【経済考】「国内投資」が少なすぎるよ

経済

おはようございます。コロちゃんのリアルタイムは午後3時です。日中で一番暑い時間帯ですね。

コロちゃんは、今クーラーの温度設定を26℃にしていますが、今クーラーの音声案内を聞いて見たところ「お部屋の温度は30℃です。室外の温度は40℃以上です」と答えました。

いやいや、暑くてもうこれ以上室内の温度が下がらないのですよ。なにしろ築30年以上の古い建物ですからね。

コロちゃんは、扇風機を近くに置いて、強い風を身体に当てて、何とか暑さを凌いでいますよ。

まだまだ夏は始まったばかりですからね。コロちゃんはムリしないようにして「長期戦」に備えていますよ。

このブログをお読みの皆さんも、暑さにお気を付けくださいね。

今日は「国内投資が少なすぎるよ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「神田財務官の肝いりを読んでみると、日本経済の現在位置を見る」

☆「処方箋は4つだよと、日本は老いたんだよ」

☆「コロちゃんと読書と、コロちゃんと読書のタブー」

1.「神田財務官の肝いりを読んでみる」

コロちゃんは、ブログを書くためにいつも読んでいる新聞の中から、興味を持ちそうな記事に赤ボールペンで記入して、テーブルの上に積み上げています。

いつも、その中から1話になりそうな題材を選んでカキコキを始めるのですが、歯ごたえがあり過ぎて原稿に出来なかった題材が、数多く積み上がっているのです。

今日は、ネタがない・・・ゲフンゲフン・・今日は、改めて読みなおしたら興味深いと思われた「神田財務官の肝いりという有識者懇談会」の内容をカキコキしますね。

皆さんは「神田財務官」をご存じですか、「財務省のお役人様」です。

いつも「為替介入」について「申し上げることはありません」とインタビューでおっしゃられているかたですよ。

7月31日付で退任すると報じられていますけれど、報道で見るお姿は、実に頭の良さそうな光り・・・ゲフンゲフン・・頭の良さそうな風貌の方ですね。

この「神田財務官」は、「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋懇談会」を主宰して、先日の7月2日に「報告書」を発表しています。

コロちゃんのような素人のおじいちゃんが、このような専門的な「報告書」を、論評するなどは、とてもできることではありませんが、それなりに興味深い内容だと感じましたので、ご紹介しますね。

2.「日本経済の現在位置を見る」

まずこの「報告書」は、日本経済の現在位置を下記のように指摘しています。

「日本の貿易収支は・・・デジタル等の先端的なサービス分野では赤字が拡大・・・所得収支の黒字は過去最大規模・・・その多くは海外で再投資・・・海外から日本への直接投資は著しく低水準」

このような状況を「国際収支のレンズを通じて日本経済が抱える構造的課題を評価・分析する」としていますね。

簡単にいうと、「日本の家計簿は通信費の赤字が増えているよ。給料は増えているけど、会社に預けている分が増えたから、家に持ち帰る分は少ないよ※」というところでしょうか。

(※コロちゃんの解釈です)

上記はコロちゃんの勝手な解釈ですが、この事態の問題点を整理してみようとしているのが、今回の「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋懇談会の報告書」です。

➀「経常収支は黒字だよ」

最初は「懇談会報告書」から「経常収支の推移」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 経常収支の推移」より

https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会報告書より(7月23日利用)

上記のグラフは「報告書」が記載している1996~2023年の「経常収支の推移(日本の家計簿※)」です。

(※コロちゃんの解釈です)

2023年の棒グラフを見ると、真ん中の0ラインよりも上に伸びている棒グラフは「第1次所得収支※」です。

(※第1次所得収支: 対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等)

この「第1次所得収支」が大きくプラスになっているおかげで、「経常収支(日本の家計簿)」はプラスとなっています。

2023年の棒グラフで、この逆にマイナスに伸びているのは「貿易収支※」「サービス収支※」「第2次所得収支※」になります。

(※貿易収支:輸出額から輸入額を引いた差額)

(※サービス収支:運賃・旅行・保険料・情報・特許等使用料など。インバウンドもここに入ります)

(第2次所得収支:官民の無償資金協力・寄付・贈与など)

上記のように、現在の「日本経済」の貿易収支は黒字となっています。

これが赤字となると、どこからか穴埋めの資金を投資してもらうか、緊縮経済で節約するかになってしまいますから一安心ですよね。

しかし、「貿易収支が黒字」なのは良かったのですが、上記で見たように、この黒字はすべて「第1次所得収支の黒字」が支えています。

ちなみに「第1次所得収支」とは、上記でも書きましたが、もう一度書いておきますね。

(※第1次所得収支: 対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等)

