お早うございます。現在コロちゃんのリアルタイムは午後3時なんですが、腰が痛いのです。
(。>_<。)イテテ・・・
コロちゃん、何にも悪い事してないのに、時々こんな時間帯があるんですよね。そうですねー、週に2~3回ですね。
しばらく我慢していると、その内に痛みは軽くなってくるのですが、わかっていても「痛い時は痛い!」ですよ。
おっかしいなー? 「痛み止め」はいつも通りに服用しているんですけどね。
ヽ( ¯д¯;)ノ オテアゲーマイリマシタ
毎週1回自宅へ来てくれる「訪問リハビリのお兄さん」は、前回ちょうど「腰の痛みが強い時」に来ました。
その時の話しでは「腰椎の出っ張りがココとココにありますね」と言っていましたから、おそらく胸椎と腰椎の変形が大きくなると、それに周りの筋肉が引っ張られて「痛み」が発現するのでしょう。
ただ、そうなると自分ではどうしようもないのですよね。夜になって一晩寝ていると、「腰椎のずれ」は一度リセットされますから、それを待つしかないのですよ。
全くしょうがないコロちゃんの「腰」ですね。
怒鳴ったり、叱ったりして「腰痛」が無くなるのだったら、いくらでも怒鳴るのですが、そうもいきませんから、他のことに夢中になって気を紛らせましょう。
今後もコロちゃんは、この「腰痛」と死ぬまでお付き合いをしていくのでしょうから、どっかで折り合いをつけて生きていきましょうね。
今日は「分厚い中間層は復活できるのか?」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「日本はいつから格差社会になったのかと、中間層の減少は1985~2003年に進んだ」
☆「中間層の減少が進んだ1985~2003年に起きたことと、4つの階層に分けてみると・・・」
☆「他の階層はどう変わったのだろうか?と、分厚い中間層は復活できるのか?」
☆「一億総中流社会を目指すには?と、どうすれば良いは分からなくともダメなのはわかるよ」
☆「コロちゃんの1980年代と、今度もダメならもう成長できない事を前提に」
1.「日本はいつから格差社会になったのか?」
コロちゃんは、普段から「新聞」」を読みながら「日本社会」がどのように変わってきたのかを興味を持って見つめています。
とりわけ「清貧コロちゃん」を自称しているコロちゃんとしては、かつての1980年代の「一億総中流」と言われた社会が常に頭の中にあるのです。
それが、どうして今のような「格差社会」と言われるような姿に変わってしまったのかを考えたりしています。
コロちゃんは、2006年に当時の小泉総理が参議院予算委員会で「格差が出るのは別に悪いこととは思っていない」と発言したと報じられたことを憶えていますよ。
更に小泉総理(当時)は、「いままでは悪平等との批判が多かった。企業も国も地域も個人も『自助と自律』が大事な精神だ」と、実に「保守・自民党」らしい発言をなさっていましたね。
コロちゃんは、これを聞いた時に「政治家がそれを言っちゃあおしまいよ」と思いましたよ。
国のトップが「格差は悪くない」と言っちゃったら、生活に困っている方たちの立つ瀬がないじゃないですか。
やっぱり「一国の総理」だったら、たとえ建前であっても「天は人の上に人をつくらず※」といってくれなきゃまずいでしょう。
(※福沢諭吉:学問のすすめ:1872年)
それにコロちゃんは、1980年代の「一億総中流社会」の方が、今の2024年の「格差社会」よりははるかに「マシな社会」だったと思っていますよ。
そこでコロちゃんは、新聞を読んでいる時に「独立行政法人:労働政策研究・研修機構」が「中間層についてのレポート」を発表していることを知ったものですから、さっそく調べてみましたよ。
2.「中間層の減少は1985~2003年に進んだ」
なかなか、「社会の全貌」を見るのは難しいのです。
コロちゃんが見られるのはせいぜい住んでいる地域の数百人ぐらいですけど、それだってみんなの懐具合までは分かりませんからね。
しかし、どの国にも「社会学者」と言う方々がいらっしゃって、その「社会の格差」について詳しい研究をなさっています。
今日コロちゃんが読んだのは「独立行政法人:労働政策研究・研修機構」が発表している「縮む日本の中間層:『国民生活基礎調査』を用いた中間所得層に関する分析」と言うレポートです。
内容の結論を言うと、下記の様になっています。
「1985 年から2018年にかけて、日本の中間層の割合は低下している。特に1985年から2000 年までの低下が大きく、2003年から2018年までは一定の幅の中で安定的に推移している」
