【経済考】景気は持ち直しているの?

経済

おはようございます。暑いです。🔆 ̨ ̨ ₍⦂°⌓° 〃₎՞՞アツイアツイ……

コロちゃんは、今朝いつものようにワンコを散歩に引っ張り出しましたところ、早朝からギラギラと太陽さんがご活躍していました。

昨日は、関東地方に台風が接近していたので、雨が降ったりやんだりしていましたが、今朝は一転して「台風一過の晴天く」となりました。

天気が良いのは良い事なのですけど、真夏の暑さは高齢者にはちょっと厳しいですね。コロちゃんと、毛皮を脱ぐことが出来ないワンコは、家の中でクーラーをつけてじっとしていますよ。

そういえば、ワンコがいつも寝ている「座布団の上の指定席」にいませんね。何処へ行ったかなー?

おお、いたいた。居間の片隅のフローリングの上で、ぐたーっとのびていますよ。

いーなー、コロちゃんもそうやって寝ていたいですよ。
(*´罒`*)いー(*´□`*)なー

だけど、このブログをカキコキしなきゃあなりませんからね。そうもいきませんよね。

今日は「景気は持ち直しているの?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「GDPが年率3.1%も増えたよと、貧乏人とお金持ち」

☆「コロちゃんのお仕事と景気の良し悪しと、コロちゃんと一億総中流」

☆「経済成長よりも心の安心を」

1.「GDPが年率3.1%も増えたよ」

報道によれば、8月15日に「内閣府」は「4~6月期のGDP速報値が前期比0.8%増、年率換算で3.1%増だった」と発表したと報じています。

コロちゃんは、多くの政治家の方がおっしゃる「成長して分配」という言葉を信じていないのですよね。

だって、「日本経済」はもう30年間も大きな成長が出来ないでいるのですからね。1991~2022年の「30年間の平均実質GDP成長率」はわずか0.8%増ですよ。

こんな小さな成長率では、満足な分配が出来ないことは明らかですよね。

だからと言ってコロちゃんは、「成長しなくとも良い」とは考えていませんよ。成長出来れば、それだけ政策の選択肢が広がりますからね。

そんなわけでコロちゃんは、「GDP成長率」には普段から注目しているのですよ。

①「4~6月期実質GDP成長率が前期比0.8%増だよ」

今回の「内閣府」の発表を、下記で見てみましょう。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 実質GDP成長率の推移」より

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
出典:内閣府 経済社会総合研究所 国民経済計算(GDP統計)2024年4-6月期・1次速報より(8月17日利用)

上記のグラフは「内閣府」」が発表した「実質GDP成長率の推移」です。一番右側のグラフが「2024年4~6月期」ですね。

「前期比で0.8%増」となっています。その結果「4~6月期の名目GDP」は、年換算で607兆円と初めて600兆円の大台に乗せています。

しかしコロちゃんには、その実感はまるでないですね。当たり前ですが、成長したと言われても何も変っていないですね。

この上記の「実質GDP0.8%増」は「前期比」の値ですが、「前年同期比」で見ると0.8%のマイナスとなっています。

この「前年同期比マイナス0.8%」は、新聞報道では最後に小さく出ているのですが目立ちませんね。それよりも「1面トップ見出し:GDP年率3.1%増」が大きく紙面を占めていましたよ。

こういうのを「情報の誤道」って言ったら言い過ぎなのでしょうかね。

➁「雇用者報酬が3年ぶりにプラスになったよ」

上記の「4~6月期実質GDP成長率が前期比0.8%増」に貢献したのが、「雇用者報酬の増加」です。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 雇用者報酬(実質)」より

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
出典:内閣府 経済社会総合研究所 国民経済計算(GDP統計)2024年4-6月期・1次速報より(8月17日利用)

上記のグラフは「内閣府」」が発表した「実質雇用者報酬の推移」です。下に書き出しますね。

◎「実質雇用者報酬の推移」

①「2023年4~6月期:-0.9%」
➁「    7~9月期:-2.2%」
➂「   10~12月期:-1.9%」
➃「2024年1~3月期:-0.8%」
⑤「4~6月期    :+0.8%」

上記を見ると、①~➃の全てがマイナスで、その後「⑤2024年4~6月期+0.8%」と、やっとプラスに転換しています。

この「実質雇用者報酬」がプラスとなったのは「2021年7~9月期」以来ですから、3年ぶりとなりますね。

その理由としては、「2024年春闘結果」と「夏のボーナス支給」が高かったことがあると思われますね。

ただコロちゃんは、年金生活ですから「春闘も夏のボーナス」も、まったく関係ないんですよね。

「年金生活者」の賃上げは、今年の1月に行なわれた「年金改定額2.7%プラス」のみでしたよ。なんか不愉快ですね。
( ゚д゚)、ケッ

➂「家計消費支出が前期比1.0%増だよ」

GDPの約半分は「個人消費」が占めています。ですから「個人消費の動向」は、GDP成長率を考える場合には欠かせない要素となります。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 家計最終消費支出(実質)」より

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
出典:内閣府 経済社会総合研究所 国民経済計算(GDP統計)2024年4-6月期・1次速報より(8月17日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した「実質家計消費支出」です。下に書き出しますね。

◎「実質家計消費支出の推移」

①「2023年4~6月期:-0.8%」
➁「    7~9月期:-0.3%」
➂「   10~12月期:-0.3%」
➃「2024年1~3月期:-0.6%」
⑤「4~6月期     :+1.0%」

上記を見ると、「⑤2024年4~6月期」で、やっと「プラス1.0%」とプラス転換しています。

ただエコノミストの意見では、個人消費については「自動車生産の正常化によるところが大きくサービスが弱いため回復と言える状況にない」と言っていますね。

全体として、今回の「4~6月期のGDP速報値が前期比0.8%増」については、「ダイハツ工業などの品質不正の影響で止まっていた車の生産や出荷が再開した反動増」の影響もあるとされていました。

うーむ、やっと成長軌道に乗ったのかな?と思ってちょっと喜んだコロちゃんでしたが、どうやら「ぬか喜び」だったかも知れませんね。

最後に、ここ数年の「実質GDP」の状況を確認しておきましょう。

➃「あらら、右肩下がりなの?」

コロちゃんは、「岸田総理」が就任当初に言っていた「分配して成長」というフレーズを好意的に見ていたのですよ。

2021年のことですが、「岸田総理」は国会の所信表明演説で下記のように発言なさっていました。

「新自由主義的な的な政策については、富めるものと、富まざるものとの深刻な分断を生んだ、といった弊害が指摘されています」

「分配なくして、次の成長なし」

いやー、リベラルな内容の演説でしたよね。コロちゃんは感動しましたよ。だけど、半年ぐらいしか持たなかったですね。

この演説の7ヶ月後の「新しい資本主義実現本部」の発表では、「成長無くして分配なし」にそれまでの自民党の政策に戻ってしまいましたからね。

「岸田総理」の就任は2021年の10月でした。それを頭に置いて、ここ数年間の「実質GDP成長率の推移」を見て見ましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 実質GDP成長率」より

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
出典:内閣府 経済社会総合研究所 国民経済計算(GDP統計)2024年4-6月期・1次速報より(8月17日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した2019~2023年度の「実質GDP成長率」です。下に書き出しますね。

◎「実質GDP成長率」

①「2019年:-0.8%」
➁「2020年:-3.9%」(コロナ禍)
➂「2021年:+3.1%」
➃「2022年:+1.6%」
⑤「2023年:+1.0%」

上記を見ると、「➁2020年:-3.9%」は「コロナ禍」での低下ですね。その次の年の「➂2021年:+3.1%」は、前年からの反動増でしょう。

そして気が付くところは、コロナ禍からの反動増と思われる「➂2021年:+3.1%」以降は、右肩下がりに低下しているということです。

さらに「岸田総理」の在任期間(2021年10月~)の「GDP成長率」を見ると、「➃2022年:+1.6%」「⑤2023年:+1.0%」と成長していると言うよりは、下がってきていますね。

コロちゃんは、この数字を見ると「岸田総理」は経済で結果は出せなかったと思いましたね。
(まだ岸田総理は在任しています)

なお、参考までに過去の総理大臣の在任期間中のGDP成長率を、書いておきますね。

◎「総理大臣と実質GDP成長率」

➀「安倍総理   :0.9%」
➁「小泉総理   :1.0%」
➂「民主党政権  :1.5%」
➃「橋本・小渕総理:0.9%」

うーむ、これを見ると「悪夢の民主党政権※」が一番「実質GDP成長率」は高かったとなっていますね。他の自民党政権時は、全て0.9~1.0%となっていますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

(※悪夢の民主党政権:安倍総理のお得意だったフレーズ)

2.「貧乏人とお金持ち」

上記で、ここ5年間の「実質GDP成長率」を見てきましたが、どう考えてもこれから高い成長が進んで、社会の「格差是正」が進むようには見えませんね。

もう一度下に書き出しますね。

◎「実質GDP成長率」

①「2019年:-0.8%」
➁「2020年:-3.9%」(コロナ禍)
➂「2021年:+3.1%」
➃「2022年:+1.6%」
⑤「2023年:+1.0%」

この5年間の推移を見ると、コロちゃんはこのまま1%前後の「実質GDP成長率」が続くのではないかと思っちゃいますね。それでは「社会の格差」を縮める配分は望めないでしょうね。

そこで、コロちゃんは今の日本には、「貧乏人とお金持ち」がどのくらいいるのかを調べてみました。

➀「貧しい世帯数は1000~2000万世帯」

最初は「貧しい世帯」がどのくらいの数あるのかを調べてみましょう。

「厚生労働省」は、7月に「国民生活基礎調査」を発表しています。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 所得金額階級別数の相対度数分布」より

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa23/dl/10.pdf
出典:厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況より(8月17日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した「所得別の世帯割合」です。日本の全世帯数は「5545万2000世帯」です。(2023年6月1日現在)

グラフの内容をいくつか下に書き出しますね。

➀「平均所得金額:542万2000円」(前年より3.9%減少)

②「中央値:405万円」

➂「平均所得以下世帯:62.2%」

➃「300万円以下世帯:36%:1996万2000世帯」

コロちゃんは、このデータを見ていて「年間所得300万円以下(月25万円以下)」を「貧乏な世帯」と考えました。

そうすると「貧乏な世帯数は2000万世帯弱」になります。月25万円以下だと、二人暮らしではちょっと苦しい生活となりますね。

次に「年間所得200万円以下(月16.7万円)」以下を「貧乏な世帯」とすると、1192万世帯となります。

分かりやすくするために、下に書き出しますね。

◎「貧乏な世帯数」

➀「年間所得300万円以下 :36%:1996万世帯」
➁「年間所得200万円以下:21.5%:1192万世帯」

いかがでしょうか、コロちゃんはちょうどこの境目辺りにいますね。

日本の「貧乏な世帯」は、だいたいの規模感でいうと、5500万の全世帯の中で、1000万~2000万世帯とざっくり見れば間違いがないとなりますね。

だいたい3世帯に1世帯の割合で「貧乏な世帯」がいる計算になります。

コロちゃんは、自分が貧乏なものですから、この「貧乏な世帯」に共感してしまうのですよね。

➁「お金持ちは148万世帯」

ねっとで「富裕層」を検索すると、たくさんデータは出てきますね。その内のいくつかをコロちゃんは見てみましたが、だいたい以下の様になっているみたいです。

◎「富裕層」

➀「超富裕層:金融資産5億円以上:9.0万世帯」

➁「富裕層 :金融資産1~5億円 :139.5万世帯」

➂「准富裕層:金融資産5000万~1億円:325.4万世帯」

ここまでが「富裕層」と言えるようですね。ということは「➂金融資産が5000万円以上の准富裕層」が富裕層の入り口ですね。

そして「➀超富裕層:金融資産5億円以上:9.0万世帯」+「➁富裕層:金融資産1~5億円:139.5万世帯」=148.5万世帯がホントの日本の富裕層といえるようですね。

148万世帯というと、ざっと「貧乏世帯数」の1割の規模感でしょうか。これの経年変化を見ますと、年々増えているのですよね。

そんなデータにも、格差の拡大は現れていますね。

3.「コロちゃんのお仕事と景気の良し悪し」

コロちゃんは、もうお仕事からリタイアして10年以上経ちます。かつてコロちゃんは、東京都心でお客さんを相手にするお仕事をしていたのです。

当然にして「景気の良し悪し」は敏感に「営業成績」に響いてきます。しかしコロちゃんが心掛けていたことは、景気が良くとも悪くとも「淡々と全力を尽くす」ことでした。

だいたい周りを見渡すと、「景気の良い時には頑張り、景気が悪くなるとやる気をなくす人」が多いのですよね。

人間誰しもが、営業成績が上がってる時には夢中で頑張れるのですよ。しかし、その逆の場面で同じように夢中で頑張れる人はほとんどいません。

ただ、コロちゃんはそんな時でも、くさらずにめげずになるべく心を無にして、淡々と全力で頑張ると、「営業成績」は後から付いて来ることが多かったように覚えていますよ。

コロちゃんが「大腸がんと悪性リンパ腫の闘病」で、お仕事を辞めたのは2015年でしたね。

今振り返って見ますと、バブル崩壊の1991年から退職した2015年の期間は、ちょうど「失われた20年」に該当しますが、コロちゃんの売り上げにはあまり影響はありませんでした。

その長年の蓄積が、現在のコロちゃんの「年金受給額」に反映されているのですから、当時のコロちゃんの頑張りは決して無駄ではなかったですね。

もちろん、その頑張りの原動力になったのは、家庭で待っていた「妻と二人の子ども」でしたよ。

今日は、景気繋がりで過去のコロちゃんの「お仕事と景気の良し悪し」を書いてみましたよ。

4.「コロちゃんと一億総中流の時代」

コロちゃんの今の生活は「清貧」ですが、考え方は「リベラル」です。

この「リベラル」にはいろいろな考え方がありますが、コロちゃんの場合は、「社会はなるべく平等な方が良い」ですね。

そこでコロちゃんは「理想論」には進みません。

現実的なモデルとして「日本の1980年代の一億総中流社会」を提示するのです。このモデルは過去の日本に実在していたものです。

内閣府の「国民生活に関する世論調査」で、「世間一般から見た自分の生活を「中の上・中の中・中の下」を合わせた「中流に属すると意識している人」が全体の9割を超えていた時代がありました。

国民の9割の人が「現実に中流生活」だったのではありません。当たり前ですよね。どんな社会でも、所得を5区分なり3区分にした調査はあります。

いつの時代も「上流・中流・下流」はあるのです。

しかしこの1980年代前後には、少なくとも9割の国民が「自分の生活は中流だ」と自認していたのです。

これは「国民の大多数が幸せな時代」だったと思えませんか?

当然にしてこの時代でも「年収200万円の人や年収300万円の人」もいたことでしょう。しかし、それらの人の中でも、多くの方は「中流」だと信じ切っていたのです。

コロちゃんは、この「多くの国民が中流生活」だと信じられていた時代を、今でも「目指すべき国家モデル」だと思っていますよ。

5.「経済成長よりも心の安心を」

現在では「年収200万円の人や年収300万円の人」のほとんどの方が、「自分は下流だ」と思っているでしょう。

その違いは何かと言うと、コロちゃんは「社会意識の変化」なのではないかと思うのですよ。

「一億総中流の時代」には、「これからも豊かになる社会像」を多くの人々が信じていました。その時点で、世の中はもっと豊かになると思っていましたね。

それに比べると、現在の社会では「これからは貧しくなる未来」しか見えません。

だからいくらお金を貯めても、もっとより多くと更に貯めこまないと「安心できない社会」となっているように思うのですよね。

かと言って、今から「大きな成長」等は望めないことは、上記の「実質GDP成長率」を見ても明らかです。

だから「処方箋」としては、「将来への安心」を「政治家」が制度を整えて語ることではないでしょうか。

世界を見渡すと、格差の小さい北欧諸国があり、格差が大きいアメリカ社会があります。データを見ますと日本はその中間なのでしょう。

ただ「日本」では、年々「中間層」が細って「格差が拡大」していることは、データでも確認できます。これでは「社会の不安」は増すばかりでしょう。

これからの「日本」では、今のまま少しずつ格差が拡大していくのを黙って見過ごすのか、それとも制度を整えて社会から不安を払拭するかの岐路にあると、コロちゃんは考えていますよ。

残念ながら「岸田総理」でも、就任後に演説した「分配して成長」は実現出来なかったのですから、今の社会で「格差是正・社会不安の払拭」を行なう事は難しいのでしょう。

それでも次の新しい総理大臣には、ぜひ「社会不安を払拭」してくれることを、コロちゃんは心から望んでいますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Aidan SemmensによるPixabayからの画像
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