この「第1次所得収支」の内容を次に見ておきましょう。

➁「日本国内に戻ってこないんだよね」

上記で見たように「経常収支が黒字」なのは良い事だと思いますが、その1本柱の「第1次所得収支の黒字」の中身を見てみると、以下のようになっています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 第一次所得収支の海外での留保」より

https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会報告書より(7月24日利用)

上記のグラフは「報告書」が記載している、1996~2023年の「第1次所得収支の内訳の推移」です。

一番右端の2023年の「第1次所得収支」が大きく伸びているのは良い事なのですが、上半分の「赤色棒グラフ」の部分は「再投資収益」として海外拠点に留保されています。

簡単に言えば、「赤色棒グラフ」の部分は「日本国内」に戻ってきていないのですよ。

この「報告書の本文」には「直接投資収益については、配当として還流されるのは約半分であり、残りは再投資収益として海外拠点での事業拡大に充てられている」と記載されています。

その理由は、「日本国内」に収益を戻して投資しても「収益が望めない・低い」からでしょうね。

その結果「海外投資を進める企業収益」は増加しても、「日本国内」の生産性は投資不足で上がらないという構造になっているのです。

➂「これじゃ日本国内の生産性は上がらないよね」

次に、その「海外直接投資残高」と「民間企業設備ストック」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 第一次所得収支の海外での留保」より

https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会報告書より(7月24日利用)

上記のグラフは「報告書」が記載している、1996~2023年の「第1次所得収支の内訳の推移」です。

右上に急上昇しているのが「対外直接投資残高(海外)」で、下を横ばいに這っているのが「民間設備投資(国内)」です。

本文の記載では「2000 年から 2022 年にかけて対外直接投資残高が約8.5倍に急拡大する一方、民間企業設備ストックの残高は約18%、年平均では僅か0.8%しか伸びていない」と悲鳴を上げていますね。

コロちゃんは「日本経済の低迷」は、この「国内投資が少ない」ことも要因の一つだと思いましたよ。

④「将来に不安が広がるよ」

この現状に対して、この「報告書」ではいくつかの「懸念」を提起しています。ここでは2点を指摘しておきますね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 第一次所得収支の海外での留保」より

https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会報告書より(7月24日利用)

上記のグラフは「報告書」が記載している、2022~2035年の「中期的な経常収支の見通し」です。

4つのシンクタンクの予測ですが、その一つは2031年には「経常収支が赤字」になると予測していますね。

上記のグラフの、4つのラインのうちの一番下の「ニッセイ基礎研究所」の予測ラインです。このラインは2031年以降は水面下に落ちています。

理由は「高齢化によるサービス収支(※)の赤字の進行」です。

(※サービス収支:運賃・旅行・保険料・情報・特許等使用料など)

この「サービス収支の赤字」は、すでに進行中です。それを見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 経常収支の推移」より

https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会報告書より(7月24日利用)

上記のグラフは「報告書」が記載している、2014~2023年の「サービス収支の内訳」です。

「プラスの部分(黒字)」は、「旅行(インバウンド)など(黄色棒グラフ)」です。

しかし、それを大きく上回っているのが「マイナス部分(赤字)」の「デジタル分野や研究開発関連など(紫色棒グラフ)」です。

いわゆる「デジタル赤字」が、「サービス収支の赤字の主要部分」となっています。これは今後も増えることはあっても、減ることはないと思われますね。

上記のシンクタンク4社のうち1社(ニッセイ基礎研究所)は、これらの理由から今から7年後の2031年には「日本は経常赤字(日本の家計簿の赤字)」に落ち込むと予想しています。

何とも不安が募る予想ですね。

⑤「家計(新NISA等)は外国株投資へ向かうよ」

また、この「報告書」は「対内直接投資は国際的に著しく低い水準にとどまっている。また、新NISAの影響もあり、我が国の家計は、外国株等の外国資産への投資を増やしている」と記載しています。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 経常収支の推移」より

https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会報告書より(7月24日利用)

上記の表は「報告書」が記載している「対内直接投資残高対GDP比の国際比較」です。「日本」は38位となっています。

コロちゃんは、この表を見て「確かOECD諸国って全部で38ヵ国だったよね」と思って本文を読んでみたら、やっぱりそうでした。

ということは、「日本は対内直接投資残高対GDP比」が、OECD諸国で最下位なのです。

それに貢献しているのが「新NISA」の「外国株投資」だとしたら・・・わざわざ「新NISAを非課税にしてまで海外の成長に貢献している」ともいえるとコロちゃんは思いましたよ。

せめて「新NISA」が、「国内投資」に向かってくれれば「日本経済に貢献」できるのですけどね。

ここまで読んできてコロちゃんは、何とも暗い気持ちになりましたよ。このような「日本経済の現状」に対して、有効な手立てはあるのでしょうか。

「国内投資」を増やそうとしても、強権的な法律を作って命令すれば出来るというものではないでしょう。

更に「資本主義の原則」から外れた「ブロック経済」等は「自由貿易」の趣旨に反するものでしょう。

それでは、この「報告書」は今後どのようにすればよいと書いているのでしょうか。

3.「処方箋は4つだよ」

上記で見たような「日本経済の現状」の上に立って、この「報告書」は処方箋として下記の4つを提示しています。

➀「新陳代謝の促進・労働移動の円滑化による生産性向上」

ここでは、過去の30年間の「雇用や企業を守る支援策」が、賃金減少や設備投資の停滞に繋がったとして、もう「現状維持を志向する政策を採用すべきではない」と強い言葉で指摘しています。

そして、「企業の新陳代謝」と「労働移動を円滑にしろ」と言っていますね。

それを通して「企業の魅力を高めていけば、新NISAの投資資金が国内企業に向かうことが期待される」としていますが、そんなにうまく行くのかなとコロちゃんは思っちゃいましたよ。

だいたい「政治家・官僚」が経済がうまく行っていない時に言う言葉は「道半ば」か「伸びしろは大きい」なんですよ。

「道半ば・伸びしろは大きい」は、とても便利な言葉ですね。

➁「人的資本への投資、技術の開発・活用」

ここでは「リスキリングによる能力向上支援」や「既再エネの拡大や、原発の再稼働」、更には「次世代革新炉への建て替えや核融合や超電導送電といった革新的技術を推進」すると言っていますね。

コロちゃんは、よく聞く話ばかりで現実性があまりないようにしか思えませんでしたよ。

➂「国内投資・対内直接投資の促進」

④「財政健全化」

後の➂④は、もういいでしょう。コロちゃんはこの「報告書」は、「日本経済の現状を経済学者が客観的に見た姿」としては評価しましたが、「処方箋」にはガッカリしましたね。

だって、この「処方箋」の内容は、今までにコロちゃんが何度も見たり聞いたりしたものばかりなんですよ。

コロちゃんが読んだ限りでは、初めて聞くような目の覚める「処方箋」の内容はありませんでした。

この➀~④で「日本が変わる」とは思えませんでしたね。そもそも、今までに出来なかった➀~④が急に出来るようになるとは思えませんよ

最後にこの「報告書」の結語を見ておきましょう。これには笑っちゃいましたよ。

◎「結語」

「こうした構造的な改革の必要性は、これまで長く指摘されていたものの、その実施は遅滞してきたと言わざるを得ない。しかし、改めて言うが、その分、伸びしろは大きい。」

ほら、ここでも「伸びしろは大きい」が出て来たでしょう?

この「結語」は、簡単に言えば「これまでもに指摘していたけれど、何にもしてこなかったね。しかし、それは悪い事ばかりじゃないよ。何もしてない分伸びしろは大きいよ」と言ってますね。

コロちゃんは、ここを読んで「子どもが勉強していない時の言い訳にもならない」と思いましたよ。

母親「あんたは、今まで勉強してこなかったじゃない!」

子ども「うん、そうだけど、その分伸びしろは大きいよ
(* ̄з ̄) ~♪

さて、コロちゃんはもし子どもがこんな言い訳をしたら、ひっぱたきたくなりますが、上記の「報告書」を作成したのは、著名な「経済学者」の方々です。

まさか「今までもうるさく言ってきたんだから、それを進める以外に有効な処方箋は無いよ」とは言えなかったのでしょうね。

コロちゃんは、この「報告書」を読んで今後の「日本」はジワジワと衰退する方向に向かうと確信しましたよ。

問題点が分かっていても、それの解決策が実行できないと言うのは、単に「政治家の決断」の問題ではなく、構造的な問題なのでしょう。

なお、この「神田財務官の肝いり」とされている今回の「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋懇談会の報告書」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf

4.「日本は老いたんだよ」

「国際収支発展段階説」という学説があります。これは、1950年代にクローサーやキンドルバーガーによって提唱されました。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 国際収支の発展段階の概要」より

https://www5.cao.go.jp/keizai3/2019/0207nk/n19_3_2.html
出典:内閣府 人口減少時代における対外経済構造の変化と課題より(7月24日利用)

上記の表は「国際収支発展段階説」の概念図です。

これによりますと、「国家の国際収支」は6つの段階を発展(成長)するとしています。

コロちゃんが「青年期⇒中年期⇒高齢期」と老いてきたように、上記の説では「国家も成長する」としています。「国家も老いる」のです。

下記に書き出しますね。

「注目点は国家の国際収支構造」です。その変化は、以下のように変わるとされています。

➀「未成熟債務国」⇒「財・サービス収支赤字:所得収支赤字」

この段階は、少年のような「発展途上国」の段階ですね。

産業基盤がないので「財・サービス収支は赤字」で、海外資金を受け入れなければならないので「所得収支も赤字」となっています。

➁「成熟債務国」⇒「財・サービス収支黒字:所得収支赤字」

ここでもまだ、国家としては若いですね。

輸出産業が徐々に成長していき「財・サービス収支が黒字」となります。しかし海外資金の返済があり「所得収支は赤字」となります。

③「債務返済国」⇒「財・サービス収支黒字:所得収支赤字」

勃興する「新興国」のような段階ですね。「青年」になりましたね。

工業生産力はピークとなり「財・サービス収支は黒字」です。「所得収支はまだ赤字」ですが、それまでの海外からの借金を返済することができるようになります。

➃「未成熟債権国」⇒「財・サービス収支黒字:所得収支黒字」

貯金ができるようになった「壮年」でしょうか。いよいよ「先進国の仲間入り」となります。

「財・サービス収支は黒字」で「所得収支も黒字」の債権国となって来ました。

⑤「成熟債権国」⇒「財・サービス収支赤字:所得収支黒字」

この頃には「国家としてのピーク」をすぎています。いよいよ「中年」となり「老い」が目につき始めます。

工業生産は低下して「財・サービス収支が赤字」となりますが、「所得収支は黒字」です。

なお「日本」は、現在この段階に位置していると言われています。

⑥「債権取崩国」⇒「財・サービス収支赤字:所得収支黒字」

ここに至ると、いよいよ「高齢者の仲間入り」です。国家としては「成熟国」となりますが、工業生産はさらに低下し「財・サービス収支は赤字」が大きくなります。

「所得収支は黒字」ですが、「財・サービス収支の赤字」を上回り、「対外純資産残高が減少」します。

「アメリカ・イギリス」は、この位置にいるとされていますね。この二つの国ともコロちゃんの様な「おじいちゃん」というわけです。

ただ「アメリカ」は、ドルが「世界通貨」ですから、たとえ「高齢化」してもまだまだ大丈夫かと思われますね。お金に困ったら輪転機を廻せばよい国ですからね。

さて、このように「国家の成長と盛衰」を見て行くと、すでに「日本」は順調に歳を重ねてきたと思われます。

この上記の「国際収支発展段階説」が、学者の間でどのように評価されているのをコロちゃんは知りませんが、ちょっと読んだだけでも「説得力」がありそうな学説ですね。

もしこの学説が正しいとなると、今後の「日本の将来」は、「失われた30年」の以前の「日本」に戻るのではなく、待ち受けているのは「⑥債権取崩国」になると思われます。

その時にお手本にするのは、既に「日本」の先を走っている「老大国・イギリス」かも知れませんね。「イギリス」は1980年代に「⑥債権取崩国」になったとされています。

「日本国クン」の高齢の先輩が「イギリスじいちゃん」なのですよ。

このように見て行くと、「日本の将来」は順調に「⑤成熟債権国」から「⑥債権取崩国」の過程にあることとなります。

長期的に見れば、日本だけがこの「経済構造の変化」から逃れて例外になることはないと、コロちゃんは考えていますよ。

5.「コロちゃんと読書」

コロちゃんの趣味は「読書」です。そのコロちゃんが上記のような「経済」に興味を持ち始めたのは、2000年代の初めごろからになります。

そうなるとかれこれコロちゃんの「経済書の読書歴」は、もう20年以上になりますね

しかし、コロちゃんは普通の「市井のおじいちゃん(20年前は普通のおじさん)」でしたから、そんなに難しい本には歯がたちません。

しかし、世の中にはコロちゃんのような「知識はないけれど興味はある」方も多いようで、そのような方を対象とした「やさしい経済書」も数多く出版されているのです。

コロちゃんは、最初は「図書館で見繕いながら」、コロちゃんでも読めそうな本を探していましたよ。

そして、その後になると「新聞や雑誌の書評」を見て、「図書館にリクエスト」して読むようになってきました。

2000年代当時のコロちゃんは、まだ50代のおじさんですから仕事の「通勤電車中」が「読書の時間」でした。

当時のコロちゃんは、東京の勤務先まで1時間ほどの通勤時間をかけて通っていたのです。図書館から「経済書」を借りてきて「通勤時間」で読書していると、利点が二つありました。

一つは「読書時間が充分取れる」ことですね。当時のコロちゃんの「延べ読書時間」は、週に10時間以上は読んでいたと思われますね。

もう一つ良い点は、「通勤電車」に持ち込む本はせいぜい2冊ぐらいですから、全て完読していたことです。

ちょっとコロちゃんには難しすぎるかなと思えても、途中であきらめることなく、持って行った本は最後まで読み通していたのですよ。

だって、その本を途中で読むのを止めたら、後の通勤時間は何もすることが無くなっちゃいますからね。

当時は、まだスマホが発売されていません。(※)

(※日本でスマホが最初に発売されたのは2008年のiPhone)

「通勤電車内」では、新聞や雑誌・文庫本を読む方が沢山いた時代でしたね。今思うと「古き良き時代」でしたよ。」

6.「コロちゃんと読書のタブー」

あとコロちゃんは知らなかったのですが、世の中では「食事をしながらの読書」はタブーとなっているそうなのですよ。

ある時に帰省して来た「次男一家家長様」と話をしていて、次のような事がありました。

「会社でお昼に食事しながら本を読んでいたら、同僚からそりゃダメだろうと言われた」by次男一家家長様

コロちゃんは、「へー、最近の世の中では食事中の読書はダメなの?」とビックリしましたよ。

だって、コロちゃんは普通に食事しながらでも本を読んでいましたからね。

ただ、その時には本を汚さないように細心の注意を払っていましたよ。読んでる本は「図書館」から借りてきているのですからね。

しかし、コロちゃんは「食事中は本を読んではいけない」ってこの時に初めて知りましたよ。「常識知らずのコロちゃん」を受け継いだ「次男一家家長様」には申し訳ないと思っていますよ。

だけどコロちゃんにだって言い分はありますよ。

昔、日本には「二宮金次郎※」という偉い人がいて、コロちゃんの小学校には、その方の銅像があったのですよ。

(※二宮尊徳:江戸時代の小田原藩の農政家・経世家・思想家:1787~1856年)

薪を背負いながら本を読んでいるそのお姿は、まさに「勉学の神様」です。この「二宮金次郎様」の銅像の姿は、今でいえば、配送業のお兄ちゃんです。

そうですね、現代では「ウーバーイーツのお兄ちゃん」でしょうか。

配送業務をしながら本を読む(※)とはなんて勉強好きの「読書家」なのでしょう。
(〃 ̄∇ ̄)エヘヘヘ

(※本を読みながら自転車やオートバイを運転したら違法です)

だからコロちゃんが、食事しながら本を読んでも良いとな・・れば良いんですけどね。

おっと、話しがだいぶ逸れちゃいましたね。

コロちゃんは、以上のようにして、現在も趣味である「読書」のを続けているのですよ。

だからコロちゃんは、今「年金清貧ライフ」を過ごしていますが、「ヒマでしょうがない」とか「やることがない」と思ったことは一度もありません。

いつも「あの本を読まなくちゃ」とか「このネタでブログを書かなくちゃ」と忙しい日々をおくっていますね。

そして、今日のような「経済ネタ」を書くことが出来るのですから、実に充実した老後となっていますよ。

ただ一つ現在懸念することは、最近「コロちゃんが運動しない」とお怒りになっている「長男一家家長様」のご意向ですね。

誰だって好きなことはいくらでもできますが、それ以外はなかなか出来ないものなのですよ。

by<br>長男一家家長様
by
長男一家家長様

くおらーコロ

スイミングへいーけー!
筋トレしーろー!

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

うん、今は道半ばだけど、その分伸びしろは大きいよ

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Tiểu Bảo TrươngによるPixabayからの画像
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました