おはようございます。今朝コロちゃんが、5時30分にワンコとの散歩に出たら、まだ周囲が真っ暗でした。
今朝の「日の出の時間は5時43分」でしたからまだ「夜明け前」ですよね。
コロちゃんは「ライト」を持って散歩してきましたよ。そうしましたら、真っ暗な中を正面から歩いて来る人がいました。
こんな時間に誰かなーと思っていたら、「おはよー、早いねー」との声が聞こえてきましたよ。
角の家に住んでいる、知り合いの「おばあさん」でしたよ。コロちゃんは、「早いのはあんただよ」と思いましたけれど、もちろんそんなことは言いませんよ。
「あーおはよー、ちょうど目が覚めちゃったからね」と、当たり障りのない言葉を返しましたよ。この「角の家のおばあさん」は「毎朝午前3時ごろに起きている」って、以前言っていましたね。
コロちゃんは、自分も高齢者だから「朝起床が早いのは仕方ない」と思っていますけれど、さすがに「朝3時」には起きたことはないですよ。
だって「朝3時」って「深夜」じゃん!
まあ人それぞれで「個性」がありますからね。いろいろあるもんだと思ったコロちゃんでしたよ。
そんな「朝5時に早起きするコロちゃん」が、今日は「現役世代に絞った給付付き税額控除プランが出て来たよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「給付付き税額控除の新しいプランだよと、現役世代は給付を受けるけど、高齢世代はゼロの制度だよ」
☆「現役世代の所得と資産を見てみようと、これって現役世代内での再分配だよね」
☆「コロちゃんと20代のハイキングの日々」

1.「給付付き税額控除の新しいプランだよ」
コロちゃんが、朝新聞をバサバサ読んでいると「『給付付き』これならできる/お金、真に必要な人にだけ」との見出しが目に入りました。
この「給付付き税額控除」って、確か先日に「立憲民主党」が提案していましたね。それに「高市自民党総裁」も「検討を指示」と報じられていました。
もちろんコロちゃんも、この「給付付き税額控除」には興味を持っていましたから、この記事をジックリ読んでみることにしましたよ。
この記事では、「2012年の税と社会保障の一体改革※」後から13年たって「気が付けば社会保障制度は稼ぎが少ない若い世代に重い負担がのしかかる構造に変質しつつある」と現状を指摘しています。
(※消費税を10%まで増税して社会保障費に充てる法律:施行済み)
その上で「給付付き税額控除プラン」を推奨しているのです。この「給付付き税額控除」を記事では下記のように説明しています。
◎「給付付き税額控除」
①「給付額を定める」
②「所得税などの税額から給付額を引く」
③「税額が低かったり非課税だったりして引ききれなければ差額を現金給付する」
この「給付付き税額控除プラン」は、「日経新聞」が経済学者46人に聞いた「エコノミクスパネル」でも、「導入が望ましいか?」の問いに「強くそう思う+そう思うが74%」だったと報じていますね。
つまり「7割以上の経済学者」が支持しているプランが「給付付き税額控除」なのですよ。
コロちゃんも、この「給付付き税額控除プラン」には賛成していたのですが、この記事を読んで驚いたのは「現役世代に絞って支給するプラン」が提案されていたというのです。
興味深いですよね、コロちゃんのような「70代の高齢者はどんなに貧乏でも貰えない」んですよ。
このようなプランはコロちゃんも全く知りませんでしたよ。記事では、以下のように紹介しています。
◎「現役世代に絞った給付付き税額控除プラン」
①「対象は65歳以下」
②「一例」
・「年収200万円までの人に、その10%の現金支給(20万円)をする」
・「収入が増えるに従って給付額を低減させ、300万円で不支給にする」
・「ごく低所得の段階は、給付額を収入比例で逓増させ就労を促す効果を狙う」
ふーむ、面白いですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
だいたい「65歳以上は対象外」というのがミソですよね。まあ「貧しい高齢者」のことを考えなければ、コロちゃんは「グッドジョブ」と思いましたよ。
このプランを発案したのは「制度・改革規制学会」で、学会の論議を経てこの「簡易版・給付付き税額控除」を立案した「制作工房の原英史氏」は、以下のように語っていたと報じられていますよ。
「優先させるべきは制度をスタートさせること。それと同時並行で、マイナンバーによる所得・資産捕捉の実現や徴税と給付を一体で実現するデジタル歳入庁の創設を推し進めればよい」
うんうん、コロちゃんもこれには同意しますよ。
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン
ちょっとぐらい問題や抜け落ちがあっても、取り敢えず「発進させて」後から「バージョンアップ」すりゃいいんですよ。
記事では、この案は「制度・規制改革学会が発案した」と書いてありましたので、コロちゃんは早速探して読んでみることにしましたよ。
なお、この「日経新聞」の「『給付付き』これならできる/お金、真に必要な人にだけ」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「現役世代は給付を受けるけど、高齢世代はゼロの制度だよ」
さて、上記で初めて「制度・規制改革学会」なるものを知ったコロちゃんでしたが、「給付付き税額控除の設計案」を探して読んでみました。
いやいや、良く出来ていますよ。
このプランだったら「現役世代(15~65歳)の低所得層は給付」を受けられて、しかも「財源」はむしろプラスになるという「マジックみたいな案」ですよ。
下記でしたよ。
◎「給付付き税額控除の設計案」
①「目的」
・「現役世代の低所得層の負担軽減により、拡大する格差の是正を図る」
②「対象」
・「現役世代(65 歳まで)の勤労者とする 」
・「高齢者は年金給付があるので対象としない」
・「低年金・無年金などは最低保障年金の創設などにより別途対処すべき」
③「プランa」
・「年20万円を基本額」
・「年収200万円までは全額」
・「年収200万円超で逓減」
・「年収300万円で消失」
(これは低所得層の社会保険料負担と消費税負担を相当程度カバーできる水準)
④「プランb」
・「年収200万円までは年収の10%」
・「年収200万円超で逓減」
・「年収300万円で消失」
(ごく低所得の段階は収入比例で逓増し就労促進を図る)
⑤「所得税の基礎控除を廃止する」
・「基礎控除の減税効果は高所得層ほど大きい。低所得者の生活保障の制度を設ける以上、基礎控除も同時に維持する必然性は乏しく、所得再分配効果を高められる」
⑥「上記設計の給付付き税額控除は、基礎控除廃止とあわせて導入すれば、財源問題は生じない」
・「a案の場合」
・「 給付付き税額控除の導入に3.3兆円程度を要するが、基礎控除の廃止もあわせて行う場合、数千億円程度のプラス」
・「b案の場合」
・「 給付付き税額控除の導入に2.2 兆円程度を要するが、基礎控除の廃止もあわせて行う場合、1 兆数千億円程度のプラス」
https://drive.google.com/file/d/1ls_dS5hE7hBSzifXQWO4NgmiK21_E6Vn/view?pli=1
(出典:制度・規制改革学会 給付付き税額控除の設計案より:10月7日利用)
ええーっ、なになにホントに「財源問題が生じないの?」。
エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
そうかこの案では「税の基礎控除」がなくなっていますからね。ここから吸い上げるんだ。
だけど、これって「a案」で「若者に上限が年20万円(月1.6万円)給付」ですよね。うーん、ちょっとした「残業代」ぐらいが毎月給付されるみたいなイメージでしょうか。
(´ヘ`;)ウーン
さらに、以下の提言をしていますよ。
◎「本格的な制度導入に向けて」
・「適用基準として、金融所得や資産の把握、当年度中の迅速な所得把握等も課題」
・「マイナンバーを利用してデータ基盤を整備すべき」
・「これは徴税強化のためではなく、真の貧困者を見つけ出すためである」
・「所得・資産データに基づき一元的に負担・給付制度の運営を担うため『歳入・給付庁』などの組織体制も整備すべき」
そだよねー、コロちゃんもこのブログで何回も「マイナンバーカードを使った金融所得や資産の把握」は提案していますよ。
だけど、この「制度・規制改革学会」のプランですけど、「基礎控除の撤廃」を提言しているんですよね。
コロちゃんは、今まで「法人税・所得税・消費税・金融所得税の増税」を主張していましたが、「税の基礎控除」についてはまったく考えていませんでしたよ。
この「基礎控除の撤廃」が妥当な案なのかどうかは、もう少し調べて見てからでないとわかりませんけれど、上記の「現役世代に絞った給付付き税額控除」については賛同しますよ。
どうせ導入するならば「給付金額が少ない設計のプランb」よりは、「年収200万円以下なら全員が20万円が給付されるプランa」の方が良いとコロちゃんは思いましたよ。
なお、この「制度・規制改革学会」が発表した「規制改革学会 給付付き税額控除の設計案」の全文をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

3.「現役世代の所得と資産を見てみよう」
さて、上記の「給付付き税額控除制度」は、コロちゃんのような「65歳以上の高齢者」を対象としていません。
その理由としては、「高齢者は年金給付があるので対象としない」と「低年金・無年金などは最低保障年金の創設などにより別途対処すべき」の2つをあげています。
まあ、「高齢者の低年金は別の制度でやれよ」ということなのでしょうね。それはそれで一理あるのですが、当時者(高齢者)としてはちょっと寂しい感じを受けましたよ。
それはさておき、上記の「給付付き税額控除制度案の目的」については、「現役世代の低所得層の負担軽減により、拡大する格差の是正を図る」があげられていました。
そこでちょっと「現役世代の所得と資産」を調べて、その「現役世代の格差の程度」を見ておこうと思い立ちましたよ。下記でしたよ。
◎「年代別所得(1人当たり)」(1000円以下切り捨て)
①「29歳以下 :239万円」(現役世代)
③「30~39歳:233万円」(現役世代)
③「40~49歳:251万円」(現役世代)
④「50~59歳:312万円」(現役世代)
⑤「60~69歳:273万円」(65歳まで現役世代)
⑥「70歳以上 :194万円」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa24/dl/10.pdf
(出典:厚生労働省 2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況より:10月7日利用)
うーむ、「➀~③の現役世代(平均233~251万円)」の所得は低すぎますよね。
(´ヘ`;)ウーム…
前項の「給付付き税額控除制度」は、あくまでも「1人当たりの年収が200万円以下に全額支給(プランa)」となっていましたから、上記で「1人当たりの年収」を書き出して見ましたよ。
上記を見ると、「1人当たり所得」では「➀20代、②30代、③40代の全部が平均200万円台」ですから、これを見る限りでは「年収200万円以下の支給基準」に該当する方が多数出てきそうですよ。
これが「世帯当たり」だと、「30代で600万円台、40代・50代で700万円台」になるんですけどね。
次に「1人当たりの金融資産額」を見てみましょう。こちらは「単身者の金融資産額」です。以下でしたよ。
◎「年代別平均金融資産:単身世帯」(小数点以下切り捨て)
①「20歳代: 161万円」
②「30歳代: 459万円」
➂「40歳代: 883万円」
④「50歳代:1087万円」
⑤「60歳代:1679万円」(最大)
⑥「70歳代:1634万円」
https://www.j-flec.go.jp/data/kakekin_2024/
(出典:金融経済教育推進機構 家計の金融行動に関する世論調査2024より:10月7日利用)
あー、これは「➀20代が161万円」って一番少ないですよ、可哀想に。
( ̄Д ̄*)アー
コロちゃんは、「20代から税金・社会保険料をいっぱい取る」のは止めた方が良いと思いましたよ。
そうですよ「現役世代に限った給付付き税額控除」にコロちゃんは賛同しますよ。一番「自分自身に投資する年代」が20代ですよ。
また「遊びたい盛りも20代」ですしね。いろんな経験を積むことができるのが「20代」なのに、ちょっと「所得も資産も」少なすぎますよ。
コロちゃんは、「20代の若者が可哀想」になりましたよ。
( ̄^ ̄゜)グスン

4.「これって現役世代内での再分配だよね」
ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。
コロちゃんは「年金生活者」ですので、上記の「制度・規制改革学会」の「給付付き税額控除の設計案」を、「高齢世代」から「現役世代」への「所得移転」なのではないかと思ったのです。
しかし、よく「設計案」を読んでみますと、「財源」については以下となっています。
「給付付き税額控除の導入に3.3兆円程度を要するが、基礎控除の廃止もあわせて行う場合、数千億円程度のプラス」byプランa
この「基礎控除の廃止」については、以下のように書いているのです。
◎「基礎控除の廃止(財源3.3兆円を捻出)」
①「所得税の基礎控除廃止」
②「高齢者の基礎控除は当面そのまま維持」
③「住民税の基礎控除も現行どおり」
これって「➀財源になるのは所得税の基礎控除のみ」ということですよね。「②住民税からは取らない」となり、更に「③高齢者の基礎控除はそのまま」にするとなっていますよね。
つまり、この案だと「現役世代の所得300万円~200万円以下の人」に配るお金は、「現役世代内(現役世代の所得税の基礎控除のみ)」から調達するとなっているようですよね。
わかりやすく言えば、この案は「現役世代の富裕層から、現役世代の貧困層への所得移転」となるのでしょう。
そして「住民税の基礎控除」もそのままとなると、「住民税非課税世帯の75%が高齢世帯」の問題は、また別に考えるとなるのでしょうね。
これって「高齢世代のコロちゃん」が反対する理由は全くないプランだと思いましたよ。是非導入しましょうよ。
「給付付き税額控除」については、「高市自民党総裁」も前向きのようですし、「立憲民主党」はすでにプランを提出しています。
ですから、是非「高齢者の負担」があまり大きくならないような「制度設計」をお願いしたいとコロちゃんは思っていますよ。

5.「コロちゃんと20代のハイキングの日々」
さて今日は、「現役世代に絞った給付付き税額控除プランが出て来たよ」をテーマに「制度・規制改革学会」の「給付付き税額控除の設計案」をご紹介してみました。
コロちゃんは、ちょうど「給付付き税額控除」について、ちょっと知見を深めようと考えていましたから、いろいろ教えてもらって嬉しいですよ。
今日は「現役世代の若者の所得」が上がる話でしたから、最後の「コロちゃん話」は、コロちゃんが青年だった「1970年代の後半から1980年代」にかけての「20代の頃の話」を書いてみますね。
最近では「若い方がNISA」とか「投資」とかが騒がれていますが、コロちゃんは「20代はお金を貯めるより自分自身に投資するべきだ」と考えていたのですよ。
なに「自分に投資する」とは「遊ぶこと・世の中を見て歩くこと・やりたいことを探すこと」ですよ。
コロちゃんは「20代」の初め頃に結婚しましたが、子どもが産まれたのは「30歳」になってからでしたよ。
別に「不妊」ではありませんでしたよ。ただ「やりたいことが20代の妻もコロちゃんも沢山あった」のですよ。
その1つに「ハイキング」がありました。コロちゃん夫婦は、当時「東京の豊島区や板橋区」に住んでいましたから、一時は「春から秋」にかけては毎月2回は山を歩いていましたね。
下記のフォトは「埼玉県飯能市」にある「伊豆が岳」ですね。この近辺の「ハイキングコース」は殆ど歩きましたよ。

ウププ、ひげはやしてやがんの。
( ◍´罒`◍)ウププ
こんな時代もありました。当時はこれが「カッコいい」と思っていたんですからね。隣はもちろん妻ですよ。可愛かったなー。4年前に亡くなっちゃいましたけれどね。
コロちゃんの20代は、とにかく「お酒」を飲んで多くの人たちと「遊び・語り・激論」し「毎日濃い時間」を過ごしていましたよね。山歩きもしましたし、オートバイでも出かけましたしね。
こんな「20代」を経験してきたコロちゃんは、最近の「若者は老後のために投資をしよう」という世相を、何か違うんじゃないのと感じているのですよ。
やっぱり「若者」は「貯蓄や投資」よりも、数多くの「体験・経験」を積んだ方が充実した将来に繋がるとコロちゃんは、老婆心ながら思っていますよ。
だけど、このコロちゃんが「20代の頃」にもう少し給料が上がる話があれば、良かったのになー。そうすれば、もっといろんなところに「遊びに行けたのに」と思ったコロちゃんでしたよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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