【社会考】あなたは「倍速視聴」をしていますか?

社会

おはようございます。昨日のエサを食べないワンコの話しの続きですが、その後「エサ」の上に「細切れチーズ」を振りかけたらやっと食べてくれましたよ。

この時点でワンコ最後に食べたのが、一昨日の夜の「数口ぐらい」でしたから、ほとんど2日振りの「エサ」でしたね。やっぱりこの「暑さ」が影響しているのでしょうね。

ワンコは、いくら短くカットしているとはいえ毛皮を着ていますからね。「暑い夏」では食欲も無くなるのでしょう。

今後も、あまり食べない様でしたら「缶詰の柔らかいエサ」に変えないといけなくなるかもしれませんね。

「缶詰のエサ」は、値段が高んだよねー。
( ̄へ ̄|||) ウーム

「清貧コロちゃん」としては悩ましいところですね。いよいよそうも言ってられなくなるかもしれませんね。

いやいや、悪い方へ考えを進めないで、気分を変えましょう。

今日は「あなたは倍速視聴をしていますか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「倍速視聴は全年代に浸透している・・・らしいと、倍速視聴経験ありが60代で39.1%(男性)だって」

☆「ゆとりがないが36%もあるよと、タイパ(タイムパフォーマンス)疲れも見えて来たよ」

☆「コロちゃんと倍速視聴と、タイパは昭和モデルから令和モデルへの移行の軋み」

☆「今後のタイパはもっと進むと、タイパで擦り切れないようにね」

☆「生きる目的は充実した人生だと思うよ」

1.「倍速視聴は全年代に浸透している・・・らしい?」

コロちゃんは「YouTube」はほとんど見ないし、映画やビデオも最近は見ることも無くなったので、「倍速視聴」という技を使ったことはありません。

しかし、世の中では広く「倍速視聴が拡がっている」との情報は耳にすることがありますので、最近の若い方の意識の変化には興味を抱いていました。

ところが、今やその「倍速視聴」は若い方ばかりでなく、高齢者の間にも拡がってきていると聞いては、コロちゃんも黙っていられません。

さっそく、現在の高齢者も含めた「倍速視聴の実態」をコロちゃんは調べてみることにしましたよ。

2.「倍速視聴経験ありが60代で39.1%(男性)だって」

コロちゃんが見た「倍速視聴に関する調査(2024年)」は、「クロス・マーケティング社」が毎年行ってるものです。

その内容は「全国20~69歳の男女」を対象としているとありますね。残念なことにコロちゃんと同じ70代は対象外のようです。

その調査によると、各年代の「動画コンテンツの倍速視聴経験あり」は以下のようになっていました。

◎「倍速視聴経験あり:男性」

➀「20代:47.3%」
➁「30代:50.9%」
➂「40代:50.9%」
④「50代:40.4%」
⑤「60代:39.1%」

◎「倍速視聴経験あり:女性」

➀「20代:61.8%」
➁「30代:55.5%」
➂「40代:44.5%」
④「50代:42.7%」
⑤「60代:37.3%」

(マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査による)

いやいや、これは「全年代で既に倍速視聴が行なわれている」じゃないですか。コロちゃんに比較的近い「60代男性も39.1%」と、ほとんど4割近い浸透度ですね。

またこの調査では、上記の「2024年調査の全体の数値を47.0%」としていますが、2021年の同じ調査では「34.4%」としていますから、この3年間に12.6㌽も増えたとしていますね。

コロちゃんは、動画を見ませんから、まったくこのような「世の中の変化」に気が付きませんでしたね。

なお、この「クロス・マーケティング社」の「倍速視聴に関する調査(2024年)」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

動画の倍速視聴に関する調査(2024年)
全国20歳~69歳の男女を対象に「動画の倍速視聴に関する調査(2024年)」を実施しました。近年、動画配信サービスで視聴できるコンテンツも増えており、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識して、倍速で視聴することもあるのではないでしょうか。今回は、動画コンテンツの倍速視聴経験、倍速で視聴しているジャンル・シーン、動画を倍...

3.「ゆとりがないが36%もあるよ」

「内閣府」は、毎年「国民生活に関する世論調査」を行なっています。そしてその中には「時間のゆとりの有無」の質問項目があるのです。

これを見れば、最近の全年代の方の「時間のゆとりの有無の意識」がわかりますね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 時間のゆとりの有無」より

https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-life/2.html#midashi15
出典:内閣府 世論調査より(7月22日利用)

上記のグラフは、「内閣府」が2023年11月に行なった「世論調査」の「ゆとり時の有無」の回答結果です。

総数の回答は「ゆとりがある:59%」と「ゆとりがない36%」です。ざっと4割弱の方が「ゆとりがない」と回答していますね。

しかし、年代別に見ると違った風景が見えてきます。

コロちゃんと同じ「70歳以上」と、コロちゃんの息子年代の「30~39歳」の「ゆとり時間」を下に書き出しますね。

◎「ゆとり時間の有無」

➀「70歳以上」
・「ゆとりがある:73.3%」
・「ゆとりがない:19.3%」

➁「30~39歳」
・「ゆとりがある:47.7%」
・「ゆとりがない:49.3%」

あらら、やっぱりコロちゃん年代(70歳以上)は、「ゆとりがある:73.3%」ようですね。多分みなさんはブログを書いていないのでしょうね。

コロちゃん、暇じゃないもんね。毎日ブログをカキコキで、ゆとりなんかないもんね。
(*´罒`*)ニヒヒ♡

それに比べて、コロちゃんの息子年代(30~39歳)は酷いですね。「30~39歳:ゆとりがない:49.3%」ですよ。2人に1人が「ゆとりがない」のですね。

全体の「ゆとりがない36%」よりも大分増えていますね。全ての年代の中で一番「ゆとりがない」のがこの「30~39歳」の年代ですね。

これは「すべての30~39歳」が対象ですから、結婚して子どもさんがいらっしゃる方たちは、もっと「ゆとりがない」でしょう。

これじゃ「倍速視聴」もしたくなるのもわかりますよね。とても「時間が足りない」のでしょう。

それを考えると、「結婚しろ、子どもをつくれ、仕事は一生懸命働け、家庭では家事・子育てをしろ、更にその上に、すきま時間でリスキリングしろ」って、無理ゲーじゃないでしょうかね?

コロちゃんだったら、「どこにそんな時間があるんだよ!」と激おこしちゃいますよ。
٩(๑`^´๑)۶激おこプンプン丸!

4.「タイパ(タイムパフォーマンス)疲れも見えて来たよ」

株式会社「セイコー」は、毎年「生活者に時間についての意識や実態を探る調査」を実施して「セイコー時間白書」として発表しています。

その「セイコー2024年時間白書」は、15歳~69歳の男女1200人に聞いたとしています。

うーむ、なんかどの調査でも70歳以上は対象外になっていますね?
( ̄へ ̄|||) ウーム

コロちゃんはちょっと不満ですよ。

まあそれは置いといて、取り敢えず「調査内容」を見てみましょう。コロちゃんが興味を持った質問と回答を選んで下に書きますね。

◎「セイコー2024年時間白書」

➀「タイパを意識して行動している:58%」

➁「なるべく無駄な時間は過ごしたくない:78.5%」

➂「タイパ重視は社会に定着したと思う:60.5%」

④「普段の生活の中でタイパを重した時間がある:81.6%」

⑤「分からないことは直ぐに調べないと気が済まない:74.8%」

⑥「直ぐにスマホに頼って頭で考えない:67.1%」

⑦「なんでもタイパに違和感を感じる:52.9%」

⑧「時には立ち止まってひとつの事を考えたい:73.8%」

⑨「何もしない時間を増やしたい:49.8%」

➉「時間に追われていると感じている:70.8%」

この「調査結果」について、「時間学」が専門の「一川誠千葉大学教授」は、「6割の人がタイパを意識して行動しタイパは社会に定着した」と語っていましたね。

しかし、コロちゃんは「時間学って言う学問の領域」があるんだと初めて知りましたよ。

それと、いつの間にか「➂タイパ重視は社会に定着したと思う:60.5%」には驚きましたね。

だけど「⑧時には立ち止まってひとつの事を考えたい:73.8%」や「➉時間に追われていると感じている:70.8%」には、このままで良いのかと、ちょっと疑問を持ちましたよ。

なお、この「セイコー2024年時間白書」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

調査結果 セイコー時間白書2024 | サステナビリティ | セイコーグループ
セイコーグループが、6月10日の時の記念日にちなんで、生活者の時間についての意識や実態を調査しました。

5.「コロちゃんと倍速視聴」

聞くところでは、大学で教員が事前に用意した動画を好きな時に視聴できる「オンデマンド」形式の授業を倍速で見ることが学生の間で広まっているらしいですね。

利点としては、自分のペースで繰り返し見れることもあるそうですが、情報を早く効率的に得る良い手段だと思われていると言います。

しかし「情報」は知識を得ることはもちろんですが、一方的に得るばかりではなく、いろいろ思考しながら、場合によっては否定する思考を練り上げることもあるのではないかと思いますね。

また「新しい知見を得た感動」などの、心の動きは「倍速」で得られるのでしょうか。

まあ、普段「倍速視聴」をやらないコロちゃんが、あれこれ言うべきではないとも思いますから、これは単なる「コロちゃんの懸念」だとお聞き流しください。

6.「タイパは昭和モデルから令和モデルへの移行の軋み」

コロちゃんは、この「タイパ(タイムパフォーマンス)」が、ここ「1~2年で社会に定着した」と聞いて、これは「昭和モデルから令和モデルへの移行の軋み」ではないかと考えましたね。

「昭和モデル」とは「24時間働けますか(※)の会社員と専業主婦のモデル」です。家事・育児はすべて「専業主婦」に任せるものです。

(※24時間働けますか:1989年バブルの最盛期の栄養ドリンクCM)

それに対し現在の「令和モデル」では、「男女共働き」で、家事・育児も共同で担います。夫も妻も働いた上で、家事・育児を分担する以上、時間が足りなくなるのが当然ですね。

コロちゃんは、現在は既に社会では「共働きの令和モデル」が増えてきて、「昭和モデル」はごく少数になっていると思っていますが、男女の賃金格差などの「昭和モデルの残渣」は残っています。

その結果が「タイパ(タイムパフォーマンス)」と言う形で、制度の歪みのしわ寄せが若い方たちに押し寄せているというのが、コロちゃんの見方ですね。

7.「今後のタイパはもっと進む」

コロちゃんは、この「タイパ(タイムパフォーマンス)」と言う忙しい時間管理を聞いて、おそらく今後もこれはますます社会に広がるのではないかと思いまいしたね。

それは、若者たちの将来の「賃金カーブ」を見たからです。もちろん今から若者たちの将来の賃金を知ることは出来ませんが、過去の動きからある程度の推測は出来ます。

「昭和モデル」とは、「会社員+専業主婦のコンビモデル」です。1970年代には、会社員は、家族全員を養うだけの所得が得られていました。

そして「令和モデル」は、「夫婦共働きのモデル」です。夫婦共働きでも所得は「昭和モデルの男性の2倍」にはなりません。

「令和モデル」の女性の所得は低く、また男性の将来の「賃金カーブ」も低くなる可能性が高いのです。

➀「男性の賃金カーブは低くなっている」

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 年次経済財政報告 出生年代別の賃金カーブ」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je23/pdf/p020001.pdf
出典:内閣府 年次経済財政報告 令和5年度-動き始めた物価と賃金- 家計の所得向上と少子化傾向の反転に向けた課題 より(7月22日利用)

上記のグラフは、「内閣府」が発表している「男性の出生年代別の賃金カーブ」です。以下に書き出しますね。

◎「男性の出生年別の賃金カーブ」

➀「朱色ライン:1956~60年生まれ」
➁「青色ライン:1961~65年生まれ」
➂「緑色ライン:1966~70年生まれ」
④「赤色ライン:1971~75年生まれ」
⑤「橙色ライン:1976~80年生まれ」
⑥「水色ライン:1981~85年生まれ」

上記のグラフは、①~⑥までの生まれ年が遅くなるほど「賃金カーブ」の山が低くなっています。

一番上の「➀朱色ライン:1956~60年生まれ」の方たちは、「賃金カーブ」の山が高かったですから、妻が「専業主婦」となっても「家族の生活」が成り立つ所得でした。

これが「昭和モデルの賃金カーブ」ですね。

それが、一番下の「⑥水色ライン:1981~85年生まれ」の方たちの「賃金カーブ」の山は低いです。このトレンドを見ても50代になった時の賃金カーブの山は、さほど高くはならないでしょう。

「令和モデルの賃金カーブ」は、夫婦共働きを前提とせざるを得ないのです。

その時の「令和モデルの女性の賃金カーブ」はどうなっているのでしょうか。

➁「女性の賃金カーブは低いまま」

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 年次経済財政報告 出生年代別の賃金カーブ」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je23/pdf/p020001.pdf
出典:内閣府 年次経済財政報告 令和5年度-動き始めた物価と賃金- 家計の所得向上と少子化傾向の反転に向けた課題 より(7月22日利用)

上記のグラフは、「内閣府」が発表している「女性の出生年代別の賃金カーブ」です。

一つ上で見た「男性の賃金カーブ」と比べると、「山」と言うよりは「緩やかな丘」ですね。「男性」に比べるとかなり低い「賃金カーブ」となっています。

このグラフを見る限りは「男女の賃金格差」は、まだまだ大きいままです。これでは「共働き」でも「ゆとり」を持つ余裕はあまりないのでしょうか。

この「令和モデルの夫婦共働き」は、今後も進んでいくでしょう。

そうなると若い方たちの「タイパ(タイムパフォーマンス)」も更に強化されていくと言うのが、コロちゃんの見方ですね。

ただ、コロちゃんが懸念するのは「心の健康」です。

8.「タイパで擦り切れないようにね」

コロちゃんは、今までの人生の中で強いプレッシャーを受けると、大きいストレスに身体が悲鳴を上げたことが何度かありました。

具体的には「吐血した」のですよ。

コロちゃんが20代の頃でしたから、もう40年以上前になりますが、救急車で病院に即入院となっています。

どうやら強いストレスは、身体のもっとも弱い部分に影響が出て来るようです。

身体に弱いところのある方は「身体を病む」のですが、心に弱いところのある方は「心を病む」のです。

「全てが強い方」なんかいませんからね。なんとも究極の選択になりますね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 心の病気の患者数の状況」より

https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/18/backdata/01-01-02-09.html
出典:厚生労働省 平成30年版厚生労働白書より(7月22日利用)

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表している1996~2017年の「心の病気の患者数の状況」です。

灰色棒グラフが「気分障害」ですね。この「気分障害」とは「うつ病と躁うつ病」なのですが、最新の分類では別の分類としているデータもありますね。

上記のグラフの「気分障害(灰色棒グラフ)」を見ると、右肩上がりに上昇して2017年には127.6万人に達しています。

更に、直近のデータを見ると「2020年に172.1万人」となっています。

今の時代は、過去よりも「ストレスが多い時代」なのですよ。

ですから「タイパ(タイムパフォーマンス)」で、ギリギリまで時間を惜しみ使うことは「効率的」かもしれませんが、それだけ身体にストレスがかかってくることにご注意くださいね。

9.「生きる目的は充実した人生だと思うよ」

コロちゃんは「忙しすぎる現代の生活」は、もう少しゆとりを持った方が良いと思っています。

かつて高度成長の最後に近い年の1971年に「モービル石油(当時)」のCMで「♬のんびり行こうおれたちは、何とかなるさ世の中は♪※」と言う曲が流れていました。

(※気楽に行こうよ:歌:鈴木ひろみつ:作詞作曲:マイク真木)

世の中は「高度成長」の「生産性万能時代」に、「そればかりじゃなくもっと大切なものはあるんだ」と感じられる曲でしたね。

コロちゃんは、生きる中で目指すべきことは「充実感」だと思っているのです。

たとえ「結果」が出なくとも、その過程で「充分力を注いだ」と思えるならば「成果があった」と捉えるのです。

大体の「人生の目標」って、成就しないことが多いのですよね。

これはコロちゃんが「ヘタレ」だったからかも知れませんが、今から振り返って見ると「どうやっても成功の道がない」選択肢の中でジタバタしていたことも多くありましたね。

ただ、それはコロちゃんには「意味があるジタバタ」だったと今は考えていますよ。たとえ失敗に終わったとしても、その当時は「全力を尽くした」のですからね。

「全力を尽くした」から「充実感だけ」はあったのですよ。それは、以後の人生の指針にもなっていますね。

今日は「倍速視聴」が、世の中に広く拡がっている現状を見て、コロちゃんの視点から、その「ゆとりがなくなっている」様子を「昭和モデル・令和モデル」を切り口に語ってみました。

その結果は、今後も「タイパ(タイムパフォーマンス)」は広がるだろうと言う予想と、それによる「心の病」まで見てきましたが、最後のコロちゃんの考えは支持されないかもしれません。

しかし、こんな考えを持っているおじいちゃんも居ると、暖かく見ていただければ幸いですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

JoeによるPixabayからの画像

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