わかりやすいですよね。最初に出てくる「1985年はバブル期以前」です。そこから2018年の33年間を通してみると「中間層は減少した」と言っていますね。
そして、2003年は小泉政権下で「バブルの後始末が進められた時期」です。この2000年代前半で「日本企業のバランスシート調整」がやっと終わったとされています。
この年の2003年は「バブル崩壊(1991年)」から12年後になります。「日本経済」はバブルの後始末に10年以上の期間を費やしたのです。
ちょうどこの「バブルの後始末の期間」は、「就職氷河期(1993~2005年)」と被っていますね。
いやいや被ると言うよりは「バブルの後始末」をしたために「就職氷河期が生まれた」と言った方が正しいですね。
その後の2003年~2018年の「中間層」は「一定の幅で安定的に推移」していると言っていますね。
いうことは、「日本の中間層の減少」は、主に「1985~2003年」に進んだということになるのでしょう。
どうやら「一億総中流」から「格差社会」への移行は、この「1985~2003」年にかけて進んだ模様ですね。
ここで「中間層の縮小が進んだ1985~2003年」の「日本経済史」を簡単に振り返って見ましょう。
3.「中間層の減少が進んだ1985~2003年に起きたこと」
上記の「中間層の減少が進んだ1985~2003年」の間には、「日本経済史での未曽有の出来事」が連続して襲ってきています。
下記にコロちゃんの知っている範囲で書いてみますね。
◎「1985~2003年の間に起きたこと」
❶「1986~1990年:バブル景気」
これは「バブルへGO!! ※」を見た方ならば、その雰囲気がお解りかも知れません。
(※映画:バブルへGO!! タイムマシンはドラム式:2007年:主演:広末涼子:原作:ホイチョイ・プロダクション)
コロちゃんはリアルタイムにこの「バブル時代」を眼前にしていましたから、いくらでも語れますが、また別の機会にしましょう。
❷「1991年:バブル崩壊」
これは株価の崩落は1990年ですが、土地価格の暴落は1991年になります。誰もが知っている「バブル崩壊」は、「戦後日本で最大の経済ショック」でした。
❸「金融危機:1990年代末期」
1997年に「北海道拓殖銀行」や「山一証券」が破綻し、1998年に「日本長期信用銀行」や「日本債券信用銀行」が破綻しました。
これは「バブル崩壊後の不良債権処理の先送り」や、「バブル期の損失を隠す」などの違法行為による破たんでしたから「経営の失敗」でしょうね。
これらの破たんは、規模が大きかっただけに「社会的影響」も大きかったですね。
この1999年から2000年代の前半が「金融危機の時代」で、「公的資金(税金)」の投入は合計38兆円の巨額となったとされています。
また「不良債権の処理」に追われた銀行は、整理統合が進み現在の「4大メガバンク」となっていますね。
この「バブルの後始末」が一段落したのは2000年代前半とされています。
このように見て行くと、この「日本経済の危機の時代」に同時に「中間層の減少」が進んだデータに、コロちゃんは「さもありなん」とため息を付く思いを持ちましたね。
すべては「バブルを膨らませ」、その後に「急激にバブルを叩き潰し」過ぎた、「政府と日本銀行」が引き起こした人災ですね。
戦犯は「政府と日銀」だと、コロちゃんは考えていますよ。
4.「4つの階層に分けてみると・・・」
やっと、ここで「中間層についてのレポート」に戻ってくることができました。コロちゃんは、横道に直ぐ逸れちゃうんですよ。
悪気はないんですけどね。次には叱っておきますからお許しくださいね(あんたのことだろ!)。
(x_x) ☆\( ̄ ̄*)オイオイ…バシッ
➀「日本社会を4つの階層に分けてみる」
最初にこの「レポート」では、階層分布を4つに分けています。下記にその種類と定義を書いてみますね。
◎「所得階層」
➀「高所得層」
下記で書いている「中位所得(2018年:253万円)」の200%以上の所得を得ている者になります。2018年の所得で「507万円以上」です。
月収にすると、「等価可処分所得※:月42.3万円以上(2018年)」が「高所得層」ですね。
(※等価可処分所得:税金・社会保険料などを除いた手取り所得を世帯人数で調整した所得額)
コロちゃんが考えていたよりも、はるかに「低い所得(507万円以上)」より上が「高所得層」になっていますね。
これは、分類方法が下記の「等価可処分所得の中位」を基準としているからと思われますね。簡単に言うと、「日本社会」の「所得の真ん中」が低い所得だということでしょう。
➁「中間層」
ここがメインの階層です。全員の「等価可処分所得※」を高い方から順に並べて「中位所得」を特定し、その75%から200%の範囲に収まる割合を「中間層」としています。
(※等価可処分所得:税金・社会保険料などを除いた手取り所得を世帯人数で調整した所得額)
要するに「中位所得(2018年:253万円)」の0.75倍~2.0倍の間が「中間層」です。2018年の所得で「190~507万円」です。
月収にすると、「等価可処分所得※:月15.8~42.3万円(2018年)」が「中間層」ですね。
(※等価可処分所得:税金・社会保険料などを除いた手取り所得を世帯人数で調整した所得額)
コロちゃんの感想では、月16万円に満たなくとも「中間層なの?」って思いますが、これは「中間層」でも一番下のラインですからね。ただこの月16万円では「生活に余裕」はないと思いますよ。
➂「低所得層」
上記の「中位所得(2018年:253万円)」の50%以上75%未満の「等価可処分所得」を得ている者になります。
2018年の所得で「127~190万円」です。月収にすると、「等価可処分所得:月10.6~15.8万円(2018年)」が「低所得層」ですね。
➃「貧困層」
上記の「中位所得(2018年:253万円)」の50%未満の「等価可処分所得」を得ている者になります。2018年の所得で「127万円以下」です。
この「貧困層」の所得127万円以下は月にすると10.6万円以下です。かなり苦しい生活となりますね。
この「低所得者層」の割合は、いつも「貧困率」で使われている「相対的貧困率※」の数値と同じとなります。
(※相対的貧困率とは可処分所得の中央値の半分以下の方たちの割合)
ふー、疲れた。やっとここまで来ました。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
「レポート」では、ココまでで「日本社会」を、「高所得層・中間層・低所得層・貧困層」の4つの階層に分けています。次には、その割合と推移を見てみましょう。
➁「中間層は細っていた」
上記の「高所得層・中間層・低所得層・貧困層」の定義を頭に置いて、次のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「独立行政法人 労働政策・研修機構 1985年の中間層の範囲に基づき各年の中間層割合等を計算した場合」より
https://www.jil.go.jp/institute/discussion/2023/documents/DP23-03.pdf
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 縮む日本の中間層:『国民生活基礎調査』を用いた中間所得層に関する分析より(6月30日利用)
上記のグラフはこの「レポート」の中に記載されている1985~2018年の「1985年の中間層の範囲に基づいた各層の割合」です。
一番上の「中間層」のラインをご覧ください。
1985年の「中間層の割合は63.9%」です。その後はジグザグしながら下がり続けて、「2018年は58.1%」にまで低下しています。見やすいように下にかきますね。
◎「中間層の割合の低下」
❶「1885年:63.9%」⇒
❷「2018年:58.1%」
❸「1985年⇒2018年で5.8㌽低下」
上記のように、この1985~2018年の34年間に「日本社会の中間層の割合」は5.8㌽低下しています。この「5.8㌽」が多いのか少ないのかは、コロちゃんにはわかりません。
ただこの「1985年の日本の人口は「1億2104万8923人※」です。
(※国土地理院:人口増減率より)
この人口「1億2104万8923人」を、上記の「日本社会の中間層の割合:5.8㌽低下」を計算すると、ざっと700万人の減少となります。
しかし後で書きますが、この1985~2018年の34年間には「高所得層」は、逆に「2.9㌽上昇」しているのです。
そうなると「中間層」から下に落ちた人数は、350万人規模となる模様ですね。
この期間に「日本社会」が「一億総中流」から「格差社会」へと移行したことは間違いがないと、コロちゃんは考えていますよ。
なお、この「中間層の所得水準」を、もう一度確認しておきましょう。
「中位所得(真ん中の所得)」の0.75倍~2.0倍の間が「中間層」です。
2018年の所得で「190~507万円」です。月収は、「等価可処分所得※:月15.8~42.3万円(2018年)」が「中間層」ですね。
(※等価可処分所得:税金・社会保険料などを除いた手取り所得を世帯人数で調整した所得額)
コロちゃんは、この「中間層」が細っているデータを見て、現在多くの方が感じている「格差社会」をハッキリと確認できたように思えましたよ。
今の「格差社会」より「一億総中流社会」の方が、はるかに良い社会だったと、改めてコロちゃんは確信していますね。
「社会も経済」も、昔に戻ることは出来ないのは分かっていますが、それでもコロちゃんは過去の「一億総中流社会に戻せ!」と言いたい気分ですよ。
5.「他の階層はどう変わったのだろうか?」
上記で「1985年の中間層の割合は63.9%」で、それが「2018年は58.1%」に5.8㌽低下したことは分かりました。
それでは、その低下した5.8㌽の方は、どこに移動したのでしょうか? 何しろ上記の4つの階層を合計すると必ず100%になるのですからね。
「高所得層?」「低所得層?」「貧困層?」、それをこの「レポート」で見てみましょう。
➀「高所得層は2.9%増えた」
◎「高所得層の変化」
➀「1885年:7.4%」⇒
➁「2018年:10.3%」
➂「1985年⇒2018年で2.9㌽上昇」
おー、この34年間で2.9㌽も上昇していますね。ということは、1こ下の「中間層」から上昇してきたのでしょうね。ちょっと「ホッ」とするデータですね。
なお「等価可処分所得:月42.3万円以上(2018年)」が「高所得層」です。
➁「低所得層は0.9㌽減った」
次は心配な「低所得層」と「貧困層」の様子です。
◎「低所得層の変化」
➀「1885年:16.7%」⇒
➁「2018年:16.1%」
➂「1985年⇒2018年で0.6㌽減少」
おー、こちらも減少していますね。
あれっ? 「中所得層」が細って(-5.8㌽)、この「低所得層」も細って(-0.6㌽)いるのに・・・「高所得層」はそんなに増えていない(+2.9㌽)よね。
そうすると残るのは「貧困層」しかないね。みんな下に落ちたのですね。
やっぱり!
(╭☞• ⍛• )╭☞それな
なお、「等価可処分所得:月10.6~15.8万円(2018年)」が「低所得層」ですね。
➂「貧困層は3.5㌽増えた」
最後に「貧困層」を見てみましょう。
◎「貧困層の変化」
➀「1885年:11.9%」⇒
➁「2018年:15.4%」
➂「1985年⇒2018年で3.5㌽上昇」
だよねー、あと増えるとこは、ここの「貧困層」しかないものね。
やっぱり「中間層の減少5.8㌽」の行先は、「高所得層に2.9㌽」で「低所得層に2.9㌽」だったことがハッキリしましたね。
そしてその行先の「低所得層」から「貧困層」に2.9+0.6㌽=3.5㌽移動したとなっていますね。
なお「等価可処分所得:月10.6万円以下(2018年)」が「貧困層」ですね。
2024年の現在の「貧困層」も、「等価可処分所得※」で127万円以下(月にすると10.6万円以下)とされています。
この方々は、全国民の15.4%いるとされています。
今の日本の全人口は「1億2435万2000人※」ですから、「貧困層の人数はおおよそ1900万人」にもなりますね。
1900万人とは凄い数ですね。全国民の6人に1人が「貧困層」ということになりますね。
コロちゃんはこの「等価可処分所得」で見ると、「貧困層」のお隣の「低所得層」にあたりますね。
決して楽な生活ではありませんが、不満もない「清貧生活」が送られているだけマシと言えますよ。
なお、この「独立行政法人:労働政策研究・研修機構」が発表している「縮む日本の中間層:『国民生活基礎調査』を用いた中間所得層に関する分析」と言うレポートをお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.jil.go.jp/institute/discussion/2023/documents/DP23-03.pdf
6.「分厚い中間層は復活できるのか?」
ここからが、今日のテーマの「分厚い中間層は復活できるのか?」ですが、「年金生活のコロちゃん」にはとても身に余る大問題です。
しかし、まず現状をキチンと認識しなければ、前には進めませんからまずは「格差の現状」を見つめることからですよね。
上記で書いているように、たった20年ほど前には「小泉総理(当時)」ですら「格差が出るのは別に悪いこととは思っていない」と国会で発言しても別に問題にもならなかったのです。
今なら「ネットで即炎上」でしょう。
さすがに今の時代に「格差はない」と堂々と発言することは無くなりましたが、未だに「格差は自己責任」と考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、コロちゃんは思うんですよ。「個人の問題」と「社会の問題」を混同してはならないとね。
確かに、今働いている若い人が、一生懸命働いて勉強してスキルを上げて所得がだんだん上がっていくこともあるでしょう。
また人付き合いが悪い方が、だんだん所得が少ない仕事にしかつけないこともあるかも知れません。
しかし、それは「個人の問題」です。
そして、今日上記で見てきたのは、「社会の中間層(年間所得190~507万円)」が、1985年の63.9%から、2018年の58.1%まで5.8㌽低下した「社会の問題」です。
「個人の問題」と「社会の問題」を混同してしまってはいけないと思うのですよ。
その上で、今日見てきたような「日本社会全体を俯瞰するようなレポート」を読むことが、社会全体の理解へ繋がると思いますよ。
コロちゃんが、この数字を見て思うのは、かつての1985年の「一億総中流の時代」の方が良かったということです。
だから今後の日本は、再び過去の「一億総中流の時代を目指そう」となれば良いと思っていますよ。
そして、それが出来ないと言うならば「人口減少と経済が成長しないこと」を前提とした社会を創る方向へ転換した方が良いと思っていますよ。
7.「一億総中流社会を目指すには?」
さて、後はどうやってかつての「一億総中流の時代」を目指すのかの方法論ですが、コロちゃんごときが、そんな「大問題の答え」がをポンと出せるわけありません。
ただ、このままで終わるのもなんか、不完全ですね。そう言えばこの前に我が「編集長&株主様」が、なんか言っていましたね。
次男一家家長様
コロ!
ブログ記事ってのはな。
➀「エピソード」
➁「自分の考え方」
➂「問題点」
➃「解決策」
これを入れなきゃダメだぞ!
ふむふむ「➁自分の考え方」は、上記で「一億総中流の時代の方が良かったからそれを目指そう」でいいよね。
そして➂「問題点」は、今の「格差社会」と指摘しているよね。
そうすると、無いのは「➀エピソード」と「➃解決策」でしょうか?
( ̄へ ̄|||) ウーム
8.「どうすれば良いは分からなくとも、ダメなのはわかるよ」
このように「解決策」を模索していくと、よほどの優秀な方でなければ「解決策」は簡単には出て来ないでしょう。
もちろんコロちゃんは、その「よほどの優秀な方」には入りません。
しかしコロちゃんでも、「これはダメ」というやり方は分かりますよ。それは「過去にやってみたけどダメだった政策」です。
何しろ「日本経済は失われた30年」と言われていますように、今まで30年間に渡って「政府」はいろいろな政策を展開してきています。
それがことごとく失敗に終わったことは、現在の「日本経済の現状」が示していますね。
それでは下記に、今までの30年間に「日本経済」を浮揚させようとして、失敗したダメだった政策を書いてみますね。
◎「過去に試してダメだった経済政策」
➀「1990年代の小渕総理の財政政策」
1990年代に「小渕総理」は、巨額の財政投入を行なっていて、「世界一の借金王です」と記者会見で自嘲気味に答えていたのを覚えていますね。
その結果「政府」が赤字国債を出して、巨額の財政資金を投入しても効果がないことがわかりました。
➁「2000年代の小泉総理の聖域なき構造改革」
「新自由主義」の、小さな政府と規制緩和で効率化を進めましたが、経済成長は出来ませんでした。
➂「2010年代の安倍総理のアベノミクス」
「異次元の金融緩和」を主張しましたが、10年やっても経済は成長しないことがわかりました。
これらの3人の総理大臣は、これらの「政策」を推進しましたが、「経済成長率」が大きく上向くことはありませんでした。
➃「2020年代の岸田総理の経済の好循環」
上記の➀~③のどれもダメだったことを横目で(※)見ていた岸田総理は、さすがに同じことをやろうとは考えませんでしたね。
(※横目だったかどうかは確認されていません)
現在の岸田総理の「経済政策」は、「物価を上回る賃上げをすれば経済の好循環となり成長できる」としています。
