見ると、一番数値が低かった年は「2005年の22.9%」でしたよ。

だから「エンゲル係数上」では、「日本」で一番生活が豊かだった年は「2005年」ということになりそうですね。

上記を見ると、まだまだ「物価に負けない賃上げ」への道は遠そうですよ。

だけど、この道はホントに実現できる道なのでしょうか?
σ( ̄^ ̄)はて?

コロちゃんはだんだん「懐疑的」になってきましたよ。ダメなんじゃないかとね。
(´ヘ`;)ウーム…

6.「コロちゃんと消費支出」

コロちゃんは、若い時から「高級品を手に入れて満足する」ことは考えなかったのですよ。いつも「実用になれば十分だ」としていましたね。

だから「ブランド品」などは、手に入れようとする気もありませんでしたし、他人の目を気にすることもありませんでした。

「モノ」よりも「心の満足」をいつも求めていましたね。

コロちゃんが40代の頃でしたが、子どもたちが「ボーイスカウトの隊員」に加入したことがありました。

その時にコロちゃんは「ボーイスカウト団」のリーダーたちを支援する「団組織」の「団委員」に就いたことがありました。

もちろん「ボランティア」で1円も入りません。むしろいろいろ「持ち出し」で「各隊活動の支援」をしましたよ。

その時にコロちゃんは、「団広報」を担当して「団広報紙」の発行を始めたのですよ。

「ボーイスカウト隊」には、「ビーバー隊・カブ隊・ボーイ隊・ベンチャー隊」という、年齢層の異なる子どもたちが活動します。

しかし、親ごさんは自分の子どもの所属する隊の活動は知っていても、隣の年齢層の隊活動については何もわかりません。

そこをコロちゃんは、「広報誌」で全体の隊活動を、親ごさんを対象にして毎月詳しく紹介することにしたのですよ。

その時の「広報誌の作成」には、コロちゃんは毎月10時間以上かけていましたね。繰り返しますが、もちろんボランティアで1円も入りませんよ。

だけど、コロちゃんは「毎月団広報紙」が出来上がる都度に、何とも言えない「満足感」を感じていましたよ。

今もそうですが、コロちゃんの満足は「消費支出を拡大すれば得られる」ものではありません。何事かをなし得た時に初めて満足できると、当時もたった今でも思っていますよ。

だから「賃上げ」から「消費を拡大」を目指している「石破総理」には、申し訳ありませんけど、コロちゃんは「年金所得」が上がっても「消費支出は拡大」しないと思いますよ。

今日は「昨年のGDP成長率は0.1増(実質)だったよ」との内容ですが、報道された内容を読んだコロちゃんの違和感から、ちょっと詳しく深堀りしてみました。

「GDP成長率」という、なじみのない「経済指標」を、コロちゃん流にかみ砕いたつもりですが、これでわかりやすくなったかどうかは自信がありませんね。

だけど、最後の「コロちゃんと消費支出」で、少しでも「コロちゃんの人となり」がお伝えできれば幸いですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Unsplashandrei toaderが撮影した写真
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