おはようございます。現在のコロちゃんのリアルタイムは8月30日の朝の8時です。ニュースでは「台風が九州をゆっくり進行しています」と報じていますね。
コロちゃんの住んでいる「埼玉県」では、昨夜大雨が降りました。
昨夜の9時頃のことですが、コロちゃんがそろそろ寝ようかと思った時に「凄まじい土砂降り」の音が聞こえてきました。
それも「ジャージャー」や「ポチポチ」じゃないんですよ。「ゴーゴー」と聞いていて怖くなるような豪雨でした。
その時にコロちゃんの頭に浮かんだのは、8月の初旬に起きた豪雨時の「内水氾濫」です。
「内水氾濫」とは、周囲にふり注いだ雨の量が多すぎて、そのエリアの排水限界を超えて溢れる現象です。
コロちゃんちの、ちょっと先には深い側溝があり、普段はその側溝の下の方を雨水がチョロチョロ流れています。
8月の初旬に、その側溝で周囲で大雨が降ったために周辺のエリアに溢れる事態が起こっていたのです。
その時には、コロちゃんちの車のナンバープレートの半分まで水が迫っていましたが、幸い車の機能に支障は起きませんでした。
コロちゃんは、その時のことをよーく憶えていましたから、昨夜は9時過ぎてから車を近くの高台の駐車場に移しておきましたよ。
幸い、昨夜は「内水氾濫」は起きなかったようでしたが、まだ「台風は九州にいます」から、何とも不安が募りますね。
コロちゃんは、どうか全国で水害などが起こらないように祈っていますよ。早く天気が回復して「秋晴れ」になって欲しいですよ。
今日は「平等・公平な選挙制度はあるのかな?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「へー、0歳選挙権なんてあるんだ?と、シルバー民主主義の実態を見る」
☆「政治形態は古くから模索されているよと、ボチボチ選挙制度を変えるべきだけど・・・」
☆「ボチボチ選挙制度を変えるべきだけど・・・」
☆「コロちゃんの選挙への視線と、選挙は料金無料のドラマです」
1.「へー、0歳選挙権なんてあるんだ?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「設計次第で世代格差是正も」との「日経新聞の経済教室の論考」が目に入りました。
この「論考」は、「小黒一正法政大学教授」の署名論考ですね。専門は公共経済学となっていました。この方の名前は、政府の審議会委員などでよく見かけますね。
コロちゃんが、この「論考」に目を止めた理由は、高齢者の意見が通りやすくなる「シルバー民主主義※」への対処として「0歳選挙権」と言う考え方があるよと書いてあったからです。
(※シルバー民主主義:少子高齢化により多数となった高齢者が政治にシルバー優遇政治を実現させること)
➀「0歳児に選挙権を付与しよう」
この「0歳選挙権」とは、米国の人口統計学者のポール・ドメイン氏が提唱した「ドメイン投票方式」というものです。
その内容は「まず0歳児などの子どもにも選挙権を付与し、親が代理で投票する仕組み」だとしています。
そして、このドメイン氏は「人口の一定割合を占める子どもに選挙権がない事」を問題視しています。
それで「まず1人1票の原則にのっとり、選挙権年齢の引き下げの究極の姿として0歳児などの子どもにも選挙権を付与することが本質」と言っていますね。
ねっ、面白いでしょう?
コロちゃんは現在の「シルバー民主主義」には、ちょっと疑問を抱いていましたから、こんな「目から鱗※」の発想にピピっと反応しちゃいましたよ。
(※目から鱗:何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解できるようになるたとえ:語源:新約聖書「使徒行伝」:盲目の男がキリストの奇跡によって目が見えるようになり、そのとき目を覆っていたうろこのようなものがポロポロとはがれ落ちたという話から)
➁「年齢要件は変えられるよ」
そして「小黒教授」は、日本の選挙権の歴史を以下のように概観しています。
◎「選挙制度の発展の歴史」
➀「1890年:25歳以上直接国税を15円以上納める男性(全人口の1%)の選挙権」
➁「1925年:25歳以上の男性全ての選挙権」
➂「1945年(戦後):男女平等で20歳以上の選挙権」
➃「2015年:18歳以上の選挙権」
上記の➀~④のように「日本の選挙権」は変更されてきていますし、世界を見渡すと「選挙権が16歳以上の国(オーストリア・ブラジル・アルゼンチンなど)」もあるとしています。
だったら、「年齢要件をなぜ引き下げられれないかという問題意識が出てくるのは当然だ」と「小黒教授」は言っているのです。
➂「0歳児選挙権を導入すると有権者の中の高齢者の割合が低下するよ」
そして「小黒教授」は、この「0歳選挙権」を導入した時の「全有権者中の50歳以の割合」を、以下のように試算しています。
◎「全有権者中の50歳以上の割合」(出生中位:死亡中位ケース)
❶「2030年」
➀「現行制度 :60.6%」
➁「0歳児投票方式:52.8%」
❷「2050年」
➀「現行制度 :63.2%」
➁「0歳児投票方式:55.5%」
❸「2070年」
➀「現行制度 :65.4%」
➁「0歳児投票方式:58.1%」
うーむ、まず「現行の選挙制度」だと、「有権者中の50歳以上の割合」は、❶~❸の40年間に渡って60%を超えており、しかも後の年代ほど高くなっていますね。(60.6%⇒65.4%)
( ̄へ ̄|||) ウーム
これは少子高齢化の進行のためでしょうけど、「現行制度」ではどうしようもありませんね。
それが「0歳児投票方式」に変えたとすると、❶~❸の40年間は50%台に低下します(52.8%⇒58.1%)。
その低下分だけ「シルバー民主主義」の影響を抑えられるとなりますね。
➃「若者と高齢者は違う政策課題を見ているよ」
上記の、「0歳選挙権」を導入した時の「全有権者中の50歳以の割合」が低下すると、どのような影響があるのかを、「小黒教授」は以下のように書いています。
「内閣府」の「国民生活に関する世論調査」(2023年11月調査)によると、「力点を置くべき政策」が若者と高齢者で違っているとしています。下記ですね。
◎「力点を置くべき政策課題」
➀「高齢者:年金・医療などの高齢社会対策」
➁「若者:雇用問題や教育対策」
コロちゃんは、これを読んで「そりゃそうだね」と思いましたよ。
だってコロちゃんのこのブログだって「年金や医療問題」は良くとり上げますよ。高齢者のコロちゃんが興味を持っていますからね。
ただ民主主義の社会だと、どうしても数の多い高齢者の希望が優先されてしまいます。
だから、この「小黒教授」が紹介した「0歳選挙権」は、実際の施行は難しいでしょうけれど、一つの「思考実験」としては興味深い提案だとコロちゃんは考えましたよ。
「小黒教授」は、この「論考」の最後を以下のように締めています。
「超高齢化社会の到来はこれからである・・・意思決定の土台となる民主主義のあり方についても、今から充分に議論を深めておく必要があるだろう」
いやいや、まったくその通りですよね。現在の日本の政治の混迷にしても、今ある「小選挙区・比例代表並立制」が有効に機能していないから起きていると考えられますからね。
この「小黒教授の議論を深めておく必要がある」との意見に、コロちゃんは賛同しますよ。
なお、この「小黒教授の経済教室の論考」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
2.「シルバー民主主義の実態を見る」
上記で「シルバー民主主義※」」という言葉が出てきましたが、その実態を見てみましょう。
(※シルバー民主主義:少子高齢化により多数となった高齢者が政治にシルバー優遇政治を実現させること)
前回の「衆議院選挙」は、2021年に行なわれました。「衆議院議員」の任期は4年間ですが、総理大臣が「解散権」を持っているとされています。
それで、「総理大臣」はいつも「選挙して勝てそうな時」を選んで行なっているのですが、それでも選挙に負けて退陣する「総理大臣」も、過去には沢山いらっしゃいますね。
次に「選挙での年代別投票率」を見てみましょう。
➀「60代の投票率が一番高く、20代の投票率が一番低いよ」
それでは、直近の「国政選挙」である「2021年の衆議院選挙」について、「年代別の投票率」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「総務省 衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移」より
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/
出典:総務省 国政選挙の年代別投票率の推移 より(8月30日利用)
上記のグラフは「総務省」が発表した1967~2021年の「国政選挙の年代別投票率の推移」です。
内容を下に書き出しますね。小数点以下は省略します。
◎「2021年衆議院選挙の年代別投票率」
➀「70歳代以上:62%」
➁「60歳代:71%」
➂「50歳代:63%」
➃「40歳代:56%」
⑤「30歳代:47%」
⑥「20歳代:37%」
⑦「10歳代:43%」
上記の結果を見ると、一番「投票率が高い」のは「➁60歳代:71%」ですね。逆に一番低いのは「⑥20歳代:37%」です。
コロちゃんの所属は「➀70歳代以上:62%」ですので、上位3番目に高いですね。もちろんコロちゃんは「選挙」には必ず投票に行っていますよ。
そして上記を見ると、なんと「②60歳代71%」と「⑥20歳代37%」とでは、2倍近くの「投票率の差」がでています。
これに、「年代人口」の差が加わります。日本の「高齢者の数」は「若者の数」よりも多いのですよ。次に、その「世代間の人数格差」を見てみましょう。
➁「60代は20代よりも340万人も多いよ」
「若者」と「高齢者」の意見が、違った場合には「民主主義の原則」から言えば多数の意見が正しいとなります。
しかし、そもそも「若者と高齢者」とでは、人口ボリュームが全然違います。
これを単に「多数派だから正しい」と言えるのでしょうか。そして「多数だから民意なんだ」と言えるのでしょうか
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
https://dashboard.e-stat.go.jp/pyramidGraph?screenCode=00570®ionCode=00000&pyramidAreaType=2
出典: e-Stat 政府統計の総合窓口 人口ピラミッド統計ダッシュボードより(8月30日利用)
上記のグラフは、「政府統計の窓口」で発表されている2020年の「人口ピラミッド」です。
左側の青色グラフが「男性」で、右側のピンク色グラフが「女性」です。
上の方の突き出た部分が「日本史上」最大の人口ボリュームゾーンである「団塊の世代(1947~1949年生まれ)」です。
その下の突き出た部分が「団塊ジュニア世代(1971~1974年生まれ)」です。
その後の「第3次ボリュームゾーン:団塊3世世代(1996~1999年ごろ)」は、ちょうどその時に「就職氷河期」が覆いかぶさったことで、その存在が産まれませんでした。
ここで2020年の「60歳代と20歳代の人口規模」を調べてみましょう。上記グラフには「各年代の数値」も記載されているのです。
◎「2020年:60歳代人口:20歳代人口比較」
①「60歳代人口:1537万人」
➁「20歳代人口:1196万人」
❸「人口差:341万人」
いやいや、「60歳代」と「20歳代」とでは、なんと「341万人」も「高齢者が多い」のですよ。
(;゚д゚)エエーッ!!!
これが「少子高齢化」の現実ですね。
➂「高齢者の票は若者の票の2.5倍だよ」
上記で最初に、「一番投票率が高いのは『➁60歳代:71%』で、一番低いのは『⑥20歳代:37%』だったことを見てきました。
次に「①60歳代人口:1537万人」と「➁20歳代人口:1196万人」の差も見てきました。
この二つがあれば、2021年衆議院選挙の「60歳代と20歳代」の得票数の差が分かります。
コロちゃんがポチポチと計算してみると、以下のようになりましたよ。
◎「2021年衆議院選挙:年代別得票数」(投票所に足を運んだ方の数)
➀「60歳代:1537万人×71%=1091万票」
➁「20歳代 :1196万人×37%=443万票」
❸「60歳代と20歳代の得票差:648万票」
うーむ、こりゃ「政治家」が高齢者のご機嫌を伺うのもわかりますよね。なんと650万票近い票差となっていますよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
これを見ると、「高齢者と若者」の「選挙」で投票に行く人の数を見ると、「60歳代」の数は「20歳代」の2.5倍ですよ。
政治家は「国民の声をよく聞くのがお仕事だ」とよく言われます。
しかし、政治家にとっての「国民」とは、「投票に来る人」のことなのです。「投票に来ない人の声」は聞く必要はないし、存在しないのと同じなのですよ。
それを考えると、「シルバー民主主義」と言う言葉を使う理由が良くわかりますね。
しかし、よくよく考えるとこれはまずいでしょう。
本来は将来のことにまで責任を持つべき「政治家」が、現在の「高齢者の利害代表者」になりかねませんよね。
分かりやすい例が、「政府予算」の「国債発行」です。
使うのは今の世代、返済するのは「未来の世代」です。政治家が「高齢者の利害代表者」になってしまえば、困るのは「未来の世代」です。
それがまかり通ってしまっては、「政治の責任」は果たせないと思いますよ。
これらの「シルバー民主主義」の実態は、上記で見たように「高齢者の声」が「若者の声」よりも2.5倍多いという事実が証明していますね。
3.「政治形態は古くから模索されているよ」
今から2500年前にペルシャで記された「ヘロドトスの歴史」の中に「独裁制・寡頭制・民主制」のどれが優れているのかを論じている記載があると言われています。
もちろんコロちゃんが「ヘロドトス」を読んでいたわけではありません。コロちゃんは、コミックなどに掲載されていたので知っているのですよ。
コロちゃんの「趣味の読書」は、字ばっかりの本だけではなく、コミックも大好きでよく読んでいるのですよ。
そのいい加減な「コロちゃんのヘロドトス」の知識をご披露しますね。
まず「寡頭制」を推す理由は、「大衆程愚劣で横着なものはない」と断定しています。
その上で「最も優れた人材の一群を選抜し、これに主権を賦与しよう」と言い、「もっとも優れた政策が最も優れた人間によって行われることは当然の理なのだ」と自信ありげに書いてますね。
だけど、コロちゃんは「優れた人材が何もできずに状況に流される歴史」もいろいろ読んできていますよ。
だから「優れた人間が必ず優れた政策を行なえる」とは思えませんよ。
次に「独裁制」を推す理由は、「最も優れたただ一人の人物がいるならば、その卓抜な識見を発揮して民衆を見事に治めるであろう」としていますが、歴史を見るとそうではなかったですよ。
「ヒトラー」だって独裁者と言われていますが、最後は酷いものでしたよ。本人も国民もね。
最後の「民主制」ですけど、「大衆による統治はまず第一に万民同権という世にもうるわしい名目をそなえており、第二には独裁者の行なうようなことはいっさい行なわぬ」としていますね。
最後の「民主制」は、確かにみな等しく平等という理念はありますよ。しかし歴史を見ると「独裁者のような事はやらぬ」とは限りませんよね。
その「民主主義国家」が、いま世界でのあちこちで「戦争」をしているのですからね。
そもそも「民衆が暴走する」ことも歴史上は、しばしば見かけられますし、今の日本の民主制も良く機能を発揮しているようには、コロちゃんには見えませんよ。
コロちゃんは、上記の「寡頭制・独裁制・民主制」については、以下のイギリスの元首相のチャーチルの言葉がよく事実を表現していると思いましたよ。
「民主政治は最悪の政治形態といわれてきた。他に試みられたあらゆる形態を除けば」byウインストン・チャーチル
いやいや、実に含蓄を含んだ言葉ですよね。コロちゃんは、こんなシニカルなものの見方は大好きですよ。
(⁎•ᴗ‹。)イイネイイネ
結局、人類は今の不完全な政治制度の「民主主義」以上の、より良い「政治体制」を創り出すことは出来なかったとコロちゃんは思うんですよね。
だから、今しばらくはこの「不満が多い民主主義体制で我慢しておきましょう」と言うのが、コロちゃんの考えですよ。
4.「ボチボチ選挙制度を変えるべきだけど・・・」
現在の「日本」の「小選挙区・比例代表並立制」と言う制度は、1994年の細川内閣の時に導入されています。
それ以前は「中選挙区制」で、一つの選挙区から3~5人の当選者の制度でした。それが問題視されたのは、当選するためには巨額な「政治資金」が必要となっていたからです。
一つの選挙区から3~5人の当選者が出るということは、政権政党だった自民党からは一つの選挙区に複数の候補者を出すということになります。
そこで国会議員に当選するためには、巨額の政治資金が調達・バラ撒かれ、毎回の「金権選挙」が常態となっていました。
その行き過ぎを是正するきっかけとなったのが、1992年に発覚した「金丸事件」です。
この事件は当時「自民党副総裁」だった衆議院議員の「金丸信」が「東京佐川急便から5億円のヤミ献金を受けたというものでした。
当時マスコミも含めた世の中が大騒ぎになったことを、コロちゃんは覚えていますよ。
その後、すったもんだがありましたが、その後に導入されたのが、上記した「小選挙区・比例代表並立制」でしたね。
だけど、それから30年もこの選挙制度を運用してきましたが、再び「自民党」ではウラ金事件をおこしています。
それを考えると、1994年に導入された「小選挙区・比例代表並立制」は、その当時期待された機能の「政治の浄化」は果たせなかったと思いましたよ。
この1994年の新選挙制度は、当時の「細川総理」と「河野自民党総裁」の最終交渉で妥協の産物として合意・導入されています。
現在の与野党でつくる衆議院選挙制度協議会は、昨年6月に「1994年の小選挙区・比例代表並立制」の導入を決めた「河野洋平元自民党総裁」に聞き取りをしています。
それによると、河野元自民党総裁は「(小選挙区制に関して)当時の見方、想定とは大分差があって正直私も驚いている」と、否定的な発言をしていたと報じられていましたね。
コロちゃんは、この報道を読んで、自民党ウラ金事件を見ても現行の「小選挙区・比例代表並立制」は、当初の期待を果たしていないのだから、もう制度を変更した方が良いと思いましたよ。
だけど、今の制度で当選して来た議員の皆さんは、制度の変更には反対するだろうなとも思いましたよ。
5.「コロちゃんの選挙への視線」
コロちゃんは、若い時には選挙には行きませんでしたが、今は毎回必ず選挙があると投票に行っています。
コロちゃんは、それらの選挙ではなるべく候補者の公約を見て、自分の考えと近い方に投票をすることにしていますが、その候補者はほとんど当選しないことが多いですね。
コロちゃんが選挙に行くのは、候補者を支持して当選させることが目的ではないのですよ。
コロちゃんが「選挙に興味を示す」のは、「社会の実情・現在位置」を見るためなのです。誰が当選するかなどは、些細な問題です。
それよりも、世の中の流れがどちらに向いているのかを知るために「選挙」は大事なツールなのですよ。
例えば、コロちゃんは2012年の「安倍第2次政権発足」後の自民党政権は、大勝利の後にリベラル化に軸足を移してきたと感じましたよ。
もともと自民党は「自助・共助・公助」を主張していた「保守政党」です。一番最後が「公助」ですから、最初の「自助」を一番大切にしていました。
「国に頼る」よりは、「自分で何とかしなさい」と言うのが「保守」なのですよ(※)。
(※コロちゃんの考えです)
その主張を大転換したのが、当時の安倍総理でしたから、コロちゃんはビックリした記憶がありましたよ。
コロちゃんは、その時の自民党の変身ぶりを見て、巨大な勢力となった当時の自民党は支持層のウイングを大きく左に伸ばしてきたと感じましたよ。
今では「岸田総理」が、堂々と「1人4万円の減税」と言うバラマキ政策を行なっています。このような配分政策は、本来の「保守党の政策」ではありません。
それだけ、現在の政治・政策の全体像が左へずれてきていることの表れだと、コロちゃんは考えているのです。
コロちゃんは、選挙を通して見た現在の日本社会は、「左が2割・中道が4割・右が2割」だと思っています。
「真ん中の4割」は、ほとんどが「政党支持なし層」ですね。
そして「左2割」の特徴は他党派に分かれてまとまりがありません。「右2割」は比較的まとまっています。
このような構成ですから、自民党は「右2割」+「中道2割程度」を固めれば、今の選挙制度なら勝ち残ることが出来ます。
それに対して「立憲民主党」は、左は「共産党・社民党」と分かれていますから、「立憲民主・国民・維新」までをまとめなければ、なかなか「自民党」には勝てない構造だとコロちゃんは見ていますよ。
このような視点から見ていると、今の日本の中心を占めるのは「中道4割」の行方です。おそらく今ここをまとめられそうな政治家は、自民党以外では元総理の「野田佳彦氏」でしょう。
どうやらこの「野田元総理」は、今回の立憲民主党代表選挙に立候補したようですから、コロちゃんは今後を楽しみにしていますよ。
このように、コロちゃんは「選挙」を勝ち負けではなく、今の「日本社会の動きを知るためのリトマス試験紙」として楽しみに見ているのですよ。
この「演し物」は、入場料も見物料も何もいりません。ニュースや新聞で読むだけで、様子が分かる優れた演劇ですよ。
コロちゃんは、次の「自民党総裁選挙」も「立憲民主党代表選挙」も、ドラマとして楽しみにしていますよ。
6.「選挙は料金無料のドラマです」
今日は「0歳投票権」というユニークな制度を題材に、今の日本の「シルバー民主主義の実態」を考察してみました。
しかしこの「シルバー民主主義」は、日本の人口構成が背景にあるだけに変えようがありません。しかし、「政治家」が高齢者の代弁者になっている弊害は明らかです。
そう考えると、「日本」の現状を変えるためには「0歳投票権」の様な「劇薬」の議論も面白いと思いましたね。
そして「シルバー民主主義」の実態を見てみました。60歳代と20歳代の「人口の差」と「投票率の差」が相乗効果を上げていることが見えてきたと思いますよ。
それから「政治制度」の「独裁制・寡頭制・民主制」を考察してみましたが、コロちゃんはやっぱり「民主制」が居心地が良いと思っていますね。
皆さんは、どうお考えでしょうか? たまにはこんな考察も興味深いですよ。
最後の「コロちゃんの政治への視線」は、現在の老年となったコロちゃんの正直な立ち位置ですね。
今のコロちゃんは、どんな政党が勝っても負けても、感情移入はしなくなっていますから、喜ぶとかガッカリすることはありません。
それよりも、その勝敗の背景に何があるのかが興味があるようになりましたよ。
皆さんも、選挙の時にはぜひお楽しみながら見てくださいね。なんと言っても、料金がタダのドラマが目の前で繰り広げられるのですから面白い事は間違いなしですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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