【社会考】最低賃金4.9%アップの裏で「日本の経済政策の大転換」が始まったのか?──「岸田・石破時代との決別」だよと思ったコロちゃん

【経済考】
イラストは生成AI(Gemini)で作成したものです

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

①「最低賃金の引き上げ率が昨年の6.0%増から4.9%増へと下がったよ」

②「最低賃金アップの影響を受ける人数は1500万人規模か?」

③「経済政策の大転換だよと、官民投資370兆円を苦々しく見ていますよ」

④「コロちゃんの8月は忙しいよー」

1.「最低賃金の引き上げ率が昨年の6.0%増から4.9%増へと下がったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「最賃、現実路線の4.9%決着/1776円、6年ぶり伸び縮小」との見出しが目に入りましたよ。

コロちゃんは、「時の政権の経済政策」をいつも注目していますが、この「最低賃金の決定」は「全国の非正規雇用者の賃上げに直接結びつく」だけに、特に「注目している」のですよね。

記事によると、「2026年度の最低賃金(時給)の目安はいまの全国加重平均1121円から4.9%引き上げて1176円とすることで決着した」と報じていますよ。

コロちゃんが見るには、この「4.9%引き上げ」って過去数年間で一番低いのですよね。記事には過去の「引き上げ率」の記載もありましたよ。下記でしたよ。

◎「最低賃金の引上げ率と春闘賃上げ率と物価上昇率」

①「2023年」(岸田元総理)
 ・「最賃引き上げ率:4.30%
 ・「春闘賃上げ率 :3.58%」
 ・「物価上昇率  :4.26%」

②「2024年」(岸田元総理)
 ・「最賃引き上げ率:5.00%
 ・「春闘賃上げ率 :5.10%」
 ・「物価上昇率  :3.18%」

③「2025年」(石破前総理)
 ・「最賃引き上げ率:6.00%
 ・「春闘賃上げ率 :5.25%」
 ・「物価上昇率  :3.92%」

④「2026年」(高市総理)
 ・「最賃引き上げ率:4.90%」今回発表
 ・「春闘賃上げ率 :5.01%」
 ・「物価上昇率  :2.12%」

うーむ、上記を見ると「最低賃金」は、「①2023年の4.30%」から「③2025年の6.00%」まで、毎年上げ幅を上昇させていましたよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

それが、今回の「④2026年は前年の6.00%から4.90%にダウン」していますね。これを見るとコロちゃんの目には、「高市政権」は「最低賃金の引上げ」に消極的なように見えますよね。

他にも記事では、「歴代総理の最低賃金上げの目標」を以下のように紹介していますよ。

◎「歴代総理の最低賃金目標」

❶「岸田前総理」
 ・「30年代半ばまでに全国平均1500円を達成」

❷「石破元総理」
 ・「20年代に全国平均1500円を達成」
 ・「年平均7%を超える引き上げが必要」

❸「高市総理」
 ・「30年代前半のできるだけ早期に1500円達成」
 ・「34年度ならば3.3%の引き上げで達成可能」

うーん、上記を見ると「最低賃金1500円の達成時期」が、「❶岸田前総理は2030年代半ばまで」で、その後「❷石破元総理が2020年代に」前倒ししていましたがね。
( ̄へ ̄|||) ウーン

しかし、その後「❸高市総理は2030年代前半のできるだけ早期に」に後退してしまいましたよ。

それに「②石破前総理時代の目標」だと「年7%の引き上げ」が必要だったのですよね。前年の「③2025年は6.00%」でした。

それが「④2026年4.9%」に下げたのですから、「高市総理の経済対策」は明らかに「低所得者の底上げ」から「転換した」とコロちゃんの目には見えましたよ。

次にこの「最低賃金引き上げの影響を受ける方々がどのくらいいるのか」をちょっと調べてみますね。

なお、この「日経新聞」の「最賃、現実路線の4.9%決着/1776円、6年ぶり伸び縮小」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

最賃1176円、現実路線の4.9%決着 6年ぶり伸び縮小 政府目標後退、中小にも配慮 – 日本経済新聞
2026年度の最低賃金(時給)の目安はいまの全国加重平均1121円から4.9%引き上げて1176円とすることで決着した。6年ぶりに引き上げ額、率がともに前の年度を下回った。20年代に1500円とする政府目標が後退し、政治圧力が和らいだ。25…

2.「最低賃金アップの影響を受ける人数は1500万人規模か?」

コロちゃんは、自分自身が「70代のおじいちゃんの年金所得のみの底辺生活者」ですから、同じ「社会的弱者」への興味があるのですよね。

そこで「最低賃金の影響」を受ける方たちが、どのくらいいるのかを調べてみましたよ。

コロちゃんは「最低賃金」と聞くと、昔の古いイメージの「主婦パートと学生アルバイト」が頭に浮かびます。

どうしても「1970年代頃の知識とイメージ」をなかなか払拭出来ないのですね。だけど「現実の最低賃金近辺」で働いている労働者は、はるかに広い層に拡がっています。

「最低賃金」には「未満率と影響率」というデータがあります。下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 地域別最低賃金額、未満率及び影響率」より

https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/001720867.pdf
出典:厚生労働省 地域別最低賃金額、未満率及び影響率より:7月31日利用

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した2016~2025年度の「地域別最低賃金額と未満率及び影響率の推移」です。

この「最低賃金の未満率と影響率」とは以下のことですよ。

①「最低賃金未満率」
・「最低賃金額を改正する前に、最低賃金額を下回っている労働者の割合」

②「最低賃金影響率」
 ・「最低賃金額を改正した後に、改正後の最低賃金額を下回ることとなる労働者の割合」

ふーむ、上記の「①最低賃金未満率」って「改正する前に最低賃金額を下回っている労働者の割合」なんですけど、これって「違法」ですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム

コロちゃんが調べたところでは、「労働基準監督所」が「是正勧告」を行なって、場合によっては「刑事処分」もあるとされていますが、あんまり「摘発の例」は聞きませんよね。

それでも「年間1000件を超える是正指導」があるようですよ。上記の表では「全国で2.0%の未満率の労働者がいる」とされていましたよ。

コロちゃんが注目したのは、この「最低賃金未満率(違法)」が都市部よりも地方で高いことです。以下でしたよ。

◎「最低賃金未満率(違法※)」
 (2025年)
 (※違法はコロちゃんが勝手に書きました)

①「Aランク」
 ・「埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪」
 ・「2.1%」

②「Bランク」
 ・「北海道や福岡などの中ランク」
 ・「1.9%」

③「Cランク」
 ・「青森や岩手などの経済実態や賃金水準が相対的に低い県」
 ・「2.3%」

④「全国未満率:2.0%」

https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/001720867.pdf
(出典:厚生労働省 地域別最低賃金額、未満率及び影響率より:7月31日利用)

コロちゃんが調べても、どのくらいの人数がいるのかはわかりませんでしたが、上記を見ると「③Cランク(2.3%)の地方の県」ほど「未満率(違法)」が高いとなっていましたよ。

そして「最低賃金影響率」ですが、こちらは「改正後の最低賃金額を下回ることとなる労働者の割合」になりますが、これも「Cランク」の方が多いですよ。下記でしたよ。

◎「最低賃金影響率」(2025年)
 (改正で賃上げとなる労働者の割合)
 (小数点以下切り捨て)

①「Aランク」
 ・「埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪」
 ・「26%」

②「Bランク」
 ・「北海道や福岡などの中ランク」
 ・「27%」

③「Cランク」
 ・「青森や岩手などの経済実態や賃金水準が相対的に低い県」
 ・「32%」

④「全国影響率:27%」

https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/001720867.pdf
(出典:厚生労働省 地域別最低賃金額、未満率及び影響率より:7月31日利用)

ふむふむ、上記を見ると「最低賃金額を改正した後に、改正後の最低賃金額を下回ることとなる労働者の割合(影響率)」は、何と「全国で27%」もいますよ。

「3割近い労働者が新しい最低賃金を下回る」となれば、一部の「学生アルバイトや主婦パート」だけではないですよね。

かなりの幅広い労働者たち(非正規雇用)が、「最低賃金」近辺で働いているのですよね。

この人数は調べてもわかりませんでしたが、仮に「全雇用者を5750万人(役員を除く)」で当てはめて計算すると、以下となりますよ。

◎「最低賃金未満率(違法)と影響率の人数の試算」
 (全雇用者を5750万人で計算)

①「未満率2%の場合(違法):約 115万人」
②「影響率27%の場合    :約1550万人」

上記は、あくまでもコロちゃんの大雑把な試算ですが、「最低賃金大幅アップで喜ぶ労働者(おそらく非正規が多い)の数」は、全国で「②約1550万人規模」でいらっしゃると思われますよね。

思ったよりも多いのですよね。

最後にもう1つこの最低賃金影響率の推移」を見ておきましょう。

◎「最低賃金影響率の推移」
 (小数点以下切り捨て)

①「2016年度:11%」
②「2017年度:11%」
③「2018年度:13%」
④「2019年度:16%」
⑤「2020年度: 4%」コロナ禍
⑥「2021年度:16%」
⑦「2022年度:19%」
⑧「2023年度:21%」
⑨「2024年度:23%」
⑩「2025年度:27%」

https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/001720867.pdf
(出典:厚生労働省 地域別最低賃金額、未満率及び影響率より:7月31日利用)

おー、上記を見ると「新しい最低賃金を下回る方(影響率)」が大分増えていますね。
(o゚Д゚)オー

「①2016年の11%」から、「コロナ禍の⑤2020年の「4%」を除くと、あとは年々増え続けて「⑩2025年度は27%」となり、まだ「伸びは止まっていない」ですよね。

ここにも「非正規雇用の拡大」が見て取れますよね。これじゃあ、「雇用者全体の賃金が上がらない」のは無理もないですよ。

やっぱり「雇用者全体の賃金を上げるため」には、海の潮が満ちるように「雇用者全体の賃金を上げる」しかないですよ。

「最低賃金のアップ」が、労働者全体に与える影響は、上記を見ても「年々広がっている」のですよね。

一部の「大企業の賃上げ5%」では、「雇用者全体の賃上げ水準」を上げることは無理だとコロちゃんは考えていますよ。

繰り返し言いますけれど、「最低賃金のアップの影響」って皆さんが考えているよりも大きいんですよね。

だって、上記のコロちゃんの試算では、「約1550万人(影響率27%の場合)」ですからね。

だから「雇用者全体の賃金水準を上げる」には、この「最低賃金の大幅アップ」が効果的だとコロちゃんは考えていますよ。

3.「経済政策の大転換だよと、官民投資370兆円を苦々しく見ていますよ」

さて、ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。2つありますよ。

第1に、コロちゃんは、どうやら「高市総理」は「前総理の石破氏」と「元総理の岸田氏」の目指した「経済の好循環路線」を完全に転換したと思いましたよ。

これまでの「経済の好循環路線」とは、以下の構造でした。

◎「経済の好循環のシナリオ」

①「賃金が上昇し消費が拡大」⇒
②「消費が拡大し物価が上昇」⇒
③「物価が上昇し企業売り上げが増加」⇒
④「売り上げが増加し企業利益が増加」⇒
⑤「企業利益が上昇し賃金が上昇」⇒
⑥「①に戻り繰り返す

上記のように「経済の好循環」とは、「賃上げ」をしてみんなの「消費を増やすこと」を「構造的に組み込んだ政策」なのですよね。

「日本の個人消費」は、「GDPの約6割を占める最大の項目」ですから、それを増やすことを狙った「経済政策」はそれなりに「説得力」がありましたよね。

しかし、「大企業の賃上げを5%以上」に上げても、「雇用者全体の賃上げ率は2%台」に低迷しています。

何しろ「日本の雇用構造」は、「非正規雇用が4割近く」となっていますから、一部の大企業が5%以上の賃上げをしても、全体はなかなか上がらないのですよね。

そこで出てきたのが「最低賃金の大幅アップ」ですよね。しかし、この「岸田・石破路線」は冒頭から見てきたように「大転換」されましたね。

「高市政権」の「経済政策」は、「370兆円の官民投資による企業の成長」を柱としました。「最低賃金」は逆に「前年比のアップ率を縮小」しています。

これは「経済の好循環」が、「賃上げと消費増」を狙ったのとは真逆の「経済対策の大転換」ですよね。

つまり「日本経済」の「消費増」ではなく、「供給増」を目指したとコロちゃんは受け止めましたよ。

そして第2には、この「高市政権の経済対策」にコロちゃんは反対しますよということですよね。

だって、この「官民投資の経済対策」が、もし「成功した」としても最初に起きることは「企業利益の増大」なんですよね。

そしてコロちゃんは、「2000年代以降」に「企業利益が増加」しても、ちっとも「賃上げ」に回そうとせずに、「内部留保と自社株買いと海外投資」に積極的な企業の姿を、イヤという程見てきましたよ。

この「2000年代以降の日本の教訓」は、「日本企業のトリクルダウン(※)は起きない」ということですよ。

(※大企業や富裕層が豊かになると、その富が低所得層や中小企業に「したたり落ちる」ことで、国民全体が豊かになるという経済理論)

かつてこのような「企業行動」をとって来た「日本企業」が、たとえ「官民投資370兆円」が成功したとしても、再び同じ行動をとることは充分考えられますよ。

しかも、この「官民投資370兆円」が成功するかどうかは、全く不明なのですよね。

だからコロちゃんは、「生活者の立場」から「高市政権」の今回の「最低賃金の低いアップ率」という「経済対策の大転換」を苦々しく見ていますよ。

4.「コロちゃんの8月は忙しいよー」

今日のテーマは、「最低賃金4.9%アップの裏で日本の経済政策の大転換が始まったのか?──岸田・石破時代との決別だよと思ったコロちゃん」を考察してみましたよ。

上記の「考察」は全部「素人のおじいちゃんのコロちゃんの考え」ですからね。少々の「間違いや書きすぎ」はご容赦お願いしますよ。

コロちゃんのように「70代」ともなると、何でも「恥ずかしい」という気持ちが少なくなってきますから、いつも「言いたいことを言い過ぎて嫌われる」ことが多いのですよね。

もちろんコロちゃんにも「自覚」はあるのですが、「わかっちゃいるけどやめられない(※)」のが「高齢者のズケズケ言う話」ですよ。

(※わかっちゃいるけどやめられない:すーだら節:1961年:歌・植木等:作詞・青島幸雄:作曲・萩原哲晶:昭和期の代表的な流行歌)

最後の「コロちゃん話」は、さっきコロちゃんが「カレンダー」を見ながら感じた「今年の8月は忙しくなるなーという話」を書いてみますよ。

現在「リタイア生活」を満喫しているコロちゃんの「生活の軸」は、何と言っても「ブログ投稿」ですよね。

思えば「最初にこのコロちゃんの清貧ライフ」を投稿したのは、「2022年11月4日」でしたよ。それから・・・今日まで「3年と8カ月間」になりますよね。

今日までの「総投稿数」は、「1464話」になりましたよ。

この間「毎日投稿」を継続してきましたから、もはや「ほとんどお仕事」ですよね。「日曜祝日」も働きつづけましたが「収益」はほとんどありません。

今のところ「毎日の1話作成のカキコキ時間は7000~8000字で5時間」ですね。

そこで「8月のカレンダー」なのですが、「大学病院の放射線治療日」が、飛び飛びに「5日間」入っています。そして「息子たちの2家族」から「2泊3日の夏休み」に誘われています。

この「忙しいスケジュール」は、「ネタが増える喜び」もあるのですが「忙しく時間がない」ことでもありますよね。

そこで「8月は思い切って字数を4000~5000字」に減らして、「コロちゃん話」も書かずに投稿することもあるかも知れません。

読者の皆さんからガッカリされたくないのですが、「8月は忙しいコロちゃん」とご同情いただければ嬉しいですよ。
(だけど別に期待していないよとガッカリされないとちょっと悔しい)

まあ「8月のブログ記事」では、これらの「忙しくなる理由」の「放射線治療」と「夏休み日記」も詳しく書きますので、それはご期待下さいね。

今日の「コロちゃん話」は、「コロちゃんの8月は忙しいよー」という「嬉し恥ずかし」の「カレンダーの話」でしたよ。

「勝手にせーや」と、笑いながらお読みいただければ嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

イラストは生成AI(ChatGPT)で作成したものです

コメント

タイトルとURLをコピーしました