おはようございます。いよいよ「年末とお正月」が近づいてきましたね。
コロちゃんは、今「お正月に来る子どもたち」への「お年玉」をいくらぐらいにしたらよいのか、ちょっと悩んでいるのですよ。
まず「小さい子どもたち(就学前)」には「1000円」でよいでしょうね。
また「小学1年生」ならまだ「1000円」でも許されるでしょうけど、「小学5年生」ともなるともうちょっと増やさないとダメかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
この年頃だと、もう「自分でお金を使って買い物をする」ようになりますからね。「経済観念」もそろそろ「育ってくる年齢」でしょうから、少し増やそうかなと思っているコロちゃんでしたよ。
そんな「悩めるコロちゃん」が、今日は「年収の壁178万円で年金生活者にも減税があるの?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「年収の壁引き上げは、中所得者に恩恵だってと、年金生活者にはほとんど減税がないよ」
☆「所得税非課税の高齢者世帯は、推計すると7~8割か?と、178万円の年収の壁は、貧困層は置き去りの政策だよ」
☆「コロちゃんと1990年代の記憶」

1.「年収の壁引き上げは、中所得者に恩恵だって」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「年収の壁引き上げ、中所得者に恩恵/年収600万円で減税3.6万円」との見出しが目に入りましたよ。
この「年収の壁」とは、「所得税が課税されない年収の上限額」のことです。
以前には「103万円の壁」があったのですが、今年の2025年の所得から「基礎控除・給与所得控除の拡充」により、「所得税」がかからない年収水準が段階的に引き上げられています。
それが「今回178万円に引き上げられた」ということですよね。ただこれは「2年間に限っての減税」としていますね。必要な財源は「6500億円」ですよ。
そして、この記事では「年収に応じた(所得税の)控除額を年収665万円の中所得層まで手厚くする」と報じています。
その結果の「減税の恩恵も中所得者層が最も大きい」として、以下の「減税額」を記事では報じていますよ。
◎「年収の壁引き上げの減税額」
①「年収200万円 :0.3万円」
②「年収300万円 :0.8万円」
③「年収400万円 :0.8万円」
④「年収500万円 :2.7万円」
⑤「年収600万円 :3.6万円」(最大)
⑥「年収800万円 :0.8万円」
⑦「年収1000万円:0.8万円」
⑧「年収1500万円:1.3万円」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1881I0Y5A211C2000000/
(出典:日経新聞 12月19日記事 年収の壁引き上げ、中所得者に恩恵/年収600万円で減税3.6万円より:12月25日利用)
ふーむ、「減税する」のは良いと思いますけれど、なんで「⑤年収600万円の層が3.6万円」って、一番高いのかな?
( ̄へ ̄|||) フーム
コロちゃんは、「中間層」に手厚く「援助の手」を差し伸べるのは別に良いと思いますよ。だけど、それは「貧困層」にも手を差し伸べた上での話でしょうね。
まさか「貧困層」には何もないんじゃないでしょうね。
上記を見ると、「減税額が多い順」を見ると以下ですよ。
◎「減税額が多い順:ベスト3」
⑤「年収600万円 :3.6万円」(最大)
④「年収500万円 :2.7万円」
⑧「年収1500万円:1.3万円」
ほらほら、これを見ると今回の「減税」って「中所得者と高所得者への恩恵」ですよね。
(  ̄O ̄)ホラホラ
特に「⑧年収1500万円の層が1.3万円の減税」なんて、いらないんじゃないの。
そりゃ「所得税の制度」での減税ですから、「所得税を払っていない貧困層は対象外」という理由はあるのかも知れませんけど、なんかコロちゃんはモヤモヤしますよね。
さてコロちゃんは、「年金生活者」ですからね。今回の「減税」が「年金生活者」には、どんな影響があるのかが気になりますよね。次にちょっと調べてみましょうね。
なお、この「日経新聞」の「年収の壁引き上げ、中所得者に恩恵/年収600万円で減税3.6万円」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「年金生活者には、ほとんど減税がないよ」
コロちゃんが一番気になったことは、今回の「年収の壁の引き上げ」が自分たち「年金生活者」に「どのような影響があるのか?」でしたよ。
コロちゃんだって、少額と言えども「所得税」は払っていますからね。ひょっとしたら、これが「減税の対象」になるかも知れませんよね。
ただ今回の「減税」は、「所得税の話」ですから「住民税」や「健康保険料・介護保険料」とは別の話となります。
そこでコロちゃんは、ネットで調べてみましたが、「年金」を対象とした「年収の壁の178万円への2年間の引き上げ」を扱った情報は驚くほど少ないのですよね。
その理由は「もともと年金所得額は低い人が多いので所得税がかからない人が多い」からだと思われますよね。
まず最初に、今回の「給与所得者の年収の壁の178万円の中身」を見ておきましょう。以下でしたよ。
◎「所得税がかからないライン」
①「給与所得者の控除」(~665万円)
・「基礎 :104万円」+
・「給与所得控除: 74万円」=
●「合計 :178万円」
(5万円引き上げは2年間限定:4万円引き上げは恒久的)
②「年金所得者の控除」(65歳以上)
・「基礎 : 104万円」+
・「公的年金控除: 110万円」=
●「合計 : 214万円」
(2年間限定)
うーん、上記を見ると「年金所得者」の方が「控除が214万円」ですから、「給与所得控除の178万円」より高いのですよね。
(´ヘ`;) ウーン
この上記の「基礎控除」の内容には、「2年間限定引き上げ」と「恒久引き上げ」が混在していますね。まったくややこしい事ですよ。
つまり、上記は「所得税」には「給与所得者には178万円の壁」がありますが、「年金所得者には214万円の壁」があるということになりますよね(※)。
(※実際には他の所得・会保険料控除・扶養控除により課税ラインは変動します)
それでは、この「年金所得者」には「214万円の壁」以上の「年金所得」を得ている方が、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?
コロちゃんは「どのくらい『年金』をもらっているの?」ですか?
(´・д・)エッ
・・・、それはちょっと言いたくないなー。だって「恥ずかしい」んだもの。
((*///Д///*))イヤーン
次をご覧の上ご想像してください。

3.「所得税非課税の高齢者世帯は、推計すると7~8割か?」
さて皆さん、「自分の財布の中」は人に見せたくなくとも、「人の財布の中」には興味がありますよね。
コロちゃんのような「高齢者」は、現在「いくらぐらいの年金」をもらっているのでしょうか?
以下のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「厚生労働省 年齢階級別 公的年金の分布」より
https://www.mhlw.go.jp/content/koutekinenkin_jukyusha_202106.pdf
出典:厚生労働省年金局数理課 公的年金受給者に関する分析より:12月25日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「年齢階級別の公的年金の分布」です。下に書き出しますね。
◎「公的年金の分布(65歳以上:2017年)」
(小数点以下切り捨て)
①「月額5万円未満 :10%」
②「月額5~7万円 :17%」
③「月額7~10万円 :18%」
④「月額10~15万円:18%」
⑤「月額15~20万円:20%」
⑥「月額20万円以上 :15%」
https://www.mhlw.go.jp/content/koutekinenkin_jukyusha_202106.pdf
(出典:厚生労働省年金局数理課 公的年金受給者に関する分析より:12月25日利用)
ふーむ、前項で「年金所得者」の方が「控除が214万円」と見てきましたよね。つまり「年金受領額が214万円以下」の方には「所得税」が掛からないのですよ。
( ̄へ ̄|||) フーム
それでは、上記から「所得税の年金の壁」を超える高齢者の割合を「年間年金受領額」に計算し直してみますよ。下記でしたよ。
◎「公的年金の分布(65歳以上:2017年)」
(小数点以下切り捨て)
①「年60万円未満 :10%」
②「年60~84万円 :17%」
③「年84~120万円 :18%」
④「年120~180万円:18%」
⑤「年180~240万円:20%」
⑥「年240万円以上 :15%」
(※年214万円以下は所得税がかかりません:2年間限定)
あー、上記を見ると「➀~➃の年180万円以下を合計」すると「63%」になりますよ。
( ̄Д ̄*)アー
かっちりした「所得税がかからない年金受給者の割合」は分かりませんでしたよ。
しかし、上記を見ると「所得税がかからない(214万円以下の)年金受給者の割合」は、おそらく「7~8割」じゃないかとコロちゃんは思いましたよ。
なお、「平均厚生年金受給額」は、以下となっていますよ。
◎「平均厚生年金額:2023年」
①「男性:65歳以上:16.9万円(年202万円)」
②「女性 65歳以上:11.1万円(年133万円)」
(※年214万円以下は所得税がかかりません:2年間限定)
https://www.mhlw.go.jp/content/001359541.pdf
(出典:厚生労働省:令和5年厚生年金保険・国民年金事業の概況より:12月25日利用)
ほらほら、「単身高齢者」の場合だと、「平均厚生年金受給額」では「男性・女性」ともに、「非課税(214万円以下)」となっているのが実態ですよ。
(  ̄O ̄)ホラホラ

4.「178万円の年収の壁は、貧困層は置き去りの政策だよ」
さて、ここでちょっとコロちゃんの考え方を書きますね。
コロちゃんは、今回の「年収の壁の178万円」への引き上げは、「貧困層を置き去りにした政策だ」と断言しますよ。
だって、冒頭の「減税額」をもう一度下記に書き出しますね。
◎「年収の壁引き上げの減税額」
①「年収200万円 :0.3万円」
②「年収300万円 :0.8万円」
③「年収400万円 :0.8万円」
④「年収500万円 :2.7万円」
⑤「年収600万円 :3.6万円」(最大)
⑥「年収800万円 :0.8万円」
⑦「年収1000万円:0.8万円」
⑧「年収1500万円:1.3万円」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1881I0Y5A211C2000000/
(出典:日経新聞 12月19日記事 年収の壁引き上げ、中所得者に恩恵/年収600万円で減税3.6万円より:12月25日利用)
ほらほら、上記を見ると「給与所得」は、「①年収200万円以上」は全部の方が「減税の恩恵」を受けられるのですよね。
(  ̄O ̄)ホラホラ
「給与所得者」で「減税の恩恵」を受けられないのは、今回の「年収の壁」の「年178万円以下の給与所得の方」ですよね。
この方たちは「所得税」を納めないのですから「減税」もありませんよ。
そして「年金受給者」は、今回の「年収の壁」の「年214万円の年金所得以下の高齢者」は、「所得税」を納めないのですから「減税の恩恵」はありません。
前項でも書いたように、「年金所得」の7~8割(推計)も今回の「減税の対象外」です。
つまり、今回の「年収の壁の減税」は「貧困層」を除いた「中流層と富裕層」が対象なのですよね。
それに、コロちゃんは上記で「⑧年収1500万円の減税額がなぜ1.3万円」もあるのかが不思議でしたよ。
これについては「基礎控除の上乗せを最大限受けられる範囲が年収665万円だった」と報じられていたんですよね。おかしいですよね。
そこでコロちゃんは、ポチポチ調べてみましたが、どうやらここで出てくる「所得665万円 」は、「基礎控除の満額(最大限)が適用される上限」ということらしいのですよ。
つまり「最大限(税額控除を)受けられる範囲が年収665万円」で、「それ以上の年収でも(税額控除が)ゼロになるわけではない」らしいのですよね。
「665万円が上限」と聞くと、それ以上は「対象外=ゼロ」と考えるのが普通ですが、実際の税制は「崖」ではなく「なだらかな坂になっている」らしいのですよ。
それで「上記の年収1500万円」でも「1.3万円の減税がある」となっているようですよ。
それにしても「年収1500万円」って「富裕層」でしょう。「減税」なんかしなくとも良いでしょう。
そうなると、今回の「年収の壁の178万円の減税」は、「貧困層」を素通りした「中所得層と富裕層」を対象とした「減税のバラマキ」と言えるとコロちゃんは思いましたよ。
なんかコロちゃんは、上記を調べているうちに段々腹が立ってきましたよ。どうせ「バラ撒く」ならば「必要な層(貧しい層)」にも撒いて欲しいと思ったコロちゃんでしたよ。

5.「コロちゃんと1990年代の記憶」
さて今日は、「年収の壁178万円で年金生活者にも減税があるの?」を調べながら考察してみましたよ。
「税制」なんて話題は、コロちゃんなんか知らない事ばかりですから、今日の内容に間違っている所もあるかも知れませんが、それは「素人のおじいちゃんの戯言」としてご容赦お願いしますね。
今日の最後の「コロちゃん話」ですが、今日の「テーマの減税」が多かった「1990年代の記憶」を書いてみますね。
「減税」って言うと、過去に何回も繰り返し行われたのは何と言っても「1990年代」が多いんですよね。
この時代は、「バブル崩壊後」の「経済低迷」を何とか抜け出そうとして「減税などの財政政策」が繰り返し行なわれました。下記でしたよ。
◎「1990年代の減税」
①「1994年度 :特別減税 :3.8兆円」
②「1995年度 :制度減税 :2.5兆円」
③「同年度 :特別減税 :1.4兆円」
④「1996年度 :特別減税 :1.4兆円」
⑤「1998年度 :特別減税 :1.4兆円」
⑥「同年度 :特別減税 :1.4兆円」
⑦「1999年度:定率減税 : 2.7兆円」
⑧「同年度:最高税率の引き下げ:0.3兆円」
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je12/h05_hz030210.html
(出典:内閣府 過去の主要な減税政策より:12月25日利用)
上記は、「内閣府」が発表した「過去の主要な減税政策」の「1990年代の分」です。
「バブル崩壊後」の「経済低迷」をなんとか打破しようとした、当時の政府の努力の道なのですが、1990年代に総額で「15兆円近く」を投じてもダメだったのです。
だからこの時代の終わりに「財政政策では効き目がない」とあきらめて、「2000年代」の「小泉政権の聖域なき構造改革の時代」へと進んだのですよ。
この「1990年代」って「失われた30年」の最初の10年間ですよね。
現在は、また1990年代と同じ「減税の財政政策へ」と回帰していますが、コロちゃんは「再び1990年代と同じことにならなきゃ良いけど」と思っていますよ。
さて、そんな「減税」が繰り返し行われた1990年代ですが、コロちゃんは今振り返って「減税でお金を受け取った記憶」は全く残っていません。
恐らく、受け取っているとは思うのですけど、そんなのは直ぐに忘れてしまっていると思うのですよね。現在の高齢者のほぼすべてが、同じだと思われますよね。
そのくらい「減税」とは「印象が薄いし効果もない」のですよ。・・・いや逆ですね。「効果がなかったから印象に残らなかった」のですよ。
そんな繰り返し「減税」がバラまかれた時代の「1990年代」に、コロちゃんちでは家族全員が「ボーイスカウト運動」にのめり込んでいましたね。
最初に加入したのは、「小学校2年生の長男」でしたが、その後「次男」も続いて加入し、妻は「ボーイスカウト指導者訓練キャンプ」にまで参加していました。
この「ボーイスカウト指導者訓練キャンプ」とは、「ボーイスカウト隊の隊長の資格」を得るには、必須の「訓練キャンプ」です。
場所は「那須」にあった「ボーイスカウト日本連盟の那須野営場」でしたね。「3泊4日のキャンプ」でした。下記のフォトですよ。当時の妻の姿ですよ。りりしいですよね。
( 。•̀_•́。)キリッ

この「ボーイスカウト指導者訓練キャンプ」には、コロちゃんも数年後に参加していますが、ここでは「大人が集まって真面目に全力でキャンプを行なっていた」のですよ。
そこでは、深夜の「12時過ぎ」まで「竹材のクラフト作業」をするなど、「一種異様な雰囲気」でテンションをマックスに高めた「大人たちのキャンプ」だったのを覚えていますよ。
コロちゃんが参加したのは、もう秋も深まった頃で「寒かった」のですが、「指導者たち」はみな「半袖制服」で熱血指導をしていたことが思い出されますよ。
当時、妻は「ボーイスカウト団のカブ隊(小2~小5)」の副長を務めていました。
「ボランティアリーダー」として、毎週日曜日に子どもたちと一緒に「スカウト活動」を行なっていたのです。
コロちゃんは、妻とは「20代だった1970年代」から一緒に暮らしていましたが、妻が一番「光り輝いていた時代」は、「1970年代の20代」とこの「1990年代の30代の後半」だったと思っていますね。
コロちゃんが、妻の後を追って「ボーイスカウト隊の隊長」を務めるようになったのは、この後の「2000年の前後」でしたね。
この頃は楽しかったなー。
(・_・;).。oO
やはり自然の中で行なう「キャンプ」は、「子どもたち」はもちろん「大人」になっても楽しいと思っていた時代でしたよ。
今日の「コロちゃん話」は、「減税が次々と行なわれていた1990年代」にコロちゃん夫婦が夢中になっていた「ボーイスカウト隊のボランティアリーダーの話」でしたよ。
当時の「時代の雰囲気」と「コロちゃん夫婦の生き方」を、そこはかとなく感じていただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。







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