【生活考】コロちゃんは「おひとり様」です

生活

おはようございます。今朝コロちゃんが、ワンコと散歩に出ようと玄関から外へ出ましたら「雨」が降っていました。

あらら、久しぶりだなー、ここのところ全然雨が無かったですからね。
( ¯ O¯)アララ!

ちょっとコロちゃんが帰宅後に調べて見たところ、この地方での雨は「1月に3回、2月は1回」しか降っていませんでしたよ。

その「2月の雨」も2日でしたから、もう1ヵ月前のことでしたね。それじゃあコロちゃんが「久しぶり」と感じたのも「もっともなこと」でしたね。

コロちゃんは、ワンコを「ペットカート」に乗せて、ガラガラと近くの「道路の高架下」へ歩いて行き、トンネルの様な雨の当たらないところを、行ったり来たりしてから帰ってきましたよ。

まあ、この間はとにかく「空気が乾燥」していましたからね。良い「お湿り」となりましたよ。

「春雨じゃ、濡れて参ろう※」の気分でしたよ。濡れるのはイヤでしたけどね。

(※新国劇・歌舞伎:行友李風作の戯曲:月形半平太のセリフ)

今日は、「コロちゃんはおひとり様です」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「コロちゃんはおひとり様歴3年ですよと、全世帯のおひとり様は、4割で一番多いよ」

☆「高齢世帯のおひとり様は、3割で一番多いよと、子どものいる高齢者は9割もいるよ」

☆「孫がいる高齢者は8割近いよと、コロちゃんと時代の変化」

1.「コロちゃんは、お一人様歴3年ですよ」

コロちゃんは、現在「70代のおひとり様」です。と言っても、最初から「おひとり様」だったわけではありません。

かつては、妻と2人の子どもと「4人家族」の騒がしい「家庭」で暮らしていたのですよ。

それが「子どもたち」は、2010年代に相次いで「独立」していき、その後は「妻と2人暮し」をしていました。

それが、3年前に「妻が肺がん」で亡くなり、コロちゃんは「おひとり様」となってしまいました。

だから、現在のコロちゃんの「お一人様歴」は3年ですね。

そのコロちゃんの普段の暮らしは、このブログで時々書いていますから今日は触れませんが、このような「おひとり様」は決してコロちゃんだけではありません。

現在の世の中では、むしろ「おひとり様」の方が多数派(マジョリティ)と言っても良いと思いますね。

それを、ちょっと見てみましょうね。

2.「全世帯のおひとり様は、4割で一番多いよ」

今の世の中で「おひとり様」の数を知ろうをすると、やはり間違いないのは「国勢調査」ですよね。これは5年に1度調査が行われています。

最初は、「若い方」も含めた全世帯の「おひとり様」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「総務省統計局 一般世帯の家族累計別割合の推移」より

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf
出典:総務省統計局:令和2年国勢調査より:3月3日利用

上記のグラフは、「総務省統計局」が発表した2020年の「国勢調査」の「家族累計別割合の推移」です。「単独世帯(お一人様)」のみを下に書き出しますね。

◎「単独世帯割合推移」(小数点以下切り捨て)

➀「2005年:29%」
②「2010年:32%」
③「2025年:34%」
④「2010年:38%」

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf
(出典:総務省統計局:令和2年国勢調査より:3月3日利用)

上記をよく見ると気が付くことがありますね。以下に書きますね。

❶「2010年に、単独世帯が初めて『家族累計(5カテゴリー)』の中で最大になった」
❷「2020年に、単独世帯が初めて『夫婦と子どもからなる世帯』を追い越した」
❸「単独世帯(おひとり様)は、現在38%で『家族累計(5カテゴリー)』で最大」

上記したように、コロちゃんのような「おひとり様」は、現在全世帯の4割となっています。そして、この「お一人様」は今後も増え続ける見込みです。

それは「若い方の未婚率」が上がってきているからですね。しかし、ここではそれは触れないで、次に「高齢世帯」の中の「おひとり様」を見てみましょう。

3.「高齢世帯のおひとり様は、3割で一番多いよ」

次にコロちゃん年代の方の「おひとり様」の割合はどうなっているのでしょうか。ちょっと上記の「2020年の国勢調査」から見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「総務省統計局 65歳以上のいる家族累計別割合の推移」より

