おはようございます。今朝はワンコとの散歩もいつも通り終わり、朝食もいただいて空のまったりとした空気が流れる中で、このブログをカキコキしています。
お正月も終わったし、あとしばらくはこの「ルーティン生活」が続きますね。
コロちゃんちの「お正月」は、1月2日に「長男一家の面々」が「新年のご挨拶」に来ました。コロちゃんは、子どもたちに「お年玉」のポチ袋をあげましたよ。
子どもたちは、いつもどおりバタバタと騒ぎまわって、夕食は近くの「焼肉屋」さんで豪華に新年を祝いました。
まだ子どもたちは幼いからコロちゃんちに「年始挨拶」に喜んできてくれます。今のひと時をコロちゃんは大切にしましょう。
えっ? コロちゃんがそんなことを言うと「先が長くないみたいだ」ですか?
いえいえ、誰しもが将来のことはわかりませんからね。コロちゃんは、長い人生でそのことをよーく知っているのです。
だいたいコロちゃんの妻が、コロちゃんよりも先に逝くなんて、少し前までは全く考えもしなかったんですからね。
「人生すごろく」は、どう賽の目が転がるのかは分からないんですよ。だから面白いともいえるんです。
だからと言ってコロちゃんの「人生すごろく」の「あがり」はまだですよ。今しばらくはジタバタ生きていますから、ご心配なく。
今日は「年金受給額はどの県が高いのか?」カキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「厚生年金受給額ベスト3位と、ワースト3位」
☆「年金分布と、おひとり様の生活費」
☆「おひとり様女性の年金が低い理由は、非正規雇用」
☆「おひとり様は、ますます増えて来る」
1.「厚生年金保険・国民年金事業の概況」
コロちゃんは、現在もう働いていません。「清貧な年金ライフ」を信念に、毎日「質素な生活」をすごしています。
収入は「年金のみ」です。「株式投資や債券購入など」は一切行っていません。
この様な生活をおくっていますから、「年金制度」やその周辺の制度の変更や改変には特に敏感に反応してしまいます。
今日は、昨年12月(と言っても先月ですが)に、「厚生労働省」から発表になりました「厚生年金保険・国民年金事業の概況」に、コロちゃんが興味を持った部分がありましたので、ご紹介します。
2.「年金受給者数は、4千万人」
重複のない「公的年金の実受給権者数」は、令和4年度(2022年度)末現在で 3975 万人です。
現在の日本の人口は1.2541億人ですから、全人口の31.7%が「年金受給者」となります。
(令和5年1月1日現在の住民基本台帳に基づく全国の人口は、総計1億2541 万6877人 総務省統計局)
日本の人口の、ほぼ1/3が「年金」を受け取っているのです。
これでは「年金制度」を不利益変更をしようとする「政治家」がもしいたならば、選挙で落ちることは確実ですね。
現在の日本での「シルバーパワー」の大きさが想像できる数字です。
3.「どの県の年金が多いの?」
今日は、厚生労働省発表の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、いつもとは違った視点の内容をカキコキしますね。
それは「年金はどの県が一番多くもらえるのか?」です。その前に「年金制度」をおさらいしておきましょう。
①「日本の年金制度」
下記のイラストをご覧ください。内容はその下に書き出しますね。
「厚生労働省 公的年金制度とライフコース」より
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/manga/04.html
出典:厚生労働省 一緒に検証!公的年金-年金の仕組みと将来- より(1月3日利用)
上記のイラストは、3種類の年金制度の「概念図」です。
左側から下記にご紹介しますね。
①「第1号被保険者 国民年金 毎月16520円を定額で負担」(自営業等)
②「第2号被保険者 厚生年金 月収の18.3%を負担(半分は会社負担)」(会社員等)
③「第3号被保険者 国民年金 負担なし」(専業主婦)
「日本の年金制度」は、国民の全員がこの上記の、①~③のどれかに必ず加入することになっています。
今日取り上げるのは、上記の「②第2号被保険者 厚生年金 月収の18.3%を負担(半分は会社負担)」です。
この「②厚生年金」は、現役時の「所得」が高ければその分保険料の支払いも多く(月収の9.15%)なりますし、高齢リタイア後の「年金額」も高くなります。
「厚生年金」の受給額が高いと言う事は、現役時の所得も高いと言う事なのです。
②「年金受給都道府県ベスト3と・・・」
それでは、「厚生年金の都道府県別の支給額」ベスト3を発表します。
\( ̄∀ ̄*)/ジャジャジャジャ~ン♪
◎「厚生年金:都道府県別受給額ベスト3」
①「神奈川県 16万4088円」
②「千葉県 15万8918円」
③「東京都 15万7478円」
へー、「東京都」が一番じゃないんだ?
コロちゃんは「東京都」が一番かなと思っていたので、ちょっと意外に思いました。
しかし「東京圏」に含まれる県が「厚生年金受給額」が全国のベスト3を占めました。
なぜ「東京都」が1位じゃないかの理由ですが、よくわかりません。
コロちゃんの想像ですと「東京都」は「高い年金者も多いが低い年金者が更に多い」のではないかと思いましたね。
「東京都」は、比較的賃金が低い「サービス業」の割合が高い事が関係しているのかもしれません。
あとはコロちゃんの住む県は外れましたね。ポチポチ調べてみると「さ○○○ま県」は「5位」でした。惜しい!
ここまで調べたらワースト3も見ておきましょう。
◎「厚生年金:都道府県別受給額ワースト3」
❶「青森県 12万2134円」
❷「秋田県 12万3060円」
❸「宮崎県 12万3237円」
あれあれ、日本の北と南の先端の県ですね。コロちゃんは「沖縄県」がワースト1かとおもっていましたけど、「❹沖縄県12万3459円」でした。
まあ、地方では「家賃」や「生活費」も安く済みますから、「生活実感」はまた違うのかもしれません。
しかし「ベスト①神奈川県16万4088円」と、「ワースト❶青森県12万2134円」とでは、毎月の年金額が4.2万円も違っていました。
この差は「会社員の毎月の給与額」の違いから生じていますから、給与のベスト1も「神奈川県」であることを示しています。
ですから、サラリーマンが住むならば「神奈川県」が一番「お給料」も「老後の年金」も高くなると思いますよ。
(年金は過去の給与額の反映ですから、絶対ではありません)
そして、その反対の・・・。
(* ̄o ̄)σあーあ
これ以上触れるのは止めておきましょう。
4.「年金分布を見てみる」
次は「厚生労働省」の「社会保障審議会」の年金部会の資料を見てみましょう。
コロちゃんは、最近自分が「おひとり様」なもんですから、「年金制度」を見ていても「単独世帯」の視点から見ることが多くなってきました。
だって世の中には、コロちゃんのお仲間の「おひとり様」が凄く増えてきているんですよ。
2021年の「65歳以上の高齢者世帯数」2580.9万世帯のうちで、「単独世帯数」は742.7万世帯(28.8%)です。
(内閣府:令和5年版高齢社会白書より)
「高齢世帯(65歳以上)」の1/3近くが「おひとり様世帯」なのです。その「おひとり様視点」から「年金額の分布状況」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容を下に書き出しますね。
「厚生労働省 老齢年金受給者の公的年金額の分布状況(性別)」より
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001169571.pdf
出典:厚生労働省 社会保障審議会 年金部会 より(1月3日利用)
上記のグラフは、男女別の「公的年金の分布状況」です。
この「男性の年金受領額」を見ると、6割が15万円以上(薄青色31.2%+青色29.0%=60.2%)です。
ところが「女性の年金受領額」は、逆に6割が10万円未満(土色15.1+薄土色23.2+黄色25.7%=64%)なのです。
この「男性15万円以上」と「女性10万円以下」を、憶えておいてください。
5.「おひとり様の生活費」
それでは、現在の「おひとり様」の高齢者の生活費はどのくらいかかっているのでしょうか。
下記のグラフをご覧ください。
「総務省統計局 家計調査報告」より
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2022.pdf
出典:総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要より(1月3日利用)
上記のグラフは「総務省統計局」が調査した、2022年の「65歳以上の単身無職世帯の家計収支 」です。
この調査ですと、「高齢者のおひとり様」の1ヵ月の生活費は「15万5495円」となっています。
コロちゃんも自分の生活費ぐらいは知っていますが、「高齢おひとり様」の1ヵ月の生活費はだいたい15万円前後はかかってしまうのですよ。
コロちゃんは、もう少し低い生活費の「清貧ライフ」をおくっていますけど。
一つ上の項で見た「年金受領額の分布状況」では、「男性の6割が15万円以上」で、「女性は逆に6割が10万円未満」でした。
その「おひとり様」の「年金額の分布状況」を見ると、「単身女性」の6割は「年金のみ」では生活できないい貧困状況に陥ってしまっていることがわかります。
6.「その原因は非正規雇用にある」
なぜ、こんなにも「おひとり様」の女性は「低年金」に陥っているのでしょうか。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 老齢年金受給者の現役時代の経歴類型(性別)」より
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001169571.pdf
出典:厚生労働省 社会保障審議会 年金部会 より(1月3日利用)
「おひとり様男性」の6割の年金額が15万円以上と高い理由は、上記グラフを見ればわかります。
男性の68.8%が「現役時代の経歴」が「正社員中心」だからです。それに対して「女性」の「現役時代の経歴」の「正社員中心」は22.0%にとどまります。
「女性の経歴」は、以下の様な「多様な経歴63.3%」となっています。
「常勤パート中心15.4%+アルバイト中心2.4%+自営業中心16.5%+収入を伴う仕事をしていない期間中心17.7%+中間的な経歴11.3%=63.3%」
これらの経歴は、ほとんどが「厚生年金の対象外」となっていると思われます。それゆえに女性の「年金額」は低くなっているのでしょう。
7.「おひとり様は今後ますます増えて来る」
今までにも何回もこのブログで取り上げてきたことですが、「未婚率の上昇」や「離別・死別の増加」によって、高齢者の「おひとり様」だけではなく、若い方にも「おひとり様」が増えてきています。
それらの方々から、貧困層を出さないためにも、「おひとり様」の増大を前提とした「年金制度の改革」や、「非正規雇用の規制」を進めていただきたいと、コロちゃんは考えますよ。
コロちゃんは、妻が2年前に逝って以降ずっと「おひとり様」の生活をすごしていますが、周りにも同じような「おひとり様」は増えてきていますね。
これからの「日本」は、スーパーの商品からアパートの部屋数まで「おひとり様」が多数派となる社会に対応していくようになると思います。
これからは、「社会保障」や「介護・医療」から「ひとり死」に至るまで「あらゆる社会制度」を「おひとり様」に対応できるように変えて欲しいですね。
コロちゃんは、自分が「ひとり死」を目指しているものですから、直ぐにそちらに話がいってしまいますね。
このブログをお読みの皆さんも、やがては高齢者となられるのですから、ちょっとでもこのような話題に興味を持っていただけたらば幸いですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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