これらの「歴代の総理大臣の経済政策」の進行を、コロちゃんはすべてリアルタイムに見てきました。
ですから、「上記のやりかたではダメ」なことは知っていますね。
(岸田総理の経済の好循環は、まだ結果が出ていませんが、今年の年内には判明するでしょう)
それでは別のどういうやり方があるかと言うと、1980年代の「一億総中流の時代」には今よりはるかに少なかった「非正規雇用」の、全面的な「正規雇用化」が頭に浮かびますね。
とにかく現在は、社会の隅々に「安く使える非正規雇用者」が数多く働いています。
例えば「飲食業の非正規雇用者率」は82%※だとされています。
(※総務省:サービス産業動向調査より)
いくら何でも8割以上が「非正規雇用」だなんて、酷すぎるでしょう。
こんな「非正規用」を一掃して「全て正規雇用に転換」すれば、日本社会も一変するとコロちゃんは思っていますよ。
9.「コロちゃんの1980年代」
最後は、コロちゃんの「エピソード」です。
上記でも見て来た「1980年代の一億総中流の社会」だった日本で、コロちゃんは当時30代の若者でした。
子どもを2人生んで(産んだのは妻です)、子持ちとなったコロちゃんは、「人生の1大選択」を迫られていました。
それまでに進んでいた道を放棄して、新しい道へと転身しようと「お仕事を転職」したのです。
時代は、今から振り返れば「バブル経済より少し前の年」でした、転職先の選択には困りませんでしたね。
その新しい会社には、コロちゃんと同じような「転職組」が沢山いましたね。その時に皆口々に行っていたことは、「収入が手取りで30万円は欲しいね」でしたね。
月の「手取り収入が30万円」欲しいとなると、税込みの総支給額は少なくとも「年収500万円(月41.7万円)」となければなりません。
コロちゃんの転職した先の会社では、その程度の収入は頑張れば難しくなかったですね。少なくとも「家のローン」を支払って「2人の子ども」を育てるぐらいはいただけましたよ。
今から振り返って見ると、この「子ども2人を育てた人生で一番大変な時期」が、ちょうど「一億総中流の1980年代」だったのです。
その後の1990年代の「金融危機の時代」や、2000年代の「ITバブル崩壊の時代」もありました。そうそう「2008年のリーマンショック」もありましたね。
しかし「日本企業」は、それらの「経済危機」に対して「既存の社員はそのまま温存」して、新規採用を絞り、退職者の代わりは非正規雇用で充当してきています。
この「失われた30年間」で、被害を被ったのは、「新規採用となる若者たち」と、「非正規雇用者」たちだったのです。
コロちゃんは、「バブル以前の入社の社員」でしたから、所得は入社時より下げられることなどなく、その後も無事家族と平穏無事な生活を保っていましたね。
このように見て行くと、コロちゃんは「運が良かった」のですよ。
「1980年代の一億総中流の時代」に「転職」をして、その後もその生活を保てたのですからね。
しかし、コロちゃんは思うんですよね。ただ単に生まれた時代が少し遅かっただけで「就職氷河期」のような被害に会い、「人生が狂ってしまってよいのか?」とね。
これはどう考えても「理不尽」の一言でしょう。
コロちゃんは、やはり「日本社会」は過去の「一億総中流の時代」が、日本人が一番幸せだった時代なのではないかと思いますね。
今から過去を追憶しても仕方ないのかも知れませんけど、その時代のような「成長する日本」に戻れないならば、それを前提とした社会を目指した方が現実的だと、コロちゃんは考えていますよ。
10.「今度もダメならもう成長できない事を前提に」
現在「岸田総理」がもうすぐ「経済の好循環」が見えて来るようにおっしゃっていますが、コロちゃんは難しいと思っています。
そろそろ、他の選択肢の「人口減少・成長できない日本」を前提とした政策に進むしかないと決断するべきだと考えていますよ。
何しろ、上記で見たように「➀1990年代の小渕総理」「➁2000年代の小泉総理」「➂2010年代の安倍総理」が失敗して、現在の「➃2020年代の岸田総理」がどうか?と言うところなのですからね。
今度もダメだったら、もうあきらめて「成長しない日本・人口が減少する日本」を前提とした「国家体制」をつくるべきだとコロちゃんは考えていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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