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf
出典:総務省統計局:令和2年国勢調査より:3月3日利用

上記のグラフは、「総務省統計局」が発表した2020年の「国勢調査」の「65歳以上の家族累計別割合の推移」です。

コロちゃんはこの中に入りますね。「単独世帯(おひとり様)」のみを下に書き出しますね。

◎「65歳以上の単独世帯割合推移」(小数点以下切り捨て)

➀「2005年:22%」
②「2010年:24%」
③「2025年:27%」
④「2010年:29%」

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf
(出典:総務省統計局:令和2年国勢調査より:3月3日利用)

上記のグラフを見ると「最大のボリュームゾーン」は「高齢夫婦のみの世帯:2020年30%」です。しかし、「高齢単独世帯:2020年29%」が迫っています。

間違いなく、次の「国勢調査(2025年)」では「高齢単独世帯(おひとり様)」が「高齢夫婦のみの世帯」を逆転して追い越すと思われますね。

まもなく「高齢世帯」でも「おひとり様」がマジョリティになりますね。

だからコロちゃんはさみしくなんかないもんねー。
( ¯ ^¯)フーンダ!!!

分割用

4.「子どものいる高齢者は9割もいるよ」

コロちゃんは、現在「子どもたち」とは別居した気楽な「おひとり様生活」をすごしています。そこで同じような「子どものいる高齢者の割合」がどのくらいなのかを調べてみました。

そして驚きましたよ。「子どもがいる高齢者」が多いのですよ。

最近は「少子化」とか「未婚率の上昇」とかが良く報道されますかから、つい「子どもがいない高齢者も多い」と思っていたのですが、違っていましたよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立社会保障・人口問題研究所 18歳以上の子どもの有無と同居割合」より

https://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/220325.pdf
出典:国立社会保障人口問題研究所:第8回世帯動態調査より:3月3日利用

上記のグラフは、「国立社会保障人・口問題研究所」が発表した2019年の「18歳以上の子どもの有無と同居割合」です。「65歳以上の分」のみ下に書き出しますね。

◎「18歳以上の生存子あり」(小数点以下切り捨て)

➀「20歳以上総数:54%」
➁「65歳以上  :91%」

https://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/220325.pdf
(出典:国立社会保障人口問題研究所:第8回世帯動態調査より:3月3日利用)

なんと、このデータでは、「65歳以上の高齢者」には「18歳以上の生存子ありが91%」もいるとしているのですよ。

これはコロちゃんも知りませんでしたよね。思っていたよりはるかに多いですよ。

うーむ、この調査年月日は2019年ですから、その時点で「65歳以上」というと「1960年生まれ以前の高齢者」となりますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

1960年の「未婚率」を調べてみると・・・、以下でしたよ。参考までに2020年の生涯未婚率をカッコ内に書いておきますね。

◎「1960年:未婚率:カッコ内は2020年」

➀「男性:1.26%」(28.25%)
➁「女性:1.87%」(17.81%)

(出典::厚生省国立社会保障・人口問題研究所:人口統計資料集より)

あらら、「未婚率」はここ60年間で「倍増」どころか、「男性は22倍、女性は10倍」になっていますよ。
(゚Д゚)アララ!

ということは、1960年代ごろは「ほとんど全員が結婚している皆婚社会」だったということですね。その頃生まれた方たちは、周りが結婚した方たちに囲まれて育ったわけですよね。

それを見ながら育った現在の高齢者は、「子どもがいる方」が多いとなっているようですね。

ちなみに、1960年に生まれた方たちが20歳になった時点の「生涯未婚率」は、「男性2.60%。女性4.45%」とやはり低かったですよ。

5.「孫がいる高齢者は8割近いよ」

ここまで調べていくと、それでは「孫がいる高齢者」はどのくらいいるのかが気になりますね。上記で「65歳以上の方の子あり:91%」もあるのでしたら、孫もいそうなものですよね。

下記に「株式会社:ハルメクホールディングス社様」のプレスリリースから見てみましょう。

◎「年齢別に見た孫のいる55歳以上女性の割合」

➀「55~59歳:36%」
➁「60~64歳:49%」
③「65~69歳:71%」
④「70~74歳:78%」(コロちゃんはココ)
⑤「75歳以上 :76%」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000034765.html
(出典:株式会社:ハルメクホールディングス:調査リリースより:3月3日利用)

いやいや、これも驚きましたよ。コロちゃん年代の女性は「④70~74歳:78%」もお孫さんがいらっしゃいますよ。

「2020年の未婚率」は、「男性:28.25%:女性:17.81%」で、今後さらに上昇すると予測されていますから、まるで「別の国の話」みたいに落差がありますね。

コロちゃんは、「子どもも孫もいないおひとり様の高齢者が多い」と思い込んでいましたが、それはまだ後の年代の方たちのようですね。

これもコロちゃんは意外でしたよ。ということは、今後「社会」は激変しますね。社会が「親族のいない高齢おひとり様」への対応をしなくてはならなくなりますよね。

それに高齢者向けの「孫消費」は減少しますし、逆に「高齢者」が自分にお金を使うようになるかも?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

どのように変わっていくのかを考えるのは、また別の機会に書きましょう。コロちゃんもちょっと考えてみますね。

6.「コロちゃんと時代の変化」

コロちゃんは、今日「おひとり様」のあれこれを調べながら見ていて、「日本社会」が「昭和の時代」から様変わりしていると感じましたね。

「家族のあり方」が、結婚して子どもをもつことから、「おひとり様」に変ってきたのも、その一つなのでしょう。

コロちゃんが青年時代の1970年代では、まだ若い年代の給料は安く貧しい生活でしたから、「結婚」して2人になれば、生活が楽になったものでしたね。

そして「賃金」は年功制の割合が大きかったですから、年々賃金上昇が見込めましたから、コロちゃんの知人も20代で次々に結婚していきましたよ。

当時の結婚式は、まだ「家と家とのつながり」が強い時代でしたね。今と違っているのは「新郎・新婦」の両脇に「仲人の夫婦」がいたことです。

この「仲人」というのは、2人を紹介する役目を務めるのですが、「社会的地位が高い方」がいるほど「両家の結婚の格が上がる」とされていました。

だから、どんな「社会的地位の方」が仲人になってくれるかが重んじられており、「お礼」として数十万円~100万円以上を包むこともあったようですね。

要するに「新郎新婦」と全く関係が無くとも、社会的地位のある方が「仲人」をしてくれると、周囲の親族たちから「さすがあの家は凄い」とみられたのですよ。

それが「家の格が上がる」と、周囲から見られた時代だったのです。

この「結婚式の仲人の挨拶」は、ひたすら「新郎新婦を誉めるだけ」です。それこそ、あることないことを取り混ぜて「誉める」だけなのです。

今から考えると、なんとアホらしいことだと思われますが、それが「家の格上げ」と社会的に認知されていたからこそ、当時は当たり前に行なわれていましたよ。

そのくらい「結婚」では「家の存在」が重視されていたのですよ。

コロちゃんは、友人の結婚式の仲人の挨拶で、「新郎の経歴を誉め上げる」横で、肝心の新郎が首を傾げて「誰のことだ?」という顔をしていたのを憶えていますよ。

この「仲人」という存在は、1990年代の後半あたりから全国的に無くなっていったとされていますよ。

これも「時代の変化」の1つですね。「結婚」が家と家とのつながりから、カップルどうしの結びつきに変ったことによるものでしょう。

コロちゃんは「家族のあり方が結婚からおひとり様に代わること」を書いていて、こんな「結婚式と結婚観の変化」が頭に浮かびましたよ。

今日は「おひとり様」をテーマにして、その周辺事情を探ってみました。思ったよりも、現在の高齢者には子どもと孫がいらっしゃることを、コロちゃんは初めて知りましたよ。

その後の「仲人話」は、おまけの「余話」ですよ。コロちゃんの青年時代(1970年代)の雰囲気が少しでも感じられればうれしいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました