おはようございます。今朝のことですが、最近のコロちゃんは「夜じゅうエアコン」を入れているのですよね。
7月の半ばまでは、夜寝る時に「エアコンのタイマー」を入れて、夜半にスイッチが切れるようにしていたのですが、直ぐに「一晩中エアコン」を入れないと寝れなくなってしまいましたよ。
だって、暑くて深夜に「汗びっしょり」で起きてしまったのですよ。
それでコロちゃんは「夜エアコンをそのまま朝までつけっぱなし」にしていたのですが、それでも昨日までは「朝起きた時」にはスイッチを切っていたのですよ。
そして「9時頃にエアコン」を入れていたのですが、今朝は、朝ワンコの散歩から帰ってきて直ぐに「エアコン」を入れざるを得なくなりました。
今朝は「早朝から暑い!」のです。
🔆_ (՞⌓°꒷꒦⎞あㄘゅい💦
いやいや、まだ8月が始まったばかりですよ。これからまだ1ヶ月以上は暑そうですね。コロちゃんはちょっとゲンナリしていますよ。全身が溶けそうですよ。
💦(;´Д)アツイ
ちょっと暑さにゲンナリの「溶けそうなコロちゃん」が、今日は「ホントに物価・賃金の好循環が始まったの?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「夕刊1面トップに『好循環始まる』の大見出しと、近年にない明るさだって?」
☆「経済政策は経世済民だよと、コロちゃんとバブル経済の記憶」

1.「夕刊1面トップに『好循環始まる』の大見出し」
コロちゃんが、真夏の午後に「エアコンで涼しい居間にお籠り」しながら、届いた夕刊を拡げてみたら、その1面トップに「大文字」で「物価・賃金/好循環『始まる』」の文字が躍っていました。
コロちゃんは思わず「ゲゲッ!」と呻きましたよ。
\( ><)/ゲゲッ!!!
だって、その日の朝のブログで「【経済考】消費税増税は無理なのか?」とのテーマの記事を投稿していたのですが、この中で「経済の好循環は失敗だったよ」と主張していたのですよ。
コロちゃんは、朝の投稿で「経済の好循環・失敗!」って書いたのに、夕刊では「好循環始まる」ですよ。
コロちゃんは、この「日経新聞の夕刊」を手に取って、あまりの「タイミングの良さ」にまるでコロちゃんの記事を読んで、直ぐに反論をしたように感じましたよ。
そんなことはあり得ないのですけどねー。
(⁎•ᴗ‹。)ネー♪
この「日経新聞」の「物価・賃金/好循環『始まる』」の記事は、7月29日に「閣議決定」された「経済財政白書」の内容を報じたものでした。
そこでコロちゃんは、さっそくこの「経済財政白書」をポチポチと探してみましたよ。
なお、この「日経新聞」の「物価・賃金/好循環『始まる』」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「近年にない明るさだって?」
コロちゃんは、さっそく「内閣府のサイト」から「令和7年度 年次経済財政報告(経財白書)」を探して読んでみました。
もちろん「つまみ読み」ですよ。だって全部で521ページもあるんだもん。読み通すなんて出来ませんよ。
この「経財白書」は、一言で言うと「近年にない明るさ」とポジティブに現在の「日本経済」を見ていますね。
最初の「はじめに」は、以下のような書き出しから始まっています。
「2025年の春季労使交渉における賃上げ率は、33年ぶりの高さとなった2024年を更に上回る堅調な結果・・近年にはない明るい動き」
コロちゃんは「年金生活者」ですからね。今年の「年金改定率(賃上げ率)」はわずか「1.9%アップ」にとどまっていますから、ちっとも「明るくない」ですよ。
だけど、この「経財白書」では「2024 年には名目GDOが初めて600兆円を超え」たと、「日本経済の全体像」としては「順調に推移している」とポジティブに見ているようですよ。
それでは、全部で407ぺージのご紹介は出来ませんから、コロちゃんが気になった数点のみを次にご紹介しますね。

①「物価上昇率は2番目の山が来ているよ」
コロちゃんは、何よりも現在の「物価上昇率」を気にしていますよ。だって、それで「生活が苦しく」なってきているのですからね。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 消費者物価の推移」より
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je25/pdf/p010002.pdf
出典:内閣府 令和7年度 年次経済財政報告より:7月30日利用
上記のグラフは、「経財白書」で発表された2022年1月~2025年5月の「物価上昇率の推移」です。コロちゃんは、これを見て以下のように思いましたよ。
◎「2022年1月~2025年5月の物価上昇率の内容」
①「2023年1月と2025年1月の2つの山(4%)がある(青色ライン)」
上記グラフの「青色ライン」が「コアCPI」です。この「コアCPI」とは「生鮮食品」を除いたものです。
「生鮮食品」は天候に左右されやすく価格変動が大きいため、物価の基調的な動きを把握するために、これを除いた「コアCPI」が用いられます。
②「棒グラフを見ると、2023年が高く、2024年はやや低い、2025年に再び高くなってきている」
③「棒グラフの内訳を見ると、『生鮮食品を除く食料品』が2023年と2025年の物価上昇への寄与が大きい」
④「棒グラフの2023年を見ると、下の方に「電気・ガス(黄土色グラフ)」が突き出て、物価上昇率(青色ライン)を下押ししている」
この「電気・ガス補助金」は2023年1月~2024年5月まで行われています。これで強引に「2023年の物価上昇率」を3%台に抑え込んだのが見て取れますね。
しかし、2025年の現在の「電気・ガス料金の補助」は、いまのところ「7月~9月」の期間とされています。
これって、また延々と「電気・ガス料金補助」を続けないと、物価上昇率が高どまりするんじゃないかな?
σ( ̄^ ̄)はて?
今上向いている「物価上昇率」が、今後も上がり続けるのかを、コロちゃんは注視していますよ。
果たして「政府・日銀」が「物価安定のコントロール」ができるのかどうか・・・、何とも不安を感じますね。
これ以上「物価が上がる」のはコロちゃんはイヤですからね。

②「実質賃金は・・これで好循環なの?」
さて冒頭の「新聞記事」の見出しは、「物価・賃金の好循環『始まる』」でした。次に「賃金の様子」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 実質賃金の近年の推移」より
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je25/pdf/p010002.pdf
出典:内閣府 令和7年度 年次経済財政報告より:7月30日利用
上記のグラフは、「経財白書」で発表された2022年1月~2025年5月の「実質賃金の近年の推移」です。
上記の「黒色線グラフ」が「名目賃金」ですね。こちらは「税金も社会保険料も含んだ賃金」です。そして「緑色線グラフ」が「実質賃金」です。
この「実質賃金」は、「名目賃金(税金・社会保険料含む)」から「物価上昇率」を引いた金額ですね。
コロちゃんは、これ(緑色)を見てあんまり「プラス」になっていないなと思いましたよ。
そこでちょっと、「厚生労働省のデータ」を見てみました。以下ですよ。
◎「2022年1月~2025年5月の3年半で実質賃金がプラスになったのは以下の月のみ」
①「2022年のプラス月」
・「1月 :0.5%」
・「3月 :0.6%」
・「12月:0.1%」
②「2023年:なし」
③「2024年のプラス月」
・「6月 :1.1%」
・「7月 :0.3%」
・「11月:0.5%」
・「12月:0.3%」
④「2025年:なし」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/30-1a.html
(出典:厚生労働省 毎月勤労統計より:7月30日利用)
うーむ、「2022年以降の3年半」で「実質賃金がプラス」になったのは、「2022年に3ヶ月だけ」で、「2023年はゼロ」ですよね。
( ̄へ ̄|||) ウー
そして「2024年はボーナス月が4ヶ月プラス」となりましたが、「2025年」に入ってからは、まだ1つも「実質賃金はプラス」となっていませんよ。
と言うことは、「実質賃金のプラス月」は、3年半の間に合計「7ヶ月」にとどまっていますね。
冒頭の新聞記事では、「四半世紀続いた賃金も物価も動かない凍り付いた状況から脱しつつある」と報じていますが、確かに「物価」は動きましたよね。今も上がっていますものね。
しかし「賃金」は、上記の「実質賃金の動き」を見ていると、まだあまり上がっていないに見えますよ。今年の2025年は、まだ「プラスになった月」は「ゼロ」ですよ。
「記事」では、「個人消費の回復が穏やかにとどまっている」と分析して、その要因を以下に上げています。
◎「個人消費の回復が穏やかな要因」
①「家計が賃上げを持続的と見なしていない」
②「物価上昇が続くとの予想が消費者心理を冷やしている」
③「単身世帯が将来不安から貯蓄率を引き上げている」
ふむふむ、上記の➀~③はどれもうなずけますけれど、それよりも「実質賃金が上がっていない」ことが根本原因じゃないかとコロちゃんは考えますけどね。
φ(゚Д゚ )フムフム…
上記の「実質賃金」のグラフを見ていて、コロちゃんにはどうしても「物価と賃金の好循環が始まった」とは思えませんでしたよ。
この「経財白書」では、個々のデータでは「実質賃金マイナス」とか「需要の先食い小さい」とかが記載されているのですが、「はじめに」と「終わりに」の内容は、やたらポジティブと感じましたよ。
まあどんな「政府の文書」でも、「将来は明るい」と書かざるを得ないのでしょうけれど、あまり「現実と乖離している内容」をコロちゃんは「良し」とはしませんよ。
なお、この「経財白書」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。521ページありますよ。


3.「経済政策は経世済民だよ」
さて、今日は「経財白書」のごく一部をご紹介してきました。この新聞記事には、コロちゃんはちょっと「ムカついた」のですよね。
だってコロちゃんが、このブログで「経済の好循環は失敗だった」と投稿した日の夕刊に「物価・賃金/好循環『始まる』」との新聞記事が掲載されたのですよ。
タイミングが良すぎですよ。まあ偶然でしょうけれど、そもそも「政府」とコロちゃんでは「視点」が違いますからね。
ここでちょっと、コロちゃんの考え方を書いてみますね。
つい先日にコロちゃんは、「【社会考】「困窮子育て世帯」の9割が食料を十分に買えないって」の記事を投稿していました。
この中では「公益社団法人:セーブ・ザ・チルドレン」が「経済的に困難な状況にある子育て世帯への長期休暇中の食支援を受けている世帯」を対象とした調査で、以下を訴えていました。
「物価上昇による食費の値上がりにより、十分な食料を買うお金がないと90%の世帯が回答」
また「NPO法人:グッドネーバーズ・ジャパン」の「調査」では、「学校給食が無くなる夏休み期間中」は、「子どもの食事回数が2回以下:32%」との回答もありましたね。
現在続いている「物価上昇」では、既に「飢える子ども」を生み出しているのですよ。
コロちゃんが考えるには、現在の「物価と賃金の好循環」と名付けられた「経済政策」で利益を得ているのは、ごく一部の「5%以上の賃上げ」を享受している「大企業の会社員」だけですよ。
それ以外は、「膨大な数の物価上昇による生活困窮者」を生み出していますよ。現に上記で見たように「実質賃金はマイナス」が続いています。
これって、日本全体の「マクロな賃金の全体像」から見ると、「半数以上の人が実質賃金がマイナス」になっているってことじゃないでしょうか。
「不幸な人」の数の方が多い「経済政策」って、どっか変だと思いますよ。そもそも今どきの日本で「子どもたちが飢える」なんて許されないでしょう。
そもそも「経済政策」とは、「経世済民※」のためにあるものです。
(※経世済民:世を経(おさ)め、民の苦しみを済(すく)うこと:中国・礼記より)
現在の「経済の好循環(物価と賃金の好循環)」は、現実に国民の「経済厚生※」を最大化しているとは到底思えませんよ。
(※経済厚生:経済活動における人々の幸福)
コロちゃんは、最大多数の国民に「物価上昇の生活苦」を生み出している「物価と賃金の好循環」は間違った「経済政策だ」とハッキリ断言しますよ。
もし今後も続けるのならば、現在の「物価上昇で苦しむ生活者」を先に救う政策を今からでも進めるべきだとコロちゃんは考えていますよ。

4.「コロちゃんとバブル経済の記憶」
さて今日は「経済の好循環」がテーマでしたので、最後の「コロちゃん話」は、コロちゃんの「バブル経済の記憶」をちょっと思い出しながら書いてみましょう。
皆さんの中には「バブル経済」を実体験した方も、話では聞いたことがあるけど「体験」はしていない方もいらっしゃると思われます。
何しろ「バブル経済」とは「1986~1990年」にあった「経済事象」ですから、今から30年以上前のことになりますね。
若い方は、憶えていないどころか、まだ生まれていなかった方もいらっしゃるかと思われますね。
コロちゃんは、当時「30代の後半」でしたよ。まだ「2人の子どもが産まれたばかり」の若い父親でしたね。
「バブルのさ中」にいたコロちゃんだけでなく、当時「景気が良いなー」と周りのみんなが感じていましたけれど、それが「バブルだ」なんて誰も思っていませんでした。
むしろ「ジャパン・アズ・ナンバーワン※」で褒め称えられたように、「日本的経営」が優れているから「日本経済が成長するのは当然だ」との空気が充満していました。
(ジャパン・アズ・ナンバーワン:原題Japan as Number One: Lessons for America:1989年:著者:アメリカの社会学者エズラ・ヴォーゲル)
そんな時代に、コロちゃんが見たのは「同僚の給料袋が立っていた」ことです。
当時のコロちゃんの会社では、まだ「給与の銀行振り込み」は行なわれていませんでした。
毎月25日になると、各自が「事務室」にハンコを持っていき、「給与授受簿」の名簿欄にハンコを押して「給料袋」を受け取っていたのです。
その時に、ちょっと離れた場所から大きな歓声が聞こえました。何だろうと見てみると「おいおい、給料袋が立ったぞ!」との声。
コロちゃんの会社は「歩合給の割合の高い賃金制度」がありましたから、「稼ぎが多いと月給も高い社員が」いたのです。
この時にコロちゃんが見た「立っている給料袋の厚さ」は、どう見ても数㌢はありましたね。
もう一つ、コロちゃんがこの時に「同僚」から聞いた話では、「高卒で証券会社に4月から勤務した娘」が「夏のボーナスで200万円支給された」と言うのもありましたよ。
この同僚は「新卒就職の娘のボーナスの方が私のボーナスより多いよ」と笑っていましたよ。
確かに当時の「バブル経済」の頂点では「株価が連日最高値を更新」していましたからね。どの「証券会社」も「利益が最高益」と騒がれていました。
コロちゃんは、その話を聞いて「さもありなん」と思いましたけれど、まさか翌年以降「株価の大暴落」が始まるとは、誰一人想像しなかった年の話でしたよ。
この時の「バブル崩壊」は、1990年の「株式暴落」から始まって、翌年1991年の「土地暴落」で決定的になりました。
これらは、全て「経済政策の誤り」から生じています。その誤りが今でも続いているとコロちゃんは考えていますよ。
だって、ここ30年間「みんなの所得が下がり続けた」のですからね。だからコロちゃんは、現在の「経済の好循環の政策」も懐疑的な目で常に見ていますよ。
今日は「経財白書」のご紹介から始まって、最後はコロちゃんの「バブルの記憶」でしたよ。
当時「バブル経済」を体験した方も、初めて聞いた方も、笑って読み流していただければ、コロちゃんは嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。

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