おはようございます。今朝のワンコとの散歩では、綺麗な朝焼けが見れました。コロちゃんは「アゲアゲの気分」で歩いてきましたよ。
「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」と言われることもあります。
この「空が濃く鮮やかな色に染まる朝焼け」は、空気中の水蒸気の量が多いことで起きるようです。
朝と夕方は、太陽の高度が低く、波長の長い「赤い光」のみが地球に届くとされています。そして空気中に水蒸気が多いと、適度に散乱して目に入りやすくなるようです。
この「朝焼け」が見られる時には、東の空に雲が少ない状態です。そして空気中の水蒸気が多い時なので、西から雨雲が近づくことも多い事から「朝焼けは雨」と言われるようですね。
コロちゃんは、綺麗な「朝焼け」を見れるのは気分が良いですけど、お天気が崩れて雨が降るのはご勘弁願いたいですね。
誰か「てるてる坊主」でも作ってくれないかなー。
コロちゃんは、今日は窓から空模様を伺いながら、ブログの原稿をカキコキしますね。このブログをお読みの皆さんには、下記に今朝の綺麗な「朝焼けのフォト」をお見せしますね。
この「朝焼けのフォト」を見て、コロちゃんの今朝の「アゲアゲ気分」を味わってくださいね。
今日は「日本のGDP成長率が発表されました」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「2023年名目GDP5.7%増と、雇用者報酬の伸び率マイナス1.8%」
☆「家計最終消費支出は弱いと、民間企業設備も弱い」
☆「コロちゃんが、経済に興味を持った訳と、私が見てきた日本経済を読んで感動」
1.「2023年:名目GDP5.7%増」
先日の2月15日に「内閣府」が、「2023年暦年」と「2023年10~12月期」のGDP速報値を発表しました。
コロちゃんは、このような経済の数値には興味がありますので、さっそくポチポチと見てみました。
まずは去年「2023年の名目GDP成長率」を見てみると、なんと「5.7%増」とこんな高い数字はコロちゃんは最近見ていませんね。
どれどれ、いつ以来かな?・・・・おっと「1991年のプラス6.5%以来」だそうですね。
ということは・・30年ぶりですか! いやいや久しぶりですね。それでも報道ではあまりその点は重点になっていませんね。
よく見るとコロちゃんたち一般国民が体感するのは「名目GDP」よりも、物価上昇率を引いた「実質GDP」の方なんですよね。
その「実質GDPは1.9%増」と、ここ数年よりは高い(3年連続プラス)ものの、「コロナ禍の反動」と考えれば驚くほどではないと言う所でしょうか。
下記で、「内閣府」が発表したここ数年の「実質GDPの推移」を見てみましょう。
◎「実質GDP成長率」
①「2019年:-0.4%」
②「2020年:-4.1%」(コロナ禍)
③「2021年:+2.6%」
➃「2022年:+1.0%」
⑤「2023年:+1.9%」(今回発表)
上記の推移を見ると、「2019年(-0.4%)」はコロナ禍以前なのに、既に悪いのですね。
「2020年(-4.1%)」がコロナ禍での落ち込みですね。「2021年(+2.6%)」はその反動の上振れでしょうか。
その後の一昨年「2021年(+1.0%)」は、大体実力通りの様に思えますが、昨年「2023年(+1.9%)」を評価している報道は見当たりませんでした。
報道では、軒並み「ドイツに抜かれて4位」とか「2023年10~12月期GDP0.4%減」のネガティブな見出しばかりでしたね。
コロちゃんは、なぜ「GDP成長率+1.9%」に注目しないのかと思って、ちょっといろいろ見て回ったところでは、他に悪い数値が多いんですよね。
2.「雇用者報酬の伸び率(実質)はマイナス1.8%」
この「発表」の中には、「2023年暦年」の「雇用者報酬の伸び率(実質)」もあります。ここ数年分が発表されていますから、下記に書き出してみますね。
◎「雇用者報酬伸び率」
①「2019年:+1.3%」
②「2020年:-1.8%」
③「2021年:+1.1%」
➃「2022年:-1.2%」
⑤「2023年:-1.8%」(今回発表)
この昨年の雇用者報酬伸び率の「2023年(‐1.8%)」には、コロちゃんは驚きましたね。
だって昨年の春闘では「賃上げ3.58%(連合最終集計)」も上がっているはずなのに、2023年の「雇用者報酬伸び率」は、ここ数年の中でも一番低い数値なんですよ。
やはり「昨年の春闘の賃上げ」は、全体への波及はしなかったのでしょう。昨年は「物価上昇を上回る賃上げ」は実現しなかったのですね。
いずれにしろ「雇用者報酬(実質)」はここ2年連続でマイナスで、しかもマイナス値が昨年よりも大きくなっていますね。
これじゃ、消費は伸びないよなー。
3.「家計最終消費支出(実質)は弱い」
この「発表」の中には、「昨年2023年の四半期ごとの家計最終消費支出(実質)」もあります。下記で見てみましょう。
◎「家計最終消費支出(実質)」
①「2022年10-12月:+0.2%」
②「2023年1-3月 :+0.8%」
③「2023年4-6月 :-0.7%」
➃「2023年7-9月 :-0.3%」
⑤「2023年10-12月:-0.2%」
いやー、「家計消費」は悪いですね。2023年に入ってから、「1-3月期(+0.8%)」以降は全てマイナスとなっています。
やはり「雇用者報酬」がマイナスでは、「家計」も「消費」にお金を使えないのでしょう。
報道では、暖冬の影響と外食の落ち込みを挙げていますが、その他にもアルコール飲料・野菜・ガソリンの消費も減ったと報じています。
昨年は5月に「コロナ5類移行」があり、その後は「平常モード」に戻ったはずなのです。
しかし、この「家計消費」の数値では「経済の好循環」までの道は遠いと言うか「赤信号」が点滅したのかもしれませんね。
4.「民間企業設備(実質)も弱い」
次は、消費に次ぐ民間の柱である「設備投資」です。
この「発表」の中には、「昨年2023年の四半期ごとの民間企業設備(実質)」もあります。下記で見てみましょう。
◎「民間企業設備(実質)」
①「2022年10-12月:-0.5%」
②「2023年1-3月 :+0.6%」
③「2023年4-6月 :-0.2%」
➃「2023年7-9月 :-0.5%」
⑤「2023年10-12月:-0.0%」
企業も「投資」をしていませんね。
報道では「企業の設備投資意欲は旺盛だが、人手不足による工場の建設の遅れなど供給面の制約も響いた」と報じています。
ただ、上記のように「GDP成長率」の3年連続のプラスは続いていますから、「日本経済」はコロナ禍からの緩やかな回復基調とも言えるかなと、コロちゃんは思いましたね。
報道でも、「好調な企業業績を背景に今年2024年は春からプラス成長に入る」と報じていますね。
ただ、エコノミストの予想では「1~3月期」は、プラスが6人マイナスが4人となっていますから、どうやら「景気の踊り場」のような先が見えにくい展開となるようです。
なお、上記しました「データの数字」は「内閣府」が2月15日に発表した「国民経済計算(GDP統計)」の「2023年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)」からの引用になります。
この発表資料を、お読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
5.「コロちゃんが、経済に興味を持った訳」
コロちゃんは、市井のただの読書好きのおじいちゃんですから、以前は小説をもっぱら読んでいました。
1970~1990年年代には、その時代の流行作家やベストセラー本などを手あたり次第と言ってよいほど「乱読」していましたね。
それが今から20年ぐらい前になると、図書館の「小説」のジャンルの本の中で興味を引くような本が無くなってきたのですよね。
そこで、別の趣味に走るようになるかと思うと、さにあらずでした。やはり「読書」は止められません。
今度は「歴史書」や「サル学」や「国際関係本」などに、手を伸ばしたのです。そこをだいたい漁りつくすと「軍事」や「経済」に手を伸ばしたわけです。
そうそう2011年の「東日本大震災」の後に発刊された「原発本」も大分読みましたね。
その頃にはコロちゃんには、興味の対象として「経済の本」を読んでいました。しかし「経済の本」は、素人向けのが少ないのですよね。
「学術本」には、コロちゃんでは歯が立ちませんから、素人向けのわかりやすい本を探すと、ポチポチとそれなりに見つけられます。
「経済の話」は、コロちゃんたちの生活に一見直接関係しないように見えますが、半年~2年ぐらい後に景気として目に見える形で出てきますから面白いのです。
そして、コロちゃんが生きて来た過去の時代の、「経済」の背景と評価を読むと、その頃の記憶がリアルによみがえってきます。
例えば1980年代末の「バブル時代」とその「崩壊」ですね。
何となく日本人は、「経済現象」も「天災」の様に、避けられない天から降ってきたものの様に思っていますが、「経済現象」はあくまでも「人為的」なものなのですよね。
あの「バブル経済」も当時の「政治・経済」の「政策担当者」の間違いから起きたものだと言う事が、後から分かると言うものは実に興味深いですね。
ただし、当時は誰も「バブル」が起きるとは思っていなかったし、「バブル崩壊後」にもしばらくの間は誰にもわからなかったというのが「経済」という怪物の姿なのでしょう。
そして10年後20年後なってから、初めてその「全体像」と「判断の過ち」がわかってくるとは、コロちゃんとしては「ドキドキ」するようなスリリングな思いを持ちましたよ。
同時に、こんな「怪物」を人間が制御したり操ったりできるものなのかと、疑問も持ちましたよね。
6.「私が見てきた日本経済を読んで感動」
ちょうど今コロちゃんは、「私が見て来た日本経済」(著:小峰隆夫:2023年発行:日経新聞出版)を読んでいたところでした。
この本は経済企画庁(現在は内閣府に統合)で「内国調査課長」として「経済白書」などを執筆してきた「小峰隆夫さん」が書いたものです。
この本は素人のコロちゃんが読んでも面白いのです。
しかも、官庁エコノミストの方がどのように考えどのような仕事をしてきたのかが、素人にもよくわかる「経済エッセイ」を編集加筆した本の様です。
これを読むと、バブル当時の経済官僚の方たちが、まったく「バブルとその崩壊」を予想していなかったことがわかります。
また、経済の現状の把握と報告も、極めて政治的な意向に影響されることにも触れています。
官庁の経済判断のプロジェクトだと、100人以上の有識者という専門家が動員されますが、その方たちでも「経済の見通し」はしばしば誤っていることが本書では出て来るのです。
これは、それらの専門家たちの能力が足りないのではなく、経済とはそのようなものだと言う事なのでしょう。
コロちゃんは、経済はまるで「神の御業」だと、本書を読みながら思いましたよ。
下記にこの本をご紹介しますね。400頁近い本ですが、コロちゃんのような素人でも読める良い本ですよ。
コロちゃんはこの本を読んでいて、震えるほどの感動を覚えたところがありました。
それは1991年の「バブル崩壊」についての話ですが、このバブル崩壊後の日本の状態を「バランスシート不況」と呼んでいたのは、コロちゃんは2010年代に本を読んで知っていました。
ところがこの「バランスシート不況」という概念は、1992年に著者がアメリカのエコノミストとの話の中で当時のアメリカの事例として紹介されていたというのです。
その後著者は、帰国後にこの概念を官庁内で報告し、「大臣説明」まで行なっていたというのです。
要するに、バブル崩壊(1991年)後のその時点(1992年)までは、日本ではまだ「バランスシート不況」という概念は、誰も知らなかったというのです。
いやいや経済の専門家でも「バブル生成」と「バブル崩壊」時の動きが「非対称」となると誰も予想していなかったとは驚きでしたね。
(バブル生成時は資産効果で資産と消費と負債が増える、バブル崩壊時では逆資産効果で資産と消費は減るが負債は減らない。その結果バランスシートが棄損し後遺症的影響が長く残る)
いろいろ本を探していると、たまにこのような良い本に巡り合えることがあるから「読書」は止められないのですよ。
ホントに読書は楽しいですよ。
(# ゚Д゚)ャバィャバィ
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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